Saori@destinyの前作『WORLD WILD 2010』から14ヶ月ぶり、ミニアルバム『Domestic domain』が6月15日にリリースされます。前作は沈滞気味のJ-POP界において、僕が希望を感じた作品です。バイレファンキやファンキーコタを取り入れた辺境ポップで孤軍奮闘。10年代のJ-POPを振り返るといった特集をすれば、僕はこの作品をきっと入れるでしょう。
WORLD WILD 2010WORLD WILD 2010
アーティスト:Saori@destiny
販売元:D-topia Entertainment
(2010-04-14)
販売元:Amazon.co.jp
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新作『Domestic domain』も、期待を裏切らない作品になっています。全ての曲はSaoriちゃんが作詞。
Domestic domainDomestic domain
アーティスト:Saori@destiny
販売元:D-TOPIA UNIVERSE
(2011-06-15)
販売元:Amazon.co.jp
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オープニングを飾る黒いファンク(あえてヒップホップとは言わない)「BEATBOP」は、Saoriちゃんが歌う事によって(いい意味で)変てこな化学変化が起こっています。


震災後の日本への応援歌ととれる「GAMBA JAPAN」は、サンバ風エレクトロ。しみじみとした歌になりがちな応援歌ですが、僕はこっちが好み。だって、元気出ますから。


「OFF THE WALL」はタイトルからしてマイケル・ジャクソンしていますが、歌詞の中にも思い切りマイケル曲が散りばめられた、MJ風ソウル・ナンバー。

ラストの「Klaxon」は、僕が大好きなG.RINAが作曲・プロデュースをしています。G.RINAが好きな理由を考えた時、彼女も辺境ポップなんですよね。だから、この人選は大正解。