四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

EASTECHNO:『共産テクノ 東欧編 (共産趣味インターナショナル)』の発売を記念して、共産テクノの動画を中心に紹介!

11月 10日

g.u.のきゃりー効果?

昨日、クロアチアの日本大好き女子、エリE.(エリーと読む)ちゃんのインタヴュー記事(クロアチアのエリE.ちゃん〜私はヘンタイです)を載せましたが、彼女にPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅ、黒色すみれ、アーバンギャルドのミュージッククリップを見てもらい、その感想を訊いてみました。予想したとおり、全てに好反応。そして、やはり、きゃりーについてはもとから知っていたようで、「PONPONPON」は彼女を虜にして、皆に見せまくっていたようです。まだサンプルは少ないものの、外国人特に日本のサブカル好きには受けるきゃりーちゃんです。

きゃりーのサードシングル(「PONPONPON」はシングルCDとしてのリリースはなし)となる『ファッションモンスター』も『つけまつける』(7位)、『CANDY CANDY』(8位)に続き、5位といい位置につけました。

ファッションモンスター(通常盤/初回プレス分)ファッションモンスター(通常盤/初回プレス分)
アーティスト:きゃりーぱみゅぱみゅ
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
(2012-10-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る




この曲は、g.u.とのタイアップですが、先日ショップを覗いてみたところ、以前より活気がありました。正直、g.u.は設立当初、どうしょうもない感じのブランドでしたが、地道に立て直しを計り、きゃりー効果で低価格でありつつもオシャレ感を出そうとするブランドの意図にはぴったりだったのでしょう。もちろん、お客さんがみんなきゃりー予備軍のような感じではありませんでしたけど。UNIQLOに頼りすぎるファーストリテイリングとしては、なんとかg.u.を躍進させたいのかと。きゃりーちゃんの立ち位置を考えると、g.u.もUNIQLOのように世界展開した場合、そのまま使えそうでね、この手。
11月 3日

指名ちょうだい

ほとんど一発ネタの域なのですが、アジャリーヤ・ブッサバ(อาจารียา บุษบา)の「Katah Koh Jai(คาถาขอใจ)」のクリップです。ルクトゥーン系です。はい、何回聴いても、「指名ちょうだい」にしか聴こえません。

shimechodai




本当に「指名ちょうだい」と歌っていると思い込んでいたのですが、この元ネタは緑茶のCM「 新芽ちょうだい」! これでアジャリーヤのクリップに最初に緑の芋虫が出てきて、全体的に緑色だらけであることも合点が行きました。



10月 21日

ウクライナのエリカ様

日本でエリカ(Erika)と言えば、沢尻エリカ様です。実際に、歌手としてのエリカ様が僕は結構好きなんです。

erikaウクライナでエリカ(Erika)と言えば、Эрика様。キエフに行った際のお世話になったMoon Recordsに所属。

紹介したいクリップは、「Папарацци」。「Paparazzi」をロシア語表記した言葉です。はい、クリップを見なくても・・・想像がつく方もいるでしょう。少女時代ではなく、Gaga様の方です。クリップには明らかなGagaモチーフが出てくる確信犯。



「Смайлик (Smiley)」は、モータウン風のガールポップ。



erika-playboy現在はショートですが、お決まりのPLAYBOYの表紙では、ちょっとカイリーっぽい。
10月 20日

近未来型ヘアスタイル、Oksi

oksi-playboyロシア語の女性の名前は、例外無く“A”で終わると習ったのですが、例外もあるようです。調べてみると、最近は外国(ロシア語圏にとって)の影響で自由な名前をつける親もいるとか。芸名となるとさらに自由度があがるようです。以前もリー (Ри)を紹介しましたが、肉食系セクシー路線のOksiもそんな一人。

こちらは、中華エレクトロディスコ風「Made In China」(2011年)。本当に中国ロケにいったというより、映像をバックに作り上げたように僕には見えます。



「ЛЮБИТЬ ЗА ДВОИХ (Love for two)」では、大胆なOskiちゃん。近未来セクシーとでも言いましょうか・・・地球上の生物とは思えません。



このヘアスタイル、ちょっと見覚えがあると思ったら、「День без тебя」の登場したバイアグラ(Виа Гра)の三人と同系統ですね(笑)。


10月 19日

クロアチアより・・・日本大好きエリちゃん

クロアチアはこのブログでは初出場。クロアチアは、旧ユーゴスラビアに属していた6共和国のひとつ。現在、EU加盟を目指しています。ちなみにネクタイは、クロアチアの兵士が首に巻いていたスカーフが起源と言われています。

hentaiそんな解説がぶっ飛びそうななのが、 Eli E ft. Marinna Soulの「HENTAI」。Ella Dvornikという名義でも活動してきたEliちゃんは、カタカナで「エリ」とわざわざ書いていることもあり、かなりの日本通。お友達のMarinna Soul(Marina Zunic)と一緒に歌っています。ちなみに相方のMarinnaちゃんは、「クロアチアン・アイドル2005」で3位になっています。



Eliちゃんに訊いたところ・・・この曲は偶然に出来上がりました。Marinnaちゃんが初めてのミュージックビデオのための歌を必要としいた時に、Eliちゃんが一役買いました。歌詞(英語と日本語)、ビデオ・プロデュース、コスチューム、ヘア、メイク全て日本大好きのEliちゃんが担当。

外国人が歌う日本語ソングは数多くありますが、ここまでフリーキーなものを僕は知りません。デンマーク及び旧ユーゴスラビア圏ではそれなりの成功を収めており、ヘンタイ・エピデミック(変態伝染病)と呼ばれています。この件については、Eliちゃんにさらにインタヴューする予定です。
10月 18日

終始、泣きながら歌うFour-Mod

アジアの中で日本の除けば、タイの記事が最近増えて記事数では現在2位。自分でクリップを観たり、タイ在住(または元在住)の人たちから話を聞いて、T-POPからひとつのパターンが見えてきます。たぶん、それはタイ人の好みやタイの文化を反映しています。

○スーローなバラード系:このタイプで押しまくる人もいますが、一見そうでない人たちでもこの系統がリリースの中に定番として入ってきます。
○ドラマ仕立ての展開:泣かせるドラマが好き。悲劇、時には そこまでするかと言いたくなる絶望感が漂うものも多い。台詞が入るものもある。もちろん、女の涙は欠かせません。
○エンドロール:これは二つ目のポイントに関わる演出となっています。クリップの終盤では、まるで映画のようにエンドロールで終わるものが多々観られる。

こんなパターンにピッタリ当てはまるクリップを二つ紹介します。

theverylastminute一つ目は、Four-Modの新曲「คนดีนาทีสุดท้าย (The very last minute)」。始めから終わりまで、FourちゃんとModちゃんは泣きながら歌っています。女子が集団化して花束をもって不機嫌な顔をしており、かなり怖い・・・ 何かの儀式なのでしょうか?三角関係なのかどうかは分かりませんが、とにかくイケメンの男性は責められているようです。もちろん、エンドロールで終わります。



g20二つ目は、G-Twentyの「เรื่องเข้าใจผิด (Misunderstanding)」。11分を超える大作ですが、歌い始めるのは8分ちょっと前。彼氏の死を悼んでいるようです。これは、ミュージッククリップというより短編ドラマと言うべきでしょう。

10月 14日

現在謹慎中・・・・Girly Berry

最新クリップ「Featuring」では、セクシー度全開ターボチャージで、青臭いアイドルたちに「私たちの域に来るのには10年早い」と宣言している・・・と僕は勝手に感じています。皆さん、時を経て年をとったというより、いい女になっています。サウンド的には、FFKの「Loveholic」、KAT PATの「Kidnap」と並ぶエレクトロT-POPとなっています。こういう頑張るお姉さんたちを、「世界音楽旅行」は応援します。

featuring




こちらは、Girly Berryの二人、 Gybzy-GiftzaとWay Thaitaniumのコラボ作「 I Like That Boy」(2011年)です。クリップ中、二人は女ポリスの扮しています。しかしながら、実生活では皮肉なことに、Giftzaちゃんは、今年9月に飲酒運転で逮捕されてしまい、現在謹慎中・・・・



ちなみに残りの二人のメンバーも、Nannie-Belleとして、同じコラボ相手で「Need you right now)」をリリースしています。

10月 13日

タイ発セクシーアイドル、Girly Berry

タイのアイドルグループ数多く紹介してきましたが、今回紹介するGirly Berryは、デビューは2002年という10年以上のキャリアとなる老舗です。ウクライナのバイアグラに近いキャリアです(笑)。よってみなさん、アラサーに領域に入りつつありますが、セクシーアイドルとして君臨しているようです。なので、同じRS傘下でも、KamiKazeではなく、RS Promotionです。

gossip4人のメンバーは・・・
Giftza (Piya Pongkullapa)
Gybzy (Vanida Termthanaphorn)
Belle (Mananya Limsathian)
Nannie (Phattaranan Deeratsamee)
となります。初期のGirly Berryを見ると、ルックス的には日本のMAXのような感じもします。

こちらは、不思議なトライバル感が素敵な初期のヒット曲「Tum Tom (ตุ๊มต่อม)」(2004年)。



こちらは、「Gossip」(2005年)。Gaga様よりはやくパパラッチネタですが、これもヘンテコな曲。



次回は、最近のGirly Berryについて・・・
10月 10日

KATとPATでKAT PAT

久しぶりに、タイのアイドルレーベル、KamiKazeに戻りましょう。KAT PAT(แคทแพท)は、かわいいなぁと思いつつも、印象に残る曲が今まで無かったので、放置していましたが、「kidnap (รักพาตัว) 」で一皮むけた感があります。でも、物騒なタイトル(誘拐)ですね。Dub-Step的なアレンジもあり、エレクトロT-POPに仕上がっています。ちなみに曲はChamp、リミックスはPionとのクレジットがあります。



KamiKazeのアイドルにありがちな、チューレン(ニックネーム)をそのまま並べたグループ名です。同じKamiKazeのFaye Fang Kaewも Four-Modも同様。背が低い方がKATで、高い方(172cm)がPAT。

kidnap
10月 8日

ラオスの歌姫、アレブンの驚くべき変身

インドシナ半島、タイを中心に(ミャンマーもちょっとね)紹介してきましたが、タイの周辺国はどうなっているのだろうと調べてみた所、発見したのが、アレクサンドラ・ブンスアイ(Alexandra Bounxouei)。お父さんはラオス人ですが、お母さんはブルガリア人でエキゾチックなお顔立ち。どこで、どう、繋がったのでしょうかね。

日本でもそこそこ知名度があるようで(でも、知らなかった)、2008年から慶応大学に留学もしていました。 タイポップの次は、ラオポップ。

こちらは2007年くらいの曲「Bor hoo pen yung (บ่ฮู้เป็นหยัง)」。Weir (Sukollawat Kanarot)というタイの男性歌手と古典的に聴こえるラオ(もしくはタイ)演歌を歌っています。



ところが、2012年にリリースされた「My Radio」で、180度路線変更。まるで、アレクサンドラ・スタン。アレスタに対抗して、アレブンと呼ぶことにします。セクシーにワイルドに生まれ変わったアレブンもいい。

myradio
Alexandra Bounxouei
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10月 7日

世界に広がる渋谷系、もちろんタイも=ピチカートXキリンジ

これまで世界中の渋谷系を紹介してきましたが、タイにもあります。もちろん、ここで言う渋谷系は必ずしも渋谷に結びつくとは限りませんし、渋谷系と呼ばれた人たちがルーツとした音楽の同様に影響を受けただけの場合もあります。でも、たぶん、渋谷系が好きな人は多分好きだろうと思われる音楽です。サウンドも重要ですが、デザイン、ファッションも重要な要素となります。

タイの渋谷系と呼ばれるのが、La Ong Fong。タイ人に訊いてみると、皆が知っているレベルではなく、音楽好きの人は知っているという感じでした。活動歴は長く、1996年にアルバム『Volume 1』でデビューし、2011年に『Wind-Up City』で6年ぶりに4枚目をリリースし、ファンを喜ばせました。

Wind Up City [CD]Wind Up City [CD]
アーティスト:La Ong Fong
販売元:Spicydisc / GMM
(2011-05-13)
販売元:Amazon.co.jp
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PVを二つ紹介します。
「Arai (What?)」は、サウンド的にもヴィジュアル的にもピチカート系まっしぐら。



「Ruk Perd Puey (Openly Love)」は、ちょっとキリンジっぽくて素敵。PVはコミカルですが、おしゃれさも兼ね備え、日産のPAOがPVに登場するのが個人的に嬉しかったりする。

10月 6日

千手観音になったヴィンテージのアンナ

anechka既に何回か紹介している何気にセクシーなヴィンテージ(Винтаж)に登場してもらいます。

タイトルからは想像できないのですが、「Деревья (Trees)」(2011年)は、ロシアのセンサーシップに引っかかりました。ちょっと中東っぽいメロディーに神憑ったアンナ・プレトゥニフ(Анна Плетнев)ちゃんは、千手観音になります。全体的に、カイリー・ミノーグの「All The Lovers」っぽい(笑)。でも、妊婦になっているのは・・・えっ、知らない間にそんなことになっていたのでしょうか?



「На-На-На」(2012年)は、現時点では最新作となるロシアのDJ、Bobinaとのコラボ。コサックらしき男性ダンサー、ウクライナの民族衣装を着た女性ダンサー、なんでロシア人なのにウクライナなのと不思議に感じ、ロシア語の先生(ウクライナ人)に質問してみました。すると、確かにロシアのグループであるにも関わらず、モチーフはウクライナ。でも、先生も理由が分からない・・・そして、何故にアンナちゃんは、牛の乳をセクシーにしぼるのか?

10月 3日

近未来になって帰ってきたウクライナ女軍

proetomamamusic CEOのユリィ・ニキティン氏にインタヴューした時、アルミヤー(А.Р.М.И.Я)とHollywood FMは活動をやめた訳ではないけど、mamamusicから離れたと聞きました。

アルミヤー(“軍”と意味ですね)は、現在NikitAで活動するユーリャ・カヴタラヂャエ(Юлия Кавтарадзе)がいたグループ。ファーストアルバムのジャケの一番右にいるのが、ユーリャです。

チリ出身(スウェーデンに住んでいるらしいけど)のDJ Mendezとのコラボで作った「Люби меня (Love me)」(2011年)が、mamamusicとしては最後の曲のようです。スポーツがコンセプトの要素であるグループですから、馬も乗りこなせるようです。



mamamusicを離れたアルミヤー、どうなることかと心配したのですが、クリップを公開したばかりの「Я Клянусь (I swear)」(2012年)を見て、ちょっと安心(笑)。近未来的イルミネーションもかっこいい。尼さんのような全身タイツに、金粉ヌードと相変わらず趣向を凝らしています。

9月 30日

NikitAに会ってきました!

7月20日から7月27日まで、ウクライナの首都キエフに行ってきました。この旅行を計画するにあたって、僕が実現させたかったのは、ウクライナポップのアーティストたちへの取材。もちろん、僕にはウクライナ・コネクションなるものはありません。なければ、自分で作るしかないと、僕の好きなアーティストがいるmamamusicとMoon Recordsにメールをしてみたところ、なかなかの好感触。日本人としては、どうやら僕が初取材をしたようです。

avocado1ウクライナのセクシーエレクトロポップ・ユニットとして孤軍奮闘するNikitAは、数あるアーティストの中でも、会いたかった人たち。結成時は、ダーシャ・アスタフエヴァ(Даша Астафьева) とアルミヤー(А.Р.М.И.Я)の元メンバーだったユーリャ・カヴタラヂャエ(Юлия Кавтарадзе)と二人だったNikitA。現在は、ダーシャを中心に新加入のアナスタシヤ・クメイコ(Анастасия Кумейко)とЮлия Бричковская(ユーリャ・ブリチコフスカヤ)の3人になっています。よって、Dasha Astafieva & NikitAと表記されることもあります。

3人体制での最初の曲は、「Avocado」。

AvocadoAvocado
販売元:mamamusic
(2012-08-30)
販売元:Amazon.co.jp
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こちらがティーザー。いたずらっこNikitA。



クリップはロシア語版と英語版がありますが、英語版を紹介しておきます。アボガド・ダンス!



僕がキエフに行く前に、ダーシャが丸坊主になったのを知り、なんでだろうと思っていたのですが、このクリップに秘密が隠されています。さらに詳しい話は、All Aboutのインタヴューをぜひ読んでください。

セクシーなだけではないNikitAにインタヴュー (All Aboutテクノポップ)
9月 29日

羽まつける〜アインシュタイン・ガールズ

性懲りも無く、 アインシュタイン・ガールズ(Девушки Эйнштейна)の続きと行きましょう。

彼女たちの第2弾クリップは、「Балерины (Ballerina)」。はい、みなさん、白鳥の湖のようなバレリーナの格好。羽根のようなつけまつげをしています。娘にきゃりーぱみゅぱみゅもしていたと教えてもらいましたが、全世界的にこの羽まつける、流行っているのでしょうかね。



ChinkongというDJとのコラボ曲「Дискотека」では、ラッパーになって、暴れまくっています。



9月 28日

アインシュタイン・ガールズはやはりビッチだった

einsteingirls今回紹介するのはロシアの3人組。ロシア語では、ジェヴューシュキ・エインシュテインナ(Девушки Эйнштейна)。ジェヴューシュキは「ガールズ」、エインシュテインナは「アインシュタインの」となりますから、アインシュタイン・ガールズ(Einstein Girls)。

メンバーは、背の高い方のブロンドのオクサーナ・ウスチナヴァ(Оксана Устинова)、ショートカットのリタ・チェルマカヴァ(Рита Челмакова)、背の低い方のブロンドのナターシャ・ヴァラクシナイ(Наташе Вараксиной)。ユニットの名前は賢そうなのですが、外見的にはビッチな感じ。いや、外見だけで判断していけません。

ビッチだな〜と思いつつ、彼女たちのデビュー曲「Сука」(2011年)ってどんな意味か調べてみると・・・「ビッチ」です。やはり僕の直感もまんざらでもない。女の子同志が延々と接吻をし続け、最後に平手打ちというマニア向けのクリップです。



2012年に新たにサウンドアレンジも変えてリリースされたクリップでは、反省したのか、ワンダーウーマンのような格好をした三人が登場。しかし、男性がいじめられるクリップってロシア・ウクライナには多い気がします。

9月 23日

世界一ドロドロした悲劇のPV

Prik Thaiという女性ヴォーカルの5人組のバンドがいます。Prikとはタイ語で唐辛子。Prik Thaiとなるとコショウという意味になります。タイ人がいかにも好きそうなスローなバラード系の「Waen Gam (Karma)」という曲があります。Eaglesの「Hotel California」をタイポップ風にしたらこんなのになるのではというサウンド。これがドラマ仕立てになっており、PVは延々と9分以上続きます。それだけでは、別に興味は湧かないかもしれません。

theseries


さてこのドラマ、浮気性の男性と付き合う悲運のヒロインのドラマ。6分あたりで、このヒロインは女子トイレで咽び泣き。すると、彼氏と思われる男性が横のトイレに(なぜ、分かったかはPVを見てください)! そして、そこからさらに悲惨な状況に彼女は追い込まれて行きます。・・・その後は僕が解説するよりもPVを見ていただいた方がいいでしょう。日本人だったら、もっときれい事的表現で終わらす場面でしょう。



こちらは、「Waen Gam」のアンサーソングとなる「Mot Arom (Not In The Mood)」。悲劇のヒロインの復讐の番です。



タイ人の悲劇のドラマ好きが伝わる文化的にも貴重な作品です。
9月 22日

タイガーガールズはミャンマーガールズだった!

ミャンマーガールズを調べていて、他にも同様のグループはいるのだろうかと調べていて、出てきたのが、Tiger Girls。

「Ko Twayh Nay Pyi」はビルマ語で歌われているようで、内容は不明ですが(一部英語でDiscoとか歌っています)、クリップではトラクター、ホース、工具などの前で踊っており、ミャンマーのガテン系アイドルを目指しているのかと勝手に思ってしまいました。あ、でもよく見ると、ミャンマーガールズと顔が同じ!



ガテン系というのはこの曲だけで、「Ein Mat」は、エレガントに決めています。



ちなみにTiger Girlsとしても、アルバム『Year Of The Tiger Girls』を既にリリースしています。ミャンマー、いつか訪れて、ミャンマーガールズを見てみたいものです。

tigergirls
9月 9日

民主化の象徴?ミャンマーガールズ

myanmargirls僕が学校で習った時は、まだビルマと呼ばれていたミャンマー。1962年の軍事クーデターより軍事政権が続き、2007年に民主化の動きが見え始め、2011年には、アウンサンスーチー女史の軟禁も解除されました。軍事政権時代に首都だったラングーンもヤンゴンに改名され、知らないうちに首都はネピドーに遷都されていました。長らく独裁国家として欧米諸国に制裁を受けてきたミャンマーですが、このところ、民主化にともなう経済発展も期待されています。同時に軍事政権によって改名されたことから、今もビルマの呼称が欧米のメディアでは使われる事も多いです。ここに解説があります。

そんな中、登場したのは、ミャンマー初のガールズグループとされるMe N Ma Girls(ここについてのより正確な情報は次回さらに解説)。仕掛人は、オーストラリアのダンサー、Nicole Mayさん。

既にアルバム『Mingalar Par』(驚くことにAmazonで買えます)もリリースしており、タイトル曲は、ミャンマーの民族衣装をまとった彼女たちが、「ミャンマーの女の子は、他の世界の女の子たちのよう」とあたかもミャンマーの夜明けをトライバルなヒップホップに乗せて歌っています。

MingalarparMingalarpar
販売元:Me N Ma Girls
(2012-01-08)
販売元:Amazon.co.jp
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「Liar!」は、遊園地で歌うK-POPに影響を受けたT-POPに影響を受けたような曲(笑)。



この動画はThe New York Timesによるミャンマーガールへのインタヴュー。以前と比べると自由化されたミャンマーですが、検閲はあるようで、歌の内容やコスチュームに苦労しているようです。「ホットになるように努力しるけど、セクシーすぎないように」と自粛しているようです。



このことだけで、ミャンマーの民主化レベルを計るのは危険ですが、ミャンマーガールズが自分たちの夢を叶えることを望むばかりです。
9月 6日

メキシコのエレクトロポップ、Belanova

リェーナ・カーチナ(Лена Катина)とのコラボで紹介したBelanovaですが、なかなかいいバンドなので、紹介しておきます。中南米でエレクトロポップ系の人たちは、比率的にそれほど多くないのですが、時に好みのアーティストに出くわします。チリのハビエラ・メナ(Javiera Mena)ちゃんとかもその一つですが、今回はメキシコ。

バンドのメンバーは、紅一点のDenisse Guerrero(1980年生まれ)とRicardo ArreolaとEdgar Huertaの男性二人。2003年にデビュー・アルバム『Cocktails』をリリース。その後もメキシコでは、シングルが1位になったり、アルバムのセールスもまずまずのようです。

前回紹介したリェーナとのコラボ曲「Tic-Toc」は、5枚目の最新アルバムとなる『Sueno Electro II』(2011年)に収録されています。このアルバムからの聞き所は、「Mariposas」。ちょっとNew OrderやStuart Priceっぽいせつな系エレクトロポップ。Stuart Priceで思いだしましたが、彼がリェーナをプロデュースしたらいいのになぁ。



Sueno Electro IISueno Electro II
アーティスト:Belanova
販売元:Universal Latino
(2011-09-06)
販売元:Amazon.co.jp
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こちらは、Cola-Colaとのタイアップによるロンドン五輪ソング「Unete Al Movimiento」。



ライヴも楽しそう!
プロフィール

shikata

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Hiroaki Shikata


四方宏明
テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年になんとなく設立。2001年よりAll Aboutにてテクノポップのガイドを担当してます。Twitterで更新のお知らせ中。

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