クリスマスソング定番の次は、定番じゃないけど、私的に最高のクリスマスソングを紹介します。

The Damnedというパンクバンドをご存知でしょうか? 1976年にデビューし、Sex Pistols、The Clashと並んでロンドン3大パンクバンドの一つとされています。ポップでありながらも、スピード感があり、ゴシック・テイストもある、その後のムーヴメントにも影響が大だったバンドです。The Damnedのオリジナル・メンバーでベーシスト(後、ギターリスト)だったCaptain Sensible(Raymond Burns)というとぼけたおっさんがいます。パンクバンドに居たくせにソロでは超ポップで、ある意味パンク的な退廃とは対照的なポジティヴなメッセージを感じます。トニマンことTony Mansfieldのプロデュース作品にその傾向が顕著に見られます。ちなみにトニマンは、The DamnedのEP『Friday 13th』(1981年)もプロデュースしています。トニマン=Captainの代表作は、全英1位となった「Happy Talk」(1982年)がありますが、同じコンビで作られたクリスマスソングが、「One Christmas Song」(1984年)。アレンジはトニマン節が炸裂。PVには反戦的なメッセージが込められています。



この曲はもともとシングルのみでリリースされましたが、復刻版CD『The Power Of Love』(1983年)にボーナス・トラックとして追加されています。

Power of LovePower of Love
アーティスト:Captain Sensible
販売元:Cherry Red UK
(2009-08-25)
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クリスマスソングではないですが、クリスマスコンピには収録されたりする他にトニマンのプロデュース作としてAztec Cameraのウィンターソング「Walk Out To Winter」(1983年)を紹介します。Aztec CameraはRoddy Frameを中心に結成されたスコットランド出身のネオアコ系バンド。イントロでキュンとします! ちなみにこの曲に関しては、『High Land, High Rain』に収録のアルバム・ヴァージョンよりもシングル・ヴァージョン(PVに収録分)がお勧めです。



ちなみに『High Land Hard Rain』(1983年)、『Knife』(1984年)、『Stray』(1990年)、『Dreamland』(1993年)、『Frestonia』(1995年)の5枚のアルバムを収録したボックスセットは、なんと2,433円! ちなみに彼らのアルバム『Dreamland』(1993年)のプロデュースは、坂本龍一。

5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET
アーティスト:AZTEC CAMERA(アズテック・カメラ)
販売元:Warner Music
(2010-02-27)
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