四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

カテゴリ: ミャンマー(ビルマ)

ミャンマーガールズを調べていて、他にも同様のグループはいるのだろうかと調べていて、出てきたのが、Tiger Girls。

「Ko Twayh Nay Pyi」はビルマ語で歌われているようで、内容は不明ですが(一部英語でDiscoとか歌っています)、クリップではトラクター、ホース、工具などの前で踊っており、ミャンマーのガテン系アイドルを目指しているのかと勝手に思ってしまいました。あ、でもよく見ると、ミャンマーガールズと顔が同じ!



ガテン系というのはこの曲だけで、「Ein Mat」は、エレガントに決めています。



ちなみにTiger Girlsとしても、アルバム『Year Of The Tiger Girls』を既にリリースしています。ミャンマー、いつか訪れて、ミャンマーガールズを見てみたいものです。

tigergirls

myanmargirls僕が学校で習った時は、まだビルマと呼ばれていたミャンマー。1962年の軍事クーデターより軍事政権が続き、2007年に民主化の動きが見え始め、2011年には、アウンサンスーチー女史の軟禁も解除されました。軍事政権時代に首都だったラングーンもヤンゴンに改名され、知らないうちに首都はネピドーに遷都されていました。長らく独裁国家として欧米諸国に制裁を受けてきたミャンマーですが、このところ、民主化にともなう経済発展も期待されています。同時に軍事政権によって改名されたことから、今もビルマの呼称が欧米のメディアでは使われる事も多いです。ここに解説があります。

そんな中、登場したのは、ミャンマー初のガールズグループとされるMe N Ma Girls(ここについてのより正確な情報は次回さらに解説)。仕掛人は、オーストラリアのダンサー、Nicole Mayさん。

既にアルバム『Mingalar Par』(驚くことにAmazonで買えます)もリリースしており、タイトル曲は、ミャンマーの民族衣装をまとった彼女たちが、「ミャンマーの女の子は、他の世界の女の子たちのよう」とあたかもミャンマーの夜明けをトライバルなヒップホップに乗せて歌っています。

MingalarparMingalarpar
販売元:Me N Ma Girls
(2012-01-08)
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「Liar!」は、遊園地で歌うK-POPに影響を受けたT-POPに影響を受けたような曲(笑)。



この動画はThe New York Timesによるミャンマーガールへのインタヴュー。以前と比べると自由化されたミャンマーですが、検閲はあるようで、歌の内容やコスチュームに苦労しているようです。「ホットになるように努力しるけど、セクシーすぎないように」と自粛しているようです。



このことだけで、ミャンマーの民主化レベルを計るのは危険ですが、ミャンマーガールズが自分たちの夢を叶えることを望むばかりです。

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