四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

2011年06月

皆さん、お久しぶりです! 海外出張に行っていたので、更新できませんでした。ウクライナに行って来た訳ではありませんが、ウクライナに戻ります。前回のウクライナはXSという3人組のお姉さんの特集でした。

僕は、XSでティモシェンコ風三つ編みをしていた子が好きだったのですが、脱退してしまいました。やはりヌードを拒否したからなのか? しかしながら、元XSのナターシャ(Наташа)とエレーナ(Елена)の二人は、レーベルをMusic Motorsから以前紹介したMoon Recordsに移籍して、ЭДЕМ(Edem)として再スタートします。あまりネット上に情報がないため自信が無いのですが、ティモシェンコ風三つ編みしていたブロンドがナターシャで、XS時代はブロンドでなかったブロンドがエレーナでないかと思います。

Edemとしての再スタートとなったアルバムは、『Интрига (Intrigue)』(2010年)。サウンド的にはXSのファーストよりもセカンドに近い、ポップなんだけれど曲によってはエスニックで歌謡曲的。「Шанхайские ночи (Shanghai Nights)」という中華風メロディの曲もあったり。
intrigue


PVが公開されているのが、アップテンポの「Не звезда (Not A Star)」。モスクワで撮影されたこのPV、日本の基準から言えば、十分セクシーなのですが、ウクライナにしてはかわいさを強調している感があります。

Rainbowと言えば、僕の世代だと元Deep PurpleだったRitchie Blackmore's Rainbowです。高校生の頃、友達とライヴに行った覚えがあります。でも、ニューウェイヴの時代になって、ハードロックとは縁が無くなりましたけど。古すぎて判らない人はスルーしてください。

今回紹介するのは、KARAと同じ所属事務所DSPメディアに所属し、KARAの妹分とも呼ばれたりするRainbow(레인보우)です。Rainbowだから、もちろん7人編成。メンバー多すぎるので、名前は省略しますが、総じてちょっとお色気があるきれいなおねえさん。

2009年にミニアルバム『Gossip Girl』でデビュー。同じタイトルのアメリカのドラマがありますね。
Rainbow 1st Mini Album - Gossip Girl(韓国盤)Rainbow 1st Mini Album - Gossip Girl(韓国盤)
アーティスト:Rainbow
販売元:Mnet Media
(2009-11-13)
販売元:Amazon.co.jp
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2011年に2ndミニアルバム『So 女』をリリース。
SO女-2nd Mini AlbumSO女-2nd Mini Album
アーティスト:Rainbow(レインボー)
販売元:DSP Entertainment Ltd
(2011-04-19)
販売元:Amazon.co.jp
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2ndに収録の「A」は、KARAのヒップダンスに対抗したのか、おへそダンス。


今回、ソウルに行った際、K-POPのCDを買い込んだのですが、予備知識が無い所で、あれ?これって日本のガーリーハウスじゃん・・・と思わせた曲が「To Me (私に…)」。クレジットを見ると、DAISHI DANCEが作曲編曲。なるほど!


DAISHI DANCEはJ-POPのハウス・リミックスなども多く手掛けていますが、韓国のハウス・ユニットのClazziquai Projectの「Fiesta」のリミックスもやっていましたね。


DAISHI DANCEは他にも、K-POP系を手掛けていますが、また今度。中田ヤスタカにも依頼するK-POPガールズ系が居ても不思議でない状況です。

韓国で孤軍奮闘状態のNaked Girls(네이키드)特集です。青少年の方々は見ないでね。

調べてみると、Naked Girlsというのは「nakedNEWS Korea」というお色気ニュース番組のキャスター出身。この「nakedNEWS」は日本も含め世界中の様々な国で配信されており、世界情勢を学べるし、語学の勉強にも役立ちます。


こちらが、問題の「Finger」のPV。


T-ARAのPV「Bo Peep Bo Peep」のSexy ver.でも19歳未満禁止となった韓国ですから、このような扇情的なグループは社会的論議となっている報道もあります。2010年には『Naked Girls Vol. 1』という19歳未満発売禁止のCDもリリースしているようです。僕の努力不足かもしれませんが、韓国のCDショップでも見つからなかったし、今のところネット上でも買える所が不明。
nakedgirls


Nake Girlsの公式サイトに行こうとしたところ・・・

この情報の内容は、青少年有害媒体物として、情報通信網利用促進及び情報保護などに関する法律、および青少年保護法の規定により19歳未満の青少年が利用することはできません。

との表示が出ます。19歳以上の証明が外国人にはできないようなので、断念!

KARA、少女時代に続けと、K-POPガールズは戦国時代の様相。日本上陸を控えるグループの中の一つが、T-ARA(티아라)。7月5日にSHIBUYA-AXで1,500人を招待する無料ライヴで一気に勢いをつけようとしています。

K-POPのCDを買う時に気をつけないといけないのは、タイトルが違っても、ボーナス追加という形で再リリース(リパッケージ)しているものも多い事です。T-ARAも『Absolute First Album』(2009年)を出した後、2曲多い『Breaking Heart』(2010年)をリリースしています。
T-ara 1集 - Breaking Heart (リパッケージ) (通常版)(韓国盤)T-ara 1集 - Breaking Heart (リパッケージ) (通常版)(韓国盤)
アーティスト:T-ara
販売元:Mnet Media
(2010-03-09)
販売元:Amazon.co.jp
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K-POPの日本盤ってコストパフォーマンスが低いです。韓国では2000年代にCDが売れなくなってしまったため、特殊ジャケやミニ写真集が通常盤として売られている事が多いです。現在円高ウォン安というのもありますが、アルバムなら大体15,000ウォン前後(1,100〜1,200円程度)。まぁ、そのために日本語曲や日本オリジナル曲を作ったり、ボックスセット販売したりとか日本盤を売るための営業努力をしているんだとは思いますが、僕個人は日本語の曲はどうでもいいし、特殊ジャケは好きだし、韓国盤でいいと。でも、CDラックに入らないのが多いので困ります。

話が逸れてしまいましたが、T-ARAの最大のヒット曲は「Bo Peep Bo Peep」。予備知識が無い時に聴いても、この曲だけはある意味、R&B歌謡っぽいアルバムの中でいい意味で浮いていて、Wonder Girlsの「Tell Me」、KARAの「Mr.」、少女時代の「Gee」にも見られるK-POPは反復が基本というヒットの定石(通称フックソング)を見事に踏んでいます。

こちらのPVは、19歳未満は見てはいけないSexy ver.。確かにベッドシーンもあるんですけど、ウクライナやロシアなら全く問題ありません。


放送許可が下りたお子様向けのCute Ver.。


「Bo Peep Bo Peep」は本来は「ボピープボピープ」と歌っているはずですが、空耳で「ポピポピ」に聞こえます。韓国の人にもそう聞こえるらしく、「ポピ」というトイレットペーパーを製造販売するユーハン・キンバリーは、その意図しない宣伝効果に感謝して、T-ARAにトラック1台分のポピをプレゼントしました。一体どこに保管しているのでしょう?

レトロポップでブレイクしたWonder Girlsを見習ったのか、苦労人と言われているSecret(시크릿)も2011年のシングル『Shy Boy』で大きく路線変更。2009年にデビューしたSecretは、ヒョソン、ジンガー、ジウン、ソナからなる4人組。TSエンターテインメントに所属していますが、韓国の芸能事務所はみんな○○エンターテインメントですね。
Shy Boy-1st SingleShy Boy-1st Single
アーティスト:SECRET(シークレット)
販売元:Loen Entertainment
(2011-01-12)
販売元:Amazon.co.jp
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2010年に2枚のミニアルバム『Secret Time』『Madonna』をリリースしていますが、それぞれのリード曲の「Magic」「Madonna」は、K-POPの一つの潮流でもあるソウルフルなダンスナンバー。ラッパーもいますから。

ところが、「Shy Boy」は50年代的オールディーズ感覚あふれる世界にタイムスリップ。同じグループだとは思えません。懐古趣味の私としては当然こっちです。ジウンとソナはどちらも韓国美人顔で似ています。


6月にリリースされる「Starlight Moonlight(星の光 月の光)」もシュビデュバ♪で始まるレトロ路線。こちらはさらにキュートでバブルガム。既に「Madonna」で日本進出も決まっているSecretですが、この路線でアルバムを作ってほしいものです。
星の光 月の光-2nd Single星の光 月の光-2nd Single
アーティスト:SECRET(シークレット)
販売元:Loen Entertainment
(2011-06-07)
販売元:Amazon.co.jp
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K-POPガールズについて書くつもりだったのですが、ポンチャックが気になってしまい、横道に逸れてしまいました。韓国ネタとしては、今までWonder Girls(원더걸스)についてしか書いていませんでしたが、今の日本でのK-POPブームの中心的存在ではないものの、彼女達というかJYPエンターテインメントの創業者パク・ジニョン(パク・ジンヨン、パク・チニョンと表記されることもあり)氏のレトロ趣向はツボです。と言っても、60年代にタイムスリップするのはヴィジュアル的にモータウンな「Nobody」くらいで、他は80年代的なモチーフです。

全米進出後にリリースされたシングル『2 Different Tears』(2010年)では、学業専念のため離脱したソンミに代わり、ヘリムが加入し、ソネ、イェウン、ユビン、ソヒ、ヘリムの5人となりました。
Wonder Girls 2010 Single - 2 Different Tears(韓国盤)Wonder Girls 2010 Single - 2 Different Tears(韓国盤)
アーティスト:Wonder Girls
販売元:Loen Entertainment
(2010-05-18)
販売元:Amazon.co.jp
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韓国語ver.に加えて、中国語、英語ver.が製作されていますが、他のK-POP勢と違いWonder Girlsに限っては、日本をターゲットとしていないようです。出たがりのパク・ジニョン氏は金髪で登場。


ソウルなイントロから、もろ80年代Hi-NRG的なサウンドへと展開して行きます。以前紹介した「Tell Me」「Nobody」ほど元ネタがハッキリしないのですが、Bobby O(Orlando)とか思い出します。アメリカで製作されると伝えられているWonder Girlsの新作に期待しています。

5月の末に韓国、ソウルに行ってきたので、K-POP特集をしたいと思います。僕が初めて韓国に行ったのは80年代末。それから数回訪れましたが、訪れる毎に韓国は、文化的により解放されて、面白い事になっています。当時、路上ではカセットで音楽作品が販売されており、音楽も含めた日本文化の輸入も規制されていました(もちろん、海賊版は常に存在)。

その後、90年代後期になって、ポンチャックの帝王こと李博士(イ・パクサ)なども紹介され、DEEP KOREA的小ブームもありました。
李博士(イ・パクサ)のポンチャック大百科李博士(イ・パクサ)のポンチャック大百科
アーティスト:李博士
販売元:キューンレコード
(1996-04-01)
販売元:Amazon.co.jp
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電気グルーヴとのコラボ作品もありましたね。
李博士 VS 電気グルーヴの「ひらけ!ポンチャック」李博士 VS 電気グルーヴの「ひらけ!ポンチャック」
アーティスト:李博士
販売元:キューンレコード
(1996-05-02)
販売元:Amazon.co.jp
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ポンチャックとは、韓国の大衆歌謡メドレー宴会芸のようなもんです。こちらは、李博士の「ポンチャック・ディスコ」。


1995年には、金鳥コックローチSのCMにも出演していた李博士。


ポンチャックはタクシー・バスの運転手が眠気覚ましに聴くという説明がWikipediaにもあります。韓国のタクシー料金は日本と比べるとぐんと安い。一般タクシーなら1000円もあれば、大体の所には行けてしまいます。今回もソウルでかなりタクシーに乗ったのですが、残念ながら、ポンチャックをかけてくれた運転手さんはいませんでした。年配の方の場合、トロット(韓国の演歌)系が多い。若くなると洋楽とか。というか、今のところ、ポンチャック・ファンを自認する韓国の人にはあった事がありません。ソウルではなく、もっと田舎に行くべきなのだろうか?

Saori@destinyの前作『WORLD WILD 2010』から14ヶ月ぶり、ミニアルバム『Domestic domain』が6月15日にリリースされます。前作は沈滞気味のJ-POP界において、僕が希望を感じた作品です。バイレファンキやファンキーコタを取り入れた辺境ポップで孤軍奮闘。10年代のJ-POPを振り返るといった特集をすれば、僕はこの作品をきっと入れるでしょう。
WORLD WILD 2010WORLD WILD 2010
アーティスト:Saori@destiny
販売元:D-topia Entertainment
(2010-04-14)
販売元:Amazon.co.jp
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新作『Domestic domain』も、期待を裏切らない作品になっています。全ての曲はSaoriちゃんが作詞。
Domestic domainDomestic domain
アーティスト:Saori@destiny
販売元:D-TOPIA UNIVERSE
(2011-06-15)
販売元:Amazon.co.jp
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オープニングを飾る黒いファンク(あえてヒップホップとは言わない)「BEATBOP」は、Saoriちゃんが歌う事によって(いい意味で)変てこな化学変化が起こっています。


震災後の日本への応援歌ととれる「GAMBA JAPAN」は、サンバ風エレクトロ。しみじみとした歌になりがちな応援歌ですが、僕はこっちが好み。だって、元気出ますから。


「OFF THE WALL」はタイトルからしてマイケル・ジャクソンしていますが、歌詞の中にも思い切りマイケル曲が散りばめられた、MJ風ソウル・ナンバー。

ラストの「Klaxon」は、僕が大好きなG.RINAが作曲・プロデュースをしています。G.RINAが好きな理由を考えた時、彼女も辺境ポップなんですよね。だから、この人選は大正解。

Olialia社の第3弾! 日本や韓国の芸能界では、整形疑惑などが話題になる事が多いですね。最近、韓国では自己申告する人もいるですが、リトアニアのブロンド美女は次元が違います。Olialia社は美容クリニックも手掛けている総合企業。な、なんと、Olialia社は、広告塔であるOlialia Pupytesを美容クリニックの豊胸手術のモデルとして使っているのです。しかも、手術のプロセスをYouTubeで広告として配信。

こちらのクリップは、メンバーのOksanaちゃんの「外科医に、私の最後の訪問!」の様子を収めたものです。手術の最終段階ですが、別のクリップでは手術中の様子も公開しています。見たくない人もいるかもしれないので、自分で探してください。グラスチノチ(情報公開)もここまで来ると凄いです。


本題の音楽の話もちょっとしましょう。彼女達のユニット名が曲名になった「Olialia Pupytes - Montana Remix」・・・こちらの方がサウンド的には、エレクトロ調で僕の好み。


最後にPlayboy誌の表紙、第2弾! 侮れないリトアニア!
playboyolialia2

ブロンド美女だけのリトアニア企業、Olialia社の紹介に続いて、Olialia社の社風そのものと言えるセクシー・グループが、Olialia Pupytės。たぶんリトアニアで最も人気のあるガール・グループであると自負しており、リトアニアだけではなく、ラトビア、ウクライナ、ロシアへも頻繁に出かけているようです(どうしてエストニアは入っていないの?)。

Olialia PupytėsはMarina、Skaistė、Oksanaの3人のブロンド娘で2007年に結成されました。デビュー・アルバムは、超セクシー路線の『Išpildyk Mano Norus (Fulfil My Desires)』(2009年)。
ispildyk


リトアニア語だけでなく、ロシア語、英語、そして何故かイタリア語でも歌っています。Beastie Boysの「Fight For Your Right」もカヴァーしています。海外では、短縮名でOlialia!と名乗り、当にOlialia社の広告塔。ウクライナ・ロシアにもこのパターンはセクシー・グループの定番となっていますが、Playboy誌の表紙を飾っています。
playboy-olialiapupytes


ユーロダンス系のタイトル曲「Išpildyk Mano Norus」のPVも、期待を裏切らない。歌詞が空耳で「びちょびちょ」って聞こえるんですけど(笑)。

エストニア、ラトビアに続いて紹介するバルト三国最終章は、リトアニア。バルト三国の中ではラトビアの南に位置し、ベラルーシ、ポーランド、ロシアの飛び地であるカリーニングラード州に接しています。首都はヴィリニュス。

olialiacolaタイトルを見て、どうして企業の紹介をするかと思っている方もおられるでしょう。では、説明しましょう。リトアニアにOlialia Pupytesという女子3人グループがいます。英語だとOlialia Chicksとなります。それはもうセクシーな3人組で、リトアニアのバイアグラみたいなグループ。彼女達についてはさらに説明しますが、その調査をしている間にOlialia(“オララ”に聞こえます)というリトアニアの会社がある事が発覚します。

このOlialia社が凄いんです。単なる芸能プロダクションではなく、リトアニアの立派なマーケティング企業。飲料水、スナック、ピザ、コンピューター、美容クリニック、旅行事業、ナイトクラブなど78セクターの事業から成る総合企業。Olialia Pupytesも皆さん、ブロンドですが、社員はブロンド美女だけという徹底したポリシーを持った企業なんです。右のセクシーコーラの宣伝ポスター(シリーズになっていますが、一つだけ紹介)を見ていただければわかりますが、彼らのマーケティングは戦略的です。「ブロンドはお利口でなくビジネスができない」という間違った人々の認識を変える事を一つの企業方針としています。

先ずはOlialia Brandのプレゼンを見てください。もちろん、ブレゼンターはブロンド。なかなか説得力があります。


Olialia社のブランドのCMを見て頂きましょう。
Olialiaのセクシー・コーラ。


Olialia Pupytesのメンバーが出ているコーラ味キャンディ。


Olialiaのピザ・レストラン。


ぜひ、会社訪問したいと思います。
続く・・・

ラトビアの続きです。以前、All Aboutでカイリー・ミノーグ的な歌姫特集をしましたが、Ladybirdちゃんもその一人。日本にもLADY BiRDというユニットがありますので、混同しない様に。1983年生まれでもうすぐ28歳。でも、活動していたのは2008年までで現在は公式サイトも消滅しています。先ず、説明する前に彼女の一番のヒット曲「Dangerous To Me」をご覧ください。


どこかで聴いた覚えのある方も居るでしょう。「Dun Dun Dun」と口ずさんでしまいそうです。片瀬那奈の「Galaxy」と同じ曲です。ドラマ「逮捕しちゃうぞ!」の挿入歌としても使われていました。この曲はHolly ValanceやAce Of Baseを手掛けたスウェーデンのライター・チームが製作し、Ladybirdがカヴァーしたのではなく、片瀬那奈がLadybirdをカヴァーしたものです。


意外な事に、このLadybirdちゃん、片瀬那奈がカヴァーしたのが縁になったのか、日本盤『Dangerous To Me』を2005年にリリース、しかもプロモーションのため来日までしています。当時、知っていたら行きたかった。
デンジャラス・トゥー・ミーデンジャラス・トゥー・ミー
アーティスト:レディーバード
販売元:Tridentstyle Inc.
(2005-09-07)
販売元:Amazon.co.jp
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こちらは、香港の容祖兒(Joey Yung)によるもう一つのカヴァー「Dun Dun Dun」。

ラトビアのBrainStormの続きです。ラトビア語でのバンド名は、Prāta Vētra。僕が男性だけのバンドについて書く事は珍しいのですが(笑)、やはりそれだけ内容もいいのだと解釈してください。前述のシングル『My Star』での成功に気を良くしたのか、トニー・マンスフィールド(Tony Mansfield)は、アルバム『Online』(2001年)もプロデュース! ちなみにラトビア語版として、『Kaķēns, kurš atteicās no jūras skolas 』(2001年)もリリースされています。
OnlineOnline
アーティスト:Brainstorm
販売元:EMI
(2005-08-30)
販売元:Amazon.co.jp
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このアルバムは、「My Star」の路線を受け継ぎ、それまでのBrainStormの素朴なサウンドから、トニーによる緻密なものへと変わっています。現在の活躍するその後のBrainStormの作品も聴きましたが、このアルバムはポップなんだけど異質な香りを放っています。トニーが得意とするアコギとエレクトロニクスのバランス感覚だと思います。ただ、素朴なBrainStormを求める人には必ずしもいいとは限らないですけど。シングルカットされた「Maybe」は、「My Star」と並ぶ甘く切ないキラーチューン。


実はこの曲以上にお薦めのなのが、アルバム・タイトルにもなっているネット時代のラヴソング「Online」。それ以上にお薦めなのが、2007年のリミックス「Online (Electricano Remix)」。ElectricanoことVladimir Ivanoffもラトビア出身で活動するDJ・リミキサーです。

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