四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

タグ:NikitA

7月20日から7月27日まで、ウクライナの首都キエフに行ってきました。この旅行を計画するにあたって、僕が実現させたかったのは、ウクライナポップのアーティストたちへの取材。もちろん、僕にはウクライナ・コネクションなるものはありません。なければ、自分で作るしかないと、僕の好きなアーティストがいるmamamusicとMoon Recordsにメールをしてみたところ、なかなかの好感触。日本人としては、どうやら僕が初取材をしたようです。

avocado1ウクライナのセクシーエレクトロポップ・ユニットとして孤軍奮闘するNikitAは、数あるアーティストの中でも、会いたかった人たち。結成時は、ダーシャ・アスタフエヴァ(Даша Астафьева) とアルミヤー(А.Р.М.И.Я)の元メンバーだったユーリャ・カヴタラヂャエ(Юлия Кавтарадзе)と二人だったNikitA。現在は、ダーシャを中心に新加入のアナスタシヤ・クメイコ(Анастасия Кумейко)とЮлия Бричковская(ユーリャ・ブリチコフスカヤ)の3人になっています。よって、Dasha Astafieva & NikitAと表記されることもあります。

3人体制での最初の曲は、「Avocado」。

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こちらがティーザー。いたずらっこNikitA。



クリップはロシア語版と英語版がありますが、英語版を紹介しておきます。アボガド・ダンス!



僕がキエフに行く前に、ダーシャが丸坊主になったのを知り、なんでだろうと思っていたのですが、このクリップに秘密が隠されています。さらに詳しい話は、All Aboutのインタヴューをぜひ読んでください。

セクシーなだけではないNikitAにインタヴュー (All Aboutテクノポップ)

NikitAの続きです。ダーシャ(Даша)に加えてアナスタスィヤ(Кумейко)が新メンバーとなって最初に作られたのが、「20:12」。アナスタスィヤも前メンバーのユリア(Юлия)に負けずに目鼻立ちのはっきりした美人なのですが、ちょっと顔が濃い。PVは時計が20時12分を指している場面から始まりますが、対決の時間でも指しているのでしょうか? NikitAのPVにはいつもテーマがありますが、女子ボクサーに扮する二人、今回はスポーティなセクシー!


NikitAはウクライナとロシアが活動の拠点ですが、ヨーロッパにも遠征しています。世界進出を企てているのか、この曲に限っては、「My Love」というタイトルで英語ヴァージョンも同時にリリースされました。My love is saving the world!


どうしても、ヴィジュアル的な要素に目が行きがちですが、NikitAのサウンドプロダクションは侮れないものがあります。

日本でどれほどの人達が気にしているか疑問ですが、久しぶりにウクライナのイケナイおねえさん二人組、NikitAの最近の様子をお知らせします。

NikitAについてはこれまでもしつこく書いていますが、ここでおさらいをしましょう。オリジナル・メンバーは、ダーシャ・アスタフエヴァ(Даша Астафьева)とグルジア人の血が混じったユリア・カヴタラヂャエ(Юлия Кавтарадзе)。ユリアは、元アルミヤー(А.Р.М.И.Я)というグループにいましたが、出産後にNikitAとしてダーシャと活動。僕はこの二人のコンビが好きだったのですが、ユリアが2011年になって脱退! このまま立ち切れになってしまうのだろうかと心配していたのですが、新メンバーのアナスタスィヤ・クミインコ(Анастасия Кумейко)が加入し、活動を再開し始めました。

NikitAのコンセプトは、セクシャル・アグレッション。「ヴェリヴキ(Веревки)」のPVは、マッパで闊歩するコンセプトで作られました。新生NikitAでもそのコンセプトは変わりません。彼女達はライヴでそのコンセプトを忠実に再現。ここまで来ると、その執念に敬意を払います。

またウクライナに戻ります。ウクライナのいけないお姐さんこと、NikitAのダーシャとユリアの二人が、新しいPVを引っ提げて登場です。タイトルは「Искусаю (Bite)」、日本語に訳すと、「ガブリ」とかがいいのかなぁ。


昨今、日本男子の草食化現象が話題になっておりますが、そんな草食系男子にぜひ見てほしいのがこのPV。食べているのは、肉類だけではありませんが、この豪快な食いっぷり。お行儀悪いと説教をする気持ちも飛んでしまいそうな、野生の迫力を感じます。でも、金魚食べちゃうのは、ちょっと可哀想・・・ 最後に出てくる獲物も気になります。二人乗り自転車に乗っている場面などは、Lady Gagaにも負けていない。

こちらは、ふざけて録ったと思われる、超ひょうきんなNikitAのアホなシーン。コマネチ!

NikitAとA.Р.М.И.Я(「A.R.M.Y」だから女軍ね)の事を調べている内に面白い事がいくつか判明しました。

現在のNikitAのユリアが在籍していた時、A.Р.М.И.Яとしてウクライナの地方版『Playboy』に5人で登場。ちょうど、ユリアが妊娠している時ですが、これでNikitAのメンバー二人ともプレイメイト。

playboyukraine


A.Р.М.И.Я名義では、『PRO ETO(Про это)』(2008年)というアルバムをリリース。「About It」という意味です。

proeto


この中ではユリアがセンターをとっても不思議ではないのですが、意外と目立っていません。NikitAでのユリアの方に輝きを感じるのは、僕だけでしょうか? 調べてみると、NikitAもA.Р.М.И.ЯもYuri Nikitinがプロデューサーとして活動するmamamusicに所属しています。このレーベルには他にもVerka Serduchka、Irina Bilyk、Avyator、neAngely、HOLLYWOOD FMなどのアーティストが所属しています。ウクライナのHello! Projectのようなものなのでしょうか?

ユリアはメンバーから外れましたが、緑の瞳のVera Varlamov(センターをとっているお姐さんだと思います)との共同名義で5人体制は維持。ウクライナのセクシー系は層が厚いです。PV「Allo, Allo」では、BMW MINIで登場したメンバーはゴルフ場で大暴れ。終盤には、NikitAも颯爽と登場!

引きづづき、NikitA特集です。最新のPVとしては、「Солдат (Soldier)」と「Королева (Queen)」というのがありますが、「Королева」の方はバラード調の曲に合わせて従来のセクシー路線からゴージャス路線に。それ以降にリリースされたアルバムには収録されていないシングル曲もあるようです。



前回はダーシャについて書きましたが、今回はもう一人のユリア。よく見ると、彼女の方が目鼻立ちがはっきりとしています。ユリアはNikitAとして活動する前は、А.Р.М.И.Я(アルファベット表記だと「A.R.M.Y.YA」、意味的には「A.R.M.Y」となります)というLady Gagaが5人いるみたいなユニットで活動していました。「Мы сделали это」(「We Made This」みたいな意味)のPVでは、超激しいダンスを繰り広げています。よく見ると、ユリアのお腹が少し大きくなっています。そう、ユリアは妊娠が理由でА.Р.М.И.Яを脱退、そしてNikitAに加入したのです。NikitAのPV「Koroleva」に出てきた赤ちゃんは、もしかしてユリアの子供??



日本ならば、リア・ディゾンのように妊娠、いや結婚した時点でセクシー路線は打ち切りとなってしまいます。セクシー系の人の場合、死活問題となります。ウクライナでは、バイアグラしかり、NikitAしかり、出産後にさらにセクシー路線に磨きがかかるという文化の違いを目の当たりにします。

ウクライナのい・け・な・いお姐さん達、NikitA特集続けます。NikitAのメンバーの名前は、ダーシャ(Dasha Astafieva)とユリア(Yulia Kavtaradze)。

NikitAは現在まで、既に紹介したマッパPVも含め5つのPVを公開しています。こちらは最初にリリースされた「Машина(Car)」。タイツの美学です。



続く「Зайчик (Bunny)」は、エレクトロ歌謡でサウンド的にも評価できます。二人でウサギを苛めています。



昨年1枚のアルバム『Машина (Car)』(2010年)を既にリリースしていますが、これがなかなか入手し難い。また、ロシア及びウクライナのCD購入方法については別途書きますので、お待ちください。

machine


NikitAのお二人は甲乙つけがたい美人ですが、コスチュームのせいもありますが、見分けがつきにくい。ダーシャの方がこころもちぽっちゃりとした顔です。彼女は、アメリカ人を抑えて、なんとPlayboy誌の第55回記念のプレイメイトに選ばれています。彼女のインタヴューを読んでみたところ、プレイメイトになる事は9歳のころから夢だったようです。そして、次の目標は、ボンドガールになる事。

playboy

マッパで闊歩シリーズ第3弾です(苦笑)。これはウクライナのTVショー「Porobleno in Ukraine」での企画。NikitAをゲストに呼んで、先日紹介したNikitAの「Verevki (Ropes)」パロディーを発表しています。



最初、単なるNikitAの男性ヴァージョンだと思いきや、どんどん増殖していき、老若男女、全ての人たちがスーパーマーケットでマッパになっていきます。もう、スーパーで服を着ている事自体が非常識に思えてきます。

NikitAのい・け・な・いお姐さん達も大爆笑。アホ過ぎてコメントしずらいですが、パロディーとしてのツボはちゃんとおさえていますね。

以上、陽気なウクライナ人の一面をのぞかせる微笑ましいクリップでした。

マッパで闊歩シリーズ第2弾です(笑)。前回は、「パリの街をマッパで闊歩する3人娘」でしたが、今回はウクライナのオデッサにあるデパ地下。一人減っちゃいましたが、この2人はやけに美人。マッパで歩く姿にも、威風堂々とした美女のオーラが出ています。



このPVは、ウクライナのNikitAの「Verevki(Ropes)」。僕は勝手に“ウクライナのい・け・な・いお姐さん達”と呼んでいます。また、二人のプロフィールについては別途解説しますが、2009年に結成されました。このPVは現在まで発表された5作品の中の3作品目で、2009年の中盤以降に発表されたと思われます。ということは、フランスのMake The Girl Danceの「Baby Baby Baby」(CDの発売は2009年6月)、The BPAの「Toe Jam」(CDの発売は2009年1月)よりも後に製作されたものと推測されます。構図としては、「Baby Baby Baby」を頂き、NikitAの二人がやれば、凄いインパクトがあるはずだと、NikitAのブレインであるYuri Nikitinは考えたのではないかと思います。

何を言っているか分からないのですが、こちらはPVのMakingも紹介した番組のクリップ。「Baby Baby Baby」も出てくるので、やはり推測通りなのかと。



実は、まだあるんです。続く・・・

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