8月7日、8日の両日は夏フェスが被りまくっていました。サマソニ2010、WORLD HAPPINESS 2010(8日のみ)、TOKYO IDOL FESTIVAL 2010 @Shinagawaと・・・そんな中、僕はサマソニ2010@舞洲(大阪)に行ってきました。

Aira Mitsukiちゃん、Uffieちゃん、Two Door Cinema Club、Surkin君などいろいろ楽しんでまいりましたが、ノスタルジックな気分でa-haについて書いておきます。

大阪では二日目のSONIC STAGEにa-haは登場。始まって中盤に来るまで、あまり知っている曲が無いので、a-haのベスト・アルバム『Headlines And Deadlines』くらいしか所有していない僕としてはそれほど感情移入が出来なかったのですが(「Cry Wolf」は知っていた)、最後の4曲で・・・来てよかった(涙)と。

「Hunting High And Low」はバラード曲ですが、「Here I am…」とモートン君が歌い始めると、なんかグッと来ました。モートン(Morten Harket)君は観客にサビの部分を歌うように指示したら、前列の人たちがちゃんと歌詞を覚えていて歌っているんですよね。女性の声が多かった気がします。

その後、007の主題歌にもなった「The Living Daylights」、そして「The Sun Always Shines On TV 」へと。a-haと言えば、「Take On Me」ですが、これは「Take On Me」に続く第2弾シングル。このPVは、「Take On Me」の続編になっており、後ほど触れる“彼女”が最初に登場します。



もちろん、トリは「Take On Me」。モートン君のファルセットも健在です。1985年にリリースされたこの曲は、アメリカ、イギリスを始めとして全世界的にヒット。しかし、ヒットへの道には紆余曲折がありました。

この曲は1984年に最初のヴァージョンがNew MusikのTony Mansfieldによるプロデュースでリリースされましたが、大ヒットしたのは、Alan Turneyがプロデュースし直した1985年のシングルです。Tonyにとっては残念な結果となり、確かにヒット性を考えると、リテイクは正解だったのですが、Tonyの1984年ヴァージョンは、Tonyが好きな人ならニヤッとしてしまう作品です。なお、この1984年ヴァージョンは、7月21日に発売されたa-haの2枚組再発アルバム『Hunting High And Low (Deluxe Edition)』に収録されています。出来れば、Tonyの過剰なアレンジの12インチ・ヴァージョンも収録してほしかったです。

ハンティング・ハイ・アンド・ロウ(デラックス・エディション)ハンティング・ハイ・アンド・ロウ(デラックス・エディション)
アーティスト:a-ha
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2010-07-21
おすすめ度:5.0
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このPVは制作手法としても画期的で、何度見た事か!!  PVを見て、モートン君のコミックの世界に連れて行かれてしまった現在30代〜40代の女子も多い事でしょう。PVに出てくる女性が本当に可愛いのです。彼女は、イギリスのモデル・女優であるBunty Bailey(バンティ・ベイリー)です。当時、モートンとデートしていたとWikipediaに書いてあります。PVの中の出来事が現実になっていた胸キュンな話です。

a-haは、既に年内にライヴを終えたら、バンド活動を停止すると発表しています。最後のチャンスかもしれないa-haの生「Take On Me」が聴けて悔いはありません。