神戸テクミーvol. 4から3度目のネタです。
KAM君のDJでかけられた1曲が、多くの人たちの興味を引きました。S.T.D.Kによる「One Room Dugem」です。インドネシア語でdugemとはdunia gemerlapの略で、大雑把に言えば盛り場、限定的でないにせよ、ディスコも含まれるようです。だから、これは「ワンルーム・ディスコ」と解釈してもいいでしょう。S.T.D.Kとは、Sound of Tropical Disco Krewの略のように見えますが、スットコドッコイという意味らしい。
「ライムスター宇田丸のウィークエンドシャッフル(タマフル)」でのリスナーならご存知なのかと思いますが(最近聴いていなかった・・・)、S.T.D.Kはファンキーコタ(FUNKY KOTA)、またはファンコット(FUNKOT)と呼ばれるインドネシアの最新のダンスミュージックを日本でやっているJ-KOTAユニットです。S.T.D.KはDJ JET BARONG(レオパルドンの高野政所)+ JOCKIE MASTABASS SUAMA。ファンキーコタについては、頑なにもファンキーコタに傾倒するレオパルドンが、「総まとめ!ファンキーコタ概論!」として丁寧に解説されていますので、ぜひご参照ください。そちらでは、ファンキーコタというのは、高速スットコドッコイ・エレクトロ・ダンス・ミュージックと紹介されています。Saori@destinyの『WORLD WILD 2010』収録の「「Lonely Lonely Lonely(FUNKOT.JP remix)」をリミックスしたのも高野さん。
インドネシアと言えば、細野晴臣さん、坂本龍一さんやSandii & The Sunsetzなども取り入れたガムランの国ですが、ファンキーコタは超ホイホイ大衆ディスコ路線。垢ぬけない陽気さがあります。要はこんな感じ。
KAM君に入手方法を聞くと、Amazon.co.jpで普通に買えると。その場で僕はAmazonのワンクリックをして、S.T.D.Kの『FUNKOT.JP』を入手しました。
12曲収録中、ほとんど曲は同じリズムパターンですが、これは手の抜いたというよりも、これがファンキーコタなんでしょう。「One Room Dugem」はそうは書いていませんが、Perfumeが歌っているみたいだし、「ワンルーム・ディスコ」のリミックスなのかなぁ。他、YMOやDaft Punk(一部だけ)ネタもあります。しばらくインドネシアに行っていませんが、ぜひ一度現地のファンキーコタも体験したいものです。FUNKOT.JP
アーティスト:S.T.D.K
販売元:S.T.D.K RECORDS
発売日:2010-05-05
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