モンゴルの三人娘、3 Ohin(3 Охин)については、モンゴル語で書かれた記事がネット上にありますが、便利な翻訳ツール(モンゴル語→英語は一応可能ですが、語彙が少ない)もなく、ほとんど暗号を解読するような状態。もともとは縦書きのモンゴル文字があったのですが、社会主義時代にソ連の影響下にあったモンゴルはロシア語などと同じキリル文字が採用され、現在も主流となっています。でも、携帯でメールする時にはキリル文字は入力が難しいため、ラテン文字(英語と同じ)を使っています。

レーニン像の破壊はソ連崩壊の象徴的出来事でしたが、ウランバートルではレーニン像が残っています。旧共産圏で今も残存するレーニン像のひとつです。キリル文字で「Ленин(レーニン)」と表記されています。
ulaanbaatar-lenin


こちらは、キリル文字で書かれたザハ(市場)の看板。スリが多いので貴重品は車に置いて、ぶらぶらしました。
ulaanbaatar-zaha


話を3 Ohinに戻しましょう。モンゴル語が読めなくとも、PVがメディアの主体の現代、映像から彼女達のダイナマイトぶりは伝わります。

「Dachhuu(Дачхуу)」のPVでは、ヒップホップ三人娘は銀箔(白黒なので、金箔なのかもしれない)を纏い、露出度が極限に達します。韓国なら間違いなく放送禁止になるでしょう。ロシア・ウクライナ(あと、リトアニアもね)についても言える事ですが、旧共産圏の国々(イスラム圏を除く)の自由化は、このタイプの表現の自由に関してはまるでタガが外れたような状態。もともと大らかな文化だったということもあるでしょう。この曲は、「Pepsi Artist Of The Month」として飲料水とのタイアップとなっております。