四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

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Creamことスリーフキ(Via Slivki)についてさらに調べてみました。メンバー交代を繰り返し、現在の女子メンバーは、カリーナ(Карина)以外は新しいメンバーで他、ヴィクトリヤ(Виктория)とエフゲーニャ(Евгения)となっています。

アルバムも現在まで以下の5枚をリリースしています。
『Первая весна (First Spring)』(2001年)
『Настроение… (The Mood ...)』(2002年)
themood

『Легко!? (Easy!?) 』(2003年)
『Выше облаков (Above The Clouds)』(2005年)
vysheoblakov

『Заморочки (Zamorochki)』(2007年)

「Летели недели (Leteli Nedeli)」は2枚目のアルバムに収録された、YouTubeで一番ヒット数が多い、たぶん彼女達の代表曲と思われる70年ディスコ・サウンド。



2005年のアルバムのタイトル曲「Выше облаков (Above The Clouds)」は、ちょっと近未来な妖精コス。サウンドはすでにミュンヘン・サウンドから進化しています。



この人達、音楽に専念しているかと思いきや・・・やはり、ロシアだけあって、「MAXIM」誌にてセクシーショットも披露しています。
maxim-cream

t.A.T.u.が日本でデビューしたのは、2003年。実はその前に日本盤をリリースしていた女性3人組がいました。理由は覚えていませんが、僕も買ってしまいました。彼女達の名前は、Cream。もちろん、エリック・クラプトンとかがいたバンドとは何の関係もありません。サンクト・ペテルブルクで2000年に活動を始め、日本でのデビュー・シングルは、『Station Radi-O-Love(レディオ・ラブ)』(2002年)。

レディオ・ラブレディオ・ラブ
アーティスト:クリーム
販売元:EMIミュージック・ジャパン
(2002-07-31)
販売元:Amazon.co.jp
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ジャケに写る3人は、センターと思われるブロンドのカリーナ(Карина)とティナ(Тина)、ダーシャ(Даша)。一般的ロシア人に見えるのはカリーナだけで他二人はエスニックな風貌。バックバンドを務める3人の男性もおり、一応メンバー扱いのようです。 この時点でのサウンドは、ずばりArabesque(ミュンヘンディスコ)+Boys Town Gang(ユーロビート)。



ちなみに日本盤の帯のキャッチフレーズは・・・
輝けるディスコ・デイズよ、もう一度。お願いDJ、Play That Melody。
ロシアのスーパー・グループ、「クリーム」デビュー!


今回、ロシアンポップをいろいろ調べていて、Creamというのは“スーパー・グループ”の割にはなかなか出てこなかったのです。一発屋だったのか・・・と思いきや、メンバーチェンジを重ねつつも現役で活躍しています。彼女達の本国での正式な名称は、「Виа Сливки(Via Slivki)」。「スリーフキ」、つまり「クリーム」と同義です。ちなみに「Виа」の部分はあの「ВИА Гра(バイアグラ)」と同じです。「Вокально-инструментальный ансамбль (Vocal and Instrumental Ensemble)」の略ですが、旧ソ連ではミュージック・グループを指します。

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