orangealbumミン・ニェットについて続けます。彼女たちの3rdアルバム『Oranzhevyj Singl (Оранжевый Сингл)』(2005年)は、日本語に訳すと、「オレンジ・アルバム」。このオレンジが曲者なのです。ジャケには、青と黄色のウクライナの国旗のようなデザインがあります。

既発の曲に追加されたのが、「Оранжевая песня」。「オレンジ・ソング」という意味です。これは元ネタがあって、元々の「オレンジ・ソング」はどこかで聞いたような、懐かしさがあります。



Min Netのカヴァー曲を最近知り合ったウクライナ人のMarkさんに聞いてもらったところ、「この曲はソ連の曲のパロディーで、オレンジ革命で騒がれたユーリヤ・ティモシェンコへの嫌がらせの曲ですね。」との指摘がありました。

オレンジ革命とは、2004年のウクライナ大統領選で、親欧米派のユシチェンコ氏が、日本でも“美女すぎる首相”としても有名なティモシェンコ氏(のちユシチェンコ氏とは対立)と共に、大統領の座をつかんだ混乱・政変です。こちらは美女すぎるティモシェンコ氏のスライドショー。



ユシチェンコ大統領は反ロシア的立場をとってきたので、ロシアのユニットであるミン・ニェットがこの曲をカヴァーしていると言う事は・・・Markさんの指摘通り皮肉としか思えません。ロシアのサイトでしかMin NetのPV(イカレタ内容なので閲覧注意)は見つけられませんでしたが、いかにもウクライナを揶揄するような内容。金髪の三つ編みがトレードマークのティモシェンコ元首相に似た女性(ティモシェンコ氏ほどの美貌ではないですが・・・)が露わな姿に・・・ ロシアとウクライナの関係のややこしさが垣間見られる歌です。