前回はXSの話からティモシェンコ元首相の話になってしまいましたが、XSの話の続きです。XSのセカンド・アルバム『Дефлорация (Defloration)』は、2008年にリリースされました。
defloration


ファーストでは、R&B調主体だったのですが、セカンドではよりローカル色や民族色が強くなりサウンドの幅も広がり、セクシー度も上がっています。個人的には大変好ましい。多彩な曲の中でも注目したのは、「Эдем и Ад (Eden And Hell)」。どこか日本の歌謡曲の構造にも通じる哀愁が漂うバラード。


あと気になったのが「Любити-платити (Loving-Play)」という曲。この曲のサビがNik Kershawの「The Riddle」に似すぎています。

アーニャ(ジャケで一番左)以外の二人のメンバーは、レーラ(Лера)とエフゲーニャ(Евгения)に代わります。XSは「Playboy」誌にも登場しているのですが、メンバー交代の理由がヌード拒否であったという記述もあります。僕は、ティモシェンコの三つ編みをしていた子(ナターシャ)が好きだったのですが、脱退してしまいました。
xs-plaboy


2009年にリリースされたPV「Силиконовые мозги (Silicone Brain)」では、セクシー路線が確固たるものとなります。これが功を奏したのか、携帯でヒットしました。


なお、XSの多くの曲は、公式サイトにて無料ダウンロードできます。ウクライナですから(笑)。