四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

タグ:ユーロビート

イタリアと言えば、エロい。そのイメージを作ったのは、Cicciolina(チョチョリーナ)とSabrina(フルネームSabrina Salerno)です。「ユーロビートでセクシー!」というAll Aboutテクノポップの記事で歴代のSabrinaジャケを展示しましたが、僕が持っている唯一のSabrinaのCD『Music History』のジャケもエライ事になっています。隠したいのか隠したくないのか、どっちやねん? どこで買ったか忘れましたが・・・ 

sabrina-musichistory


Sabrinaの代表曲「Boys」(1987年)のPVもエライことになっています。一応、水着を着用されているのですが・・・水着がずり落ちようと、全く動じない、無邪気なSabrinaちゃん。



今や日本を代表するエロス、杉本彩が「Boys」(1988年)のカヴァーをしていました。Sabrinaの後に見ると、清純派に見えます。



今もSabrinaは活動しているのだろうかと調べてみたところ、現役バリバリ、ムンムンです。驚く事に、Sabrinaはイギリスのエロスの巨頭、Samantha Foxと二人で、Blondieの「Call Me」をデュエットしています。

前回に引き続き、イタロディスコ特集。でも、今回は地下系ではありません。日本でも80年代中盤からのユーロビート・ブームの中、イタリアものも多く紹介されました。同時にユーロビートの日本語カヴァーも含めたJ-EURO(ユーロ歌謡、和製ユーロ)も登場しました。ユーロビート=イタロディスコではありませんが、後期イタロディスコの多くはユーロビートに入れてしまっていいと思われる状況を作っていました。実際、ユーロビートはヨーロッパだけでなく、アメリカ産のユーロビートなどもあって、ややこしい。

では、ここでイタロディスコ系(イタリア産ユーロビートと言った方が適切かも)の日本語カヴァーを本家と共に紹介しましょう。

イタリアのユーロビートの代表選手と言えば、Michael Fortunati。彼の代表曲「Give Me Up」(1986年)は今聴いてもバブリーな気分になります。マハラジャ、お立ち台、ボディコンに代表されるバブル景気というのは、バブル崩壊後に一般に認知された用語ですが、概ね、1986年から1991年頃までを指します。Michaelには当時のバブルに沸く日本がどのように映っていたのでしょうね。ちなみにジュリアナはバブル崩壊後。意外な事に彼が売れ始めたのは、イタリアではなくベルギーなんです。そして、日本での人気が突出したBIG IN JAPANの一人とも言えましょう。PVでは、やはりトレードマークのショルキーが出てきます。



「Give Me Up」は複数のシンガーによってカヴァーされていますが、Michaelの翌年に近藤智子と二階堂ゆかりから成るBaBeのカヴァーが一番有名でしょう。彼女達は、この曲のカヴァーでデビューを果たし、「夜のヒットスタジオDX」でMichaelと共演も果たしました。



現在も現役で活動するMichaelですが、2010年1月18日には「SMAP×SMAP」に出演し、「Give Me Up」を共に熱唱。日本での全国ツアーもやっているようです。

GIVE ME UP-COMPLETE BEST OF MICHAEL FORTUNATI-GIVE ME UP-COMPLETE BEST OF MICHAEL FORTUNATI-
アーティスト:マイケル・フォーチュナティ
Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M)(2008-04-02)
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