四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

SOVIETECHNO:『共産テクノ ソ連編 (共産趣味インターナショナル) 』の発売を記念して、共産テクノの動画を中心に紹介!

フォルム

3月 13日

あの頃、ソ連でもマレットヘアが流行っていた

フォルム(Форум)というバンドは、第2期のエレクトロクルブ(Электроклуб)に吸収されてきました。リードヴォーカリストのヴィクトール・サルティコーフ(Виктор Салтыков)は、ソロとしても活動しましたが、この時期、マレットヘアがトレードマークとなっていました。エレクトロクルブの2枚目のアルバム『Электроклуб-2』(1989年)のジャケットとそこからの動画で検証してください。ヴォーカリスト以上に、後方のパーカッションとベースの人のマレット度が絶妙です。

Электроклуб-2




マレットヘアについては、Wikipediaの解説を参照していただきたいですが、「中欧、東欧では今でもマレットにする若者が多くいると言われる」という記述もあります。確かに東ドイツの共産テクノにもマレットヘアの人がいました。

3月 11日

ソ連でも歌姫は髪を逆立てて、ニューウェイヴ化していた

前述のフォルム(Форум)の「Улетели листья(葉が飛んだ) 」を含んだ盗作疑惑曲についてはAll Aboutで書きました。決して、正義感で糾弾するつもりはありません。あくまでも当時の社会現象として捉えて頂ければ幸いです。

この曲は、ウクライナを代表する歌姫、ソフィーヤ・ロタール(София Ротару)が、1987年のアルバム『Монолог о любви(愛のモノローグ)』でカヴァーしています。ジャケットでの髪型も逆立っています!

Монолог о любви




こちらの「Театр(シアター)」の方が楽曲的にはニューウェイヴ。



80年代日本でも石川セリ、太田裕美、藤真利子などはニューウェイヴ化していましたが、それに近いノリなんでしょう。
3月 10日

ロシアで「ソ連時代のテクノポップを調べている」というと怪訝な顔をされた

『共産テクノ ソ連編』は、Amazonではまだ予約受付中ですが、すでに販売していただいているリアルの本屋さんもあります。

すでに購入された方からも、Twitterでつぶやいていただいています。感謝!

3月9日の都築響一さんのメールマガジン「ROADSIDES’ weekly」で『共産テクノ』の取材記事が掲載されました。わざわざ、神戸の自宅まで来ていただきました。「類書なし」の孤独なトップランナーと言っていただき、感謝!

ロシアに行った際、現地の音楽業界の人に「ソ連時代のテクノポップを調べている」というと「なぜだんだ?」と怪訝な顔をする人もいます。「例えば?」と訊かれて、答えるのが、今回のフォルム(Форум)です。そうすると、割と「僕も好きだよ」みたいな反応があります。

Белая ночь


フォルム以前に活動していた共産テクノ・バンドはありますが、メジャーな存在としてフォルムは知られています。

代表曲は、哀愁のテクノポップ「Белая ночь(白夜)」。のちに分裂したメンバーが作ったバンド名にもなりました。



コンセプト的にもテクノポップど真ん中なのが、「Компьютер(コンピュータ)」。がんぱっている感が大好きです。



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Hiroaki Shikata


四方宏明
テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年になんとなく設立。2001年よりAll Aboutにてテクノポップのガイドを担当してます。Twitterで更新のお知らせ中。

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