四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

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今までもエストニア版Lady Gagaとか同様のタイトルをつけた覚えがありますが、まぁ解りやすい比喩なので許してください。前回、紹介した サリー・シャピロ(Sally Shapiro)のプロデューサーの Johan Agebjornは、ソロとしても活動。

今まで4枚のアルバムをリリースしていますが、最新のアルバム『Casablanca Nights』(2011年)は、サリーちゃん等のゲストヴォーカルを迎えたエレクトロポップな作品。ここで「The Last Day Of Summer」を歌っているのが、Queen Of Hearts。Queen Of Heartsと言えば、「不思議の国のアリス」にいた意地悪な「ハートの女王」です。うん、出で立ちもハートの女王然としています。ほんとに意地悪かどうかは知りませんけど・・・



Casablanca NightsCasablanca Nights
アーティスト:Johan Agebjorn (Sally Shapiro)
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(2011-05-10)
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Casablanca Nights - Johan Agebjorn

Queen Of Heartsはソロとしてミニアルバム『The Arrival』(2011年)をJohanのプロデュースでリリースしています。先日紹介したThe Sound Of Arrowsも参加しています。「Black Star」は、サウンド的にはShrillexがミックスしたLady Gagaみたいな。PVは、Katy Perryの「E.T.」に似ているという意見もあります。



thearrivalThe Arrival - EP - Queen of Hearts

サリー・シャピロ(Sally Shapiro)を知った時、スウェーデン人だとは思いませんでした。響きがスウェーデンっぽくない。調べてみると、ユダヤ人系の名前だそうです。でも、この名前は芸名で、本名は未公開。

Johan Agebjorn(ヨハン・アゲビヨルンって読むの??)のプロデュースでアルバム『Disco Romance』(2006年)にデビュー。

Disco RomanceDisco Romance
販売元:Orchard
(2007-10)
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PVにもなった「Hold Me So Tight」は、脱力系イタロディスコ。サリーちゃん、決して歌唱力がある人ではないのですが、フレンチウィスパーに近い味があります(笑)。



クリスマスソング「Anorak Christmas」という曲もありますが、フレンチエレクトロ系ValerieのAnoraakの「Don’t Be Afraid」という曲でゲストヴォーカルとして参加したのは、偶然だと思いますけど。

セカンド・アルバム『My Guilty Pleasure』(2009年)では、イタロディスコ路線からより本来のスウェーデッシュな趣に移行しています。

My Guilty PleasureMy Guilty Pleasure
アーティスト:Sally Shapiro
販売元:Permanent Vacation
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販売元:Amazon.co.jp
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こちらは、「Miracle」のPV。何故かサリーちゃんは登場せず、ヘッドフォンをつけた中国人らしきカップルを起用。

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