マッシュアップについては、以前All Aboutの記事としてシリーズで書きました。ゼロ年代を振り返ってみると、これは重要な出来事だったと思います。2 many dj’sはもともとSoulwaxが母体なので例外ですが、マッシュアップ職人・DJを起点として、アーティストとして注目されるようになった人もいます。有名どころでは、Richard XやFreelance Hellraiserですね。

Richard Xについては、All About記事「バスタードポップとは?」で詳しく紹介していますが、一番大きな成功を収めたのは、彼がプロデュースしたSugababesの『Freak Like Me』(2002年)。全英1位となりましたが、これは、Adina Howardの「Freak Like Me」とGary Numanの「Are "Friends" Electric?」のマッシュアップ「We Don't Give A Damn About Our Friends」を下敷きにした作品です。Richard Xはその後も、北欧のエレクトロ歌姫Annieちゃんのプロデュースやリミックス仕事などをしています。



日本にも、数多くのマッシュアップ職人がいます。その多くはYouTubeやニコニコ動画での作品の公開をし、中には凄いヒット数を稼ぐものも現れました。その中でもマッシュアップ神曲と言われたのが、Moonbugの「Starry Sky YEAH! Remix」(2008年)。使用された元ネタは、capsuleの「Starry Sky」、Daft Punkの「Technologic」とBeastie Boysの「Ch-Check It Out (A Cappella)」。知名度が高いネタを使い、メロディーのないラップを掛け合わせるというマッシュアップの成功法則を見事に実現しています。このマッシュアップは、中田ヤスタカのDJでも使われたと事により、“公認”状態に。現在も削除されていない状況なので、作品を貼ります。



他、Moonbugとしてはcapsuleの「Flash Back」、Justiceの「Phantom」とWreck's N Effectの「Rump Shaker」をマッシュアップした「Flash Back Phantom Mix」がお勧めですが、行方不明です。

beatandspike現在、Novoiski、nylonizm、Hisataakaaの3人で構成されているMoonbugは、遂に自身のアルバム『BEATS & SPIKES』を4月28日にリリース。タイトル曲「Beats & Spikes」はロッキンなエレクトロ! 割と意外だったのは、「Alt.」に見られるちょっとセンチメンタルな感じ・・・好きです。サオリリス革命を起こすべく戦っているらしい元祖コスプレアニソンDJ(説明が長くて御免)、サオリリスちゃんをフィーチャーした「YEAH! YEAH!」(“YEAH!”が好きみたいです)のPVもぜひ見てください。




いつか「Freak Like Me」のようなパターンで公式にマッシュアップ曲もリリースしてほしいというのが、僕の希望です。

BEATS&SPIKESBEATS&SPIKES
アーティスト:Moonbug
販売元:Village Again
発売日:2010-04-28
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X-FACTOR VOL.1X-FACTOR VOL.1
アーティスト:リチャード・エックス
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2003-09-18
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