四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

タグ:イリナ・ビルィク

mamamusicのCEO、ユリィ・ニキティン(Юрий Никитин)のインタヴュー記事を掲載したので、レーベルの歌姫、イリナ・ビルィク(Ирина Билык)のお話です。彼女はキエフで1970年に生まれ。ですから、子供時代はまだソ連。 Kiev State Musical Collegeでヴォーカルを勉強し、mamamusic社長のユリィ・ニキティンとは同じバンドで活動していました。

日本人にも馴染みがあるロシア語の歌がいくつかありますが、「カチューシャ」「カリンカ」「ポーリュシカ・ポーレ」などがありますが、彼女は映画『Victory Day』(2005年)で「カチューシャ」を歌っています。カチューシャとはエカテリーナ(Екатерина)の愛称形です。



彼女は自分で曲を作りますが、イリナの数ある曲の中でも、僕が好きなのは、「Снег (Snow)」(2003年)。ちょうどキエフは雪が降る季節となりましたが、この曲はぴったりでしょう。



明日は、マンモスでウクライナの曲をかけますので、ウクライナ特集を続けましょう。

既にアルクティカ(Арктика)として紹介していますが、最近は手下の二人とは一線を引いているようで、オリガ・ゴルバチョワ(Ольга Горбачева)名義としての活動が主体となっています。

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こちらは、オリガ・ゴルバチョワ&アルクティカ(Ольга Горбачева и Арктика)名義での、 軽快なダンスナンバー「Kleine」(2011年)。「Kleine」はロシア語でもウクライナ語でもなく、ドイツ語で「Little」という意味。ちなみにこの曲は、ウクライナの子供用トイレットペーパー「Kleine」の宣伝に使われています。でも、クリップは結構セクシーだったりします。 



また、オリガは、ウクライナの歌謡界の女王とも言えるイリナ・ビルィク(Ирина Билык)とのデュエット曲 「Не ревную (Don’t be jealous)」をリリースしています。なんだか意味深なタイトルの女の情念を感じるバラード。イリナについてはまた後日詳しく。

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7月にキエフに行って、彼女たちにもインタヴューする予定だったのですが、スケジュールが合わず、未遂に終わりました。次の機会には、ぜひお会いしたいお二人です。

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