新しいシリーズを始めます。名付けて、音楽世界旅行。同じような企画を以前、All Aboutテクノポップでもやっていましたが、時間も経って、いろいろな発見もあったので、テクノポップな視点で世界中の国や地域の音楽紹介をします。先ずはイタリア。イタリアでのメインストリームとなるポップス、カンツォーネ、オペラの正統派を期待されてしまうと、今回の特集はちょっと期待外れになるでしょう。先ずは、70年代末から80年代にかけてのイタリアン・ニューウェイヴ(イタロウェイヴ)特集です。
これから紹介するアーティストの中でメインストリームに入れてもいいのは、Matia Bazarくらいです。1975年に結成され、1978年のサンレモ音楽祭では総合優勝を果たしました。80年代に入ると彼らのサウンドはシンセサイザーを取り入れアヴァンギャルド化し、Antonella Ruggieroのオペラっぽいヴォーカルと相まって、かの香織さんが在籍したCioccolata(ショコラータ)と被ったりします(CioccolataはMatia Bazarを意識していたんでしょうかね?)。アルバムで言えば、『Berlino, Parigi, Londra』(1981年)、『Tango』(1983年)、『Aristocratica』(1984年)がアヴァンギャルド三部作と言えるでしょう。
Berlino, Parigi, Londra
アーティスト:Matia Bazar
Virgin(2010-04-13)
販売元:Amazon.co.jp
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Tango
アーティスト:Matia Bazar
(2010-04-13)
販売元:Amazon.co.jp
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Aristocratica
アーティスト:Matia Bazar
(2010-04-13)
販売元:Amazon.co.jp
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「Il Treno Blu(愛のブルートレイン)」(1983年)は、日本でもマキシム・コーヒーのCM曲になりましたが、これは日本だけでシングル発売されました。
『Tango』収録の「Il Video Sono Io(私はビデオ)」は、タイトルもテクノだし、イタリア未来派みたいでカッコいいです。
『Aristocratica』に収録された「Sulla Scia」は、まるでお経のようなフレーズとドンドコリズムが無国籍なアヴァンギャルド感を生みだす不思議な曲になっています。
Matia Bazarは1986年に来日していますが、その一年前にリリースされたアルバム『Melancholia』(1985年)には、「Ti sento(失われた島)」(ノエビア化粧品)、「Souvenir(スーヴニール)」(日本生命)、「Amami(郷愁の星)」(三菱ギャラン)と日本でCMタイアップされた三曲も収録されています。アヴァンギャルド性は弱まりましたが、日本での人気のピークとなったアルバムです。
Melancholia
アーティスト:Matia Bazar
(2010-04-13)
販売元:Amazon.co.jp
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最後に、比較のためと言うわけではないですが、僕の大好きなCiccolata(そしてかの香織さん)の「黒い月のニーナ」もぜひ聴いてみてください。
ショコラータ
アーティスト:ショコラータ
キングレコード(1994-06-22)
おすすめ度:
販売元:Amazon.co.jp
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これから紹介するアーティストの中でメインストリームに入れてもいいのは、Matia Bazarくらいです。1975年に結成され、1978年のサンレモ音楽祭では総合優勝を果たしました。80年代に入ると彼らのサウンドはシンセサイザーを取り入れアヴァンギャルド化し、Antonella Ruggieroのオペラっぽいヴォーカルと相まって、かの香織さんが在籍したCioccolata(ショコラータ)と被ったりします(CioccolataはMatia Bazarを意識していたんでしょうかね?)。アルバムで言えば、『Berlino, Parigi, Londra』(1981年)、『Tango』(1983年)、『Aristocratica』(1984年)がアヴァンギャルド三部作と言えるでしょう。
Berlino, Parigi, Londra
アーティスト:Matia Bazar
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アーティスト:Matia Bazar
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「Il Treno Blu(愛のブルートレイン)」(1983年)は、日本でもマキシム・コーヒーのCM曲になりましたが、これは日本だけでシングル発売されました。
『Tango』収録の「Il Video Sono Io(私はビデオ)」は、タイトルもテクノだし、イタリア未来派みたいでカッコいいです。
『Aristocratica』に収録された「Sulla Scia」は、まるでお経のようなフレーズとドンドコリズムが無国籍なアヴァンギャルド感を生みだす不思議な曲になっています。
Matia Bazarは1986年に来日していますが、その一年前にリリースされたアルバム『Melancholia』(1985年)には、「Ti sento(失われた島)」(ノエビア化粧品)、「Souvenir(スーヴニール)」(日本生命)、「Amami(郷愁の星)」(三菱ギャラン)と日本でCMタイアップされた三曲も収録されています。アヴァンギャルド性は弱まりましたが、日本での人気のピークとなったアルバムです。
Melancholia
アーティスト:Matia Bazar
(2010-04-13)
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最後に、比較のためと言うわけではないですが、僕の大好きなCiccolata(そしてかの香織さん)の「黒い月のニーナ」もぜひ聴いてみてください。
ショコラータ
アーティスト:ショコラータ
キングレコード(1994-06-22)
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