四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

SOVIETECHNO:『共産テクノ ソ連編 (共産趣味インターナショナル) 』の発売を記念して、共産テクノの動画を中心に紹介!

9月 28日

アインシュタイン・ガールズはやはりビッチだった

einsteingirls今回紹介するのはロシアの3人組。ロシア語では、ジェヴューシュキ・エインシュテインナ(Девушки Эйнштейна)。ジェヴューシュキは「ガールズ」、エインシュテインナは「アインシュタインの」となりますから、アインシュタイン・ガールズ(Einstein Girls)。

メンバーは、背の高い方のブロンドのオクサーナ・ウスチナヴァ(Оксана Устинова)、ショートカットのリタ・チェルマカヴァ(Рита Челмакова)、背の低い方のブロンドのナターシャ・ヴァラクシナイ(Наташе Вараксиной)。ユニットの名前は賢そうなのですが、外見的にはビッチな感じ。いや、外見だけで判断していけません。

ビッチだな〜と思いつつ、彼女たちのデビュー曲「Сука」(2011年)ってどんな意味か調べてみると・・・「ビッチ」です。やはり僕の直感もまんざらでもない。女の子同志が延々と接吻をし続け、最後に平手打ちというマニア向けのクリップです。



2012年に新たにサウンドアレンジも変えてリリースされたクリップでは、反省したのか、ワンダーウーマンのような格好をした三人が登場。しかし、男性がいじめられるクリップってロシア・ウクライナには多い気がします。

9月 23日

世界一ドロドロした悲劇のPV

Prik Thaiという女性ヴォーカルの5人組のバンドがいます。Prikとはタイ語で唐辛子。Prik Thaiとなるとコショウという意味になります。タイ人がいかにも好きそうなスローなバラード系の「Waen Gam (Karma)」という曲があります。Eaglesの「Hotel California」をタイポップ風にしたらこんなのになるのではというサウンド。これがドラマ仕立てになっており、PVは延々と9分以上続きます。それだけでは、別に興味は湧かないかもしれません。

theseries


さてこのドラマ、浮気性の男性と付き合う悲運のヒロインのドラマ。6分あたりで、このヒロインは女子トイレで咽び泣き。すると、彼氏と思われる男性が横のトイレに(なぜ、分かったかはPVを見てください)! そして、そこからさらに悲惨な状況に彼女は追い込まれて行きます。・・・その後は僕が解説するよりもPVを見ていただいた方がいいでしょう。日本人だったら、もっときれい事的表現で終わらす場面でしょう。



こちらは、「Waen Gam」のアンサーソングとなる「Mot Arom (Not In The Mood)」。悲劇のヒロインの復讐の番です。



タイ人の悲劇のドラマ好きが伝わる文化的にも貴重な作品です。
9月 22日

タイガーガールズはミャンマーガールズだった!

ミャンマーガールズを調べていて、他にも同様のグループはいるのだろうかと調べていて、出てきたのが、Tiger Girls。

「Ko Twayh Nay Pyi」はビルマ語で歌われているようで、内容は不明ですが(一部英語でDiscoとか歌っています)、クリップではトラクター、ホース、工具などの前で踊っており、ミャンマーのガテン系アイドルを目指しているのかと勝手に思ってしまいました。あ、でもよく見ると、ミャンマーガールズと顔が同じ!



ガテン系というのはこの曲だけで、「Ein Mat」は、エレガントに決めています。



ちなみにTiger Girlsとしても、アルバム『Year Of The Tiger Girls』を既にリリースしています。ミャンマー、いつか訪れて、ミャンマーガールズを見てみたいものです。

tigergirls
9月 9日

民主化の象徴?ミャンマーガールズ

myanmargirls僕が学校で習った時は、まだビルマと呼ばれていたミャンマー。1962年の軍事クーデターより軍事政権が続き、2007年に民主化の動きが見え始め、2011年には、アウンサンスーチー女史の軟禁も解除されました。軍事政権時代に首都だったラングーンもヤンゴンに改名され、知らないうちに首都はネピドーに遷都されていました。長らく独裁国家として欧米諸国に制裁を受けてきたミャンマーですが、このところ、民主化にともなう経済発展も期待されています。同時に軍事政権によって改名されたことから、今もビルマの呼称が欧米のメディアでは使われる事も多いです。ここに解説があります。

そんな中、登場したのは、ミャンマー初のガールズグループとされるMe N Ma Girls(ここについてのより正確な情報は次回さらに解説)。仕掛人は、オーストラリアのダンサー、Nicole Mayさん。

既にアルバム『Mingalar Par』(驚くことにAmazonで買えます)もリリースしており、タイトル曲は、ミャンマーの民族衣装をまとった彼女たちが、「ミャンマーの女の子は、他の世界の女の子たちのよう」とあたかもミャンマーの夜明けをトライバルなヒップホップに乗せて歌っています。

MingalarparMingalarpar
販売元:Me N Ma Girls
(2012-01-08)
販売元:Amazon.co.jp
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「Liar!」は、遊園地で歌うK-POPに影響を受けたT-POPに影響を受けたような曲(笑)。



この動画はThe New York Timesによるミャンマーガールへのインタヴュー。以前と比べると自由化されたミャンマーですが、検閲はあるようで、歌の内容やコスチュームに苦労しているようです。「ホットになるように努力しるけど、セクシーすぎないように」と自粛しているようです。



このことだけで、ミャンマーの民主化レベルを計るのは危険ですが、ミャンマーガールズが自分たちの夢を叶えることを望むばかりです。
9月 6日

メキシコのエレクトロポップ、Belanova

リェーナ・カーチナ(Лена Катина)とのコラボで紹介したBelanovaですが、なかなかいいバンドなので、紹介しておきます。中南米でエレクトロポップ系の人たちは、比率的にそれほど多くないのですが、時に好みのアーティストに出くわします。チリのハビエラ・メナ(Javiera Mena)ちゃんとかもその一つですが、今回はメキシコ。

バンドのメンバーは、紅一点のDenisse Guerrero(1980年生まれ)とRicardo ArreolaとEdgar Huertaの男性二人。2003年にデビュー・アルバム『Cocktails』をリリース。その後もメキシコでは、シングルが1位になったり、アルバムのセールスもまずまずのようです。

前回紹介したリェーナとのコラボ曲「Tic-Toc」は、5枚目の最新アルバムとなる『Sueno Electro II』(2011年)に収録されています。このアルバムからの聞き所は、「Mariposas」。ちょっとNew OrderやStuart Priceっぽいせつな系エレクトロポップ。Stuart Priceで思いだしましたが、彼がリェーナをプロデュースしたらいいのになぁ。



Sueno Electro IISueno Electro II
アーティスト:Belanova
販売元:Universal Latino
(2011-09-06)
販売元:Amazon.co.jp
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こちらは、Cola-Colaとのタイアップによるロンドン五輪ソング「Unete Al Movimiento」。



ライヴも楽しそう!
9月 4日

ヴェールカおばさんのジャーマンメタルは、実は凄いメッセージソングだった

ヴェールカおばさんこと、ヴェールカ・セルヂューチカ( Верка Сердючка; Verka Serduchka)の続編です。ヴェールカおばさんは、今回はジャーマンメタルに挑戦。



これは、ドイツのインダストリアル・メタル系Rammsteinの代表曲とも言える「Du hast」、「You have」という意味です。ヴェールカおばさんのレコード会社の人によると、Rammsteinはウクライナでも人気があると。でも、これは単なるカヴァーではないのです。キエフでヴェールカのスタジオに伺い、この曲について聞いてみたところ、実はメッセージソング。オレンジ革命時代、ウクライナが西と東に意見が分かれてしまった際、西(民族衣装を来た人たち)と東(ヘルメットをかぶった人たち)が再び一つになることを祈り、出来た曲。

こちらはRammsteinのオリジナル。



僕はメタル系には正直強くないのですが、このバンドは、Kraftwerkの「The Model」をカヴァーしているので、知っていました。



このお話も含めて、「ウクライナのシンデレラおばさん〜ヴェルカ」(All About)にてインタヴュー記事がありますので、ぜひ読んでください。
9月 2日

完璧な日本語のNYブルックリン発エレクトロポップ

以前、ミニ・チルウェイヴ特集みたいな感じでアメリカを中心にいくつかのバンドを紹介しましたが、その中でもひと際光っていたのが、Chairlift。facebookでMatsumiさんからこのクリップを教えてもらって、見た所、ビックリ!



「I Belong In Your Arms」は、アルバム『Something』(2012年)に既に収録されている、日本語ヴァージョン「あなたの腕で抱かれたい」なのですが、これが半端でない。所謂、Police、Beach Boysなど外国人が歌う日本語ソング(全曲および部分的に)は、数多くありますが、やはり付け焼き的なもの。これを歌っているCaroline Polachekちゃんの場合、なんの先入観も持たないで、クリップを見ないで聴いてみれば、日本人が歌っていると思ってしまいます。調べてみると、彼女は小さな頃(いつ頃で何年くらいかは不明)、日本に住んでいたようです。とてもお綺麗なのですが、どこかエキセントリックな魅力があります。ナチュラルな脇の下にも主張を感じます。ISH PICKで掲載されたステージ衣装(?)も凄い!

歌詞の日本語訳は、Juri Onukiというクレジットがあります。多分、この方ではないかと推測しています。

なお、この曲は、9月12日発売のChairliftの『SOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITION』にも収録されます。

SOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITIONSOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITION
アーティスト:CHAIRLIFT
販売元:YOUNG TURKS/OCTAVE-LAB
(2012-09-12)
販売元:Amazon.co.jp
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7インチ盤のジャケも素敵!

ibelongtoyourarms7


I Belong in Your Arms (Japanese Version) - Something
8月 30日

オリガとイリナの意味深な関係

明日は、マンモスでウクライナの曲をかけますので、ウクライナ特集を続けましょう。

既にアルクティカ(Арктика)として紹介していますが、最近は手下の二人とは一線を引いているようで、オリガ・ゴルバチョワ(Ольга Горбачева)名義としての活動が主体となっています。

olga


こちらは、オリガ・ゴルバチョワ&アルクティカ(Ольга Горбачева и Арктика)名義での、 軽快なダンスナンバー「Kleine」(2011年)。「Kleine」はロシア語でもウクライナ語でもなく、ドイツ語で「Little」という意味。ちなみにこの曲は、ウクライナの子供用トイレットペーパー「Kleine」の宣伝に使われています。でも、クリップは結構セクシーだったりします。 



また、オリガは、ウクライナの歌謡界の女王とも言えるイリナ・ビルィク(Ирина Билык)とのデュエット曲 「Не ревную (Don’t be jealous)」をリリースしています。なんだか意味深なタイトルの女の情念を感じるバラード。イリナについてはまた後日詳しく。

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7月にキエフに行って、彼女たちにもインタヴューする予定だったのですが、スケジュールが合わず、未遂に終わりました。次の機会には、ぜひお会いしたいお二人です。
8月 25日

実物のLavikaちゃんはマジ、可愛かった

ウクライナのMoon Recordsにコンタクトしたところ、インタヴュー出来たのが、Lavika (Лавика)というバンド。旧ドリカム状態の女子1名、男子2名。ヴォーカルの女の子の本名は、リュバ・ユナク(Любовь Юнак)ですが、バンド名と同じく、Lavikaと名乗っています。とってもキュートなLavikaちゃんですが、男性陣(ヴァーニャとアレックス)はユーモアがあって、親しみやすい人たち。

All Aboutでのインタヴュー記事はこちら。
Lavika〜キエフより愛をこめて

近日中に公開しますが、オリジナルの英語版はこちら。*
Lavika-From Kiev With Love

*英語版も用意したのですが、残念ながら掲載不可という判断が下り、今回は見合わせます。

YouTubeで動画を検索してみると、それほどヒットしていないのですが、Lavikaちゃんのソロ時代の曲「Подруга - Зубки (Girlfriend - Teeth)」はなかなか琴線に触れる曲。今のメンバーでもう一度、リメイクして欲しい。



こちらは、最新の「В Городе Весна (In The City Of Spring)」。相変わらず、Lavikaちゃんは可愛いのですが、この人たちの曲、他のウクライナ系ダンスポップとは違い、微妙なさじ加減で民族っぽいフォーキーさがあります。



Serdtse v forme solntsaSerdtse v forme solntsa
販売元:Moon Vinyl s.r.o.
(2011-11-16)
販売元:Amazon.co.jp
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8月 19日

やっぱり外さないサイキック少女たち、Perfume

Perfumeがサマソニに初めて出演したのは、2007年。Dance Stageのオープニングアクト(大阪のみ)。今ほどの知名度がなかったPerfume、前の方で余裕で見れました。

自らいい加減、そのうちに飽きてしまうのではないかと思いつつ、やっぱり2012年のサマソニでPerfumeを見ている僕がいました。しかも、サマソニのメインステージであるOceanで。大阪では途中、落雷豪雨のため中断するというハプニングもありましたが、やっぱりPerfumeは楽しいのです。リリースしたばかりの新曲「Spending all my time」も期待通り3曲目にやってくれました。

シングル『Spending all my time』は、どうしてここが好きって分かるの?って言いたくなるほどにツボとついています。

Spending all my time (初回限定盤)(DVD付)Spending all my time (初回限定盤)(DVD付)
アーティスト:Perfume
販売元:ユニバーサルJ
(2012-08-15)
販売元:Amazon.co.jp
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Spending all my timeSpending all my time
アーティスト:Perfume
販売元:ユニバーサルJ
(2012-08-15)
販売元:Amazon.co.jp
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1) 反復の美学! これはテクノの美学でもあります。言い方を変えれば、同じことばかり最初から最後まで歌っている。でも、いいんです、これが好きなんです。逆説的には反復に耐える曲。

2) 指の動き! Daft Punkのパロディーで以前、Daft Handsという秀逸な動画を作った人がいましたが、それにインスパイアされたかは分かりませんが、この指の動きを注目し、振りにしてしまった(サマソニで実際のダンスを見ましたが、リズミカルでアクロバチックで素敵)。



3) 制服! 別に制服マニアではありません。この微妙な美しいターコイズブルー、襟元と袖元の赤いワンポイント。フェミニンないかり型フォルム。完璧です。しかも、彼女たちはサイキック少女!

ORICONでのインタヴューを読んでみると、今回の曲、最初は英語のみだったんですね。英語が部分的に入るJ-POPはスタンダード化していますが(逆に入れないのが難しい)、日本語がはいる英語メインの歌詞にちょっと疑問を持っていたんです。Perfumeが日本語を入れてと後で頼んだという話・・・なるほど。
8月 18日

Pussy Riotに有罪判決!

マドンナのおかげで、現状が広く認知されるに至っていますが、ロシアのバンクガールズ、Pussy Riotについて書きます。

先ずこちらが、8月7日にマドンナ姐さんが彼女のモスクワで行われたコンサートでPussy Riot解放を訴えたスピーチ。



で、Pussy Riotって? 分かりやすく言えば、ロシア女子によるロシア版Sex Pistols(少なくとも名前的には)。極めて政治的で、反プーチンを鮮明に出しています。

そして、これがPussy Riotのうち3人のメンバーが逮捕されることになった、今年2月21日で行われたモスクワの救世主教会でのパンク祈祷。「プーチンを追い出して」と神様にお願い。オリジナルの動画にはBGMはありませんが、こちらはBGM入り。



8月17日にフーリガン罪のかどで、懲役2年の厳しい判決がくだされました。彼女たちの行動は、暴挙、敬虔な信者にとっては冒涜かもしれませんし、別に支持するつもりありません。同時に、今回の事件はロシアの権力構造の現状を伝える役割を果たしました。個人的には教会も寛大な対応することによる“大きなチャンス”を逃したと思います。

こちらでは、Free Pussy RiotTシャツを販売。
8月 17日

リェーナ、ユーリャ、どっち押し?

次は、リェーナの方を紹介します。

リェーナ・カーチナ(Лена Катина)の方は、Clark Owenとのコラボ曲「Melody」をリリース。Clark Owenって知らなかったので、調べてみるとイギリスのトランス系アーティスト。もともとはエレクトロだったようですが、この曲からもトランス色が強いです。

melodyMelody
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美メロ・トランスになっており、このあたりで路線変更かと思わせる内容です。前回紹介したユーリャと今回のリェーナの作品を比べる限りにおいては、僕の趣向から言えば、ユーリャです。

同時に同じコラボ作品でも、こちらのメキシコのエレクトロポップ・バンド、Belanovaとの作品の方に、可能性を感じます。ぜひ、次回は彼らのバックの全面的にリェーナのヴォーカルでのヴァージョンが聞きたいです。

Sueno Electro IISueno Electro II
アーティスト:Belanova
販売元:Universal Latino
(2011-09-06)
販売元:Amazon.co.jp
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リェーナの動向はこちらで詳しくレポートされていますので、ぜひ読んでください。
Lena Katina Japan 公式ファンサイト 
8月 15日

欲望の世界へ誘うユーリャ(元t.A.T.u.)

t.A.T.u.が解散して久しいですが、ユーリャ・ヴォルコヴァ(Юля Волкова)とリェーナ・カーチナ(Лена Катина)の二人はソロ活動に精を出しています。

先ずはユーリャの最近の作品「Давай закрутим землю (Didn’t Wanna Do It)」から。t.A.T.u.時代からセンセーショナルなクリップを作ってきましたが、こちらもその伝統を見事に引き継いだ欲望が渦巻く南国ダンスナンバー。クリップでは、男に裏切られた真面目そうなメガネ女子を欲望の世界へ誘います。クリップばかりに目がいってしまいますが、サウンド的にもちょっとひねっていて好きです。

Didn't Wanna Do It [Explicit]Didn't Wanna Do It [Explicit]
販売元:JV Production
(2012-08-21)
販売元:Amazon.co.jp
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もう一つのクリップは、ロシアでは有名な男性歌手、ディマ・ビラン(Дима Билан)とのデュエット曲「Любовь - Сука (Back To Her Future)」。これは、Eurovision 2012でロシア代表としてエントリーし、ブラナヴァのおばあちゃん達こと、ブラナヴスキェ・バブーシキ(Бурановские Бабушки)に敗れた曲。

8月 14日

t.A.T.u.までやってくれたトレヴァー・ホーン先生のライヴ

『MUSIC MAGAZINE』を読んでいて、偶然見つけたライヴ・・・あのTrevor Horn先生が来日! 元10ccのLol CremeなどとProducersとして(これは後で誤解だと分かる)!

producers


The Bugglesに始まるTrevor Horn信者としてはいてもたってもいられません。会場はBillboard Live Tokyo!お、偶然、その日まで別件で東京いるぞ、俺と、喜び勇んで、Billboardに電話すると8月6日のチケットがまだある! The Bugglesの再結成ライヴ的なものは今までロンドンで確か2回ほどあって、マジで渡英を考えたこともありますが、こんなチャンスは二度ないかも。期待に胸は膨らみます。

僕が観たのは、8月6日の1stステージ(8月5日、6日で一日2公演)。電話予約の際、ステージに近い所で観たいと行ったら、自由席に。結果、テーブル席のステージのほぼ中央、前から2列目を確保。あまり、前で見ることに執着しない人なのですが、この日は別。

メンバーからしてProducersの曲を中心に一部TrevorやLolの曲をやるのかという予想を嬉しく裏切り、The Bugglesを核に出血大サーヴィスなセットリスト。最初、Trevorが出てきて、水色の当時のウェリントン型メガネ(実際、33年前のメガネだと言っていました・・・欲しい)をしているのを見て、予感はしたのですが、1曲目から「ラジオスターの悲劇」ですもん。もちろん、お姉ちゃん(KirstenとKate)がちゃんと「アーアーアッ」とバックコーラス(この二人は後にも大活躍)。

2曲目は、何故か「Two Tribes」のインスト。4曲目の10ccの「Rubber Bullets」の後にTrevorが「Russian girls」とか前振りを。そう、t.A.T.u.の「All The Things She Said」を二人のお姉ちゃんが歌います。そこまでやるか!

8曲目の「Living In The Plastic Age」はもう嬉しすぎて涙目。



ちなみにアンコール前のラストも、The Bugglesの「Johnny On The Monorail」。

TrevorがYesをやる時に、「Yes時代は僕の人生で一番無惨だった頃」と言ったのは感慨深い。僕は、Trevor時代(メンバー及びプロデューサー)のYesが一番好きですよという少数派。そして、Lolが歌った訳ではないけど、10ccの「I’m Not In Love」もとサーヴィス攻撃は続きました。

割とすぐに戻ってきたアンコールでやったのは、Will.i.am & Nicki Minajによる「ラジオスターの悲劇」の歌詞を変えた「Check It Out」というサーヴィスぶり。Trevor先生、このカヴァーは好きみたい。



そして、最後の最後はTears For Fearsの「Everybody Wants To Rule The World」。これはギターのPhil Palmerが関わっていたことからという薄いつながり。結果、Producersの曲は最後までなし。まぁ、いいか。サーヴィスし過ぎの内容とも言えますが、素直に嬉しい。これは人生における記憶に残り続けるライヴです。

唯一、悔しかったのは、ステージ後サイン・写真大会になった 2ndステージは見れなかったこと!

Made in Basing StreetMade in Basing Street
アーティスト:Producers
販売元:Pid
(2012-07-03)
販売元:Amazon.co.jp
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8月 13日

スウェーデンのPhoenixことThe Royal Concept

僕が好きなバンドのひとつにPhoenixというフレンチグループがいます。今まで、彼らのライヴを見たのは、Dior Hommeの限定ライヴも含めて2度だけですが、彼らの作る曲は実に巧妙で、ロックバンドでありながらも、ひねくれたブリティッシュポップ、そしてフレンチエレクトロな味わい(曲による)もあります。

Phoenixファンの友だちから、二日前にメールが来ました。
「スウェーデンのThe Royal Conceptってバンド知ってる? Phoenixにここまで似ているとはわざと?」

その2時間後、僕はタワーレコードにいました。店内では凄く好みの曲が流れています。Phoenixの新曲かと思い、チェックしてみると、これが噂のThe Royal Concept!という奇妙な偶然。

5曲入りミニアルバム『The Royal Concept EP』をさっそく聴いてみると、サウンドもそうなんですが、声質と歌い方がもろPhoenix。これは偶然なのか、いや、きっと確信犯と僕は確信しています。ちまたでは、Phoenix+The Strokesとも言われていますが、僕の中では、Phoenix 95%。これは褒め言葉。

theroyalconceptep

Royal Concept Ep
アーティスト:Royal Concept
販売元:Republic
(2012-07-24)
販売元:Amazon.co.jp
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「Gimme Twice」のクリップも、女子たちが意味も無く演奏のじゃまをしたり、得体の知れなさもよし。

8月 12日

かわいい系ルークトゥン・アイドルグループ

Krataeと同じく、R-Siamからのかわいい系ルークトゥン・アイドルグループのBlueBerryを紹介。Girlyberryというアイドルグループもいますが、別物。

この子達が意外と掘り出し物。先ずは、「CHIMI CHIMI(ชิมิ ชิมิ)」のPVを見てください。



chimichimiルークトゥンをベースにしながらも、微妙に流行を取り入れて、まぁ、エレクトロ〜ヒップホップと言えない事もないです。でも、アレンジが最高にベタベタで、妙な安心感を感じます。タイの田舎の場末のディスコに行ったら、こんなの感じなのでしょうか(行った事ない)?

それ以上に、この3人の見た目はヤンキーっぽいケバさがありますが、可愛くて実は性格がいいみたいなキャラクターに惹かれます。

これは、日本の演歌界も参考にしてほしいものです。
8月 4日

元ムエタイ選手のネオ・タイ演歌界のアイドル

ウクライナに取材に行ってきました。いろいろ立て込んでいて、まだ何も書けていませんが、また後ほどレポートする予定です。

では、前回のタイのルークトゥン系を続けます。日本でも以前、勝手にネオ演歌とかいう呼び方で楽曲を紹介した事がありますが、ルークトゥンも時代の流れで変化しているようです。

Kratae(カテーまたはクラテーとカタカナで表記される)ちゃんは1987年生まれの元ムエタイ選手。ムエタイ選手としては、女子45kg級のチャンピオンにもなっています。

kratae3歌手としても幼少の頃から才能を発揮し、14歳の時にタイのKPNアワード、ルークトゥン部門で優勝。R-Siam(RSのルークトゥン系サブレーベル)からソロとしては既に4枚目のアルバムをリリース。2009年の「บอกมาเลย (Come and talk)」を聴いてみると、演歌的なベタさが全面に出ています。



kratae4最新アルバムに収録のタイトル曲『รักนะฉึก ฉึก(愛してチュクチュク)」を聴くと、かなりモダンなダンスミュージックになっています。ベタさもありますが、それがある種トライバル感を生み出しています。ここまで来るとルークトゥンとの境界線が難しいですが、タイの若者も聴いているんでしょうかね。

7月 19日

ビン・ラーディンを歌ったタイの演歌

タイのアイドル系はひとまず休んで、ちょっと違う領域に踏み込みましょう。日本しかり、韓国しかり、アジアには演歌的なジャンルが存在します。タイにおいては、それにあたるのが、ルークトゥン(ลูกทุ่ง)。意味は「稲田の息子」・・・ざっくり言えば、農村向けの歌謡曲です。

この分野についてはまだまだ勉強不足ですが、ルークトゥンとして流行った曲を聴いてみると、これがなかなか面白い。Fon Silartというルークトゥン系歌手による「Bin LaDin」。日本の演歌や古い歌謡曲に通じるものもありますが、同時にアジア圏なんだけど、テーマのせいもあるでしょうが、中近東的な感じます。タイトルはあのアルカイダの司令官、911同時多発テロ事件の首謀者とされるウサーマ・ビン・ラーディン。日本の演歌でこのようなテーマを歌うのは考えにくいですね。歌詞が分かる人がおられたら、ぜひ教えて欲しいです。



タイのCDショップに行った際、店員さんにこの曲が入ったCDが欲しいと聞いてみたんです。タイトルを言った所、(??)って反応だったので、「ビンラーディン♪」と軽く歌った所、分かってくれましたが、残念ながら在庫なしでした。
7月 18日

タイの小悪魔?Candy Mafia

やはりタイではアイドルグループ・ブームなのか、KamiKaze以外のレーベルもこの領域に力を入れてきています。mono musicはアイドル専門レーベルではありませんが、そこから出てきたのが、Candy Mafia。なかなかタイらしいネーミングです。

candymafia彼女達の「Alzheimer」(2010年)は、凄いタイトル(アルツハイマー)ですが、なかなか出来た曲です。ここ2回ほどK-POP化するT-POPを紹介しましたが、この曲もその路線ですね。




g20同じ、mono musicからは、お姉さん格のちょっぴりセクシーなG-Twentyも紹介。「Magic Hour」はスッチーコスっぽいですが、実はスッチーっぽいハンバーガーショップの制服でした。




タイのCDショップでは、特にアイドル系は売り切りのようで、見つからないものを多かったですが、今回紹介した2枚のCD(DVD付き)は店頭に並べられていました。
7月 17日

K-POP化するT-POP

Neko Jumpの「諦めないわ!(Girls on top)」がK-POPっぽい事については既に書きましたが、いいサンプルを見つけました。

タイ語が分からない僕の力不足で、細かい事は不明ですが、Beauty Gという新しい4人のガールグループがいます。KamiKazeでなく、RS傘下のOle Melody Gというレーベルです。彼女達のデビュー曲「Crazy Girl Crazy」のPVを見てください。



偶然、YouTubeでBeauty Gの「Crazy Girl Crazy」feat. After Schoolのリミックスを見つけたのですが(もちろん、そんなものは公式にありません)、After Schoolの「Ah!」を見て、なるほどと。



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Hiroaki Shikata


四方宏明
テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年になんとなく設立。2001年よりAll Aboutにてテクノポップのガイドを担当してます。Twitterで更新のお知らせ中。

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