普段は音楽世界旅行として世界の音楽を紹介していますが、番外編として「民族世界旅行〜タイの山岳民族編」をしばらくやります。
2012年12月20日から僕は、タイ北部へと一週間ほど行ってきました。約1年をかけて進行中の美人リサーチ・プロジェクトのためでもあるのですが、かねてから山岳民族の村を訪ねたかったのです。若い頃、外国と言えば欧米のような意識が僕にもありましたが、僕の興味は辺境の地や旧共産圏を含めたそれ以外の国々へと変わってきました。現在、世界の国の数は195カ国ですが、民族の数で言えばもっとあります。民族の定義でその数は変わりますが、3,000を超える民族が世界には存在すると言われています。
少数民族、先住民族、山岳民族・・・僕は民族学の権威でもなんでもなく、また現地にとけ込んだ訳でもなく、ひとときのエキゾチズムに浸るため民族観光をしただけです。でも、各民族がもつ伝統、風習、音楽、ファッションを含めた文化を感じ取って、根気よく情報を整理していこうと考えています。
今回訪れたタイには六大山岳民族として、カレン族、モン族、アカ族、ラフ族、ヤオ族、リス族がいます。他にも、今回、村を訪れることの出来たパロン族や狩猟系超少数民族として知られるムラブリ族のような山岳民族もいます。 また、その中には支族もあったり、名称もまちまちだったり、呼称の元となる言語で変わったり、ややこしい。少数民族に限った事ではありませんが、自称と他称は同一とは限らないです。日本に昔から住む民族も、古くは倭人そして大和民族、日本民族、日本人(厳密には民族としての呼称ではない)などの呼称があり、外国ではそれぞれの言語でジャパニーズ、イポーンスキ、イープンなど微妙に変化します。
タイでは、総称としてチャオ・カオ(山地民)という言葉が使われることもあるようですが、蔑称ととられる場合もあり、よりニュートラルな山岳民族(英語でHilltribes)という呼称を使います。まぁ、呼ばれる側としては、「各民族違うので一緒にするな」と言われればその通りなのですが・・・
今回は、チェンマイではチェンマイ・ハッピートラベル、そして山岳民族および国境線ではJ. Travelにお世話になりました。山岳民族に関する行程はこんな感じです。
1) エレファントキャンプ(Elephant Camp)@メーリム(Mae Rim)
2) 首長族の村(Long Neck Karen Village)@メーリム(Mae Rim) カレン首長族、白カレン族、ラフ族、パロン族、ヤオ族
3) ラフ族の市場(Lahu Market)@メーカチャン(Mae Kachan)
4) チェンマイ山岳民族博物館(Chiang Mai Tribal Museum)@チェンマイ郊外ランナー公園周辺
5) チェンライ山岳民族博物館(Chiang Rai Hilltribe Museum)@チェンライ市 by C & C (Cabbages & Condoms)
6) モン族の村(Hmong Village)@ キウカン、チェンコン(Kiu Khang, Chiang Khong)
7) オピウム博物館(Opium Museum)@ゴールデントライアングル
8) ヤオ族の村(Yao Village)@パドゥア、メーサロン(Padua, Mae Salong)
9) アカ族の村(Ulo-Akha Village)@ チアンジャーサイ、メーサロン(Jiang Jia Sai, Mae Salong)
10) 首長族・パロン族・カヨーの村(Long Neck Padaung, Kayaw & Palaung Village)@バーンパタナー、タートン(Baan Pattana, Thaton)
11) 赤ラフ族の村(Red Lahu Village)@パクイ、タートン(Pakui, Thaton)
12) モン族の市場(Hmong Market)@チェンダオ(Chiang Dao)
13) パロン族の村(Palaung Village)@チェンダオ(Chiang Dao)
先ずは博物館の話からしましょう。山岳民族博物館としては、チェンマイとチェンライにありますが、最初に訪れたチェンマイの博物館は現在休園。2011年に火事で一部を焼失。残った資料は県庁にあると博物館の門あたりにいたおじさんから聞いたのですが、閲覧可能かもわからないので、行きませんでした。
チェンマイ山岳民族博物館(現在休園)

チェンライの方の博物館はそれほど大きくありませんが、各民族の衣装や道具などが展示されていました。
チェンライ山岳民族博物館

民族衣装の展示(モン族、モン族、ラフ族、ラフ族、?)

民族衣装の展示(アカ族、アカ族、ヤオ族、ヤオ族)

民族衣装の展示(リス族、リス族)

お勧めはゴールデントライアングルのポイントに位置するオピウム博物館。ここは僕が宿泊したインペリアル・ゴールデントライアングル・リゾートから歩いても3分というロケーション。メコン川隔てて左手にミャンマー、右手にラオスが望めます。ラオス側には中国語の表示がある金ぴかのちょっと趣味の悪いカジノが見えます。
タイよりメコン川を挟んでミャンマー(左)とラオス(右)を望む

博物館には当然、オピウム、すなわち芥子(けし)に関するアヘンの吸引器などの展示物、そして芥子の栽培に切っても切れない山岳民族に関する展示もあります。
オピウム博物館(芥子の絵)

オピウム博物館(アヘンの吸引機)

次は、集落や野外市場で見かけたそれぞれの山岳民族についてさらに書いていきます。
2012年12月20日から僕は、タイ北部へと一週間ほど行ってきました。約1年をかけて進行中の美人リサーチ・プロジェクトのためでもあるのですが、かねてから山岳民族の村を訪ねたかったのです。若い頃、外国と言えば欧米のような意識が僕にもありましたが、僕の興味は辺境の地や旧共産圏を含めたそれ以外の国々へと変わってきました。現在、世界の国の数は195カ国ですが、民族の数で言えばもっとあります。民族の定義でその数は変わりますが、3,000を超える民族が世界には存在すると言われています。
少数民族、先住民族、山岳民族・・・僕は民族学の権威でもなんでもなく、また現地にとけ込んだ訳でもなく、ひとときのエキゾチズムに浸るため民族観光をしただけです。でも、各民族がもつ伝統、風習、音楽、ファッションを含めた文化を感じ取って、根気よく情報を整理していこうと考えています。
今回訪れたタイには六大山岳民族として、カレン族、モン族、アカ族、ラフ族、ヤオ族、リス族がいます。他にも、今回、村を訪れることの出来たパロン族や狩猟系超少数民族として知られるムラブリ族のような山岳民族もいます。 また、その中には支族もあったり、名称もまちまちだったり、呼称の元となる言語で変わったり、ややこしい。少数民族に限った事ではありませんが、自称と他称は同一とは限らないです。日本に昔から住む民族も、古くは倭人そして大和民族、日本民族、日本人(厳密には民族としての呼称ではない)などの呼称があり、外国ではそれぞれの言語でジャパニーズ、イポーンスキ、イープンなど微妙に変化します。
タイでは、総称としてチャオ・カオ(山地民)という言葉が使われることもあるようですが、蔑称ととられる場合もあり、よりニュートラルな山岳民族(英語でHilltribes)という呼称を使います。まぁ、呼ばれる側としては、「各民族違うので一緒にするな」と言われればその通りなのですが・・・
今回は、チェンマイではチェンマイ・ハッピートラベル、そして山岳民族および国境線ではJ. Travelにお世話になりました。山岳民族に関する行程はこんな感じです。
1) エレファントキャンプ(Elephant Camp)@メーリム(Mae Rim)
2) 首長族の村(Long Neck Karen Village)@メーリム(Mae Rim) カレン首長族、白カレン族、ラフ族、パロン族、ヤオ族
3) ラフ族の市場(Lahu Market)@メーカチャン(Mae Kachan)
4) チェンマイ山岳民族博物館(Chiang Mai Tribal Museum)@チェンマイ郊外ランナー公園周辺
5) チェンライ山岳民族博物館(Chiang Rai Hilltribe Museum)@チェンライ市 by C & C (Cabbages & Condoms)
6) モン族の村(Hmong Village)@ キウカン、チェンコン(Kiu Khang, Chiang Khong)
7) オピウム博物館(Opium Museum)@ゴールデントライアングル
8) ヤオ族の村(Yao Village)@パドゥア、メーサロン(Padua, Mae Salong)
9) アカ族の村(Ulo-Akha Village)@ チアンジャーサイ、メーサロン(Jiang Jia Sai, Mae Salong)
10) 首長族・パロン族・カヨーの村(Long Neck Padaung, Kayaw & Palaung Village)@バーンパタナー、タートン(Baan Pattana, Thaton)
11) 赤ラフ族の村(Red Lahu Village)@パクイ、タートン(Pakui, Thaton)
12) モン族の市場(Hmong Market)@チェンダオ(Chiang Dao)
13) パロン族の村(Palaung Village)@チェンダオ(Chiang Dao)
先ずは博物館の話からしましょう。山岳民族博物館としては、チェンマイとチェンライにありますが、最初に訪れたチェンマイの博物館は現在休園。2011年に火事で一部を焼失。残った資料は県庁にあると博物館の門あたりにいたおじさんから聞いたのですが、閲覧可能かもわからないので、行きませんでした。
チェンマイ山岳民族博物館(現在休園)

チェンライの方の博物館はそれほど大きくありませんが、各民族の衣装や道具などが展示されていました。
チェンライ山岳民族博物館

民族衣装の展示(モン族、モン族、ラフ族、ラフ族、?)

民族衣装の展示(アカ族、アカ族、ヤオ族、ヤオ族)

民族衣装の展示(リス族、リス族)

お勧めはゴールデントライアングルのポイントに位置するオピウム博物館。ここは僕が宿泊したインペリアル・ゴールデントライアングル・リゾートから歩いても3分というロケーション。メコン川隔てて左手にミャンマー、右手にラオスが望めます。ラオス側には中国語の表示がある金ぴかのちょっと趣味の悪いカジノが見えます。
タイよりメコン川を挟んでミャンマー(左)とラオス(右)を望む

博物館には当然、オピウム、すなわち芥子(けし)に関するアヘンの吸引器などの展示物、そして芥子の栽培に切っても切れない山岳民族に関する展示もあります。
オピウム博物館(芥子の絵)

オピウム博物館(アヘンの吸引機)

次は、集落や野外市場で見かけたそれぞれの山岳民族についてさらに書いていきます。