神戸テクノポップミィーティング(略して神戸テクミー)というイベントが、神戸・北野のミニスタジオで毎月第3土曜日に行われています。ちなみに名古屋テクミーというのもあります。主催者は、ミニスタジオのオーナーでもあるA.C.E.の安井麻人さん。僕も参加しているのですが、現在まで、計4回行われ、先週の土曜日にvol.3(vol. 0から始まりました)がありました。
安井さんが大プッシュしているのが、『ひよこぐも』。歴史的に見ても、テクノ歌謡の宝庫である「NHKみんなのうた」です。また、みんなのうたについてはいつか書きたいと思いますが、この曲は、癒し系テクノポップに仕上がっています。
先に紹介したのは安井さんが所有しているCD付絵本ですが、アヤカ・ウィルソン名義でCDも発売されています。彼女は、カナダ人を父に日本人を母にもった少女モデル〜女優です。木村カエラの「memories」のPVにも出演しています。
このCDを紹介するたび(しつこく3回も紹介)、安井さんの持論は、「テクノなジャケは黄色い」。安井さんが田島隆さんとバケツを被ってやっているテクノポップ・ユニット、A.C.E.のデビュー・アルバム『ELECTRON』(2002年)もそう言えば、黄色い。
土曜日にライヴ演奏も見せてもらったのですが、安井さんと活動していたこともある、セトカズナリさんが7月11日にリリースする6曲入りアルバム『ブラックでいこう』も黄色い。元々、トランペットを中心に生楽器の人だったのですが、突然テクノに目覚めて、テクノとトランペットの融合という実験的試みをされています。
さて、テクノなジャケは黄色が多いのか? 有名どころでいきますと・・・
Kraftwerkの『Computer World』
DEVOの『Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!』
B-52’sの『B-52’s』
など確かに黄色を基調にしたジャケは多いですね。
僕にとって凄く黄色い印象が強いのは、WARPから出ていたELECTROIDSの『ELECTROWORLD』。Perfumeの「エレクトロ・ワールド」よりはかなり前の1995年の作品ですが、近未来がいっぱい詰まったテクノポップ。「Japanese Elektronics」など、明らかにKraftwerkの「Computer World」を意識している曲もあります。
あっ、指摘されて気づいたのですが、電気グルーヴの『YELLOW』とHARDFLOORの『TB RESUSCITATION』も!
テクノ=黄色ではないですが、黄色にテクノを感じるのは確か。こんな事言ってながら、次は「テクノなジャケは赤色が多い」とか次は言ったりして・・・
ひよこぐも(DVD付)
アーティスト:Ayaka Wilson
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売日:2009-08-26
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エレクトロン
アーティスト:A.C.E.
販売元:インディペンデントレーベル
発売日:2002-11-01
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