3月11日から16日の間、テキサス州オースティンであったSXSWに行ってきました。昨年はPerfumeが出たフェスです。インターアクティヴを目的に行った一応出張なんですが、Gary Numanのドキュメンタリー映画を観たり、DE DE MOUSE、水曜日のカンパネラ、Neon Bunnyなどのライヴ観戦をしたり、街全体がフェスになってる盛り沢山すぎるイベントでした。

音楽のセッションもあって、「No Future - 1976 and the Birth of Punk in the UK」というUKパンクについてのパネルディスカッションがとても面白かったです。一人のパネラーが、イギリスにおける、ティディーボーイズ、スキンヘッズ、パンクスといういわゆる不良の流れを話していました。その流れで、2トーンという白人と黒人によるムーヴメントに対してダイバーシティ的評価をしつつも、ナショナリズム的なスキンヘッズが2-トーンにも結びついているという、一見矛盾した関係についても言及していました。

前置きが長くなりましたが、前回のБраво(ブラーヴォ)も2トーンの影響化にありましたが、今回紹介するストランヌィ・イーグリィ(Странные Игры)も2トーンとしてスタートしました。デビュー作『Метаморфозы(メタモルフォーシス)』のジャケットももろ2トーン。「白鳥の湖」ネタも使ったスカです。

Метаморфозы




こちらは、Kraftwerkの「Trans-Europe Express」にインスパイアされたのかはわかりませんせんが、ストレンジなエレクトロポップへと変化していった「Трубопровод Уренгой -Помары - Ужгород(トランス・シベリアン・パイプライン)」。