四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

2012年12月

先日、Phoenix好きにお勧めのスウェーデンのRoyal Conceptを紹介しましたが、同じくスウェーデンのThe Amplifetesをご紹介します。

2008年に結成され、2010年にデビュー・アルバム『The Amplifetes』をリリース。このタイミングでは僕はすっかり見逃していました。「Somebody New」は、タイトなロッキントラックですが、大学の変人先生みたいな風貌の髭もじゃ君のボーカル、いけてます。サウンドもどことなくひねくれている。

AmplifetesAmplifetes
アーティスト:Amplifetes
販売元:EMI
(2010-09-14)
販売元:Amazon.co.jp




こちらでは、Queenになりきり。

amplifetes


2013年にセカンド・アルバムがリリースされる予定ですが、新曲「You/Me/Evolution」を偶然発見し、打ちのめされました。出だしから、Pheonixっぽく、43秒あたりで・・・わぁ、これELOみたいな超キャッチーな曲。壮絶なエンディングで閉じる毒のたっぷり詰まったクリップは、議論を招くものです。人によっては、ただの悪趣味と見えるかもしれません。その判断は各自にゆだねます。



You/Me/Evolution - Single (Single) - The Amplifetes

mamamusicのCEO、ユリィ・ニキティン(Юрий Никитин)のインタヴュー記事を掲載したので、レーベルの歌姫、イリナ・ビルィク(Ирина Билык)のお話です。彼女はキエフで1970年に生まれ。ですから、子供時代はまだソ連。 Kiev State Musical Collegeでヴォーカルを勉強し、mamamusic社長のユリィ・ニキティンとは同じバンドで活動していました。

日本人にも馴染みがあるロシア語の歌がいくつかありますが、「カチューシャ」「カリンカ」「ポーリュシカ・ポーレ」などがありますが、彼女は映画『Victory Day』(2005年)で「カチューシャ」を歌っています。カチューシャとはエカテリーナ(Екатерина)の愛称形です。



彼女は自分で曲を作りますが、イリナの数ある曲の中でも、僕が好きなのは、「Снег (Snow)」(2003年)。ちょうどキエフは雪が降る季節となりましたが、この曲はぴったりでしょう。



SPANKERS繋がりでもう一つ行きましょう。先ずは、彼らの「Chupa Rico(今夜はチュパリコ)」(2011年)。おねえさんが盛りだくさんのラテン系のセクシー・パーティーソング。



実は、こっちを先に知っていたのですが、同年にたかはし智秋が「今夜はチュパ♡リコ」をリリース。

今夜はチュパ♡リコ今夜はチュパ♡リコ
アーティスト:たかはし智秋
販売元:avex trax
(2011-10-05)
販売元:Amazon.co.jp


現在35歳、声優かつグラビアモデルというなかなか希少価値の高い人です。 リリースしたのは、SPANKERSの日本盤も出しているavex。レコチョクの順位にどれほど意味があるのか分かりませんが、ビデオクリップ・ディリーで1位。オリコンでもデイリー26位なので、まあまあ健闘。このクリップが、日本人として大健闘のセクシーな内容で、YouTubeにアップして3時間でR指定の確信犯。

↑このページのトップヘ