数ある共産テクノの中でも一押しのバンドが、アヴィア(АВИА)。前回紹介した2トーン系として始まったストランヌィ・イーグリィ(Странные Игры)が分裂してできたバンドです。ジャケットからも窺えますが、アヴィアは総合芸術としての表現をモットーとし、ロシア構成主義やスターリン時代のアスリートのパレードの再現を行いました。

テクノポップであり、ストレンジポップ。シングル『Урок русского языка(ロシア語レッスン)』では、文字通り「私は話す」「あなたは話す」「彼は話す」……等、ロシア語動詞の格変化が学べます。僕はロシア語の格変化には今でもついていけません。

Урок русского языка




ステージもロシア・アヴァンギャルド! 演劇的で素敵です。ちょっとMoonridersを思わせる曲調。



こちらはアヴィアのメンバーが並行して、他のメンバーと結成したノム( Н О М )という、ストレンジ度が高いバンド。東洋風ブルースという孤高の分野に挑戦しています。

Брутто