四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

カテゴリ: アメリカ

2023年11月18日にDARKER WAVES FESに行ってきました。久しぶりの海外フェスということもあり、レポートをします。会場となったHuntington Beachは、ロサンゼルス空港から車で約1時間のサーファーの聖地です。

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入場は午前10時。前日に入手したリストバンド、ID(免許証がないのでパスポート)が必要。小さなバッグ以外は、バッグは透明でないとダメです。VIPチケット+ホテル+バッグがセットになったパッケージを購入したので、DARKER WAVESと書かれた透明バッグを持っていきました。持ち込み禁止のリストが数え切れないくらい書いてありましたが、意外とセキュリティチェックは緩かった印象です。

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最初のステージは12時ごろなので、それまでグッズ売り場でお買い物と野外ブースでランチ。買ったのは、DARKER WAVES FESの長袖TシャツとNew Orderの半袖Tシャツ。会場内の支払いは全てクレジットカードによるキャッシュレス。Tシャツを買う時も15%以上のチップ(何に対してかは謎)を任意ですが要求されます。ここに限ったことではありせんが、アメリカでの外食は物価高、円安、チップ加算となり、日本の2~3倍。会場での飲食も飲み物込みで、30ドル(4,500円)くらいになります。

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DARKER WAVESという名前のフェスですが、ライナップはどちらかというと、80年代ニューウェイヴおよび現在進行形のシンセウェイヴ系で、それほどダークウェイヴ色が強いわけでありません。会場を見渡すと、10代から60代まで幅広く、ティーンエイジャーを連れた親子らしきグループも見かけました。日本人らしき人には出会いませんでしたが、地域性やラインアップの影響もあり、全体に白人率が高いです(白人系>ヒスパニック系>アジア系>黒人系)。自分も含めて割と普通のおじさん・おばさんが多かったですが、比較的主張が感じられる人の構成比(重複あり)を推察すると以下のようになります。

タトゥー率:3割
ロックT率:2割(Depeche Modeは出ないのにTシャツ着てる人を散見)
ゴス率:1割(Siouxsie And The BansheesやStrawberry Switchbladeを思い浮かべてください)
原色ヘアカラー率:3%
エナジードーム率:0.1%(会場で売っていました)
スパイクヘア率:0.01%

今回の悩みどころは、観たいバンドが結構重なっていること。しかも、会場にDARKER、TIKI、WAVESの3つのステージがあり、それぞれが結構離れている。

特にこの辺りが衝突しています。
OMD vs X
The Psychedelic Furs vs Echo & The Bunnymen
The B-52’s vs The Human League

では、観た順番にレポートします。ちなみにVIPチケットは、専用のステージ観覧の入り口があり、めちゃ混んでいない限りは結構近くで見れます。

11:55-12:25 Glass Spells (DARKER)
フェスの最初の2時間くらいは、比較的新しいバンドで固めています。Glass Spellsは、サンディエゴ出身のちょっとダークなシンセウェイヴ二人組ユニット。ヒスパニック系のようで、スペイン語でも歌っていました。

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12:30-1:00 Mareux (DARKER)
地元ロサンゼルス出身のNew OrderやThe Cureに影響されたようなダークウェイブ。多少、エレクトロ的なクラブよりの音。

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1:05-1:35 Cold Cave (DARKER)
こちらもロサンゼルス出身。夫婦ユニットですが、名前から想像できるようなダークウェイヴ、コールドウェイヴ系。

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1:40-2:10 The Chameleons (DARKER)
マンチェスター出身のポストパンク系バンド。80年代に活動し、解散後再結成を2度している。Lori & The Chameleonsの方が知っているが、The Chameleonsは別バンドでほとんど聴いたことなし。ここまでは、もともと知らないバンドばかりで、1週間経ったということもありますが、それほど強い印象がありません(ごめん)。

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2:05-2:35 The English Beat (WAVES)
The Beatを観るために、ステージを移動。The English Beatは北米でのThe Beatの名前ですが、The Beatの系譜はややこしい。ここで登場したのは、The Beat starring Dave Wakeling。ツートーンのムーブメントから出てきたThe Beatは、Fine Young CannibalsとGeneral Publicに分裂。今回のThe Beatの唯一のオリジナルメンバーはDave Wakelingで、彼がいたのは、General Public。また、その後、別のメンバーはInternational BeatやSpecial Beatとしても活動。近年は、Dave Wakelingを中心にThe Beat starring Dave Wakelingとしてツアーをしていますが、別のオリジナルメンバーのRanking Rogerも2019年に亡くなるまでThe Beat with Ranking Rogerとして活動していました。Dave Wakelingはカリフォルニア在住で、現在はイギリスのバンドというよりもアメリカのバンドです。スカ系の需要は北米にもあるんでしょう。「Mirror in the Bathroom」「Save It for Later」などの往年のThe Beatのトラックが中心でしたが、General Publicの「Tenderness」もやってくれました。楽しめましたが、出だしにマイクトラブルがあったのがちょっと惜しかった。

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2:40-3:20 OMD (WAVES)
タイムテーブルが被っているXにも行きたかったのですが、移動も考慮して、OMDのWAVESステージにステイしました。OMDは2010年の復活作『History of Modern』もリリースを続けていますが、フェスということもあり、「History of Modern (Part I)」以外は80年代のヒット曲で以下10曲をやってくれました。マニアックな選曲も好きですが、やはり、身体が覚えている多くのヒット曲を持つバンドのライヴは素直に楽しめます。Andy McCluskeyが「If You Leave」を紹介する際に「次はJohn Hughes映画からの曲をやる」みたいな紹介していたのが印象的でした。同世代のアメリカ人の多くも『Pretty in Pink』などの青春コメディ映画を観ていたのでしょう。最後は日本でも有名な「エノラ・ゲイの悲劇(Enola Gay)」。当時そこまで意識してませんでしたが、この曲はキャッチーですが、広島に原爆を投下したB-29の機名「エノラ・ゲイ」を擬人化した歌詞。原爆投下に対してイギリス人らしくシニカルな批判しています。アメリカ人はどれほど歌詞の内容を理解して聴いていたのでしょうね。

Electricity
Secret
Tesla Girls
History of Modern (Part I)
(Forever) Live and Die
If You Leave
So in Love
Dreaming
Locomotion
Enola Gay

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3:25-4:05 Violent Femmes (WAVES)
本当はベラルーシのMolchat Domaの方を観たかったのですが、次はこのステージでDevoなので、居残ることに。全然予備知識がなかったバンドですが、Violent Femmesは80年代初期から活動しているフォークパンク・バンド。フォークパンクと言えば、イギリスならthe Pogues、アメリカならViolent Femmesと言われる存在らしい。

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4:10-4:55 Devo (WAVES)
このフェスの1週間ほど前にStrange LoungeというイベントでDevo三昧をしました。マニアックすぎる選曲で今回のフェスとは被りませんが、Devoに向けての高揚感が上がっていました。お待ちかねのDevoの登場です。エナジードームを被った人もちらほら見かけます。パンクの系のモヒカンでツンツンに髪を立てている人がいましたが、Devoとペイントされていました。当時のビデオも交えて、衣装も3種類(最後の衣装の写真がない!)、ビジュアル的にもDevoはステージングが楽しい。「Satisfaction」はやってくれませんでしたが(ワンマン・ライヴのフルセットではやっています)、こちらがセットリスト。

Don't Shoot (I'm a Man)
Peek-A-Boo!
Going Under
That's Good
Whip It
Planet Earth
Uncontrollable Urge
Mongoloid
Jocko Homo
Smart Patrol/Mr. DNA
Gates of Steel

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5:45-6:20 The Psychedelic Furs (DARKER)
長丁場でちょっと息切れして、Soft Cellは耳だけで、休憩後にThe Psychedelic FursのDARKERステージに移動。OMDと同じく、ほとんどの曲には聴き覚えがある。彼らの代表曲としてのイメージがあるのは、OMDのところでも書いたJohn Hughes監督の同名映画のモチーフとなった「Pretty in Pink」。原曲は1981年のアルバム『Talk Talk Talk』に収録されており、ヒットしたのは映画公開と合わせてリリースされた再録バージョンです。ボーカルのRichard Butlerは歳をとっても、貴公子然としておりました。

Heaven
Mr. Jones
The Ghost in You
Wrong Train
Pretty in Pink
Love My Way
Heartbreak Beat

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6:25-7:25 The B-52’s (DARKER)
The B-52’sは最後まで見たかったのですが、DARKERステージが遅れ気味で、Human Leagueも観たいし、New Orderにも遅れたくないという三重苦状態になり、「Cosmic Thing」まで聴いて、通り道のHuman Leagueを少し観て、New Orderを初めから観るという折衷案にしました。Cindy Wilsonの2017年のSXSWでのソロライヴは観ましたが、The B-52’sをライブで見るのは初めてです。Kate PiersonもFred Schneiderも70代とは思えないステージングで、Cindy Wilsonもシャウトしていました。ちなみにWAVESステージに移動した頃、New Orderが始まるまで、中継で終盤部分だけはモニター越しに楽しめました。

Planet Claire
Party Out of Bounds
Mesopotamia
Give Me Back My Man
Cosmic Thing
52 Girls*
Roam*
Whammy Kiss*
Dance This Mess Around
Private Idaho
Love Shack
Rock Lobster*
*聴き逃した

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6:25-7:25 The Human League (TIKI)
通りすがりなので、それほど近くで見れなかったですが、「(Keep Feeling) Fascination」と「Don't You Want Me」だけは、観れました。この辺りの曲は、合唱できる人が多い。フルのセットリストを見ると、余計に悔しくなる。

Mirror Man
Heart Like a Wheel
The Sound of the Crowd
Open Your Heart
Seconds
The Lebanon
Human
Love Action (I Believe in Love)
Tell Me When
(Keep Feeling) Fascination
Don't You Want Me
Being Boiled
(Together in) Electric Dreams

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7:25-8:40 New Order (WAVES)
本イベントのメインアクトとなるNew Orderです。2020年、2022年(振替)に予定されていたJapan Tourはコロナのせいで中止となってしましたが、やっと観れます。ベースボールキャップを被ったバーニー登場! オープニングの「Regret」で既にジーンと来てしまいます。やはりNew Orderの曲は心の琴線に触れます。「Bizarre Love Triangle」…「True Faith」…「Blue Monday」…あたりで高揚感に浸っておりました。ラストの「Love Will Tear Us Apart」は、DARKER WAVESには相応しい名曲。早く来日してほしい。

Regret
Age of Consent
Ceremony
Your Silent Face
Be a Rebel
Sub-Culture
Bizarre Love Triangle
Plastic
True Faith
Blue Monday
Temptation
Love Will Tear Us Apart

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8:45-10:00 Tears for Fears (DARKER)
本来ならDARKERステージに移動すべきなのですが、モニターで比較的前で観れるので、そのままWAVESステージに残りました。Tears for Fearsの大ファンというレベルではないですが、彼らのアルバム『Songs From The Big Chair(邦題:シャウト)』が大ヒットした1985年頃はちょうどアメリカに居たので、よく聴いた覚えがあります。アルバムも買ったはずなのですが、なぜか手元にありません。80年代いやほど流れてきた感もありますが、改めて聴いてみると、「Sowing the Seeds of Love」「Head Over Heels」あたりはグッときます。ちなみにCurt SmithとRoland Orzabalの二人はもともとGraduate(オススメ!)というスカリバイバル系バンドにいました。

No Small Thing
Everybody Wants to Rule the World
Sowing the Seeds of Love
Long, Long, Long Time
Break the Man
My Demons
Rivers of Mercy
Mad World
Memories Fade
Suffer the Children
Pale Shelter
Break It Down Again
Head Over Heels / Broken
Shout

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以上、DARKER WAVESについてのレポートでした。少しでも現地の雰囲気が伝われば幸いです。

まだLana Del Reyを知らなかった時、最初「Video Games」というタイトルを見て、これはテクノっぽいだろうから聴いてみようとした所、当初の目的は忘れて、この曲に惚れ込みました。なんだか忘れていたアメリカの憂いが伝わってきました。自らのジャンルをサドコア(Sad Core)と公言するだけあって、泣けます。

ボーン・トゥ・ダイ ザ・パラダイス・エディションボーン・トゥ・ダイ ザ・パラダイス・エディション [CD]
アーティスト:ラナ・デル・レイ
出版: ユニバーサル インターナショナル
(2012-11-14)




前回紹介したThe Young Professionalsは、Lana Del Reyの「Video Games」のカヴァーもしています。ジャンル的にはかなり離れている二組ですが(Lana Del ReyのRemixには結構エレクトロなのもありますけど)、原曲にスピード感を持たせ、見事なエレクトロポップ化をしています。公式クリップではありませんが、ピンボールの映像もはまっています。

videogames-typ




Lana Del Reyに戻って、もう一つ、好きなのが、「Diet Mountain Dew」。作り込んでいないトラックで、「Video Games」と同様クリップも手作り感が溢れています。でも、圧倒的なノスタルジアにひれ伏します。



Lana Del ReyとThe Young Professionalsには、ともに来日して欲しい!

たまには流行ものについて書きましょう。「江南スタイル」の次みたいに紹介されている、最近人気急上昇中のダンス動画「The Harlem Shake」はご存知でしょうか? こちらが、何故か全身タイツのオリジナル版。



これを見て、作られたのがTSCS版。オリジナルより再生回数が多い! この腰抜けダンスは、NYのハーレムがルーツらしい。



「The Harlem Shake」という曲自体は、NYブルックリン出身のエレクトロ系のアーティストのBaauerによるもの。エレクトロ系と言ってもいろいろありますが、Diploとかに近い。

harlemshake


その後、解りやすいダンスの展開も手伝って、様々なヴァージョンが作られて、増殖中。いろんなのを集めたコンピレーション。



本日公開されたタイのアイドルレーベル、KamiKaze版もここに紹介しておきます。


以前、ミニ・チルウェイヴ特集みたいな感じでアメリカを中心にいくつかのバンドを紹介しましたが、その中でもひと際光っていたのが、Chairlift。facebookでMatsumiさんからこのクリップを教えてもらって、見た所、ビックリ!



「I Belong In Your Arms」は、アルバム『Something』(2012年)に既に収録されている、日本語ヴァージョン「あなたの腕で抱かれたい」なのですが、これが半端でない。所謂、Police、Beach Boysなど外国人が歌う日本語ソング(全曲および部分的に)は、数多くありますが、やはり付け焼き的なもの。これを歌っているCaroline Polachekちゃんの場合、なんの先入観も持たないで、クリップを見ないで聴いてみれば、日本人が歌っていると思ってしまいます。調べてみると、彼女は小さな頃(いつ頃で何年くらいかは不明)、日本に住んでいたようです。とてもお綺麗なのですが、どこかエキセントリックな魅力があります。ナチュラルな脇の下にも主張を感じます。ISH PICKで掲載されたステージ衣装(?)も凄い!

歌詞の日本語訳は、Juri Onukiというクレジットがあります。多分、この方ではないかと推測しています。

なお、この曲は、9月12日発売のChairliftの『SOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITION』にも収録されます。

SOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITIONSOMETHING - SPECIAL JAPAN EDITION
アーティスト:CHAIRLIFT
販売元:YOUNG TURKS/OCTAVE-LAB
(2012-09-12)
販売元:Amazon.co.jp
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7インチ盤のジャケも素敵!

ibelongtoyourarms7


I Belong in Your Arms (Japanese Version) - Something

現在は政治的に正しい表現として、フライトアテンダント、キャビンクルー、客室乗務員などの呼称が使われますが、古くはスチュワーデス、エアホステスなどの呼称が使われていました。今でも、スチュワーデス(略称としてスッチーだけど死語?)の方に馴染んでいる人も多いでしょう。

あえて女性の客室乗務員が着用することを強調するため、スッチー・コスという表現を使いますが、スッチー・コスで登場するPVを紹介しましょう。

有名どころでは、Britney Spearsの「Toxic」。PAN AMの制服を超セクシーに改造したようなコス。



知る人は日本にはほとんど居ないでしょうが、以前紹介したウクライナのセクシー2人組、неАнгелы (NeAngely)の「Киев-Москва(Kiev - Moscow)」。なかなか低音の魅力があるお二人ですが、こちらも二種類の露出度が高いスッチー・コス。しかし、街や線路を駆け抜ける地に足がついたスッチーです。最後にちょこっとだけ飛行機シーンがありますけどね。

ブラニフ航空(Braniff International Airways)は、1928年にブラニフ兄弟によって操業されたアメリカの航空会社。

1965年に「The End of the Plain Plane, Explained」というシャレたスローガンのもと、エミリオ・プッチとアレキサンダー・ジラルドを起用し、航空業界にデザイン革命を起こします。しかしながら、PAN AMと同じく、1982年に破産してしまいます。90年前後に一時復活しましたが、長続きしませんでした。日本に乗り入れていなかったので、いや、僕が飛行機を乗り始める以前に倒産してしまったので、乗る機会はありませんでした。スペースヘルメットとか見たかった。残念!



こちらは、The Air Stripというスチュワーデス(エアホステスとも言う)がストリップをしながら衣装を着替えるという1965年のキャンペーン。フェミニズムが台頭する前のアメリカを感じます。



The Braniff Pages

こちらも、Air Strip。これでテロの心配なく飛行機に乗れます。バカですね〜。



音楽の話が無かったので、スウェーデン出身のRasmus Faberのアルバム『B.I. Braniff International selected and produced by Rasmus Faber』(2006年)でも紹介しておきます。特に、ジャケ以外ブラニフって訳じゃないんですけどね。

B.I.ブラニフ・インターナショナル selected by ラスマス・フェイバー(初回限定盤)B.I.ブラニフ・インターナショナル selected by ラスマス・フェイバー(初回限定盤)
アーティスト:オムニバス
販売元:Rambling Records
(2006-11-11)
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アメリカに渡航の際は、ハブ空港の関係でアメリカのエアラインではユナイテッド、ノースウェスト、デルタ航空に乗る事が多かったです。でも、「兼高かおるの世界の旅」のおかげで、 僕は海外旅行と言えば、夢のPAN AMというイメージがあります。でも、実際PAN AMに乗った記憶はありません。



80年代には、こんなPAN AMのCMも日本で放映されていました。柳生博さんですね。



レオナルド・ディカプリオ主演の映画『Catch Me If You Can』も、1960年代のPAN AMが登場していました。やはり、あの時代がPAN AMの黄金時代。



キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]
出演:レオナルド・ディカプリオ
販売元:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
(2009-04-10)
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上記動画のBGMにもなっている映画の挿入曲が、JET SETのコンセプト・アルバムとも言えるFrank Sinatraの『Come Fly With Me』収録のタイトル曲です。ただし、PAN AMではなく、TWAとのタイアップ。綾瀬はるかが出演した日本のエアライン映画『ハッピーフライト』のエンディングにも使われていましたね。

Come Fly With MeCome Fly With Me
アーティスト:Frank Sinatra
販売元:Capitol
(1998-09-08)
販売元:Amazon.co.jp
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エアライン特集をします。All Aboutの専門家トピックスでも書きましたが、アメリカのABCで放映されたTVドラマ「PAN AM」全14話全て見ました。本国では、第1話は、1100万以上の視聴者を集め、好調な滑り出しだったようですが、その後は右肩下がりとなり、シーズン2があるかどうか現在不明な状態。確かにドラマの筋は突拍子もない展開となったりして、「あれ?」っと思う事も多かったのですが、スチュワーデスのユニフォームなど60年代のPAN AMを忠実に再現しており、その時代感覚が好きな人にとってはたまりません。あこがれのJET SETの時代。ちなみにJET SETとは、日本語にするとジェット族。意味は、ジェット機などで世界を遊び回るセレブ系。

きゃりーぱみゅぱみゅも「TV Bros.」の表紙を飾っていましたね。

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同時に4人のスチュワーデスが皆、魅力的。新人スチュワーデスのローラ・キャメロン役を務めたマーゴット・ロビーは適役。オーストラリア人ですが、PAN AMの制服が似合い過ぎでドキドキします。



サントラは、時代を感じさせるジャズヴォーカルものが中心ですが、ドラマのテーマにぴったりなのが、「Fly Me To The Moon」。この曲は最初は「In Other Words」というタイトルで1954年に作られたもので、多くの人たちがカヴァーしています。後にFrank Sinatraがヒットさせましたが、ドラマのサントラにはGrace Potterのヴァージョンが収録されています。 新世紀エヴァンゲリオンのエンディング曲にも使われたり、宇多田ヒカルもカヴァーしています。



Music from & Inspired By Pan AmMusic from & Inspired By Pan Am
アーティスト:Music From & Inspired By Pan Am
販売元:Verve
(2012-01-17)
販売元:Amazon.co.jp
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「Just One Of Those Things」はジャズのスタンダードとされ、作られたのは1935年ですから、オリジナルを語るのはやめましょう。かつ、数えきれない人たちが歌っています。僕がこの曲を知ったのは、僕が好きなBrazilian Girlsのヴァージョン。この曲は、ジャケ写からもタランティーノ風映画サントラ『Nobel Son』(2008年)に収録されています。クレジットからすると、Blossom Dearieの「Just One Of Those Things」をBrazilian Girlsがリミックスしたと考えて良いのでしょう。うん、この曲が1935年に作られたとは思えない。



Nobel SonNobel Son
アーティスト:Various Artists
販売元:Lakeshore Records
(2008-11-11)
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Blossom Dearieの原曲は、1958年のアルバム『Give Him the Ooh-La-La』に収録されています。ジャズにはそれほど詳しくありませんが、女性ジャズヴォーカルでしかも元祖メガネ女子という風格のあるBlossomは渋い。そして、声がかわいらしい。でも、「Just One Of Those Things」の動画はないので、「Thou Swell」を紹介しておきます。



Give Him the Ooh La LaGive Him the Ooh La La
アーティスト:Blossom Dearie
販売元:Polygram Records
(1998-06-23)
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今回は60年代ではなく、50年代がゼロ年代にリヴァイヴァルするパータンです。先ずはオリジナルから。映画ファンでなくても、George Clooney(ジョージ・クルーニー)はご存知でしょう。アメリカ人的な目線では男前の典型。彼のおばさんがRosemary Clooney。1928年に生まれ、2002年に亡くなっています。

彼女が1954年(さすがに僕も生まれていない!)にリリースし、全米10位、翌年英国では1位になったのが、「Mambo Italiano」。よくこんな時代の動画が残っているなと感心しますが、若き日のRosemary、美人。Georgeも彼女にどことなく似ていますね。そして、今のアメリカにはないおしゃれさを感じます。



Playlist: the Very Best of Rosemary ClooneyPlaylist: the Very Best of Rosemary Clooney
アーティスト:Rosemary Clooney
販売元:Playlist
(2011-10-18)
販売元:Amazon.co.jp
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この曲は、ラテンハウス系のミュージシャンに好まれています。ここでは紹介できませんが、Basement Jaxxもカヴァーし、Shaft(共に英国)のカヴァーは、イギリスのチャートで12位まで行きました。



Mambo ItalianoMambo Italiano
アーティスト:Shaft
販売元:Wonderboy
(2000-03-13)
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1981年、Dave Stewart & Barbara Gaskinによる「It’s My Party」は、全英1位に輝きます。これまでも同傾向の曲を紹介しましたが、これは典型的なエレクトロポップ化した60年代ガールポップ! この二人、芸歴は長く、DaveはEurythmicsのDaveとは同名別人で、Eggなどのプログレ系バンドで活動してきたキーボーディスト。BarbaraもSpirogyraやDaveと同じHatfield And The Northで活動してきたヴォーカリスト。PVも見応えがあり、蝶ネクタイをしたThomas Dolbyが登場します。



Broken Records - The Singles [Special Edition] (ザ・シングルズ・スペシャル・エディション)Broken Records - The Singles [Special Edition] (ザ・シングルズ・スペシャル・エディション)
アーティスト:Dave Stewart & Barbara Gaskin(デイヴ・スチュワート & バーバラ・ガスキン)
販売元:Arcangelo
(2010-12-15)
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60年代、この曲は複数の人に歌われました。60年代のオールディーズものを聴いてみれば、色々な歌手が歌っています。アメリカ人、Lesley Goreによる1963年のヴァージョンが、全米1位となり一番有名です。最近まで知らなかったのですが、これをプロデュースしたのは、Quincy Jones。日本では、邦題「涙のバースディパーティー」で園まりなども当時カヴァーしていました。



涙のバースデイ・パーティ~レスリー・ゴーア・ベスト・セレクション涙のバースデイ・パーティ~レスリー・ゴーア・ベスト・セレクション
アーティスト:レスリー・ゴーア
販売元:USMジャパン
(2009-06-03)
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ゴールデン☆ベストゴールデン☆ベスト
アーティスト:園まり
販売元:ユニバーサル インターナショナル
(2004-02-25)
販売元:Amazon.co.jp
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スカと言えば僕の世代だと、70年代終盤の英国で勃興した2トーン・ブーム。パンク〜ニューウェイヴ・ムーヴメントの延長線上にもありますが、The Specialis、Madness、The Beat、Selectorなどのバンドが活躍しました。当時、市松模様のシャツともThe SpecialsのTerry Hallなんかを意識しながら着ていた人もいたでしょう。

オリジナルスカは、60年代スカの故郷、ジャマイカで浸透をしました。僕の中では、スカはジャマイカ、そして英国というイメージなのですが、アメリカでもスカを取り入れたシンガーがいました。Annette Funicelloというイタリア系アメリカ人。ディズニーのマスコットガール出身の59年にデビューした歌手・女優。アイドル歌手の先駆けとも言えましょう。当時、Paul Ankaとの恋仲が話題となりました。

彼女のヒット曲としては、「Pineapple Princess」(1960年)が有名でしょうが、紹介したいのは、「Jamaica Ska」(1964年)。ガールポップ・シンガーが60年代にスカを歌っていたとは。侮れないアネット! これは、Bob Hopeと一緒にテレビで歌っている動画。



原曲は、ジャマイカのオリジナルスカのDesmond Dekkerによるもの。Specialsとコラボしているヴァージョンがあります。



そして、Annetteは、アメリカのスカ系ミクスチャー・バンド、Fishboneとコラボし、映画『Back To The Beach』(1987年)に登場! おばちゃんにはなっていますが、いなせな姉御って感じで素敵。



20th Century Masters: Best of20th Century Masters: Best of
アーティスト:Annette Funicello
販売元:Disney Int'l
(2007-02-06)
販売元:Amazon.co.jp
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The Supremesと言えば、「You Can’t Hurry Love(恋はあせらず)」。現在、SoftBankのCMで使われているので、若い人にもわかる曲。そう言えば、「青い山脈」をトリンドル玲奈が鼻歌したり、SoftBankは懐メロ路線です。話はそれますが、capsuleのツアーで、DJ中田ヤスタカがこの「青い山脈」の鼻歌リミックスを披露していました。業師です。



「Stop In The Name Of Love」と同様のチームにより、全米1位となっていますが、僕の世代では、Phil Colinsのカヴァーでこの曲を知った人も多いでしょう。彼のソロとしての初の全英1位曲でその後の活躍のきっかけとなりました。



The Supremesは、イタリア語版「You Can’t Hurry Love」として「L'amore Verra (Love Will Come)」もリリースしています。



それをカヴァーしたのが、イタリアのフェロモンあまり過ぎ肉食系美人、Nina Zilli。いや、このカヴァー、超セクシー。



Sempre Lontano-SlidepackSempre Lontano-Slidepack
アーティスト:Nina Zilli
販売元:Unive
(2010-08-17)
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前回のSandiiと同じパターンですが、高橋幸宏のソロアルバム『音楽殺人』もレコードがすり切れるほどというか、すり切れるまで聴きました。

音楽殺人音楽殺人
アーティスト:高橋ユキヒロ
販売元:キングレコード
(2009-03-25)
販売元:Amazon.co.jp
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テクノポップでありつつも、60年代的黄金ポップスの風格のある作品です。その風格を作り出している曲と言っても良いのが、「Stop In The Name Of Love」。



オリジナルは、Diana Rossがリードヴォーカルを務めるThe Supremes。そして、「Jimmy Mack」と同じMotownの制作チームHolland-Dozier-Hollandによる作品。1965年に発表されたこの曲は見事に全米1位となります。



アルティメイト・コレクションアルティメイト・コレクション
アーティスト:ダイアナ・ロス&シュープリームス
販売元:ユニバーサル インターナショナル
(2006-01-25)
販売元:Amazon.co.jp
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リミックス集もあります。

DIANA ROSS&THE SUPREMES REMIXESDIANA ROSS&THE SUPREMES REMIXES
アーティスト:オムニバス
販売元:ユニバーサル シグマ
(2007-06-27)
販売元:Amazon.co.jp
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この曲のカヴァーは海外にも数多く存在しますが、日本ではglobeもカヴァーしていますね。

以前、Tracy UllmanやMari Wilsonの時に、60年代リヴァイヴァル的80年代ポップについて書きましたが、今回はその続きのようなもので、オリジナルも含めて紹介していきます。

YMOがブレイクして間もない1980年、Sandiiの『Eating Pleasure』は、僕がYMOと共にすり切れるほど聴いたアルバム。細野晴臣プロデュースのこのアルバム、テクノでありながらも、エスニックでかつファンキー。オープニングの「Idol Era」にはガッツーンとやられました。それ以外にも、高橋幸宏作の「Drip Dry Eyes」など名曲ぞろい。そして、この「Jimmy Mack」の秀逸すぎるカヴァー。



EATING PLEASUREEATING PLEASURE
アーティスト:サンディー
販売元:Sony Music Direct
(2006-09-13)
販売元:Amazon.co.jp
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Martha and the Vandellasによるオリジナルは、が1967年にモータウンから発表され、全米10位となりました。この曲は1964年にAnnette Beardが歌いレコーディングされましたが、ヴェトナム戦争のさなか、相応しくないとの配慮でモータウンはお蔵入りさせました。Jimmy Mackとは、ボーイフレンドの名前で、「Jimmy早く帰ってきて」と歌う恋いこがれる歌。



ClassicClassic
アーティスト:Martha Reeves & Vandellas
販売元:Spectrum Audio UK
(2009-04-07)
販売元:Amazon.co.jp
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なお、Sandiiがカヴァーした後にも、Sheena Easton、Laura Nyroなどがカヴァーしていますが、SandiiのカヴァーがR&Bの魂を失わず、昇華したという意味では一番評価できます。

前回紹介したアレックス・ウィンストン(Alex Winston)のプロデューサーを務めたのが、NYブルックリンのBen "B-Roc" RuttnerとJames "JPatt" Pattersonの二人からなるThe Knocks。まだアルバムリリースがないのですが、イギリスのNME誌に20組の最も熱いプロデューサーの一組として選ばれています。

Heavy Roc Musicから、彼らのモータウン・ナンバーのエレクトロ系カヴァーやリミックスを収録したアルバム『The Same Old Songs』が無料配信されています。アレックスが歌う「Can’t Hurry Love(恋はあせらず)」は、僕的にはストライク! Phil Collinsもカヴァーをヒットさせましたが、オリジナルはThe Supremesですね。



thesameoldsongs


The Knocks、DJとしても2 many dj’s的センスを感じます。同じく無料配信されている『The Transplant』というシリーズでは、マッシュアップを含めたMix Tapeを制作していますが、『The Transplant II - The Edits』収録のマッシュアップをぜひ聴いてください。Ellie Gouldingの「Under The Sheets」とDaft Punkの「There’s Something About Us」のマッシュアップとかいい感じ。

オリジナルとしてデビューシングルの「Make It Better」。Foster The Peopleの「Pump Up Kicks」をリミックスしているThe Knocksですが、Fosterに近いものを感じます。



こちらは、モータウン魂のDaft Punkって感じの「Brightside」。アルバムが出るのが楽しみ!



The Knocks

アメリカに戻ります。今回紹介するのは、年齢24歳、デトロイト出身、現在NYで活動するアレックス・ウィンストン(Alex Winston)。

最近、魔女系とかが流行っているそうですが、イギリスのケイト・ブッシュ(Kate Bush)はその元祖。アメリカン・インディー系でありながらも、アレックスは魔女のオーラを出しています。ルックス的にもケイトっぽい。最近、アメリカとヨーロッパの境界線があいまいになってきました。

既に、『Sister Wife』(2011年)と『Velvet Elvis』(2011年)という2枚のEPをリリースしていますが、全然ヘヴィロックではないHeavyRocMusicから無料配信されたEPが『The Basement Covers』(2010年)。文字通り、カヴァーをしていますが、Old but Newな折衷の妙があります。

thebasementcovers


彼女のフルアルバム『King Con』(2012年)は、その集大成。オペラも含めて音楽の才があるアレックスの歌は、そのカヴァーのセンスからもうかがえる、どこか懐かしいけど今の音。おススメ曲は多いのですが、「Velvet Elvis」「Choice Notes」あたり。





King ConKing Con
アーティスト:Alex Winston
販売元:Cooperative Music
(2012-04-10)
販売元:Amazon.co.jp
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Alex Winston

今度は、サウンド的にチルウェイヴど真ん中のサンフランシスコ出身のBlackbird Blackbird。何故か、名前が反復していますが、80年代には結構いました。有名どころでは、Duran Duran。他にもTalk Talk、CaVa CaVa、Allez Allez、Humpe Humpe、President President、The Theなど。日本だったら、Princess Princess! ちなみにBye Bye Blackbirdという名前から改名したようです。ちなみに「Bye Bye Blackbird」というスタンダードナンバーがあり、1926年にGene Austinが歌い、その後も様々なアーティスト達がカヴァーし、最近ではPaul McCartneyが、アルバム『Kisses On The Bottom』に収録しています。

Blackbird Blackbirdは、Mikey Sandersのソロプロジェクト。チルウェイヴ系の特徴としては、ソロであってもバンド名(プロジェクト名)をつけるのが一般的です。アルバム『Summer Heart』(2011年に日本盤も発売)に収録の「PURE」は、僕の中ではチルウェイヴど真ん中・・・アンビエントなMy Bloody Valentineのような幻想的なトラック。抑揚がない曲なのですが、映像を見ていると不思議に引き込まれます。



サマー・ハートサマー・ハート
アーティスト:ブラックバード・ブラックバード
販売元:PLANCHA
(2011-03-02)
販売元:Amazon.co.jp
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Blackbird Blackbirdはリミックス仕事も多く、以前紹介したフィンランドのReginaや他チルウェイヴ系のリミックスをしています。

音楽世界旅行では、基本的に国ごとに紹介していますが、世の中はどんどんフラットになっているのを実感します。今回、紹介するBrothertigerは、最初聴いた時、イギリスだと感じましが、アメリカはオハイオ州の出身。チルウェイヴ系にもされたりする兄虎君(Brothertigerのつもり)ですが、このキラーチューン「Lovers」を聴く限り、胸キュン系エレクトロポップ。あえて言えば、明るいチルウェイヴ(?)・・・いや、それって辛くない明太子みたいな。PVも黒タイツのお姉さんが脈絡も無く、でも80年代っぽく(フランスのValerieの懐古的センスに近い)登場しています。



「Lovers」は、細川拓久真によるAvec Avecによるリミックスもございます。



この系統としては珍しく、日本盤として『Golden Years』もリリースされており、Avec Avecリミックスなどの6曲分のダウンロード・クーポンも付いてきます。

Golden YearsGolden Years
アーティスト:Brothertiger
販売元:melting bot
(2011-12-22)
販売元:Amazon.co.jp
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Brothertiger

前回紹介したWashed Outの「You and I」でゲストヴォーカルとして参加したのは、Caroline Polachek。それって誰って感じでしょうが、彼女とPatrick Wimberly(もう一人いましたが、既に脱退)のグループが、NYブルックリン出身のChairlift。

彼らの「Bruises」(アルバム『Does You Inspire You』に収録)は、iPod nanoのCMでも使われ、こで一気に知名度が上がりました。 過去、スウェーデンのCaesarsの「Jerk It Out」、Daft Punkの「Technologic」やrinoceroseの「Cubicle」なども使われました。

この曲は、Passion Pitのリミックス版もあります。



また、ChairliftもPassion Pitの「To Kingdom Come」でリミックス返しをしています。他にも、Phoenixの「Fences」のリミックスもしています。

こちらは、最新アルバム『Something』からの「Amanaemonesia」。チルウェイヴ系とされるChairliftですが、Passion Pitともに限りなく今のエレクトロポップだと感じます。踊っているのは、Carolineちゃんのようですが、PVはタイツファンにもおススメ(笑)。同アルバム収録の「Wrong Opinion」もストライク!



SomethingSomething
アーティスト:Chairlift
販売元:Columbia / Dmz
(2012-01-24)
販売元:Amazon.co.jp
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ダズ・ユー・インスパイア・ユー(期間生産限定盤)ダズ・ユー・インスパイア・ユー(期間生産限定盤)
アーティスト:チェアリフト
販売元:SMJ
(2009-10-07)
販売元:Amazon.co.jp
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Chairlift

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