四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

techmabestテクマ!さんのototoyから5月20日に配信されるベスト盤のタイトルです。
僕がベスト盤を出したと思われると困るので(誰も思わないか)、本来は“私”だけですが、“私(テクマ!)”とタイトルを変えました。

All Aboutでは、インタヴュー記事を中心にやっていくつもりなのですが、よこたん(浜崎容子)に続いて、本日、All Aboutにて「ベスト盤をリリースしたハンサムは私だ。」のタイトルでインタヴュー記事を掲載しました。Twitterを介して、今回テクマ!さんのインタヴューをすることになったのですが、Twitterはなかなか役に立つツールだなと再認識しました。テクマ!さんのライヴはかなり前に見たのですが、やっとインタヴュー記事ができることになったのです。

Soft Balletのコピーをやっていた初期から現在のテクマ!さんの活動がこれを読めば、判って頂ける盛りだくさんな内容になっています。インタヴューの中でも、テクマ!さんが言っていましたが、「Soft Balletを従えたジュリー」の世界観。「悪魔のようなアイツ」名義でも活動されているくらいですから。インタヴュー後、思い出したのですが、僕の高校時代の友達、T君もとってもジュリーが好きでした。当然、彼はジュリーの音楽も好きでしたが、T君はとにかくカッコにこだわっていました。ジュリーっぽいパーマをかけて、元々ハンサムだったんで、ジュリーに似ていたと思います。テクマ!さんとT君、そう言えば、似ているなぁ〜って、後で思いました。

テクマ!さんも当然、ライヴでジュリーのテクノ歌謡「TOKIO」をやっています。



こちらは、ベスト盤にも収録されているゴージャス感が素敵な「ないないない」です。



次のインタヴューは記事に書いていますが、テクマ!さんのお友達を紹介頂きました。なんだか、テレフォンショッキングみたいです(笑)。

√thummのライヴ、4月29日の大阪舞洲で行われた渚音楽祭で見てきましたが、これで2回目です。予定よりも短かったのが残念でしたが、人力テクノポップ・バンドとして凄く楽しめました。ヴォーカルのlioちゃんも元気いっぱい! 昨年、確か北堀江のclub vijonでBREMENなどと出ているイベントで偶然、彼らのライヴを見る機会があって、気に入ってしまいました。

僕の周辺でも、√thummファンが増えています。僕がよく対談している研究生も、先日のMETROのイベントで√thummが好きになったと報告してくれました。残念ながら、渚では予定が早まって、彼は√thummを見逃しましたが・・・ lioちゃんにがっついていた男性(特徴:黒ブチ眼鏡をかけて8分丈のズボンを履いている)は、研究生です。

僕も一時、奈良に住んでいた事があるので、彼らが奈良出身というのにも、親近感が沸きます。奈良を代表するキャラクターといえば、せんとくんですが、√thummのメンバーらしいジャッピー君も奈良出身のキャラクターとしてせんとくんを超えてほしいものです。他に奈良出身の人って調べてみると、意外な事に青山テルマちゃんも奈良(大和高田市)なんですね。このジャンル(テクノポップとかエレクトロとか)、どうしても東京圏出身の、または東京を活動拠点にするアーティストが多いです。そんな中、奈良出身の√thummや神戸出身のJaccaPoPなどが頑張っているのは、関西人のひとりとしては、素直にうれしく、応援したくなります。

coton彼らが2009年12月にリリースしたデビュー・フルアルバム『coton』には、粒ぞろいの曲が揃っています。「Magic Love」や「NEU!」のように今のエレクトロも取り込みつつ、80年代のテクノポップやNew Orderのような泣きが入る曲が多いです。




MySpaceの英語のプロフィール(何故か日本語の紹介文には同様の文章がありません)を見てみると、「The trio takes plenty of inspiration from Perfume, capsule and (the Japanese genre’s father) Yellow Magic Orchestra」などと紹介されています。

cotoncoton
アーティスト:√thumm
販売元:インディーズ・メーカー
発売日:2009-12-02
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マッシュアップについては、以前All Aboutの記事としてシリーズで書きました。ゼロ年代を振り返ってみると、これは重要な出来事だったと思います。2 many dj’sはもともとSoulwaxが母体なので例外ですが、マッシュアップ職人・DJを起点として、アーティストとして注目されるようになった人もいます。有名どころでは、Richard XやFreelance Hellraiserですね。

Richard Xについては、All About記事「バスタードポップとは?」で詳しく紹介していますが、一番大きな成功を収めたのは、彼がプロデュースしたSugababesの『Freak Like Me』(2002年)。全英1位となりましたが、これは、Adina Howardの「Freak Like Me」とGary Numanの「Are "Friends" Electric?」のマッシュアップ「We Don't Give A Damn About Our Friends」を下敷きにした作品です。Richard Xはその後も、北欧のエレクトロ歌姫Annieちゃんのプロデュースやリミックス仕事などをしています。



日本にも、数多くのマッシュアップ職人がいます。その多くはYouTubeやニコニコ動画での作品の公開をし、中には凄いヒット数を稼ぐものも現れました。その中でもマッシュアップ神曲と言われたのが、Moonbugの「Starry Sky YEAH! Remix」(2008年)。使用された元ネタは、capsuleの「Starry Sky」、Daft Punkの「Technologic」とBeastie Boysの「Ch-Check It Out (A Cappella)」。知名度が高いネタを使い、メロディーのないラップを掛け合わせるというマッシュアップの成功法則を見事に実現しています。このマッシュアップは、中田ヤスタカのDJでも使われたと事により、“公認”状態に。現在も削除されていない状況なので、作品を貼ります。



他、Moonbugとしてはcapsuleの「Flash Back」、Justiceの「Phantom」とWreck's N Effectの「Rump Shaker」をマッシュアップした「Flash Back Phantom Mix」がお勧めですが、行方不明です。

beatandspike現在、Novoiski、nylonizm、Hisataakaaの3人で構成されているMoonbugは、遂に自身のアルバム『BEATS & SPIKES』を4月28日にリリース。タイトル曲「Beats & Spikes」はロッキンなエレクトロ! 割と意外だったのは、「Alt.」に見られるちょっとセンチメンタルな感じ・・・好きです。サオリリス革命を起こすべく戦っているらしい元祖コスプレアニソンDJ(説明が長くて御免)、サオリリスちゃんをフィーチャーした「YEAH! YEAH!」(“YEAH!”が好きみたいです)のPVもぜひ見てください。




いつか「Freak Like Me」のようなパターンで公式にマッシュアップ曲もリリースしてほしいというのが、僕の希望です。

BEATS&SPIKESBEATS&SPIKES
アーティスト:Moonbug
販売元:Village Again
発売日:2010-04-28
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X-FACTOR VOL.1X-FACTOR VOL.1
アーティスト:リチャード・エックス
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2003-09-18
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Lady Gagaに続いて、Ke$haです。この所のアメリカのセレブな音楽界では、Lady Gaga以降、エレクトロ路線が増えています。ポストGagaとして現在躍進しているのが、Ke$haちゃん。現在、23歳と24歳のLady Gagaともほぼ同年代。Ke$haの場合、Gagaと比較すると、エレクトロポップの要素を持ちつつも、Beastie Boys的ヒップホップ的要素というのが一つの差別化となっています。

エレクトロとヒップホップというのは、元々80年代のエレクトロファンクまで遡ると近い関係にありますが、現在のエレクトロもシーンとしてヒップホップを取り込んでいます。中には、これはエレクトロというよりも、純粋にヒップホップじゃない(?)と言いたくなるのもありますが・・・

アメリカのセレブな音楽界では、他にも、Katy Perryや最近のChristina Aguileraなどもエレクトロ寄り。フランスで活動するものの(Justiceの「The Party」のヴォーカル担当)、アメリカ出身という事で、書いておきたいのが、Ed Bangerのポップアイコン、Uffieちゃん。22歳にして2児の母。脱ぎっぷりもいいフレンチ・ラッパー。待望のアルバム『Sex, Dreams & Denim Jeans』も6月9日にリリース。彼女についてはまた書きたいと思いますが、エレクトロ+オートチューン系ラップと言う意味では、先駆者と言えましょう。また、白人のアメリカ女子がラップをするという意味では、Blondieの「Rapture」が先駆と言えるでしょう。

animalKe$haに話をまた戻します。彼女のデビュー・シングル『Tik Tok』とアルバム『Animal』(同名のAnnieちゃんのデビュー・アルバムもお勧め)は両者とも全米1位を記録。確かにこの「Tik Tok」という曲、ラップはしていますが、ポップソングとして非常によく出来ていて、1回聴いたら耳に残ります。また、Ke$haの場合、セレブなオーラはそれほどなく、アメリカのどこの州にもいそうなパーティー好きの陽気なブロンドのお姉さんって感じで、全米女子に親近感が湧くのではないのでしょうか?




オリジナルのPVを見ていないと面白さは伝わらないので、まず見てください。Lady Gagaの記事でも紹介したKey Of Awesome(Ke$haにちなんで「Key Of Awe$ome」と表記)によるパロディーPVが大変よく出来ていますので、ぜひご覧ください。ブロンドの女子(Andreaという人)がKe$haにそっくり! 不良化したKe$haを家族が嘆くという設定ですが、このKe$haそっくりさん「オゥーオゥーオゥー」でゲロっています。僕はKe$ha以上に、Andreaに興味が湧いてしまいました(笑)。



アニマル(初回生産限定盤)(DVD付)アニマル(初回生産限定盤)(DVD付)
アーティスト:KE$HA
販売元:SMJ
発売日:2010-05-12
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最近は森ガール、姫系、肉食系女子とか色々な種類の女子が現れていますが、僕の中ではAiraちゃんは努力系女子。

6月2日に7曲入りミニアルバム『6 FORCE』をリリースする、Airaちゃんですが、GW最終日(5月5日)の恵比寿LIQUID ROOMでのライヴに行ってきました。4月11日に大阪FANJ twiceでライヴを見た際は、新曲は封印されていましたが、今回事前に生バンドが入ると予告されていたので、新曲披露も含めて、期待をしていました。

Saoriちゃんもバイレファンキというかトライバル路線に振ってきましたし、2nd Seasonというだけあって、次のAiraちゃんもかなり変えてくるんだろうなとそれなりの予想をしていました。オープニングから、新曲「HEAT MY LOVE」を元i-depの高井亮士率いるバックバンド(ドラム、ベース、キーボード)の編成で披露。



4曲目の「Rock'n Roll Is Dead」〜「チャイナ・ディスコティカ」〜「BARBiE BARBiE」までは、Airaちゃんが歌うドラマーに挑戦。以前のライヴでもAiraちゃんのドラムスコーナーはありましたが、今回初の生ドラム。女性ドラマーは結構いますが、歌うドラマーというのは、限られていますね。80年代なら鈴木さえ子、もっと遡ればカレン・カーペンターとか。

その後、Sawagiが登場。所謂、80年代からあったニューウェイヴメガネ(オレンジ色のメガネが物販でも売られていましたが、すぐに売り切れちゃったようです)を着用。最近はニューレイヴ系の人にもそのイメージがあるので、その手のサウンドと思いきや、根底にジャズファンクを感じました。僕はSawagiについて事前学習していなかったのですが、よくAiraちゃんのライヴで会うKENちゃんが結構好きらしく、大阪で活動しているとの事。また、SawagiはKARAKURIという名義でもともとは活動していました。

Sawagiのオリジナル曲「ibiza」と「SUPER CITY」を挟んで、ニューアルバムから「LEVEL 5」など3曲を披露。Aira Mitsuki sync. Sawagi名義での新曲では、和製Uffieちゃんを目指したのか、ラップもしています。

firstlove6force3そう言えば、公式サイトに出てくる、3rd COMING!のアートワークはなんなのでしょうか? アメリカンポップアートです。Ed BangerやEd Banger所属のUffieちゃんのシングル(ジャケは『F1rst Love』)のアートワークもそのテイストですが、Airaちゃんのは異常に完成度が高い。


「プラスティックドール」「HiGH SD スニーカー」でAiraドラムを披露した後、生バンドをバックにアンコールの2曲(もちろん「イエロー・スーパーカー」も)も含めて、8曲で生バンドAiraは無事終了しました。

さて、今回の生バンド路線、僕はライヴでの試みとして素直に歓迎します。確かに曲によって、生バンドが生きる曲(例えば「COSMiC CHOPPER」)とそこまで必要性を感じない曲というのはどうしてもあります。曲によってはAiraちゃんにドラム叩くよりも、踊って欲しい(例えば「BARBiE BARBiE」)とかいう要望もありましょう。だから、生バンドであり続ける必要性までないものの、生バンドをチョイスとして公演によって、または曲によってやってくれると嬉しいなと。どちらにしても、挑戦し続ける努力系女子、Airaちゃんにはいろいろやってほしいです。

6 FORCE(初回限定盤)
アーティスト:Aira Mitsuki
販売元:D-topia Entertainment
発売日:2010-06-02
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hi hophi hop
アーティスト:Sawagi
販売元:colla disc
発売日:2009-08-05
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Idiot Pop・・・最初、名前に反応してしまいました。Iggy Popのアルバムに『THE IDIOT』というのがありますが、これは単なる偶然じゃないかと。どちらかと言えば、ネーミングのセンスとしては、Daft Punk。

Daft Punkにはネーミングの逸話があります。Daft Punkの前駆体として、Darlin’というバンドがその昔ありました。まだ、その頃は後Phoenixで活動するLaurent Brancowitzが在籍しており、Darlin’がStereo Labの前座を務めた際、「メロディ・メーカー」誌のレビューで「a bunch of daft punk(愚かなパンク)」と酷評されました。それを逆手にとって、彼らは自分たちのバンド名にしてしまい、後のDaft Punkとしての栄光のスタートとなるわけです。Idiot Pop(馬鹿なポップ)とDaft Punk(愚かなパンク)・・・まぁ、パンクには不良という意味もあって、こちらも単なる僕のこじつけかもしれませんけどね。どちらにしても、Idiot Popのネーミングセンスは好きです。

idiotpopIdiot Popのセルフ・タイトルとなるデビュー・アルバム『Idiot Pop』 は、2009年6月10日に発売され完売し、5曲追加されて、8月23日に再発売。なかなか形容しにくいサウンドです。1曲目「Into Da Parallel Worlds (intro)」はちょっと“きれいなコウモリ”(知っている人、いますか?)みたいなサスペンス風で始まり、2曲目のキラキラ系キラーチューン「Paradoxical Scream」などは、ヴォイスサンプルとメロディー性から、DE DE MOUSEなんかにも繋がります。超アッパーかつバブリーなエレクトロ曲「Tragedy Of The Hype」は、とても耳に残る。と、思ったら・・・「Miss Me」は90年代J-POPへのオマージュを思わせる。そして、ご本人が小室チルドレンと言っているだけあって、globeの「DEPARTURES」のカヴァーまで。




idiography2010年4月1日には、6曲入りミニアルバム『Idiography E.P.』をリリース。1,500枚限定でたったの1,000円。ファーストにも見られた子供の歌唱曲がありますが、「Nothing To Be Afraid Of」もそう。ある意味、パーティーチューン。そう、子供たちが集まって部屋を飾って、皆で楽しくパーティーに似合うという意味で。「Bye Bye Sorrow」は北欧のポップトロニカ系かと思わせる名曲! TOYってバンドがいるんですが、そんな感じ。




4月29日に大阪舞洲で行われた渚音楽祭にも出演。前夜の嵐の影響でタイムテーブルがぐちゃぐちゃになってしまい、Idiot Popは予定より1時間早く登場しました。そのせいもあってか、お客さんは少なめでしたが、僕は幸いにもIdiot Popのライヴを見る事が出来ました。トレードマークは水玉。今度はぜひ屋内ライヴを聴いてみたいです。

Idiot Pop .Idiot Pop .
アーティスト:Idiot Pop
販売元:Idiot Pop Records
発売日:2009-08-23
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Idiography E.P.Idiography E.P.
アーティスト:Idiot Pop
販売元:Idiot Pop Records
発売日:2010-04-01
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All Aboutの「エレクトロガール☆森ガール特別号」という記事で「MEGちゃんは森ガールか否か?」ということを自問自答してみましたが、TweetBuzzで「森ガールの憧れブランド 第1位は MEGデザインの カロリナグレイサー!」とのつぶやきを発見。なるほど、カロリナグレイザーね。知ったかぶりしてもしょうがないので、カロリナグレイザーのサイトを見てみると、僕にもなんとなく森ガールが憧れるのが分かります。

どうしても僕の中ではMEGちゃんは“爽やかにエロい”ジャケのイメージが完全先行しているけど、森ガールはエロとは無縁な感じだったので、MEGちゃんにそれほど森ガール度を感じなかったのです。そんな自分が残念です。

secretadventure4月28日に発売となったMEGちゃんのニュー・シングル『SECRET ADVENTURE』 のジャケも生足で、ほんのりとエロく正しく美しく。前回のシングルは、hadouken!でしたが、今回は中田ヤスタカ・プロデュースに復帰! タイトル曲以上にカップリングの「GRAY」が好きです。Perfumeの「ナチュラルに恋して」なんかにも見られる、ファンクなアレンジが特に・・・ タイトル曲の中田ヤスタカ自身によるリミックス「Secret Adventure (SL Remix)」もちょっとフィジェットハウス気味で、今の気分。


maverick6月23日には、なんだかうっふんなジャケのアルバム『MAVERICK』もリリースと、楽しみ。

再びLady Gaga特集です(笑)。アーティストの勢いというのを測る上で、一つの指針となるのは、そのアーティストを題材にした作品の自然発生です。それは誰が頼んだわけでもなく、やりたいから、見せたいから、やってしまう無銭の行為です。

先ずは、2010年のグラミー賞も受賞したLady Gagaの「Poker Face」を見てください。



最近、日本でもK-POPブームで盛り上がる韓国ですが、韓国にApplegirlという女子がいます。先ずは、韓国語、日本語、英語で自己紹介。そして、iPhoneの説明を行い、Lady Gagaの「Poker Face」を4台のiPhoneを駆使してLady Gagaの「Poker Face」を演奏。iPhoneを4台使うというアイデアにも拍手したいですが、なんといってもApplegirlは可愛い。素直に可愛い。しつこいけど、可愛い。まもなく200万ヴュー!



Lady Gagaのコスプレイヤーを先日の来日ライヴでも見かけましたが、世界中にGagaコスをする人はいるようです。コスプレCureというサイトでは、60を超えるGagaコス写真が掲載されています。やはり、メイクにもこだわりたいですよね。Michelle Phanというベトナム系アメリカ人の女の子が、Lady Gaga Poker Faceメイク入門として使っている化粧品やテクニックなどを伝授してくれます。



「Poker Face」だけでなく「Bad Romance」風メイクにも挑戦しています。



PVでもやっている、あのプリクラのエフェクトのような目が異常に大きく見えるやつです。ちょっと怖いけど・・・



彼女はLady Gagaの大ファンらしいのですが、元々メイク講座の動画をYouTubeに投稿しており、「ナチュラルメイク」「クラブに行くためのメイク」「プロム用メイク」「メガネ女子のためのメイク」「Tim Burton風ゴスメイク(Tim Burtonのようになるのではなく、アリスのイメージですよ)」「ハロウィーン用芸者メイク」など想像力あふれるメイク講座をやっています。Mechelleちゃんのお陰で、メイクって奥が深い事を再認識いたしました。

Lady GagaのパロディーPVも数多くあります。たぶんアメリカ産が多いと思います。なんたって、アメリカ人って、Weird Al Yankovicを生み出した国ですから。

先ずは、オリジナルのBeyonceとのコラボ曲「Telephone」です。セクシーショット満載のGagaちゃん。しかし、Gagaちゃん犯罪者役が好きです。



あまり多くて、選ぶのに困るのですが、パロディーのシリーズとして製作しているKey Of Awesomeによる「Telephone」がなかなかよく出来ています。高圧的なGagaに対し、Beyonceが歌うのを嫌がっているとう替え歌になっています。



今日はここまで。Lady Gagaに続くスーパースターを観測していきたいと思います。

namida最近、仲里依紗がキテますね! ドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん(ヤンメガ)」のメガネちゃん役、現在公開中の映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」では暗黒的アンチヒロイン、ゼブラクイーンを演じています。映画評の方は南樹里ちゃんの“映画評のマニエラ”にお任せしますが(いや、書かれるか知りませんが・・・)、ゼブラクイーンが放ったシングル『NAMIDA〜ココロアバイテ〜』について書きたいと思います。2004年の「ゼブラーマン」は先日、WOWOWで見たのですが、鈴木京香演じるゼブラナースもとっても素敵でした。それは、いかにも戦隊物のイメージとかけ離れた、特にモビルスーツなんて着そうにない鈴木京香さんだからこそ良かったんです。


Mステなどの音楽番組を見て、改めてゼブラクイーンに魂を売ってしまった人もいるでしょうが、音楽的にも評価したいと思います。タイトル曲の「NAMIDA〜ココロアバイテ〜」は、Lady Gagaをイメージしたようなハードロックをエレクトロ化したような曲。アレンジャーの飛内将大は、元気ロケッツ等に楽曲提供をしているハウス系の人。



「私が法律よ」と悪の光線を放ちまくるカップリングの「ゼブラクイーンのテーマ」もほぼ同路線で、こちらは作曲編曲ともに先ほどの飛内将大。こちらは、仲里依紗に加えて渡辺直美ver.のPVもありますので、勇気のある方はぜひ見てください。なお、以上の全てのPVは、ゼブラクイーン公式ページで見られます。

2025年においては40週連続1位の記録を誇ったゼブラクイーンですが、2010年の日本ではオリコン週間チャート、23位。やはり時代が早すぎたのでしょうか?? Lady Gagaの記事で、誰か和製Lady Gagaを目指してほしいと発言しましたが、現在、その位置に一番近いと言えるのが、ゼブラクイーンではないでしょうか? ナタリーのインタヴューでは、仲里依紗としての歌手デビューは絶対イヤだと拒否宣言。ここは、映画に関わらず、シンガー・ゼブラクイーンとして精力的な活動する事を切望します。ちなみに彼女は、インタヴューでエレクトロもLady Gagaも好きだと答えています。Lady Gagaのリミックスを聴きながら、爆睡するんですから。また、Perfumeも好きみたいですね。現在20歳のゼブラクイーン、24歳のLady Gagaに到達するまで、まだ4年もあります。日本初のメジャー級暗黒セクシーエレクトロ女王を目指して頑張ってください!

ヴィレッジヴァンガード(VV)って近くにまで行くとどうしてもぶらっと入りたくなります。本屋にしては雑然としたディプレイ。でも、ドンキとかとはまた違う、なんだか選ばれた商品が並んでいる感じが好きなんですね。VVのCDコーナーも凄い偏りがあって・・・capsuleが今のように認知される前から、巷のチャートには関係なく、何故か多くの店舗で強力PUSHを受けていました。capsuleと並び、インディーズ時代、よく見かけたのが、DE DE MOUSE。DE DE MOUSEもVVに選ばれたんですよね。

DE DE MOUSEについては以前、All Aboutにて「夜空に輝くキラキラ系」という記事で少し書きました。基本がブレイクコアでそこにメロディーを乗せていくという手法自体は他にも無いわけではないですが、DE DE MOUSEの転調も多い複雑に絡む旋律が、トレードマークのヴォイスサンプル以上に彼を唯一無比の存在にしているんでしょう。

ajourneytofreedom新作『a journey to freedom』に於いても、DE DE MOUSEの個性は(いい意味で)全く変わらず、1曲目の「my favorite swing」から聴覚的快感の渦に巻き込まれます。タイトル曲「journey to freedom」も郷愁度は高いのに、狂気の高速ドリルンベースで責めの姿勢を感じます。相変わらずどの曲も、歌詞で何を歌っているか判らないし、判る人もいないでしょうけど、ヴォーカルは楽器化しています。海外ツアーもしているDE DE MOUSE、海外の人達が聴いて、どう思うんでしょうね。Squarepusher meets Ghibli(ジブリ)? 海外でもかなり受けると思うのですが・・・




現在、ツアー中のDE DE MOUSEですが、僕も梅田NUのタワレコのインストアと心斎橋TRIANGLEのライヴへと足を運びました。インストアのライヴはインストアの宿命で音量が抑え目でしたが、TRIANGLEのライヴはほんとに行ってよかったです。最高のライヴは、ライヴが終わってからも余韻が残るものですが、ライヴが終わってからも、DE DE MOUSEは耳に残っていました。ツアー中なので細かい事は書きませんが・・・序盤の「Dancing Horse On My Notes」あたりから、ドラマチックにアガリ、中盤の大ネタなんだけど唸らせるリミックス(ライヴといよりもDJなのかもしれないけど)など1時間弱があっと言う間に過ぎてしまう内容でした。

mountainmoutainilfaittoutgrisエレクトロガールをいろいろと紹介していきますが、この方、ちょっと変わっています。ずばり変です。Kumi OkamotoことKumisolo。と言っても新人ではなく、3人なのに、何故かDuetと紛らわしい名前のThe Konki Duetという日仏露女子3人組の日本人メンバー。Konkiって、「根気」なんでしょうか? The Konki Duetとしては、2005年にアルバム『Il Fait Tout Gris(曇り空の日に)』、2006年に『Mountain Mouton』をリリースしています。Kumisoloは、Crazy Curlというユニットのメンバーでもあるようです。


正直、これまで紹介したエレクトロガールとは一線を画しています。80年代初期、ニューウェイヴの時代に“へたうま”や脱力系とかいう表現がありましたが、その世界が根源にあると感じます。それが、渋谷系(Tratorriaとか)、bungalow やHCFDM(Happy Charm Fool Dance Music)なんかを通過して、キッチュなストレンジ系テクノポップになった・・・とか説明したら分かってもらえたのではないでしょうか?

myloveforyou日本では2009年12月にリリースされたKumisonoのアルバム『My Love For You is A Cheap Pop Song』ですが・・・1回目は変だなぁ、2回目もやっぱり変だなぁ、3回目くらいでだんだん中毒になります。振り向いてくれないウォッカ好きの男性に捧げた「Vodka」、脱力ディスコ「Nasty Boy」、フランス語と日本語がほどよくミックスされた「Cheap Pop Song」。脱力系元祖とも言えるThe Waitressの「I Know What Boys Like」のカヴァーもやっていますので、オリジナルを紹介。




こちらのPVも製作された「Danse Music」もやっぱり力が抜けます。



drinkもう一つ、秀逸なカヴァーがあります。「Tactics」と題された、ジューシィ・フルーツの「恋愛タクティクス」・・・最初聴いた時、どこかでこれ聴いた事があると思ったんですが、粋なカヴァーしてくれます。ちなみに下の動画は、2009年に半分再結成されたジューシィ・ハーフの「恋愛タクティクス」です。Perfumeの「ジェニー」も好きだけど、ジューシィは、「ジェニーはご機嫌ななめ」だけではないのです。

以前、All Aboutのメルマガでやっていたのですが、メルマガ読者からも希望がありましたので、こちらにて月末をめどに翌月の新譜情報を載せておきたいと思います。まぁ、自分用メモでもあるんですけど。基本的に、テクノポップ〜エレクトロ系が中心ですが、ひっかかれば、あまりジャンルにこだわらずに選んでいきます。

ちょっとだけコメントします。

■久下惠生という方、僕の好きな近未来型テクノポップ・バンド、FILMSに居られたドラマーです。ソロとしては3枚目。FILMSというバンド、他のメンバーも含めてなかなかのツワモノぞろいのバンドでした。ちなみにこちらは、僕が以前作ったFILMSのファンサイト。FILMSのライヴ画像を二つ紹介。





■テクノ女番長、Ellien Allienの新譜のリリースにあわせて、現在彼女に二度目のインタヴュー中。All Aboutにてインタヴュー記事を掲載予定です。


■2008年4月に「大阪美少女図鑑」というフリーペーパーが誕生しましたが、今度そこから『Beautiful Girls Electro』というエレクトロガール・コンピが出ます。√thummなど収録。たったの1,050円!

5月5日 TOKYO No.1 SOUL SET+HALCALI『You May Dream』CDS
5月5日 Keane『Night Train』
*「以心電信」カヴァー feat. TIGARAH収録

5月9日 久下惠生 『THE FIST』
5月12日 Prague『Distort CDS』
5月12日 V.A.『細野晴臣プロデュース 「プロムナード ファンタジー」』
5月17日 Ellen Allien『Dust』
5月18日 巻上公一『Tokyo Taiga』
5月19日 バニラビーンズ『witch hunting』CDS
5月19日 immi『Sign of Love』CDS
5月19日 ATOM & MASAKI SAKAMOTO『Alien Symphony』 
5月19日 坂本美雨『PHANTOM girl』
5月19日 黒色すみれ『ALICE IN THE UNDER GROUND』
5月19日 HALFBY『The Island of Curiosity』
5月19日 DEXPISTOLS『DEXPISTOLS & ROC TRAX presents 「ROC TRAX JAM REMIXES」』
5月19日 V.A.『Pop Life Mixed By Dj Mike-masa』
5月19日 V.A.『Beautiful Girls Electro』
5月19日 ATP (Adenosine Tri Phosphate)『Welcome To My Psychedelic World』
5月19日 V.A.『Kitsune Maison 9』

5月24日 Alva Noto / 坂本龍一『Revep』
5月26日 土岐麻子『乱反射ガール』
5月26日 HALCALI『TOKYO GROOVE』
5月26日 いしわたり淳治 & 砂原良徳 +やくしまるえつこ『神様のいうとおり』CDS
5月26日 やくしまるえつこ『ヴィーナスとジーザス』CDS
5月26日 OST『告白 オリジナル・サウンドトラック』
*やくしまるえつこ&永井聖一「The Meeting Place」収録

5月下旬 Yellow Magic Orchestra+鋤田正義『Yellow Magic Orchestra X SUKITA』写真集

エレクトロガール命名の法則というのがあります。MEG、Aira Mitsuki、Saori@destiny、SAWA、MiChi、immi、AMWE、TIGARAH、Mizca・・・名前は英語表記。多くの場合、ファーストネームだけ。そんな法則に逆らう、漢字も読みにくい壱岐尾彩花(いきおあやか)ちゃんです。彼女、『Crew』や『S Cawaii!』などの雑誌(読んだことないから知らないけど、いや、よく読んでいたら気持ち悪いけど・・・ギャル系らしい)のモデルをしており、モデルとしてはあやか名義を使っている。このエレクトロガールの法則に沿って、AyAkAとかそんな表記にしそうなんですが、あえて壱岐尾彩花です。

モデルというと背が高いイメージがあり、確かに有名コレクションに出るようなモデルはそうなのですが、彼女のような152cmクラスのモデルは、雑誌特に若い子向けにはあるようですね。確かに、読者も自分に近い身丈のモデルの着こなしを参考にしたいでしょうしね。

あくまでも妄想ですが、彼女にはテクノポップが好きに違いないと思わせる逸話があります。フジテレビの競馬番組「うまプロ」で、彼女はアシスタントを務めていますが、有馬記念を予想し、「イコピコ」という馬を名前の響きで指名。由来はハワイ語ですが、響きはテクノです。でも、残念ながら、8着でした。

reacidqueenまあ、そんな話はさておき、2009年1月のファーストのミニアルバム『RE:Acid Queen』をリリース。PVも制作された「Spin Me Round」は、バキバキ感を意識したエレクトロチューン。同じくモデル出身の片瀬那奈姐さんが師匠だったらいいのになぁ・・・Dead Or Aliveの「You Spin Me Round」とマッシュアップしてほしい。




gossip続いて、7月にはアルバム『GOSSIP』をリリース。僕が注目したのは、セックス・ピストルズの「Anarchy In the UK」のエレクトロでぐにゃぐにゃのカヴァー。土屋アンナも歌っていましたが、これはライヴで観たい。エレクトロ・ヒップホップの「Plastic Baby」も変態度が高くてお薦め。




このアルバム、最近、台湾でもリリースされたようです。中国語表記では「壱」は「壹」となります。紹介文には「小悪魔新星」なんてあります(笑)。KKBOXという音楽配信サイトを見てみると、洋楽も含めたElectronic(電子舞曲)チャートでなかなか健闘しています。アルバムは最高位2位! ちなみにcapsuleの『Player』は1位になっています。

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相対性理論の『シンクロニシィテーン』は予想通りに売れています。前作『ハイファイ白書』がオリコン7位だったのに対し、今回は3位。それ以上に驚くのが、相対性理論、特にやくしまるえつこのモテぶり。

『ハイファイ新書』以降、相対性理論の課外活動は、時系列にざっとこんな感じ・・・

oyasumiparadoxやくしまるえつこ『おやすみパラドックス』

ourmusic相対性理論+渋谷慶一郎『アワー ミュージック』

blu-dayやくしまるえつことd.v.d『Blu-Day』


今後のリリースは・・・
kamisamanoiutooriいしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ『神様のいうとおり』

やくしまるえつこ『ヴィーナスとジーザス』
kokuhakuやくしまるえつこ&永井聖一「The Meeting Place」(サントラ『告白』)

相対性理論と大谷能生 映画「乱暴と待機」の主題歌(リリース未定)

この現象は、売れるバンドになった事もあるでしょうが、やはり他のミュージシャンが一緒にやりたくなる何かがあるんでしょう。課外活動も悪くないのですが、やはり相対性理論を聴きたいと思っていた人達も多いでしょう。やくしまるえつこのウィスパー・ヴォイスは確かにどれもアンニュイで魅力的です。でも、純粋に相対性理論にならないと、あの脱力感は感じられない。

synchroniciteen『シンクロニシィテーン』には初期衝動的な驚きはないのですが、聴いている内にジンワリと中毒症状が起こってきます。どの曲にも存在感があります。PVも制作されている「ミス・パラレルワールド」は、「バーモント・キッス」などにも繋がる壮大な世界と矮小な日常が交差する世界観がありますね。しかし、それ以上に脳内ループしてしまうのが、“あかさたな”攻めの「マイハートハードピンチ」。




以前のAll Aboutの記事で12ページにわたって、4人で相対性理論について語りましたが、言葉とサウンドの両方から伝わる“やる気のなさそうな萌え”の要素って大事じゃないかと思うんです。萌えっていう言葉、固定したイメージが出来ちゃっていて、僕もどちらかというと抵抗があるので、敢えて翻訳すれば、“熱くならないロマンチシズム”。

タワレコ特典として付いてきたマリーゴールドの種を植えましたが、ちゃんと咲くのかな?

4月23日(土)の「MUSIC FAIR」にPerfume等と出演していたMiChiです。女子にはちゃん付けする癖があるんですが、MiChiの場合、MiChiちゃんというのは、語呂として違和感がいっぱいなので、MiChiって書きます。でも、Lady Gagaちゃんは無かっただろうと反省しています。やはりGaga様と言うべきだったのでしょう。

uptoyou2009年には、シングルを3連発『ChaNge the WoRLd』『KiSS KiSS xxx』『YOU』でリリース。TVドラマ主題歌やCMタイアップもあって、すべてオリコン30位以内に入っています。その後、9月にリリースされたセカンド・アルバム『UP TO YOU』は、ウィークリー4位とまずまずの健闘をしています。


odorurockタワレコでは、J-CLUBコナーや「踊るロック」特集に取り上げられるMiChiですが、ロッキンエレクトロ一辺倒ではないです。オープニングの「MadNesS Vol. 1」(「Vol.2」は既に前作に収録)など今流行りのヒップホップ味のエレクトロですが、シングル曲でもあるなんとなくSavage Gardenみたいなバラード「YOU」、アコースティックなアメリカン味(1/2イギリス人なのにね)の「RaiN」「Oh Oh...」・・・その中ので異彩をある意味放っている曲が「Why oh Why」。食欲との戦いを歌にしたcapsuleの「do do pi do」と双璧となる、食べ物系エレクトロです。


allaboutthegirlsそんな中、突然、4月21日リリースされたのが、『All about the Girls〜いいじゃんか Party People〜』。通常盤のCDとどちらにしようかとちょっと悩んだのですが、やはりワンマンツアー「MiChi 2009 UP TO YOU TOUR」から10曲の映像が収録されたDVD入り初回盤を購入いたしました。このタイトル曲、Scatman Johnの「SCATMAN (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)」のサンプリングというか下敷きにしたカヴァー曲になっています。この曲の構想は、DJ OZMAから来たもんだと勝手に思っていたら、BARKSのインタヴューを読んでみると違いました。MiChi自身の構想で作詞作業に行き詰った結果、DJ OZMAに依頼して、歌詞がリライトされた結果、エロい歌詞になったようです。




インタヴューでも触れられていますが、予想通りというか・・・この曲はネット上で物議を醸しました。僕の意見を言わせてもらえば、全然、いいんじゃないと思います。確かにScatmanの原曲は深い意味をもった歌詞でしたが、別に原曲と同じ意味を持たせてやる必要もないし、ともすればスカした感じに思われてしまう美形のMiChiがぶっちゃけた感じでやっちゃうのに、人間味を感じます。PVでのくずれたセンスも良しとします。それ以上に、批判を覚悟して“自分のしたい事”をやっていく気持ちを肯定的にとらえたいですね。

SAWAちゃんはミニアルバム攻勢。デビューの2008年も『COLORS』と『TIME&SPACE』という2枚のミニアルバムでしたが、現在までEpicからメジャー・リリースをした3枚もミニアルバム。ミニアルバムというのは、厳密な定義はないようですが、ポップスの場合は通常4曲未満をシングル、8曲を超えるものをアルバムとしているみたいです。ただ、リミックスとかヴァージョン違いで曲数を稼いでいる場合は、4曲以上でもシングルとされる事が多いようです(例:Aira Mitsukiのシングル)。また、クラシックなど1曲が長い場合は、その定義は必ずしも当てはまらないし(まぁ、クラシックのシングルはまずありませんが)、また短い場合も同様となるでしょう。EXILEのニュー・シングル『FANTASY』は、8曲入りシングルとして、ダブルマキシシングルと銘打っているらしいですが、ここまで来ると意味不明です。

話が逸れてしまいました。配信も増えていき、元来シングルはチャートでの人気のバロメーターとなる作品形態となっていましたが、現在昔ほど重みを持たないという状況。また、アルバムと比べると、コンスタントにリリースできるというメリットもあって、その中間となるミニアルバムを出す人達も増えているのでしょう。

icanfly『I Can Fly』の方は、『Everything With You』でSAWAちゃんがゲストヴォーカルで参加しているSound Aroundらしいハウス・チューン。Extend Club Mixも含めて4曲収録されているのが、福富幸宏がプロデュースした「Send It Back」・・・これどっかで聴いた事があるなと思ったら、Molokoのカヴァーですね。マジかっこいいブラジリアンハウス。ジャケがゴルフウェアというのも素敵。MARK & LONAとかも似合いそうですね、SAWAちゃん。


swimmingdancing『Swimming Dancing』の方も、ジャケはスポーツ・シリーズ。まぁ、タイトルからしてそうですから。いい趣味しているなぁと思ったら、両方とものアート・ディレクションは、groovisionsですね〜。


naomikawashimaこのジャケに限っては、清純な川島直なお美のような感じ(川島なお美さんが清純でないという意味ではない)。ルックスが80年代なのかなぁ〜。割とハウス寄りの曲が多かったSAWAちゃんですが、「Swimming Dancing」は。Taku Takahashiがプロデュースしたエレクトロ寄りナンバー(特にExtend Club Mix)。


ainiikuyo最新のミニアルバム『あいにいくよ』では、ハスラー。ちなみに『あいに行こう』はSweet Vacation。正確に言っておきたいんで! タイトル曲は、エレクトロ押さえ目にJ-POP寄りのポップナンバー。




aventure初回生産限定盤にだけ収録されているのは、大貫妙子「Samba de Mar」(1981年のアルバム『Aventure』に収録)のカヴァーの中塚武REMIX。


seasidetownリミックスじゃない方は、2009年8月にリリースされた夏向けコンピ『Seaside Town』に収録されています。「メトロポリタン美術館」もそうでしたが、大貫妙子と相性いいみたいですね。


SAWAちゃんの声って好きな人多いと思います。ちょっと危ういんだけど・・・癖がない、すっと気持ちよく入ってくる声。だから、カヴァーもののコンピレーション(『Juicy Fruits』『JUDY AND MARY 15th Anniversary Tribute Album』『GUNDAM 30th CUSTOM』)やゲストヴォーカルとしてのアルバム参加(Sound Around、RYUKYUDISKO、瀧澤賢太郎)が多いのでしょう。

前回、ちょっと触れましたが、Lady Gagaちゃんについて書きましょう。

Lady Gagaが来日していましたが、彼女のライヴを初めて見ました。会場にはLady Gagaコスの女子もいたりして、Perfumeコスとの露出度の違いが対照的でした。ライヴもエンタテイナーとして様々な衣装で期待通りに見せてくれる内容でした。あえて言えば、Space CowboyのDJセットでやって欲しかったです。

ladygagatheremix実を言いますと、Lady GagaのPVなどは見ていたものの、CDを買ったのは割と最近の事です。きっかけは、彼女のリミックス・アルバム『ガガ・リミックス(THE REMIX)』。僕の好きなStuart Price(Zoot Womanのリーダー、Madonnaなどのプロデューサー、売れっ子リミキサーとして活躍)やPassion Pitのリミックスが収録されているというのは、表向きの理由で、初期衝動はジャケであったことは認めます。


thefamemonsterリミックス曲の素晴らしさ故、1st『FAME』と2nd『THE MONSTER』が合体したお得な2枚組『THE FAME MONSTER』も購入。最近、バニラビーンズのレナちゃんやキノコホテルによって再評価が高まるキノコ頭のジャケも素敵です。こちらのキノコはかなり傘が大きいですが・・・(笑)。曲によって(例えば「Speechless」)は個人的にはちょっとアメリカン過ぎたりするんですが、楽曲の完成度は高いなぁ〜(ため息)というのが素直な感想。世間的には「Bad Romance」の方が人気があるのでしょうが、特にPVも含めてツボなのが、「Paparazzi」。Stuart Priceのリミックスはさらに泣けるほどいい。




この「Paparazzi」のPVからも醸し出されているLady Gagaのスキャンダラスな部分というのは、間違えればキワモノ的になってしまう危うさがあるんですが、彼女の場合ちゃんと表現として成立している、なんか前向きな絶対的なものを感じます。日本人でセクシーさをこのような形で表現できる肉体派女性アーティストというのが思い浮かばないのですが、和製Lady Gagaに誰か挑戦してほしいものです。また、ミュージック・ステーションに出演していた時も、彼女の意外にいい人的な部分が伝わったりして、なんだかほのぼのとした気分になりました。

fujizennagirl1fujizennagirl2最近、Perfumeに関して暫く書いていなかったので、ニュー・シングル『不自然なガール/ナチュラルに恋して』について語ります。ガールと言えば、「リニアモーターガール」「セラミックガール」に続く、永遠のテーマとも言えるガールものですね。チャートの方は、オリコンでデイリー1位登場、ウィークリーでは残念ながら2位となりましたが、そんな事はどうでもいいのです。 僕の興味を惹いたのは彼女達の衣装。とてもアンビバレントな両A面タイトルなんですが、衣装も対比されていましたね。「ナチュラルに恋して」は、NATURAL BEAUTY BASICとのタイアップなんで、森ガールかどうかは分かんないけど、コスしても普段着みたいな装いです。お値段も売れてから着ていた衣装よりもお手ごろ感があります。曲の方は普通っぽい第一印象でしたが、意外とファンキー。

 

一方の「不自然なガール」の方の衣装。3人ともいかり肩(笑)。あ〜ちゃんに至っては、えりまき怪獣ジラース(例えが古くてすいません)みたい! 楽曲以上に衣装も「不自然」の方が僕には断然ポイントが高い。「リニアモーターガール」の衣装がちょっと変だったように、いい具合に変。このいかり肩コス、まだやっている人を見ていませんが、自分で裁断ができる人ならやりがいがあるんでは?

 

四方です。みなさん、ごきげんいかがでしょうか?

先ずは自己紹介いたします。1997年にテクノポップ系の辞典サイト(当時は無かったけど、テクノポップ専門のWikipediaのようなコンセプト)を作りたいと思って、POP ACADEMYというサイトを立ち上げました。現在も残していますが、更新は停止しています。2001年からは、All Aboutにてテクノポップ担当のガイドをしています。時々、雑誌等にも書いたりしています。

テクノポップというジャンル名を堂々と使うのはどうなんだろうと思いつつAll Aboutでの連載を始めましたが、ゼロ年代の奇跡、Perfume効果も手伝って、テクノポップというジャンルは意外にも一般に認知されるようになりました。僕はミュージシャンでもなく、単なるレコード(CDも含む)を集める人(レコードハンターと言えば、少しいい響き)なんですが、そんな立ち位置でとにかく網羅して、系統化していく事を楽しんでいます。趣味と言うか性格ですね・・・

今回、ご縁があって、ライブドアの協力のもと、テクノポップ系ブログメディアを立ち上げる事になりました。現在、All Aboutの音楽チャネルでDTMとテクノポップという共通項も多いレアなジャンル(?)のみが共存していますが、先行したDTMの藤本健さん(DTMステーション)に続いて、僕も始めます。All Aboutの方も継続していきますが、そちらはインタヴュー記事を中心にしていき、こちらでは、メディアの特性を生かして、古今東西の音楽をテクノポップ的視線で定点観測をしていきます。

今回、「テクノポップの定点観測」という名称で暫定的に試運転しますが、今後見直して、調整、変更をしていきたいと思います。よろしくお願いします!

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