dustAll Aboutテクノポップにて、本日、ドイツのテクノ女番長、Ellen Allienさんのインタヴュー記事を掲載しました。彼女は、自ら手掛けるブランド、EAFのデザイナーでもあります。というわけで、音楽をしながらも、ファッションデザイナーや自らのファッションハウスをもつアーティストを特集してみます。これでも、一応、ファッション系Blogを目指していますので(笑)。
floatingpupaやはり、最初に思い浮かぶのは、高橋幸宏氏。お姉さんは、日本のファッション業界のプレスの第一人者でもあり、広報・PRの学校、エファップ・ジャポンの学長でもある伊藤美恵さん。幸宏氏も「Bricks」「Bricks Mono」「YUKIHIRO TAKAHASHI COLLECTION」などのブランドのデザイナー。YMOの衣装もBricks Mono製が多かったですが、Bricks Monoのタイトなスーツなど、憧れましたもん。最近では、自身もメンバーのユニット、pupaのミリタリー調のユニフォームなども手掛けていましたね。札幌のBRICKS MONOという名前のショップがあるみたいですが、デザインを見る限り、全く関係なさそう。
lapensee逆のパターンですが、「Y’s」「Yoji Yamamoto」で知られる日本を代表するファッションデザイナーの山本耀司氏は、高橋幸宏&山本耀司名義で『La Pensee』(1995年)をリリースしています。山本氏のファッションショー用の音楽を集めたもので、音楽的には高橋作品と捉えていいものです。他にも同様の山本氏のファッションショー用の作品として、「THE SHOW」(全シリーズ8枚)という名義で坂本龍一氏、The Beatniksなどもリリースしています。
aowファッションデザイナーとしてのリリースとして押さえておきたいのは、Jean Paul Gaultierのアルバム『Aow Tou Dou Zat』(1989年)。Gaultierが歌っているわけでも演奏しているわけでもない。「How To Do That (In A New Way)」は、GauliterのインタヴューをTony Mansfield(New Musikの人ね)がハウス・サウンドに乗せてコラージュしたものです。Gauliterがマドンナや教授の衣装を手がけるのは予想がつくのですが、THE ALFEEもやっていたんですね。しかも、「THE ALFEE with Jean-Paul GAULTIER Tour」というライヴとファッションショーのコラボまで。
日本人に戻りましょう。既に「MEGのブランドは森ガールの憧れ」で紹介しましたが、MEGちゃんがデザイナーのブランド、CAROLINA GLASERcoltemnikha2coltemonikhaもう一人も中田ヤスタカ人脈ですが、「Made in COLKINIKHA(メイドインコルキニカ)」というブランドをデザイナーとして立ち上げた酒井景都ちゃんも忘れてはいけません。中田氏とCOLTEMONIKHA(コルテモニカ)としても活動し、現在まで『COLTEMONIKHA』(2006年)、『COLTEMONIKHA 2』(2007年)の二つのミニアルバムをリリースしています。乙女でも何でもない僕が言うのもなんですが、COLTEMONIKHAにはcapsuleでは表現していない乙女な世界があって好きです。3枚目も、ぜひリリースしてほしいものです。
こうして見ていくと、テクノポップ〜エレクトロのジャンルは健闘していますね。まぁ、僕が知っているのが偏っているというのもあるでしょうが。他にもファッションデザイナー兼アーティストっていると思うのですが、もしご存知のアーティストがいれば、コメントをお待ちしております。 DustDust
アーティスト:Ellen Allien
販売元:Bpitch Control
発売日:2010-05-25
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