80年代OMDの話の後は、14年ぶりの新作『The History Of Modern』(2010年)について書きます。OMDは1996年にほぼ活動停止。その後、Andy McCluskeyはAtomic Kittenなどに曲を提供し、裏方に専念していました。

しかし、2006年にはOMDとしての活動を再開し、2007年よりツアーを開始し、『OMD Live: Architecture & Morality & More』(2008年)というライヴ・アルバムもリリースしました。

LiveLive
アーティスト:Orchestral Manoeuvres In The Dark
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僕にとって最近の一大ニュースだったBugglesの再結成ライヴ(2010年9月28日)のスペシャル・ゲストにOMDが出演。他にも、Alison Moyet(Yazoo)、Claudia Brucken(Propaganda)が登場しました。あ〜、行きたかった!!!

さて、OMDの新作の出来は? 正直なところ、80年代が全盛だったアーティストが復活して、当時を知るリスナーが納得できる作品をリリースする事は少ないです。そんな中、彼らの新作は変に時代に媚びることなく、OMD節を貫いている良作だと思います。メランコリーなテクノポップを作らせたら、俺達にはかなわないとの意気込みが伝わるのが、「Sister Marie Says」。どことなくメロディーは「エノラ・ゲイの悲劇」。PVでは、イギリス人然とした少女の不遇な日常が歌われています。なお、このアルバムは全英チャートで28位まで行きました。



ジャケは、過去のOMDやNew Orderの作品を手掛けてきたPeter Savilleによる幾何学模様!

History of ModernHistory of Modern
アーティスト:Omd
販売元:Bright Antenna
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