n.A.T.o.(またはnATo)という表記となるようですが、いかにもt.A.T.u.を意識したような名前。同時に旧ソ連を中心とした東側諸国に対抗するための軍事同盟として誕生したNATO(北大西洋条約機構)にも当然、ひっかけているのでしょう。

こんな事をしそうな人・・・それは、t.A.T.u.のプロデューサーだったイワン・ シャポヴァーロフ(Ivan Shapovalov)です。n.A.T.o.とは、Natalya Shevlyakova 。諸説があるみたいですが、旧ソ連だったグルジア共和国(グルジアに属するアブハジア自治共和国)をルーツにもつロシアの当時10代の歌手。

PV「Chorjavon」では、イスラム教徒によく見られるヘジャブを纏い、神秘に包まれています。Natalyaはタジク語、ペルシャ語、ウズベク語で歌い、僕には何語で歌っており、何を歌っているかは全く不明ですが、CNN等ののニュース番組のクリップが時々引用され、政治的演出を感じます。基本、アラブ音楽的ですが、t.A.T.u.的なテクノな部分も見られます。この曲はリミックス版(DJ Niki & DJ Atli Extended Remix)もあります。



「Be Umide」の方は、より哀愁のバラード。



2004年にモスクワ、2005年にドイツでコンサートを行っているようですが、2004年のイギリスでのコンサートの発表の際には、テロ事件を商業利用しているという非難を受けています。

結局、世界デビューには至らず、n.A.T.o.の活動は既に終わってしまったようですが、10曲入りアルバム『n.A.T.o.』(2005年)を残しています。

nato