四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

タグ:A.Р.М.И.Я

proetomamamusic CEOのユリィ・ニキティン氏にインタヴューした時、アルミヤー(А.Р.М.И.Я)とHollywood FMは活動をやめた訳ではないけど、mamamusicから離れたと聞きました。

アルミヤー(“軍”と意味ですね)は、現在NikitAで活動するユーリャ・カヴタラヂャエ(Юлия Кавтарадзе)がいたグループ。ファーストアルバムのジャケの一番右にいるのが、ユーリャです。

チリ出身(スウェーデンに住んでいるらしいけど)のDJ Mendezとのコラボで作った「Люби меня (Love me)」(2011年)が、mamamusicとしては最後の曲のようです。スポーツがコンセプトの要素であるグループですから、馬も乗りこなせるようです。



mamamusicを離れたアルミヤー、どうなることかと心配したのですが、クリップを公開したばかりの「Я Клянусь (I swear)」(2012年)を見て、ちょっと安心(笑)。近未来的イルミネーションもかっこいい。尼さんのような全身タイツに、金粉ヌードと相変わらず趣向を凝らしています。

NikitAとA.Р.М.И.Я(「A.R.M.Y」だから女軍ね)の事を調べている内に面白い事がいくつか判明しました。

現在のNikitAのユリアが在籍していた時、A.Р.М.И.Яとしてウクライナの地方版『Playboy』に5人で登場。ちょうど、ユリアが妊娠している時ですが、これでNikitAのメンバー二人ともプレイメイト。

playboyukraine


A.Р.М.И.Я名義では、『PRO ETO(Про это)』(2008年)というアルバムをリリース。「About It」という意味です。

proeto


この中ではユリアがセンターをとっても不思議ではないのですが、意外と目立っていません。NikitAでのユリアの方に輝きを感じるのは、僕だけでしょうか? 調べてみると、NikitAもA.Р.М.И.ЯもYuri Nikitinがプロデューサーとして活動するmamamusicに所属しています。このレーベルには他にもVerka Serduchka、Irina Bilyk、Avyator、neAngely、HOLLYWOOD FMなどのアーティストが所属しています。ウクライナのHello! Projectのようなものなのでしょうか?

ユリアはメンバーから外れましたが、緑の瞳のVera Varlamov(センターをとっているお姐さんだと思います)との共同名義で5人体制は維持。ウクライナのセクシー系は層が厚いです。PV「Allo, Allo」では、BMW MINIで登場したメンバーはゴルフ場で大暴れ。終盤には、NikitAも颯爽と登場!

引きづづき、NikitA特集です。最新のPVとしては、「Солдат (Soldier)」と「Королева (Queen)」というのがありますが、「Королева」の方はバラード調の曲に合わせて従来のセクシー路線からゴージャス路線に。それ以降にリリースされたアルバムには収録されていないシングル曲もあるようです。



前回はダーシャについて書きましたが、今回はもう一人のユリア。よく見ると、彼女の方が目鼻立ちがはっきりとしています。ユリアはNikitAとして活動する前は、А.Р.М.И.Я(アルファベット表記だと「A.R.M.Y.YA」、意味的には「A.R.M.Y」となります)というLady Gagaが5人いるみたいなユニットで活動していました。「Мы сделали это」(「We Made This」みたいな意味)のPVでは、超激しいダンスを繰り広げています。よく見ると、ユリアのお腹が少し大きくなっています。そう、ユリアは妊娠が理由でА.Р.М.И.Яを脱退、そしてNikitAに加入したのです。NikitAのPV「Koroleva」に出てきた赤ちゃんは、もしかしてユリアの子供??



日本ならば、リア・ディゾンのように妊娠、いや結婚した時点でセクシー路線は打ち切りとなってしまいます。セクシー系の人の場合、死活問題となります。ウクライナでは、バイアグラしかり、NikitAしかり、出産後にさらにセクシー路線に磨きがかかるという文化の違いを目の当たりにします。

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