thebigmachine今日は、ニュー・アルバム『The Big Machine』をリリースしたばかりのEmilie Simon様について。Emilie様に関しては、2006年に「小悪魔な才女〜エミリー・シモン」というタイトルで記事を書かせてもらっています。自分で言うのもなんですが、デビュー以来彼女を遠距離ながら慕い続けています。最近、プロモーションのため来日されましたが、東京まで会いに行けなかった自分が残念で仕方ありません。インストアで撮ったらしいEmilie様とのツーショット(正確にはスリーショットでしたけど)写真を友人が送りつけてきたのを見て、さらに残念な気分なりました。Emilie様とのツーショットなら家宝にしたいものです。

 

 

theflowerbookフランス人のEmilie様、今までのアルバムでもフランス語に加えて、英語で歌っていましたが、『The Big Machine』では全曲英語。2006年に今までの2枚のオリジナル・アルバム『Emilie Simon』『Vegetal』とサントラ『La Marche de l'Empereur(皇帝ペンギン)』から選曲した全米進出のアルバム『The Flower Book』(写真)をリリースしたことからも、フランスだけではなく、世界制覇と狙っていると思われます。また、彼女自身がNew Yorkに移り住んだ事も影響しているのでしょう。

 

英語詞であること以上に、このアルバムを聴いて感じたのは、うわぁ!Kate Bush!!! 先日紹介したMarina & The Diamondsでも同じような事を言っていましたが、今、Kate Bush的なものが再評価されているのでしょうか? シングル曲でもある1曲目「Rainbow」と2曲目「Dreamland」は、どちらかというと今までのEmilie様の趣があるのですが、3曲目の「Nothing To Do With You」がとってもKate節。凄く声が伸びるのです。サウンドはデビュー時の宅録エレクトロからより生楽器も増えていますが、エレクトロなサウンドは根底にあります。フランス的なものが確かに弱まった感がありますが、彼女がどこまでKate Bushを意識したかは別として、この新しい路線も僕としては歓迎します。

 

YouTubeを検索すると、かなりの数のEmilie様の動画が出てきますので、一部紹介します。僕としては、3曲目をぜひ聴いてほしい。







ビッグ・マシーンビッグ・マシーン
アーティスト:エミリー・シモン
販売元:Rambling Records
発売日:2010-06-04
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The Flower BookThe Flower Book
アーティスト:Emilie Simon
販売元:Milan
発売日:2006-11-07
おすすめ度:3.0
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