四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

カテゴリ: ニュージーランド

前回紹介したPrincess Chelseaも在籍し、Lil’ Chief Recordsからの最初のアーティストであるThe Brunettesを紹介します。ジャケやPVに登場する主要メンバーは、Jonathan BreeとHeather Mansfieldの男女2人組。ちなみにプロフィールを見ると、二人はformer coupleと書いており、以前は付き合っていたけど、別れても一緒に活動をしている、Eurythmicsのような状態。また、Jonathanは、Lil’ Chiefの創設者の一人でもあります。

1998年に『Mars Loves Venus EP』が初リリースで、その後はLil’ Chiefから4枚のフルアルバムをリリースしています。

最近の作品をチェックしてみました。Subpopからもリリースされた3枚目のアルバム『Structure & Cosmetics』(2007年)からの「If You Were Alien」は、オリエンタル風モダンポップ。



Structure & CosmeticsStructure & Cosmetics
アーティスト:Brunettes
販売元:Sub Pop
(2007-08-07)
販売元:Amazon.co.jp
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現在のところ、最新アルバムとなる『Paper Dolls』(2009年)では、エレクトロポップ度がアップ。アルバム収録の「Red Rollerskates」は、キッチュなCut Copy(オーストラリア)って感じ。Heatherもかわいい。



Paper DollsPaper Dolls
アーティスト:Brunettes
販売元:Lil' Chief Records
(2010-02-02)
販売元:Amazon.co.jp
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The Brunettes

オセアニアに行きましょう。オーストラリアには結構、好きなアーティストがいますが、今回はニュージーランド。人口は427万人で、羊は3000万頭以上います。以前はもっと羊がいましたが、土地の涸れや牛の酪農への転向が理由だそうです。

ニュージーランドは小国ですが、Split Enz、Mi-Sex、ザイン・グリフ(Zaine Griff)といったアーティストを輩出しています。ニュージーランドの首都はウェリントンですが、一番大きな都市は人口約130万人のオークランド。オークランドには、インディーシーンもあり、今回紹介するのは、Chelsea Nikkelのひとりプロジェクト、Princess Chelsea。

彼女の曲の中でも、YouTubeで一番多く視聴されているのが、「The Cigarette Duet」。ちょっとだけよ言いながら、やめられない煙草の歌。デュエットの男性の相手は、多分ですが、同じレーベルのThe Brunettesの男性(次に紹介します)。PVの最後には、「2010年、ニュージーランドで420組以上のカップルが喫煙に関わる問題で別れた」とのテロップが流れます。僕も禁煙は2回しています(ということは、2回失敗しました)。元々エレクトロポップ系バンドで活動していたPrincess Chelseaは、クラシックのピアニストでもあり、ドリーミィーなオーケストラルポップとしておススメします。



アルバム『Lil' Golden Book』のディズニー風ジャケも素敵(ちょっと本人とは違うけど・・・)!

Lil' Golden BookLil' Golden Book
販売元:Lil' Chief Records
(2011-09-07)
販売元:Amazon.co.jp
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Princess Chelsea

アルバムに未収録ですが、The Beatlesの「And I Love Her」やWhite Townの「Your Woman」のカヴァーをしています。Lil’ Chief Recordsでストリーミングおよび購入もできます。White Townの「Your Woman」は実は僕が好きな曲で、カヴァーすること自体が渋い。こちらはセッション版。

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