四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

SOVIETECHNO:『共産テクノ ソ連編 (共産趣味インターナショナル) 』の発売を記念して、共産テクノの動画を中心に紹介!

アメリカ

3月 3日

哀愁のノスタルジア、Lana Del Reyの粋なカヴァー

まだLana Del Reyを知らなかった時、最初「Video Games」というタイトルを見て、これはテクノっぽいだろうから聴いてみようとした所、当初の目的は忘れて、この曲に惚れ込みました。なんだか忘れていたアメリカの憂いが伝わってきました。自らのジャンルをサドコア(Sad Core)と公言するだけあって、泣けます。

ボーン・トゥ・ダイ ザ・パラダイス・エディションボーン・トゥ・ダイ ザ・パラダイス・エディション [CD]
アーティスト:ラナ・デル・レイ
出版: ユニバーサル インターナショナル
(2012-11-14)




前回紹介したThe Young Professionalsは、Lana Del Reyの「Video Games」のカヴァーもしています。ジャンル的にはかなり離れている二組ですが(Lana Del ReyのRemixには結構エレクトロなのもありますけど)、原曲にスピード感を持たせ、見事なエレクトロポップ化をしています。公式クリップではありませんが、ピンボールの映像もはまっています。

videogames-typ




Lana Del Reyに戻って、もう一つ、好きなのが、「Diet Mountain Dew」。作り込んでいないトラックで、「Video Games」と同様クリップも手作り感が溢れています。でも、圧倒的なノスタルジアにひれ伏します。



Lana Del ReyとThe Young Professionalsには、ともに来日して欲しい!
2月 19日

1200万+再生回数のハーレムシェイク踊り

たまには流行ものについて書きましょう。「江南スタイル」の次みたいに紹介されている、最近人気急上昇中のダンス動画「The Harlem Shake」はご存知でしょうか? こちらが、何故か全身タイツのオリジナル版。



これを見て、作られたのがTSCS版。オリジナルより再生回数が多い! この腰抜けダンスは、NYのハーレムがルーツらしい。



「The Harlem Shake」という曲自体は、NYブルックリン出身のエレクトロ系のアーティストのBaauerによるもの。エレクトロ系と言ってもいろいろありますが、Diploとかに近い。

harlemshake


その後、解りやすいダンスの展開も手伝って、様々なヴァージョンが作られて、増殖中。いろんなのを集めたコンピレーション。



本日公開されたタイのアイドルレーベル、KamiKaze版もここに紹介しておきます。


9月 2日

完璧な日本語のNYブルックリン発エレクトロポップ

以前、ミニ・チルウェイヴ特集みたいな感じでアメリカを中心にいくつかのバンドを紹介しましたが、その中でもひと際光っていたのが、Chairlift。facebookでMatsumiさんからこのクリップを教えてもらって、見た所、ビックリ!



「I Belong In Your Arms」は、アルバム『Something』(2012年)に既に収録されている、日本語ヴァージョン「あなたの腕で抱かれたい」なのですが、これが半端でない。所謂、Police、Beach Boysなど外国人が歌う日本語ソング(全曲および部分的に)は、数多くありますが、やはり付け焼き的なもの。これを歌っているCaroline Polachekちゃんの場合、なんの先入観も持たないで、クリップを見ないで聴いてみれば、日本人が歌っていると思ってしまいます。調べてみると、彼女は小さな頃(いつ頃で何年くらいかは不明)、日本に住んでいたようです。とてもお綺麗なのですが、どこかエキセントリックな魅力があります。ナチュラルな脇の下にも主張を感じます。ISH PICKで掲載されたステージ衣装(?)も凄い!

歌詞の日本語訳は、Juri Onukiというクレジットがあります。多分、この方ではないかと推測しています。

なお、この曲は、9月12日発売のChairliftの『SOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITION』にも収録されます。

SOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITIONSOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITION
アーティスト:CHAIRLIFT
販売元:YOUNG TURKS/OCTAVE-LAB
(2012-09-12)
販売元:Amazon.co.jp
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7インチ盤のジャケも素敵!

ibelongtoyourarms7


I Belong in Your Arms (Japanese Version) - Something
6月 8日

魅惑のスッチー・コス

現在は政治的に正しい表現として、フライトアテンダント、キャビンクルー、客室乗務員などの呼称が使われますが、古くはスチュワーデス、エアホステスなどの呼称が使われていました。今でも、スチュワーデス(略称としてスッチーだけど死語?)の方に馴染んでいる人も多いでしょう。

あえて女性の客室乗務員が着用することを強調するため、スッチー・コスという表現を使いますが、スッチー・コスで登場するPVを紹介しましょう。

有名どころでは、Britney Spearsの「Toxic」。PAN AMの制服を超セクシーに改造したようなコス。



知る人は日本にはほとんど居ないでしょうが、以前紹介したウクライナのセクシー2人組、неАнгелы (NeAngely)の「Киев-Москва(Kiev - Moscow)」。なかなか低音の魅力があるお二人ですが、こちらも二種類の露出度が高いスッチー・コス。しかし、街や線路を駆け抜ける地に足がついたスッチーです。最後にちょこっとだけ飛行機シーンがありますけどね。

6月 1日

Air Stripならテロ対策万全

ブラニフ航空(Braniff International Airways)は、1928年にブラニフ兄弟によって操業されたアメリカの航空会社。

1965年に「The End of the Plain Plane, Explained」というシャレたスローガンのもと、エミリオ・プッチとアレキサンダー・ジラルドを起用し、航空業界にデザイン革命を起こします。しかしながら、PAN AMと同じく、1982年に破産してしまいます。90年前後に一時復活しましたが、長続きしませんでした。日本に乗り入れていなかったので、いや、僕が飛行機を乗り始める以前に倒産してしまったので、乗る機会はありませんでした。スペースヘルメットとか見たかった。残念!



こちらは、The Air Stripというスチュワーデス(エアホステスとも言う)がストリップをしながら衣装を着替えるという1965年のキャンペーン。フェミニズムが台頭する前のアメリカを感じます。



The Braniff Pages

こちらも、Air Strip。これでテロの心配なく飛行機に乗れます。バカですね〜。



音楽の話が無かったので、スウェーデン出身のRasmus Faberのアルバム『B.I. Braniff International selected and produced by Rasmus Faber』(2006年)でも紹介しておきます。特に、ジャケ以外ブラニフって訳じゃないんですけどね。

B.I.ブラニフ・インターナショナル selected by ラスマス・フェイバー(初回限定盤)B.I.ブラニフ・インターナショナル selected by ラスマス・フェイバー(初回限定盤)
アーティスト:オムニバス
販売元:Rambling Records
(2006-11-11)
販売元:Amazon.co.jp
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5月 29日

エアライン映画の定番曲〜Come Fly With Me

アメリカに渡航の際は、ハブ空港の関係でアメリカのエアラインではユナイテッド、ノースウェスト、デルタ航空に乗る事が多かったです。でも、「兼高かおるの世界の旅」のおかげで、 僕は海外旅行と言えば、夢のPAN AMというイメージがあります。でも、実際PAN AMに乗った記憶はありません。



80年代には、こんなPAN AMのCMも日本で放映されていました。柳生博さんですね。



レオナルド・ディカプリオ主演の映画『Catch Me If You Can』も、1960年代のPAN AMが登場していました。やはり、あの時代がPAN AMの黄金時代。



キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]
出演:レオナルド・ディカプリオ
販売元:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
(2009-04-10)
販売元:Amazon.co.jp
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上記動画のBGMにもなっている映画の挿入曲が、JET SETのコンセプト・アルバムとも言えるFrank Sinatraの『Come Fly With Me』収録のタイトル曲です。ただし、PAN AMではなく、TWAとのタイアップ。綾瀬はるかが出演した日本のエアライン映画『ハッピーフライト』のエンディングにも使われていましたね。

Come Fly With MeCome Fly With Me
アーティスト:Frank Sinatra
販売元:Capitol
(1998-09-08)
販売元:Amazon.co.jp
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5月 27日

ドラマ「PAN AM」〜Fly Me To The Moon

エアライン特集をします。All Aboutの専門家トピックスでも書きましたが、アメリカのABCで放映されたTVドラマ「PAN AM」全14話全て見ました。本国では、第1話は、1100万以上の視聴者を集め、好調な滑り出しだったようですが、その後は右肩下がりとなり、シーズン2があるかどうか現在不明な状態。確かにドラマの筋は突拍子もない展開となったりして、「あれ?」っと思う事も多かったのですが、スチュワーデスのユニフォームなど60年代のPAN AMを忠実に再現しており、その時代感覚が好きな人にとってはたまりません。あこがれのJET SETの時代。ちなみにJET SETとは、日本語にするとジェット族。意味は、ジェット機などで世界を遊び回るセレブ系。

きゃりーぱみゅぱみゅも「TV Bros.」の表紙を飾っていましたね。

panamkyary


同時に4人のスチュワーデスが皆、魅力的。新人スチュワーデスのローラ・キャメロン役を務めたマーゴット・ロビーは適役。オーストラリア人ですが、PAN AMの制服が似合い過ぎでドキドキします。



サントラは、時代を感じさせるジャズヴォーカルものが中心ですが、ドラマのテーマにぴったりなのが、「Fly Me To The Moon」。この曲は最初は「In Other Words」というタイトルで1954年に作られたもので、多くの人たちがカヴァーしています。後にFrank Sinatraがヒットさせましたが、ドラマのサントラにはGrace Potterのヴァージョンが収録されています。 新世紀エヴァンゲリオンのエンディング曲にも使われたり、宇多田ヒカルもカヴァーしています。



Music from & Inspired By Pan AmMusic from & Inspired By Pan Am
アーティスト:Music From & Inspired By Pan Am
販売元:Verve
(2012-01-17)
販売元:Amazon.co.jp
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5月 18日

元祖メガネ女子Blossom Dearie

「Just One Of Those Things」はジャズのスタンダードとされ、作られたのは1935年ですから、オリジナルを語るのはやめましょう。かつ、数えきれない人たちが歌っています。僕がこの曲を知ったのは、僕が好きなBrazilian Girlsのヴァージョン。この曲は、ジャケ写からもタランティーノ風映画サントラ『Nobel Son』(2008年)に収録されています。クレジットからすると、Blossom Dearieの「Just One Of Those Things」をBrazilian Girlsがリミックスしたと考えて良いのでしょう。うん、この曲が1935年に作られたとは思えない。



Nobel SonNobel Son
アーティスト:Various Artists
販売元:Lakeshore Records
(2008-11-11)
販売元:Amazon.co.jp
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Blossom Dearieの原曲は、1958年のアルバム『Give Him the Ooh-La-La』に収録されています。ジャズにはそれほど詳しくありませんが、女性ジャズヴォーカルでしかも元祖メガネ女子という風格のあるBlossomは渋い。そして、声がかわいらしい。でも、「Just One Of Those Things」の動画はないので、「Thou Swell」を紹介しておきます。



Give Him the Ooh La LaGive Him the Ooh La La
アーティスト:Blossom Dearie
販売元:Polygram Records
(1998-06-23)
販売元:Amazon.co.jp
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5月 17日

ジョージ・クルーニーのおばさん

今回は60年代ではなく、50年代がゼロ年代にリヴァイヴァルするパータンです。先ずはオリジナルから。映画ファンでなくても、George Clooney(ジョージ・クルーニー)はご存知でしょう。アメリカ人的な目線では男前の典型。彼のおばさんがRosemary Clooney。1928年に生まれ、2002年に亡くなっています。

彼女が1954年(さすがに僕も生まれていない!)にリリースし、全米10位、翌年英国では1位になったのが、「Mambo Italiano」。よくこんな時代の動画が残っているなと感心しますが、若き日のRosemary、美人。Georgeも彼女にどことなく似ていますね。そして、今のアメリカにはないおしゃれさを感じます。



Playlist: the Very Best of Rosemary ClooneyPlaylist: the Very Best of Rosemary Clooney
アーティスト:Rosemary Clooney
販売元:Playlist
(2011-10-18)
販売元:Amazon.co.jp
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この曲は、ラテンハウス系のミュージシャンに好まれています。ここでは紹介できませんが、Basement Jaxxもカヴァーし、Shaft(共に英国)のカヴァーは、イギリスのチャートで12位まで行きました。



Mambo ItalianoMambo Italiano
アーティスト:Shaft
販売元:Wonderboy
(2000-03-13)
販売元:Amazon.co.jp
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5月 13日

涙のバースディパーティー

1981年、Dave Stewart & Barbara Gaskinによる「It’s My Party」は、全英1位に輝きます。これまでも同傾向の曲を紹介しましたが、これは典型的なエレクトロポップ化した60年代ガールポップ! この二人、芸歴は長く、DaveはEurythmicsのDaveとは同名別人で、Eggなどのプログレ系バンドで活動してきたキーボーディスト。BarbaraもSpirogyraやDaveと同じHatfield And The Northで活動してきたヴォーカリスト。PVも見応えがあり、蝶ネクタイをしたThomas Dolbyが登場します。



Broken Records - The Singles [Special Edition] (ザ・シングルズ・スペシャル・エディション)Broken Records - The Singles [Special Edition] (ザ・シングルズ・スペシャル・エディション)
アーティスト:Dave Stewart & Barbara Gaskin(デイヴ・スチュワート & バーバラ・ガスキン)
販売元:Arcangelo
(2010-12-15)
販売元:Amazon.co.jp
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60年代、この曲は複数の人に歌われました。60年代のオールディーズものを聴いてみれば、色々な歌手が歌っています。アメリカ人、Lesley Goreによる1963年のヴァージョンが、全米1位となり一番有名です。最近まで知らなかったのですが、これをプロデュースしたのは、Quincy Jones。日本では、邦題「涙のバースディパーティー」で園まりなども当時カヴァーしていました。



涙のバースデイ・パーティ~レスリー・ゴーア・ベスト・セレクション涙のバースデイ・パーティ~レスリー・ゴーア・ベスト・セレクション
アーティスト:レスリー・ゴーア
販売元:USMジャパン
(2009-06-03)
販売元:Amazon.co.jp
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ゴールデン☆ベストゴールデン☆ベスト
アーティスト:園まり
販売元:ユニバーサル インターナショナル
(2004-02-25)
販売元:Amazon.co.jp
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4月 30日

元祖アイドル歌手のJamaica Ska

スカと言えば僕の世代だと、70年代終盤の英国で勃興した2トーン・ブーム。パンク〜ニューウェイヴ・ムーヴメントの延長線上にもありますが、The Specialis、Madness、The Beat、Selectorなどのバンドが活躍しました。当時、市松模様のシャツともThe SpecialsのTerry Hallなんかを意識しながら着ていた人もいたでしょう。

オリジナルスカは、60年代スカの故郷、ジャマイカで浸透をしました。僕の中では、スカはジャマイカ、そして英国というイメージなのですが、アメリカでもスカを取り入れたシンガーがいました。Annette Funicelloというイタリア系アメリカ人。ディズニーのマスコットガール出身の59年にデビューした歌手・女優。アイドル歌手の先駆けとも言えましょう。当時、Paul Ankaとの恋仲が話題となりました。

彼女のヒット曲としては、「Pineapple Princess」(1960年)が有名でしょうが、紹介したいのは、「Jamaica Ska」(1964年)。ガールポップ・シンガーが60年代にスカを歌っていたとは。侮れないアネット! これは、Bob Hopeと一緒にテレビで歌っている動画。



原曲は、ジャマイカのオリジナルスカのDesmond Dekkerによるもの。Specialsとコラボしているヴァージョンがあります。



そして、Annetteは、アメリカのスカ系ミクスチャー・バンド、Fishboneとコラボし、映画『Back To The Beach』(1987年)に登場! おばちゃんにはなっていますが、いなせな姉御って感じで素敵。



20th Century Masters: Best of20th Century Masters: Best of
アーティスト:Annette Funicello
販売元:Disney Int'l
(2007-02-06)
販売元:Amazon.co.jp
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4月 29日

超セクシーなイタリア版“恋はあせらず”

The Supremesと言えば、「You Can’t Hurry Love(恋はあせらず)」。現在、SoftBankのCMで使われているので、若い人にもわかる曲。そう言えば、「青い山脈」をトリンドル玲奈が鼻歌したり、SoftBankは懐メロ路線です。話はそれますが、capsuleのツアーで、DJ中田ヤスタカがこの「青い山脈」の鼻歌リミックスを披露していました。業師です。



「Stop In The Name Of Love」と同様のチームにより、全米1位となっていますが、僕の世代では、Phil Colinsのカヴァーでこの曲を知った人も多いでしょう。彼のソロとしての初の全英1位曲でその後の活躍のきっかけとなりました。



The Supremesは、イタリア語版「You Can’t Hurry Love」として「L'amore Verra (Love Will Come)」もリリースしています。



それをカヴァーしたのが、イタリアのフェロモンあまり過ぎ肉食系美人、Nina Zilli。いや、このカヴァー、超セクシー。



Sempre Lontano-SlidepackSempre Lontano-Slidepack
アーティスト:Nina Zilli
販売元:Unive
(2010-08-17)
販売元:Amazon.co.jp
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4月 28日

Stop In The Name Of Love

前回のSandiiと同じパターンですが、高橋幸宏のソロアルバム『音楽殺人』もレコードがすり切れるほどというか、すり切れるまで聴きました。

音楽殺人音楽殺人
アーティスト:高橋ユキヒロ
販売元:キングレコード
(2009-03-25)
販売元:Amazon.co.jp
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テクノポップでありつつも、60年代的黄金ポップスの風格のある作品です。その風格を作り出している曲と言っても良いのが、「Stop In The Name Of Love」。



オリジナルは、Diana Rossがリードヴォーカルを務めるThe Supremes。そして、「Jimmy Mack」と同じMotownの制作チームHolland-Dozier-Hollandによる作品。1965年に発表されたこの曲は見事に全米1位となります。



アルティメイト・コレクションアルティメイト・コレクション
アーティスト:ダイアナ・ロス&シュープリームス
販売元:ユニバーサル インターナショナル
(2006-01-25)
販売元:Amazon.co.jp
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リミックス集もあります。

DIANA ROSS&THE SUPREMES REMIXESDIANA ROSS&THE SUPREMES REMIXES
アーティスト:オムニバス
販売元:ユニバーサル シグマ
(2007-06-27)
販売元:Amazon.co.jp
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この曲のカヴァーは海外にも数多く存在しますが、日本ではglobeもカヴァーしていますね。
4月 25日

Jimmy Mack

以前、Tracy UllmanやMari Wilsonの時に、60年代リヴァイヴァル的80年代ポップについて書きましたが、今回はその続きのようなもので、オリジナルも含めて紹介していきます。

YMOがブレイクして間もない1980年、Sandiiの『Eating Pleasure』は、僕がYMOと共にすり切れるほど聴いたアルバム。細野晴臣プロデュースのこのアルバム、テクノでありながらも、エスニックでかつファンキー。オープニングの「Idol Era」にはガッツーンとやられました。それ以外にも、高橋幸宏作の「Drip Dry Eyes」など名曲ぞろい。そして、この「Jimmy Mack」の秀逸すぎるカヴァー。



EATING PLEASUREEATING PLEASURE
アーティスト:サンディー
販売元:Sony Music Direct
(2006-09-13)
販売元:Amazon.co.jp
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Martha and the Vandellasによるオリジナルは、が1967年にモータウンから発表され、全米10位となりました。この曲は1964年にAnnette Beardが歌いレコーディングされましたが、ヴェトナム戦争のさなか、相応しくないとの配慮でモータウンはお蔵入りさせました。Jimmy Mackとは、ボーイフレンドの名前で、「Jimmy早く帰ってきて」と歌う恋いこがれる歌。



ClassicClassic
アーティスト:Martha Reeves & Vandellas
販売元:Spectrum Audio UK
(2009-04-07)
販売元:Amazon.co.jp
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なお、Sandiiがカヴァーした後にも、Sheena Easton、Laura Nyroなどがカヴァーしていますが、SandiiのカヴァーがR&Bの魂を失わず、昇華したという意味では一番評価できます。
4月 8日

モータウン meets 2 many dj’sなThe Knocks

前回紹介したアレックス・ウィンストン(Alex Winston)のプロデューサーを務めたのが、NYブルックリンのBen "B-Roc" RuttnerとJames "JPatt" Pattersonの二人からなるThe Knocks。まだアルバムリリースがないのですが、イギリスのNME誌に20組の最も熱いプロデューサーの一組として選ばれています。

Heavy Roc Musicから、彼らのモータウン・ナンバーのエレクトロ系カヴァーやリミックスを収録したアルバム『The Same Old Songs』が無料配信されています。アレックスが歌う「Can’t Hurry Love(恋はあせらず)」は、僕的にはストライク! Phil Collinsもカヴァーをヒットさせましたが、オリジナルはThe Supremesですね。



thesameoldsongs


The Knocks、DJとしても2 many dj’s的センスを感じます。同じく無料配信されている『The Transplant』というシリーズでは、マッシュアップを含めたMix Tapeを制作していますが、『The Transplant II - The Edits』収録のマッシュアップをぜひ聴いてください。Ellie Gouldingの「Under The Sheets」とDaft Punkの「There’s Something About Us」のマッシュアップとかいい感じ。

オリジナルとしてデビューシングルの「Make It Better」。Foster The Peopleの「Pump Up Kicks」をリミックスしているThe Knocksですが、Fosterに近いものを感じます。



こちらは、モータウン魂のDaft Punkって感じの「Brightside」。アルバムが出るのが楽しみ!



The Knocks
4月 7日

ケイト・ブッシュの再来?アレックス・ウィンストン

アメリカに戻ります。今回紹介するのは、年齢24歳、デトロイト出身、現在NYで活動するアレックス・ウィンストン(Alex Winston)。

最近、魔女系とかが流行っているそうですが、イギリスのケイト・ブッシュ(Kate Bush)はその元祖。アメリカン・インディー系でありながらも、アレックスは魔女のオーラを出しています。ルックス的にもケイトっぽい。最近、アメリカとヨーロッパの境界線があいまいになってきました。

既に、『Sister Wife』(2011年)と『Velvet Elvis』(2011年)という2枚のEPをリリースしていますが、全然ヘヴィロックではないHeavyRocMusicから無料配信されたEPが『The Basement Covers』(2010年)。文字通り、カヴァーをしていますが、Old but Newな折衷の妙があります。

thebasementcovers


彼女のフルアルバム『King Con』(2012年)は、その集大成。オペラも含めて音楽の才があるアレックスの歌は、そのカヴァーのセンスからもうかがえる、どこか懐かしいけど今の音。おススメ曲は多いのですが、「Velvet Elvis」「Choice Notes」あたり。





King ConKing Con
アーティスト:Alex Winston
販売元:Cooperative Music
(2012-04-10)
販売元:Amazon.co.jp
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Alex Winston
3月 27日

Blackbird Blackbirdのような反復する名前

今度は、サウンド的にチルウェイヴど真ん中のサンフランシスコ出身のBlackbird Blackbird。何故か、名前が反復していますが、80年代には結構いました。有名どころでは、Duran Duran。他にもTalk Talk、CaVa CaVa、Allez Allez、Humpe Humpe、President President、The Theなど。日本だったら、Princess Princess! ちなみにBye Bye Blackbirdという名前から改名したようです。ちなみに「Bye Bye Blackbird」というスタンダードナンバーがあり、1926年にGene Austinが歌い、その後も様々なアーティスト達がカヴァーし、最近ではPaul McCartneyが、アルバム『Kisses On The Bottom』に収録しています。

Blackbird Blackbirdは、Mikey Sandersのソロプロジェクト。チルウェイヴ系の特徴としては、ソロであってもバンド名(プロジェクト名)をつけるのが一般的です。アルバム『Summer Heart』(2011年に日本盤も発売)に収録の「PURE」は、僕の中ではチルウェイヴど真ん中・・・アンビエントなMy Bloody Valentineのような幻想的なトラック。抑揚がない曲なのですが、映像を見ていると不思議に引き込まれます。



サマー・ハートサマー・ハート
アーティスト:ブラックバード・ブラックバード
販売元:PLANCHA
(2011-03-02)
販売元:Amazon.co.jp
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Blackbird Blackbirdはリミックス仕事も多く、以前紹介したフィンランドのReginaや他チルウェイヴ系のリミックスをしています。

3月 25日

日本人もリミックスしていたBrothertiger

音楽世界旅行では、基本的に国ごとに紹介していますが、世の中はどんどんフラットになっているのを実感します。今回、紹介するBrothertigerは、最初聴いた時、イギリスだと感じましが、アメリカはオハイオ州の出身。チルウェイヴ系にもされたりする兄虎君(Brothertigerのつもり)ですが、このキラーチューン「Lovers」を聴く限り、胸キュン系エレクトロポップ。あえて言えば、明るいチルウェイヴ(?)・・・いや、それって辛くない明太子みたいな。PVも黒タイツのお姉さんが脈絡も無く、でも80年代っぽく(フランスのValerieの懐古的センスに近い)登場しています。



「Lovers」は、細川拓久真によるAvec Avecによるリミックスもございます。



この系統としては珍しく、日本盤として『Golden Years』もリリースされており、Avec Avecリミックスなどの6曲分のダウンロード・クーポンも付いてきます。

Golden YearsGolden Years
アーティスト:Brothertiger
販売元:melting bot
(2011-12-22)
販売元:Amazon.co.jp
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Brothertiger
3月 24日

iPodのCMで使われたChairlift

前回紹介したWashed Outの「You and I」でゲストヴォーカルとして参加したのは、Caroline Polachek。それって誰って感じでしょうが、彼女とPatrick Wimberly(もう一人いましたが、既に脱退)のグループが、NYブルックリン出身のChairlift。

彼らの「Bruises」(アルバム『Does You Inspire You』に収録)は、iPod nanoのCMでも使われ、こで一気に知名度が上がりました。 過去、スウェーデンのCaesarsの「Jerk It Out」、Daft Punkの「Technologic」やrinoceroseの「Cubicle」なども使われました。

この曲は、Passion Pitのリミックス版もあります。



また、ChairliftもPassion Pitの「To Kingdom Come」でリミックス返しをしています。他にも、Phoenixの「Fences」のリミックスもしています。

こちらは、最新アルバム『Something』からの「Amanaemonesia」。チルウェイヴ系とされるChairliftですが、Passion Pitともに限りなく今のエレクトロポップだと感じます。踊っているのは、Carolineちゃんのようですが、PVはタイツファンにもおススメ(笑)。同アルバム収録の「Wrong Opinion」もストライク!



SomethingSomething
アーティスト:Chairlift
販売元:Columbia / Dmz
(2012-01-24)
販売元:Amazon.co.jp
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ダズ・ユー・インスパイア・ユー(期間生産限定盤)ダズ・ユー・インスパイア・ユー(期間生産限定盤)
アーティスト:チェアリフト
販売元:SMJ
(2009-10-07)
販売元:Amazon.co.jp
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Chairlift
3月 21日

Washed Out〜エアロピお姉さんをスパッツを見て思う事

Washed Outを初めて聴いたのは、『Kitsune Maison Compilation 9: The Cotton Issue』に収録されていた「Belong」。現在では、チルウェイヴの代表選手的存在のWashed Outです。その頃はそんなジャンル用語もまだ一般的ではなかったですが、なんだか耳に残る曲でした。PVでは、それほどダンストラックでもない曲にあわせてスパッツをはいたエアロビお姉さんが脱力感たっぷりに踊っています。



Kitsune Maison Compilation Vol. 9Kitsune Maison Compilation Vol. 9
アーティスト:Kitsune Maison
販売元:Kitsune
(2010-04-27)
販売元:Amazon.co.jp
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エレクトロポップがスパッツだとしたら、チルウェイヴはレギンスみたいなもんでしょう。スパッツは80年代に流行りましたが、基本的に同じものが名前を変えることでファッション性をもち、現在レギンスとして復刻されています。チルウェイヴにもそれに近いものを感じます。あえて言えば、チルウェイヴはよりドリーミーでちょっとサイケデリック。4ADのCocteau Twinsなどのドリームポップ系の雰囲気があります。

Washed Outは、本国アメリカでもそこそこの成功を納め、最新アルバム『Within and Without』(2011年)は26位まで行きました。こちらは、シングルもリリースされている「Eyes Be Closed」。



ウィズイン・アンド・ウィズアウトウィズイン・アンド・ウィズアウト
アーティスト:ウォッシュト・アウト
販売元:よしもとアール・アンド・シー
(2011-07-06)
販売元:Amazon.co.jp
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アモール・ファティアモール・ファティ
アーティスト:ウォッシュト・アウト
販売元:よしもとアール・アンド・シー
(2012-01-11)
販売元:Amazon.co.jp
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Washed Out
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Hiroaki Shikata


四方宏明
テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年になんとなく設立。2001年よりAll Aboutにてテクノポップのガイドを担当してます。Twitterで更新のお知らせ中。

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