『共産テクノ ソ連編』の表紙を飾るシンセサイザーは、ソ連製のポリヴォクス(Поливокс)。性能は保証の限りではありませんが、なんだかレトロでかっこいい。映画『エレクトロ・モスクワ』にも登場し、ポスターにも使われています。

Elecktro Moskva




映画には、レフ・テルミン(Лев Термен)も登場しますが、ツェントル(Центр)にも在籍していたナチノイ・プロスペクト(Ночной Проспект)のアレクセイ・ボリソフ(Алексей Борисов)は、電子楽器の入手がいかに困難であったかを語ってくれます。ナチノイ・プロスペクトは結構難解な作品も作っていますが、。アレクサンドル・バラバシェフ(Александр Барабашев) とコラボした『Привет, Москва! (こんにちは、モスクワ!)』(1987 年)はレトロな哀愁を感じるエレクトロポップとしてオススメです。

Привет, Москва!