四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

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SOVIETECHNO:『共産テクノ ソ連編 (共産趣味インターナショナル) 』の発売を記念して、共産テクノの動画を中心に紹介!

SMS

7月 11日

ソ連時代に西側の80年代ヒット曲を人々は聴いていたのだろうか?

白夜の北欧に1週間ほど行っていたので、久しぶりの更新となります。また、北欧レポートは後日ということで、ウクライナ発SMSの続きです。

SMSは何を思ったのか、2008年に『Hits Of The 80's』というカヴァー・アルバムを出します。80'sと言えば、まだロシアもウクライナもほぼソ連時代です。ペレストロイカが始まったのが80年代後半なのですから。今のロシアは資本主義だけど、自由主義だと言い難いところがあります・・・ポップカルチャー的なモノに関しては自由、いや場合によっては自由すぎる国という印象です。
hitsofthe80s


当時は西側の音楽は、ソ連では幅広く自由に聴く事が出来なかったのでは思っていたのですが・・・でも、こんなカヴァーが出されると言う事は、やはり何らかの形で流通していたのでしょう。

選曲がなかなか面白いです。
基本、アメリカではなく、ヨーロッパ。ヨーロッパといってもイギリスよりも大陸、特にイタリア系ユーロビートやミュンヘン・ディスコなど。

イタリアの爆乳シンガー、Sandaraの「Boys」はそのPVの素晴らしさのあまり以前紹介しました。「One Way Ticket」は、ニール・セダカというよりもBonny Mの方かと。

01. Boys (Sandra)
02. Gimme! Gimme! Gimme! (ABBA)
03. You’re My Heart You're My Soul (Modern Talking)
04. Midnight (Arabesque)
05. Voulez – Vous Danser (Ricchi e Poveri)
06. Hands Up (Ottawan)
07. Sunny (Bobby Hebb)
08. You’re My Love (Patty Ryan)
09. Kalimba Di Luna (Tony Esposito)
10. Mama Maria (Ricchi e Poveri)
11. One Way Ticket (Bonny M)
12. Venus (Bananarama)

ここまで紹介したSMSの音源は、全て公式サイトより無料ダウンロードできます。やっぱりウクライナですね。

最後にSMSの最新アルバムとなる『Читай по губам(Read My Lips)』のタイトル曲のPVを見てください。セクシーというよりもアダルトな感じ。
7月 2日

歌番組の観客を前にボンデージ

ウクライナやロシアには3人組女子ユニットが多い事はこれまで書いてきた記事を読んで頂ければ、判ると思いますが、同時にメンバー・チェンジが頻繁に起こります。バイアグラしかり、スリーフキしかり、XSしかり。SMSもその例外ではありません。

これまでこんな感じでメンバーが交代しています。
マリナ(МАРИНА)
タティアナ(Татьяна)→ヴェロニカ(ВЕРОНИКА)
ラーナ(Лана)→アレキサンドラ(Анастасия)→ナスタヤ(НАСТЯ)

ということで、現在のメンバーは、唯一古参のブルーネットのマリナ、赤毛のヴェロニカとブロンドのナスタヤとなります。

セカンド・アルバムは、『Тело(Body)』(2006年)。
telo


ここで紹介すべきは、タイトル曲の「Тело(Body)」です。バイアグラを意識したのか、SMSという本来の趣旨に戻ったのか、ボンデージを意識したPV。スキンヘッドのごついおっさんは意外にバイオリンを弾いたりしています。


モスクワのステージでも歌番組の観客を前にボンデージ(笑)。結構、お客さんが入っています。
7月 1日

SMSに秘められた意味とは?

2004年に結成されたウクライナの3人組、SMSです。SMSとは携帯で使用するShort Message Serviceの略として使われていますが、たぶんそれが由来ではないかと思ったのですが・・・

ロシアのFacebookまたはmixiのようなサイト、в Контакте(フ・コンタクティェ)によれば、SMSとはSex Music Sportとの事。SMAPみたい(笑)。

2004年結成時のメンバーはブルーネットのマリナ(МАРИНА)とWブロンドのタティアナ(Татьяна)、ラーナ(Лана)の3人。この3人で、デビュー・アルバム『SMS format』(2004年)をリリース。
smsformat


「Любий, кохай мене (Love Me, Honey)」のPVで注目を浴びたようですが、これはロシア語ではなくウクライナ語で歌われています(違いがいまいち分かりませんけど)。ベッドでまくら投げするエロカワなクリップです。


「В мае (In May)」も同じアルバムに収録されていますが、メンバーが一人違いますね。セクシー度も高く、アダルトコンテンポラリーなディスコ・ナンバーでなかなかよろしい。
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Hiroaki Shikata


四方宏明
テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年になんとなく設立。2001年よりAll Aboutにてテクノポップのガイドを担当してます。Twitterで更新のお知らせ中。

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