遅ればせながら、7月9日の「『共産テクノ』出版記念 トークイベント〜フォノテーク講座第一回」にご来場の方々ありがとうございました。

「スポーツテクノ」を中心に講座を行ったのですが、その中で一番の反響があったのが、Franek Kimono(フラネク・キモノ)です。このジャケット、めちゃインパクトあります、というかあり過ぎ。

Franek Kimono


見た目はオッサンです。でも、音楽的にはテクノディスコ系ニューウェイヴ。白塗りなのは、ニューロマンティックスに感化されたのでしょうか? グループの名前はFranek Kimonoですが、オッサンの名前はPiotr Fronczewskiで演劇系の俳優らしい。他に3人のメンバーがいます。空手着をまとい、「Kimono」からしても日本文化も大好きと勝手に想像しています。1983年にBruce Leeをこよなく愛する彼は、中華テクノディスコ「King Bruce Lee Karate Mistrz(ブルース・リーは空手マスター)」で注目を浴びました(どのくらいかは知らないけど)。



そして翌年の1984年に放ったエアロビクス曲は、「Gimnastyka Aerobic(エアロビクス体操)」。意外と、オッサンは、スポーツテクノを極める肉体派なんです。しかも、オッサンはダンディズムがわかる男。



鉄のカーテンの向こう側にこんなオッサンがいたとは、驚きです!

来週から『共産テクノ』の続編のため、取材と称して、ドイツ(気分的には東ドイツ)とポーランドに行ってきます。このオッサンにもなんとか会いたったのですが、公式サイトらしきところからの情報でも、コンタクトするのは難しい模様・・・残念! ポーランドに行ったら、ポーランド人にFranek Kimonoについて尋ねてみよう。