西ヨーロッパはイタリア、スペインと周遊してきましたが、このあたりでフランスについて書いていきます。フランスと言えば、Daft Punk、Air、Tahiti80などフレンチタッチからJusticeなどのフレンチエレクトロ勢と90年代終盤から俄然勢いがあります。もちろん、80年代のフレンチテクノポップの中にも素晴らしいアーティストが多数います。よって一気に紹介するには多すぎるので、じっくりとやって行くつもりです。

今回、紹介するのは、Antoine HillaireとFlo LyonettからなるJAMAICA。JusticeのXavier De Rosnay プロデュースで日本では2010年8月に『No Problem』をリリースしましたが、新参者ではなく、Poney Poneyという名義でやっていました。別にPony Pony Run Runというバンドもあるので、紛らわしから変えたのかなぁ〜。JAMAICAとしてもやっていますが、Poney Poneyとしてリリースされた「Cross Fader」は、ロッキンエレクトロ。

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アーティスト:ジャマイカ
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もし好きなフレンチバンドを二つ挙げろと言われたら、迷いなく答えるのが、Daft PunkとPhoenix。「Daft PunkとPhoenixが一緒になったような・・・」という殺し文句で、買いました。

Daft Punkというよりもプロデューサーの影響からもJustice要素が少しだけ入った、インディーロック的サウンドですね。『Kitsune Maison 9』にも収録された「Short & Entertaining」は確かにPhoenixっぽい。



でも、どうしてJAMAICA? JAMAICAという名前からだけ判断すれば、レゲエとしか思えません。でも、レゲエのかけらもありません。超キャッチーな「I Think I Like U 2」のPVでは、JAMAICAのネーミングについても触れています。JAMAICAの固定観念を打破するような志ですかね。



国名が部分的についたバンドは多いですが、JAMAICA(フランス)以外にも国名そのものがバンド名になった比較的有名なバンドを挙げてみます。

Japan(イギリス)
America(アメリカ)
U.K.(イギリス)
Soviet(アメリカ)

必ずしも、国名とバンド出身国は一致しません。Japanと言えば、1月4日にJapanのベーシストだった Mick Karn氏が亡くなりました。ご冥福をお祈りします。