スカと言えば僕の世代だと、70年代終盤の英国で勃興した2トーン・ブーム。パンク〜ニューウェイヴ・ムーヴメントの延長線上にもありますが、The Specialis、Madness、The Beat、Selectorなどのバンドが活躍しました。当時、市松模様のシャツともThe SpecialsのTerry Hallなんかを意識しながら着ていた人もいたでしょう。

オリジナルスカは、60年代スカの故郷、ジャマイカで浸透をしました。僕の中では、スカはジャマイカ、そして英国というイメージなのですが、アメリカでもスカを取り入れたシンガーがいました。Annette Funicelloというイタリア系アメリカ人。ディズニーのマスコットガール出身の59年にデビューした歌手・女優。アイドル歌手の先駆けとも言えましょう。当時、Paul Ankaとの恋仲が話題となりました。

彼女のヒット曲としては、「Pineapple Princess」(1960年)が有名でしょうが、紹介したいのは、「Jamaica Ska」(1964年)。ガールポップ・シンガーが60年代にスカを歌っていたとは。侮れないアネット! これは、Bob Hopeと一緒にテレビで歌っている動画。



原曲は、ジャマイカのオリジナルスカのDesmond Dekkerによるもの。Specialsとコラボしているヴァージョンがあります。



そして、Annetteは、アメリカのスカ系ミクスチャー・バンド、Fishboneとコラボし、映画『Back To The Beach』(1987年)に登場! おばちゃんにはなっていますが、いなせな姉御って感じで素敵。



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