四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

2011年02月

初音ミクを使った楽曲は今までニコニコ動画などに多数投稿されてきましたが、現時点でもうすぐ視聴数140万回となる人気曲が、「1925」! 戸川純や平沢進の世界を感じさせる大陸的なレトロポップとなっており、作者の主張が感じられます。



2009年10月に投稿されたこの曲の作者は、T-POCKETこと冨田悠斗。2010年11月にアルバム『T-POCKET』がリリースされ、この「1925」も収録されています。

T-POCKETT-POCKET
アーティスト:T-POCKET feat.初音ミク
販売元:Celo Project
(2010-11-14)
販売元:Amazon.co.jp
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以前、紹介したpal@popのサポートでエレクトロに転向したMizcaちゃん、この「1925」をカヴァーしたシングル『1925』を3月9日にリリース!2タイプあり、Aタイプ盤ではオリジナルのアニメーションを使ったジャケ。

1925 (Aタイプ盤)1925 (Aタイプ盤)
アーティスト:Mizca
販売元:日本クラウン
(2011-03-09)
販売元:Amazon.co.jp
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Bタイプ盤は、コスを再現したMizcaちゃんの実写ヴァージョンとなっております。共通のカップリングはT-POCKETの曲にMizcaちゃんが詞を付けた「FLY FLY FLIGHT!!」。また、pal@popによる「星のつぶつぶ」(Aのみ収録) と「好きなの」(Bのみ収録) がそれぞれに収録されています。

1925 (Bタイプ盤)1925 (Bタイプ盤)
アーティスト:Mizca
販売元:日本クラウン
(2011-03-09)
販売元:Amazon.co.jp
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Mizcaヴァージョンは、トランス系・・・えっ、Mizcaちゃん、エレクトロやめちゃったの? CMヴァージョンで短いのが残念ですが、ミリタリー系の制服が好きなわたしとしてはもっと見たい。

ひとりt.A.T.u.のレオナちゃんの続きです。前回紹介したアルバム『Аргументы (Argumentation)』(2005年)から「Заболела тобой (I’m Keen On You)」を紹介します。このPVはアルバム発売後に製作されたのか、かなりレオナちゃんは大人っぽくなっています。何故か、大きなベッドには、レオナちゃんを真ん中にレオナちゃんのボーイフレンドを思われる男子、レオナちゃんの友達の女子の3人が、下着姿で寝ています。この友達の女子が、幼く見えるけど小悪魔っぽい。どうやら、レオナちゃんのボーイフレンドを狙っているようです。歌詞は判りませんが、そのようなメッセージが伝わります。



こちらのPV「Нарисуй любовь (Paint Love)」は、2008年頃のものだと思われますが、かなりダンスミュージック寄りです。一つ不思議な事があるんです。レオナちゃんが着てるTシャツには「СССР」の文字が! これは、「СоюзСоветских Социалистических Республик(ソビエト社会主義共和国連邦)」の略。ウクライナは元ソ連ですが、ウクライナ人はソ連が崩壊し、独立したわけで、ウクライナ人にとっては、決してソ連に良いイメージはないのかと思っていました。皮肉なのでしょうかね。でも、このTシャツ欲しい。

毎月、ちょっと気になる新譜をまとめて紹介をしてきましたが、今月より厳選して紹介する方針に変更しました。

最初は、ファッションモデル出身のminiちゃんの3月2日発売のアルバム『D.N.A.』。今まで2枚のシングルをリリースしていますが、これがデビュー・アルバムとなります。miniちゃんの身長は不明ですが、名前の通りミニなのでしょうか?

未定 (DVD付)未定 (DVD付)
アーティスト:mini
販売元:cutting edge
(2011-03-02)
販売元:Amazon.co.jp
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1stシングル『Are U Ready?』は、GReeeeNのプロデューサーが絡んでいる割にエレクトロ。中田ヤスタカがリミックスをしたという話で、miniちゃんの存在を元々知ったのですが、「Are U Ready? (yasutaka nakata remix)」もあります。



2nd『GiRLS SPiRiT』は、1stでも醸し出していた和製LADY GAGAを狙ったのかと思わせるPV。サウンド的はちょっとcapsuleっぽいエレクトロをavex風にやりましたと感じ。個人的には衣装に大胆さが欲しかった。



3rdシングルとしてリリース告知されていた「Two Of Us」は、歌詞的にも西野カナの恋愛症候群を思わせる震えそうなバラードにエレクトロ風味付け。アルバムを優先してか、実際リリースはされていない模様。

agumentation熟女の次は、年齢を一気に下げましょう。ウクライナのキエフ出身のレオナちゃん(英語「LEONA」、ロシア語「Леона」)を紹介します。1990年2月生まれで、現在ちょうど21歳。デビュー・アルバムの『Аргументы (Argumentation)』がリリースされたのは、2005年なので、その時点では、若干15歳。ジャケには3人映っていますが、みんなレオナちゃん。初期のt.A.T.u.のロシアの女子高生(その頃はJKなどと言う呼び方はなかった)だったように、レオナちゃんのデビュー作も女子高生を強くアピールしています。15歳だから、まだ女子中学生なのかもしれません。

タイトル曲の「Аргументы (Argumentation)」のPVは、所謂学園もの。先生に抱きついたらだめですよ、レオナちゃん。ジャージが可愛い。これはお土産に買って帰ると喜ばれそう。



コスから「ウクライナのひとりt.A.T.u.」と思ってしまったのですが、このタイトル曲も含めて、テクノ度は高く、t.A.T.u.サウンドを感じさせます。プロフィールでも、エレクトロとダンスホール(こちらはそれほど彼女のサウンドからその影響は顕著ではないけど)が好きなジャンルだと書いています。レオナちゃん自身、他のシンガーへの曲提供も含めてソングライティングもしているようです。

本国ウクライナではそこそこヒットしたようですが、ヨーロッパやインド(どうして?)でもリリースをしています。その辺の戦略もあって、英語ヴァージョンもあります。

69(ジャケの右下の二人)が出てくるPVには、アーシア・ハートとコンビになっているモノしかないと思っていたのですが、69単独のPVも発見しました。

iwantitall


「Я хочу все! (I Want It All!)」というPVですが、69はこちらでは演奏している映像はありません。劣化したオースティン・パワーズのようなおっさんが、カメラマンやDJになって、69の二人と枕投げなどをしながら、戯れています。よく見ると、PVの初めに「Ostin Power's」と出てきます。僕は、『オースティン・パワーズ』のシリーズが大好きなのですが、ウクライナでも人気があったのでしょうかベイビー。



69は単独の時、「Группа 69 (Group 69)」と表記される事もあるようです。調べてみたのですが、69の二人のプロフィールは謎です。

熟女熟女と連呼しすぎてしまいましたが、セクシーダイナマイト熟女のアーシア・アハトの続きです。

アーシアの旦那さんは結構な事業家のようで、「Фуршет(Cocktail)」というウクライナでは2番目に大きいスーパーマーケットのチェーンのオーナーです。また、二人の息子さんもいます。

goryachiypoceluyアーシア・アハトの5枚目のアルバム『ГОРЯЧИЙ ПОЦЕЛУЙ (Hot Kiss)』(2006年)は、Assiya Ahat & 69 という名義になっています。これは“69”というアーシア・ハートの手下のようなブロンド女性二人組とのユニット。左の子が“6”で右の子が“9”・・・というのは単なる僕の妄想です。曲によっては69単独の曲もあるようです。しかし、ロシアもウクライナも手ブラが多い(笑)。

こちらは、アルバムのタイトル曲「ГОРЯЧИЙ ПОЦЕЛУЙ (Hot Kiss)」のPVです。予測通り、何気にセクシーなPVですが、69の二人は単なるバックダンサーではなく、ちゃんと楽器演奏者として参加しています。


ウクライナの旅、バイアグラ、NikitAとセクシー系を探訪してまいりましたが、まだ終わったわけではありません。ウクライナは奥が深いのです。ウクライナの歌姫と呼ばれる(Facebookにそう書いてありました)アーシア・アハト(ロシア語「Ассия Ахат」、ラテン文字表記「Assia Akhat」)を紹介します。

アーシア、見かけからすると爆発寸前のセクシーダイナマイト! 1965年、キエフ生まれの45歳、熟女真っ只中。実はちゃんと幼少から音楽教育を受けたヴァイオリニストで、ヨーロッパでもコンサートツアー奏者として活躍していたらしいです。そんなアーシアは、遅咲き熟女として、1999年に『Homo Novus』でシンガーでもダンサーでもなくヴァイオリニストとしてCDデビュー。2000年に『You, Anais (Тебе, Анаис)』でシンガーとして正式デビューし、現在も熟女パワーを炸裂させております。

彼女の3枚目のアルバム『Chocolate (Шоколад)』(2003年)からタイトル曲「Chocolate」を紹介しましょう。

shokolad


PVはウクライナの標準とも言えるセクシーな映像ですが、ちゃんとヴァイオリンを弾いています。何故か、英語のスピーチをするお茶目な一面もあります。



なおこのアルバムは、Amazon.co.jpでもMP3なら買えます。

先日、告知したFANJ twiceで行われたJaccaPoPの大阪ワンマンに行ってきたので、ライヴレポートをしましょう。セットリストに従い、コメントをしていきます。期待のポイントとしては、MIRUちゃんがステージ上で自由に踊り、自由に発言し、SUN君が戸惑うという構図がどこまでこの日見られるかです。

手売り限定発売の2ndアルバム『Giraffe』(2010年)から今回のワンマンのタイトル「2×5で愛に10」にもひっかけた「愛に10」でオープンニング。「1、2、3、4、愛に10」にあわせて、皆さん、「JaccaPoPのボーカルMIRUです。」タオルをぐるぐる振り回し、MIRUちゃんノリノリです。

mirudesu


そして、「NEW WORLD」へと続きます。この間、SUN君とMIRUちゃんは自己紹介。MIRUちゃん自ら「JaccaPoPのリーダーMIRUです。」とリーダー宣言(笑)。Wikipediaにもその情報は書いてありません。

代表曲のひとつでもある、「MIRU key way」。この曲は、ビートマニアというゲーセンに収録されています。

続く「Search Lighter」はスローなちょっとアンビエントなヴァージョンを披露。これは、JaccaPoPのエコバックを買った人に特典として付いてくるRemix CD(3曲入り)に収録されていました。

MIRUちゃんが曲紹介をし、「Majik Night」に続くと思いきや、「Happy Birthday」を流します。そう、ライヴの日、2月5日は、MIRUちゃんの誕生日。SUN君、リーダーに気を使っています。

jaccapop0205


JaccaPoP語で歌った「音no化GA9式」・・・JaccaPoPって言葉遣いや表記が可笑しくって好きです。

「ミントーレール」の後は、SUN君は未発表のインストを披露。そして、「君はスナイパー」。これは、1月に発売されたばかりの★STAR GUiTARの『Carbon Copy』にMIRUちゃんをゲストに迎えて収録されている曲。これ、まじカッコいいですよ。

『Giraffe』より「Leo」そして「Jacarico」。こちらが、「Jacarico」PVの完全ヴァージョン。終盤のパンダにも注目!



iTunes限定で配信されたくるりのカヴァー「WORLD'S END SUPER NOVA」、そしてライヴをやるのは初めての「333333333」。

JaccaPoPファンにはおなじみの「ポプラ」、食べ物ソングとして愛聴している「チェルシー」。最後は「21st Century Girl」。

アンコールって、まだ曲あったっけ?と思いきや、「Merry Christmas, Mr. Laweress」・・・いやそこから「Search Lighter」オリジナル・ヴァージョンで締めくくってくれました。確かに一部コード進行が似ていますね。

以上、全17曲、JaccaPoPワールドが満喫できました。そして、SUN君がMC中困っていても助け船を出さない(いや、ただ自由にしている)MIRUちゃんでした。

【ライヴ写真集】
jaccapopfanj1


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次は「東京ワンマン」です!

「Search World」
公演:3月19日(土)
場所:渋谷 スターラウンジ
時間:OPEN 18:30 START19:00
料金:前売り 2500円 当日 3000円(ドリンク代別)
[チケット販売]
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Search World

元バイアグラのソロ活動、3人目は、ヴェーラ・ブレージュネヴァ(Vera Brezhneva)。彼女は、2003年から2007年までバイアグラで活動しており、来日もしていました。個人的にはバイアグラ史上最強のラインナップだった時の一人。青い瞳のブロンドと、いかにもモデル美人顔。ヴェーラちゃんは、2007年のロシア版『MAXIM』誌にて最もセクシーな女性に読者投票により選ばれています。

2009年には映画『Love in the City』にて主演。

2010年にはソロとしてのデビュー・アルバム『Love Will Save the World』をリリースとその美貌を生かし順調なソロ活動をしているようです。

vera


こちらはタイトル曲の「Love Will Save the World」。



ヴェーラちゃんの最新の曲は、ダン・バラン(Dan Balan )とデュエットをした「Лепестками слез(Petals Tears)」。ダン・バランを知らない人も、彼がフロントマンを務めていたモルドバ共和国出身のO-ZONEなら知っているのでは。それでも分からなければ、『恋のマイアヒ』と言えば、ほとんどの人が思い出すでしょう。

前回のウクライナ特集のスポーツ祭典で元バイアグラのアリョーナと一緒に歌っていたのは、スヴェトラーナ・ラバダ(Світлана Лобода)。バイアグラに在籍したのは、アリョーナが抜けた後の2004年のみの短命メンバーですが、歌手としては一番成功しているようです。また、バイアグラ加入前は、CappuccinoとKetchというユニットでも活動していました。シンガーだけでなく、ソングライティング、女優、TVレポーター、衣装デザイナーとしても活動する多彩な人。バイアグラのメンバーって侮れませんね。

今日は2月14日! では、バレンタイン・デイに相応しい曲を贈ります。このPVでチョコレート漬の美女を楽しんでください。

「Be My Valentine (Anti-Crisis Girl)」は、2009年のEuro Vision Contestのウクライナ代表に選ばれています。過去のPVからの編集もしているようですが、セクシー以上にワイルドなオーラが出ています。自らドラムも叩いています。美女なんですが、眼、鼻、口それぞれのパーツが大きく、ラテン系な顔立ちです。曲調もラテンが入っています。この曲はやはりEuro Vision用に意図的に英語にしたのでしょうかね。



こちらはタイトル曲を含んだ編集アルバム『Anti-Crisis Girl』(2009年)です。

anticrisisgirl

なんだか最近、テクノポップ定点観測というよりもウクライナ定点観測みたいになっています。ここで、バイアグラに再登場してもらいましょう。と言っても、今回はバイアグラに在籍したメンバーのソロ活動についてです。

アリョーナ・ヴィーニツカヤ(Alеna Vinnitskaya)は、2000年から2003年まで在籍した初期バイアグラ構成員。公式サイトで確認する限り、2010年にリリースされたベストアルバムを含めて6枚のアルバムをリリースしており、作詞作曲にも参加しています。バイアグラのメンバーという先入観を持つとかなり意外な才能です。

2ndアルバムとして『007』(2005年)をリリースしていますが、タイトル曲の「007」。イントロは、もろHenry Manciniの「James Bond 007 Movie Theme Music」!

007




こちらは、ドンバス・アリーナで行われたスポーツの祭典で「We Will Rock You」を歌うアリョーナちゃん。もう一人の元バイアグラのスヴェトラーナ・ラバダ(Світлана Лобода)も登場。最後に現れたナタリア・モギレヴィスカヤ(Natalya Mogilevskaya)は、バイアグラ出身ではなく、TVレポーターでもあるソロシンガー。



バカでかいアリーナは超満員!ウクライナのスポーツ祭典、一度見に行きたくなります。

ymk2以前、紹介したinvisible Futureというソロ・ユニットをやっているymさんから、彼がYMK1号としてメンバーであるYMKの新作『YMK-2』をAmazon MP3とiTunes(3月3日から)からの配信を始めるとの連絡をもらいました。

YMKの公式サイトから試聴もできます。

YMK1号さんとのショートインタヴューを交えて、YMKの紹介をしたいと思います。

YMK1号と2号が出会ったきっかけは?

とあるパーティーに出演した際に知り合い、友人になったDJから紹介されました。彼らは「のんこのしゃあ」というヒップホップユニットのメンバーだったのですが、YMK2号は音楽のルーツが私と同じくYMOだったこともあり意気投合し、YMKを始めました。なお、「のんこのしゃあ」は今年の元旦に我がレーベル!-TAKから作品をリリースしたばかりです。


「心温まるエレクトロポップユニット」とYMKを自己紹介されていますが、たしかYMKの音には80年代テクノポップのほんわかした感じがありますね。テクノポップは無機質だとか言われる事が多いですが、実際そうではないと。

当時のテクノポップが無機質と言われていたのは汗を美化していたロックシーンへのアンチテーゼ的な要素が多分にあったのだと思います。実は当時の楽曲も実はシンセの音色はかわいかったりしますし、すべての楽曲が平坦だったわけではありません。むしろ汗の匂いを感じさせないように汗をかいていたのではないでしょうか(笑)?

テクノポップの「ポップ」な部分は無機質なだけでは成立しないと思います。ですから我々はあえて無機質と感じられないように心がける意味もあり、あえて「心温まる」としています。


YMKというのはやはりYMOへのリスペクトの表れかと思いますが、YMOのカヴァーをするのではなく、「音霊 - OTOTAMA -」や「Secession」とかを聴いていると自作の曲にYMO的特徴をもったサウンドを隠し味的に入れていますね。YMOサウンドとして特に意識が強かった音は?

YMKという名前はもちろんYMOからきています。我々のイニシャルを合成したら「YMK」になったんです。実は「Youth Mind Key」という意味だと答えているんですが、完全に後付けです(笑)。聴き込んでくださってありがとうございますっ。

楽曲にYMO的な要素を取り入れることについては意識してやっている時と無自覚な時があります。実は「YMOの正統な継承者」を目指していますので、「YMOが散開せずに現在のようなフィジカル路線でない場合にどんな音を作っただろう?」なんて話し合いはしたことがあります。

ですのでYMOサウンドで特に意識した、ということよりも今作では「YMOの中期を明るくポップに」みたいなことはお互いになんとなく思っていたことですね。

YMKは現在3部作と考えて制作しているので次回作が「YMK-3」ってタイトルになることまでは決まっています。それから年内に必ず一度はライヴを実施する予定です。

NikitAとA.Р.М.И.Я(「A.R.M.Y」だから女軍ね)の事を調べている内に面白い事がいくつか判明しました。

現在のNikitAのユリアが在籍していた時、A.Р.М.И.Яとしてウクライナの地方版『Playboy』に5人で登場。ちょうど、ユリアが妊娠している時ですが、これでNikitAのメンバー二人ともプレイメイト。

playboyukraine


A.Р.М.И.Я名義では、『PRO ETO(Про это)』(2008年)というアルバムをリリース。「About It」という意味です。

proeto


この中ではユリアがセンターをとっても不思議ではないのですが、意外と目立っていません。NikitAでのユリアの方に輝きを感じるのは、僕だけでしょうか? 調べてみると、NikitAもA.Р.М.И.ЯもYuri Nikitinがプロデューサーとして活動するmamamusicに所属しています。このレーベルには他にもVerka Serduchka、Irina Bilyk、Avyator、neAngely、HOLLYWOOD FMなどのアーティストが所属しています。ウクライナのHello! Projectのようなものなのでしょうか?

ユリアはメンバーから外れましたが、緑の瞳のVera Varlamov(センターをとっているお姐さんだと思います)との共同名義で5人体制は維持。ウクライナのセクシー系は層が厚いです。PV「Allo, Allo」では、BMW MINIで登場したメンバーはゴルフ場で大暴れ。終盤には、NikitAも颯爽と登場!

引きづづき、NikitA特集です。最新のPVとしては、「Солдат (Soldier)」と「Королева (Queen)」というのがありますが、「Королева」の方はバラード調の曲に合わせて従来のセクシー路線からゴージャス路線に。それ以降にリリースされたアルバムには収録されていないシングル曲もあるようです。



前回はダーシャについて書きましたが、今回はもう一人のユリア。よく見ると、彼女の方が目鼻立ちがはっきりとしています。ユリアはNikitAとして活動する前は、А.Р.М.И.Я(アルファベット表記だと「A.R.M.Y.YA」、意味的には「A.R.M.Y」となります)というLady Gagaが5人いるみたいなユニットで活動していました。「Мы сделали это」(「We Made This」みたいな意味)のPVでは、超激しいダンスを繰り広げています。よく見ると、ユリアのお腹が少し大きくなっています。そう、ユリアは妊娠が理由でА.Р.М.И.Яを脱退、そしてNikitAに加入したのです。NikitAのPV「Koroleva」に出てきた赤ちゃんは、もしかしてユリアの子供??



日本ならば、リア・ディゾンのように妊娠、いや結婚した時点でセクシー路線は打ち切りとなってしまいます。セクシー系の人の場合、死活問題となります。ウクライナでは、バイアグラしかり、NikitAしかり、出産後にさらにセクシー路線に磨きがかかるという文化の違いを目の当たりにします。

ウクライナのい・け・な・いお姐さん達、NikitA特集続けます。NikitAのメンバーの名前は、ダーシャ(Dasha Astafieva)とユリア(Yulia Kavtaradze)。

NikitAは現在まで、既に紹介したマッパPVも含め5つのPVを公開しています。こちらは最初にリリースされた「Машина(Car)」。タイツの美学です。



続く「Зайчик (Bunny)」は、エレクトロ歌謡でサウンド的にも評価できます。二人でウサギを苛めています。



昨年1枚のアルバム『Машина (Car)』(2010年)を既にリリースしていますが、これがなかなか入手し難い。また、ロシア及びウクライナのCD購入方法については別途書きますので、お待ちください。

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NikitAのお二人は甲乙つけがたい美人ですが、コスチュームのせいもありますが、見分けがつきにくい。ダーシャの方がこころもちぽっちゃりとした顔です。彼女は、アメリカ人を抑えて、なんとPlayboy誌の第55回記念のプレイメイトに選ばれています。彼女のインタヴューを読んでみたところ、プレイメイトになる事は9歳のころから夢だったようです。そして、次の目標は、ボンドガールになる事。

playboy

マッパで闊歩シリーズ第3弾です(苦笑)。これはウクライナのTVショー「Porobleno in Ukraine」での企画。NikitAをゲストに呼んで、先日紹介したNikitAの「Verevki (Ropes)」パロディーを発表しています。



最初、単なるNikitAの男性ヴァージョンだと思いきや、どんどん増殖していき、老若男女、全ての人たちがスーパーマーケットでマッパになっていきます。もう、スーパーで服を着ている事自体が非常識に思えてきます。

NikitAのい・け・な・いお姐さん達も大爆笑。アホ過ぎてコメントしずらいですが、パロディーとしてのツボはちゃんとおさえていますね。

以上、陽気なウクライナ人の一面をのぞかせる微笑ましいクリップでした。

1月30日の恵比寿LIQUIDROOMは、6都市を回った「Aira Mitsuki LiVE TOUR 2011 『???』」は最終公演となりました(掲載している写真はLIQUIDROOMのライヴより)。僕は、1月22日の大阪FANJtwiceと1月23日の神戸チキンジョージを見ることができましたが、ツアーも終わったのでライヴレポートをします。

今回のツアーでは、柏PALOOZA(1月10日)と今回の神戸でAira MitsukiちゃんとSaori@destinyちゃんが対バン。同じ事務所に所属し、Terukado氏がほとんどの曲をプロデュースするこの二人ですが、あまり同じ場所に現れる事はありませんでした。

3番目のアクトとしてSaoriちゃんが登場!
01. Re:revolution
02. シンパ
03. グロテスク
04. ファニー・パレード
05. I can't
06. エスニック・プラネット・サバイバル
07. EZ DO DANCE

前日の大阪公演で、Airaちゃんは、Saoriちゃんの楽曲について面白い発言をしていました。「I can’t」は、Saoriちゃんのエスニック・ニューウェイヴ感溢れる『WORLD WILD 2010』に収録されている曲で、Airaちゃんも『6 FORCE』のタワレコ購入特典トラックとしてカヴァーしています。どうやら、この曲、Airaちゃんはたいそう気にいっているらしい。自分の曲にしたかったみたい(笑)。同じく、今回のライヴでトリとなったtrfの「EZ DO DANCE」のハイエナジーカヴァーについても同様の発言。

肝心のSaoriちゃんのライヴはインストアでは押さえ気味だった音も全開となり、盛り上がりました。個人的には「エスニック・プラネット・サバイバル」はツボですね。Saoriちゃんのライヴ中、水玉模様のSaoriコスをした男性(知り合いです)がいました。Saoriちゃん・・・「始めて見たSaoriコスの人が男性だ」と苦渋のコメント。

そして、Aira Mitsukiちゃん登場。
01. 321
02. ロボットハニー
03. ??? Short ver.
04. HEAT MY LOVE
05. Wonder touch
06. BAD trip
07. rainy tone
08. Human Future
09. ニーハイガール
10. 愛し愛されて生きるのさ
11. WHY TWO?
12. fly
13. TRAIN TRAIN
14. チャイナ・ディスコティカ
15. サヨナラ TECHNOPOLiS
16. ファンタジー・キャンディー
17. カラフル・トーキョーサウンズ・NO.9
18. ???
19. Summeeeeeeeer set
(アンコール)
20. smile
21. LOVE Re:
22. イエロー・スーパーカー

衣装は、みんながキットカットと呼んでいたピンクのチェック柄で登場しました。

airatokyo1


2つ目の衣装は、モノマニアというブランドだそうです。

airatokyo2


こうしてセットリストを見てみるとアンコールも含めて22曲もやっています。「ニーハイガール」は、以前のライヴでもやっていたDaft Punkの「Technologic」とのマッシュアップversion。「愛し愛されて生きるのさ」は、AiraちゃんのDJによりトラックはAira versionでヴォーカルはオリジナルの小沢健二という変化球を投げてきました。

ドラムやショルキーなどの演奏で大奮闘のAiraちゃんですが、MCになるとAiraワールドに。自ら公言している事ですが、AiraちゃんはMCに苦手意識があり、「何をしゃべるか考えてきていないと」とキッパリ(笑)。そんな時、救いの手が。Airaちゃんのバックダンサーは4人いますが、一人の口癖が「間違いない」であるというネタで無事にMCをひっぱりました。めでたしめでたし。

余談ですが、Airaちゃんの「サヨナラTECHNOPOLiS」のコスをした残念な男性(残念ながら知り合い)に「ピンクのタイツは暑そう」とコメント。KRB君、無視されなくて、良かったね。

マッパで闊歩シリーズ第2弾です(笑)。前回は、「パリの街をマッパで闊歩する3人娘」でしたが、今回はウクライナのオデッサにあるデパ地下。一人減っちゃいましたが、この2人はやけに美人。マッパで歩く姿にも、威風堂々とした美女のオーラが出ています。



このPVは、ウクライナのNikitAの「Verevki(Ropes)」。僕は勝手に“ウクライナのい・け・な・いお姐さん達”と呼んでいます。また、二人のプロフィールについては別途解説しますが、2009年に結成されました。このPVは現在まで発表された5作品の中の3作品目で、2009年の中盤以降に発表されたと思われます。ということは、フランスのMake The Girl Danceの「Baby Baby Baby」(CDの発売は2009年6月)、The BPAの「Toe Jam」(CDの発売は2009年1月)よりも後に製作されたものと推測されます。構図としては、「Baby Baby Baby」を頂き、NikitAの二人がやれば、凄いインパクトがあるはずだと、NikitAのブレインであるYuri Nikitinは考えたのではないかと思います。

何を言っているか分からないのですが、こちらはPVのMakingも紹介した番組のクリップ。「Baby Baby Baby」も出てくるので、やはり推測通りなのかと。



実は、まだあるんです。続く・・・

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