どこの国もニューウェイヴ歌姫のようなポジションの人がいます。ソ連の場合、自称火星人ことジャンナ・アグザラワ (Жанна Агузарова)、チェコスロバキアで言えば、Jana Kratochvílováです。日本の戸川純的ポジションと言った方がわかりやすいかもしれません。

Jana


デビューシングルは結構早い1977年の『Song』。バックビートが効いた前衛的な歌謡曲といった感じ。



1980年のシングル『Dlouhá Bílá Žhoucí Kometa(長く白い萌える彗星)』は、モーグサウンド的キラキラディスコ歌謡。



翌年にはThe Policeのカヴァー『Tvou Spásou Já Chci Být(高校教師)』をシングル・リリースしています。



Janaは1983年にはチェコスロバキアに帰国できなくなり、英国に残り、Jana Pope、Z Goddess名義でリリースをしましたが、残念ながらそれほど注目されることはありませんでした。最近もチェコスロバキアのメディアにも登場していますが、エキセントリック街道まっしぐらという感じです。