四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

カテゴリ: ファッション

このBlogにも時々登場するけろっぐ博士が今朝メールを送ってきた。

すっごく良いです!!
栗山千明かと思ったほど。
白いプレーンなレオタードもストライク!


彼が感銘を受けたCMは、Zoffの新しいCM。僕もZoffのメガネは安いけどデザインがいいのがあるので、持っています。



なるほど、これはいい! 栗山千明っぽい髪型の女性は、ファッションモデル・女優の水原希子ちゃん。名前は今回初めて知りましたが、確かに見覚えのある顔。

ヴィジュアルの構図も、Daft Punkの「Around The World」を思わせるし、もちろん楽曲もエレクトロ。



Yahoo! Musicの質問広場でさっそくこんな質問も・・・

ZOFFのCMで使われている楽曲名を教えてください!!
80年代のユーロビートやPerfumeの楽曲みたいな感じでした!!

CM用に書き下ろされたもののようですが、作者は現在不明。

Zoff(ゾフ) | 10th Anniversar 水原希子さんを起用した10周年キャンペーン

ハロウィンソングを集めるつもりでしたが、クリスマスソングのような訳には行きません。ドイツにハロウィンというのメタル系バンドがいますが、HalloweenではなくHelloween。これはHell(地獄)をもじったようです。映画関連のハロウィンソングもありますが、テクノポップのテーマとはかけ離れそうなものばっかり。

という事で、ハロウィンに似合う怪奇ディスコを紹介します。怪奇ディスコについてはAll Aboutの「超モンスターヒットを生んだ怪奇ディスコ」で詳細にレポートしましたが、タイトルにもあるように、Michael Jacksonの「Thriller」やピンク・レディーの「モンスター」などの文字通りモンスターヒット曲がありますが、Hot Bloodの「ソウル・ドラキュラ」もヨーロッパから波及して、日本でも42万枚を超えるヒットとなりました。

1976年のヒット(映像の制作は1977年のよう)でありながら、PVらしきものもあり、怪しい吸血鬼たちが踊っています。



monsterdisco柳の下のドジョウ的作品も乱発され、日本でも『怪奇ディスコ・サウンド決定盤(All The Hits Of Monster Disco Sounds)』(1976年)という怪奇ディスコ集がリリースされました。

ハロウィンパーティで吸血鬼は人気があるコスチュームなのかと調べてみました。「GoodLuck」というコスチューム&パーティグッズショップを見てみると、スザンヌちゃんが大々的にフィーチャリングされています。いや、ハロウィンだけでなく、「着替スザンヌ」としてコスの女王状態です。意外な所で、スザンヌちゃんは美味しい仕事をしています。

人気ハロウィンコスは女子の場合、悪魔、魔女あたりで吸血鬼(バンパイア)はこの店にはありませんでした。男子コスなら吸血鬼はあります。Michael Jacksonが結構あったのは、スリラー繋がりという事なんでしょうかね。

久しぶりにLady Gaga様です。ハロウィンと言えば、コスチューム・パーティ。コスと言えば、Lady Gaga。Lady Gagaのハロウィンコスは売っているのかと調べたところ、Lady Gaga Official StoreにちゃんとHalloween Costumeのコーナーがあるじゃないですか! 値段は$50前後で小物なら$7~15くらいで買えます。ハロウィンコスと言っても、あくまでもLady Gagaコスですから、ハロウィンが終わっても他のパーティにも着用できます。どこまで需要があるかは貴女しだいですけど。なかなか商売上手のGaga様、T-シャツなども豊富に品ぞろえしており、アウトレットものなら$15で買えます。

Official Storeと同じものもありますが、BuyLadyGagaCostumes.comという通販ショップもあります。値段はOfficialよりも少し低めです。こちらの品ぞろえはYouTubeでも紹介されています。



アメリカでは遠すぎるという貴女、日本でも種類は限られますが、アカムスで買えます。パーティに間に合うかは判りませんが・・・ 自分で着るわけでもないのに、こんな事調べている自分に疑問を感じる今日この頃です。

Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)のニュー・アルバム『Bionic』からの先行シングル「Not Myself Tonight」のPVを先ず見てみましょう。
 



アギレラちゃんと言えば、僕的にはマッシュアップのネタにもなった「Genie In A Bottle」(観月ありさが「Love Potion」というタイトルでカヴァーもしていました)やセクシー路線全開の「Dirrty」などが印象に残っていますが、どちらかというとR&B路線のポップでした。

 

やはり、このPVを見て、多くの人が思ってしまうのが、「Lady Gagaを意識したのでは?」という点。実際のところ、このPVの監督はBeyonce feat Gagaの「Video Phone」(最初「Telephone」を書きましたが、訂正します)と同じ、Hype Williams

 

アギレラがGagaを意識しているのではないかという点については、まだGagaが今ほど売れる前の2008年末に話題になりました。以下、Wikipediaから引用します。

 

2008年末頃に歌手のクリスティーナ・アギレラとの類似が指摘され始めた。指摘されたのは主にスタイル、ヘアーやメイクアップの類似であるが、これを聞いたアギレラは「ガガを知らない」「ガガが男性か女性かも知らない」と述べている。この発言を受けてガガは「彼女はビッグスター。そして、類似が指摘されるまで多くの人は私を知らなかったから、何かあるとすれば私は彼女に花を送らなくちゃいけない」というコメントを発表した。その後、ガガは「私はこのスキャンダルで記憶されたくない」と付け加えた。

 

こちらは同様の内容について書いた英語記事。

 

事の真偽はさておき、気のきいたコメントを返すGagaってなかなか頭がいいと感心します。

 

同時にGagaこそがアギレラを意識しているのだという反論も数多くされています。YouTubeをチェックしてみると・・・

Lady Gaga Copies Christina Aguilera

Christina Aguilera DID NOT copy Lady Gaga at the VMA's 2008!!

Not Myself Tonight - Christina Aguilera inspired by Gaga?

 

これらの多くは、証拠イメージを提示する事によってアギレラ側を擁護しています。説得力のある証拠もあります。

 

でも、正直、僕はどちらが先でもいいのです。セクシーアイコンとしては、古くはMadonna、そしてKylie Minogueなどのお手本がありました。また、全てのディテイルを本人が決めたわけとも限らないし。何もない所から新しいものも生まれないわけですから、Gagaもアギレラもお手本を上手く消化して、それを超え、お互いに刺激し合って・・・時には確信犯的に、特にセクシー度を競っていけばいい(あくまでも僕の勝手な要望)のではと思っております。
 

bionicちなみに、『Bionic』は、日本盤(期間限定盤)なら23曲入り。Ladytron(「Birds Of Prey」)やPeaches(「My Girls」)などその昔エレクトロクラッシュと括られていたアーティスト達も参加して、特に前半と終盤はエレクトロ度が高いです(中盤は割と普通の展開の曲もあり)。





バイオニック(期間限定盤)バイオニック(期間限定盤)
アーティスト:クリスティーナ・アギレラ
販売元:SMJ
発売日:2010-06-09
おすすめ度:4.0
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dustAll Aboutテクノポップにて、本日、ドイツのテクノ女番長、Ellen Allienさんのインタヴュー記事を掲載しました。彼女は、自ら手掛けるブランド、EAFのデザイナーでもあります。というわけで、音楽をしながらも、ファッションデザイナーや自らのファッションハウスをもつアーティストを特集してみます。これでも、一応、ファッション系Blogを目指していますので(笑)。
floatingpupaやはり、最初に思い浮かぶのは、高橋幸宏氏。お姉さんは、日本のファッション業界のプレスの第一人者でもあり、広報・PRの学校、エファップ・ジャポンの学長でもある伊藤美恵さん。幸宏氏も「Bricks」「Bricks Mono」「YUKIHIRO TAKAHASHI COLLECTION」などのブランドのデザイナー。YMOの衣装もBricks Mono製が多かったですが、Bricks Monoのタイトなスーツなど、憧れましたもん。最近では、自身もメンバーのユニット、pupaのミリタリー調のユニフォームなども手掛けていましたね。札幌のBRICKS MONOという名前のショップがあるみたいですが、デザインを見る限り、全く関係なさそう。
lapensee逆のパターンですが、「Y’s」「Yoji Yamamoto」で知られる日本を代表するファッションデザイナーの山本耀司氏は、高橋幸宏&山本耀司名義で『La Pensee』(1995年)をリリースしています。山本氏のファッションショー用の音楽を集めたもので、音楽的には高橋作品と捉えていいものです。他にも同様の山本氏のファッションショー用の作品として、「THE SHOW」(全シリーズ8枚)という名義で坂本龍一氏、The Beatniksなどもリリースしています。
aowファッションデザイナーとしてのリリースとして押さえておきたいのは、Jean Paul Gaultierのアルバム『Aow Tou Dou Zat』(1989年)。Gaultierが歌っているわけでも演奏しているわけでもない。「How To Do That (In A New Way)」は、GauliterのインタヴューをTony Mansfield(New Musikの人ね)がハウス・サウンドに乗せてコラージュしたものです。Gauliterがマドンナや教授の衣装を手がけるのは予想がつくのですが、THE ALFEEもやっていたんですね。しかも、「THE ALFEE with Jean-Paul GAULTIER Tour」というライヴとファッションショーのコラボまで。
日本人に戻りましょう。既に「MEGのブランドは森ガールの憧れ」で紹介しましたが、MEGちゃんがデザイナーのブランド、CAROLINA GLASERcoltemnikha2coltemonikhaもう一人も中田ヤスタカ人脈ですが、「Made in COLKINIKHA(メイドインコルキニカ)」というブランドをデザイナーとして立ち上げた酒井景都ちゃんも忘れてはいけません。中田氏とCOLTEMONIKHA(コルテモニカ)としても活動し、現在まで『COLTEMONIKHA』(2006年)、『COLTEMONIKHA 2』(2007年)の二つのミニアルバムをリリースしています。乙女でも何でもない僕が言うのもなんですが、COLTEMONIKHAにはcapsuleでは表現していない乙女な世界があって好きです。3枚目も、ぜひリリースしてほしいものです。
こうして見ていくと、テクノポップ〜エレクトロのジャンルは健闘していますね。まぁ、僕が知っているのが偏っているというのもあるでしょうが。他にもファッションデザイナー兼アーティストっていると思うのですが、もしご存知のアーティストがいれば、コメントをお待ちしております。 DustDust
アーティスト:Ellen Allien
販売元:Bpitch Control
発売日:2010-05-25
クチコミを見る

All Aboutの「エレクトロガール☆森ガール特別号」という記事で「MEGちゃんは森ガールか否か?」ということを自問自答してみましたが、TweetBuzzで「森ガールの憧れブランド 第1位は MEGデザインの カロリナグレイサー!」とのつぶやきを発見。なるほど、カロリナグレイザーね。知ったかぶりしてもしょうがないので、カロリナグレイザーのサイトを見てみると、僕にもなんとなく森ガールが憧れるのが分かります。

どうしても僕の中ではMEGちゃんは“爽やかにエロい”ジャケのイメージが完全先行しているけど、森ガールはエロとは無縁な感じだったので、MEGちゃんにそれほど森ガール度を感じなかったのです。そんな自分が残念です。

secretadventure4月28日に発売となったMEGちゃんのニュー・シングル『SECRET ADVENTURE』 のジャケも生足で、ほんのりとエロく正しく美しく。前回のシングルは、hadouken!でしたが、今回は中田ヤスタカ・プロデュースに復帰! タイトル曲以上にカップリングの「GRAY」が好きです。Perfumeの「ナチュラルに恋して」なんかにも見られる、ファンクなアレンジが特に・・・ タイトル曲の中田ヤスタカ自身によるリミックス「Secret Adventure (SL Remix)」もちょっとフィジェットハウス気味で、今の気分。


maverick6月23日には、なんだかうっふんなジャケのアルバム『MAVERICK』もリリースと、楽しみ。

再びLady Gaga特集です(笑)。アーティストの勢いというのを測る上で、一つの指針となるのは、そのアーティストを題材にした作品の自然発生です。それは誰が頼んだわけでもなく、やりたいから、見せたいから、やってしまう無銭の行為です。

先ずは、2010年のグラミー賞も受賞したLady Gagaの「Poker Face」を見てください。



最近、日本でもK-POPブームで盛り上がる韓国ですが、韓国にApplegirlという女子がいます。先ずは、韓国語、日本語、英語で自己紹介。そして、iPhoneの説明を行い、Lady Gagaの「Poker Face」を4台のiPhoneを駆使してLady Gagaの「Poker Face」を演奏。iPhoneを4台使うというアイデアにも拍手したいですが、なんといってもApplegirlは可愛い。素直に可愛い。しつこいけど、可愛い。まもなく200万ヴュー!



Lady Gagaのコスプレイヤーを先日の来日ライヴでも見かけましたが、世界中にGagaコスをする人はいるようです。コスプレCureというサイトでは、60を超えるGagaコス写真が掲載されています。やはり、メイクにもこだわりたいですよね。Michelle Phanというベトナム系アメリカ人の女の子が、Lady Gaga Poker Faceメイク入門として使っている化粧品やテクニックなどを伝授してくれます。



「Poker Face」だけでなく「Bad Romance」風メイクにも挑戦しています。



PVでもやっている、あのプリクラのエフェクトのような目が異常に大きく見えるやつです。ちょっと怖いけど・・・



彼女はLady Gagaの大ファンらしいのですが、元々メイク講座の動画をYouTubeに投稿しており、「ナチュラルメイク」「クラブに行くためのメイク」「プロム用メイク」「メガネ女子のためのメイク」「Tim Burton風ゴスメイク(Tim Burtonのようになるのではなく、アリスのイメージですよ)」「ハロウィーン用芸者メイク」など想像力あふれるメイク講座をやっています。Mechelleちゃんのお陰で、メイクって奥が深い事を再認識いたしました。

Lady GagaのパロディーPVも数多くあります。たぶんアメリカ産が多いと思います。なんたって、アメリカ人って、Weird Al Yankovicを生み出した国ですから。

先ずは、オリジナルのBeyonceとのコラボ曲「Telephone」です。セクシーショット満載のGagaちゃん。しかし、Gagaちゃん犯罪者役が好きです。



あまり多くて、選ぶのに困るのですが、パロディーのシリーズとして製作しているKey Of Awesomeによる「Telephone」がなかなかよく出来ています。高圧的なGagaに対し、Beyonceが歌うのを嫌がっているとう替え歌になっています。



今日はここまで。Lady Gagaに続くスーパースターを観測していきたいと思います。

前回、ちょっと触れましたが、Lady Gagaちゃんについて書きましょう。

Lady Gagaが来日していましたが、彼女のライヴを初めて見ました。会場にはLady Gagaコスの女子もいたりして、Perfumeコスとの露出度の違いが対照的でした。ライヴもエンタテイナーとして様々な衣装で期待通りに見せてくれる内容でした。あえて言えば、Space CowboyのDJセットでやって欲しかったです。

ladygagatheremix実を言いますと、Lady GagaのPVなどは見ていたものの、CDを買ったのは割と最近の事です。きっかけは、彼女のリミックス・アルバム『ガガ・リミックス(THE REMIX)』。僕の好きなStuart Price(Zoot Womanのリーダー、Madonnaなどのプロデューサー、売れっ子リミキサーとして活躍)やPassion Pitのリミックスが収録されているというのは、表向きの理由で、初期衝動はジャケであったことは認めます。


thefamemonsterリミックス曲の素晴らしさ故、1st『FAME』と2nd『THE MONSTER』が合体したお得な2枚組『THE FAME MONSTER』も購入。最近、バニラビーンズのレナちゃんやキノコホテルによって再評価が高まるキノコ頭のジャケも素敵です。こちらのキノコはかなり傘が大きいですが・・・(笑)。曲によって(例えば「Speechless」)は個人的にはちょっとアメリカン過ぎたりするんですが、楽曲の完成度は高いなぁ〜(ため息)というのが素直な感想。世間的には「Bad Romance」の方が人気があるのでしょうが、特にPVも含めてツボなのが、「Paparazzi」。Stuart Priceのリミックスはさらに泣けるほどいい。




この「Paparazzi」のPVからも醸し出されているLady Gagaのスキャンダラスな部分というのは、間違えればキワモノ的になってしまう危うさがあるんですが、彼女の場合ちゃんと表現として成立している、なんか前向きな絶対的なものを感じます。日本人でセクシーさをこのような形で表現できる肉体派女性アーティストというのが思い浮かばないのですが、和製Lady Gagaに誰か挑戦してほしいものです。また、ミュージック・ステーションに出演していた時も、彼女の意外にいい人的な部分が伝わったりして、なんだかほのぼのとした気分になりました。

fujizennagirl1fujizennagirl2最近、Perfumeに関して暫く書いていなかったので、ニュー・シングル『不自然なガール/ナチュラルに恋して』について語ります。ガールと言えば、「リニアモーターガール」「セラミックガール」に続く、永遠のテーマとも言えるガールものですね。チャートの方は、オリコンでデイリー1位登場、ウィークリーでは残念ながら2位となりましたが、そんな事はどうでもいいのです。 僕の興味を惹いたのは彼女達の衣装。とてもアンビバレントな両A面タイトルなんですが、衣装も対比されていましたね。「ナチュラルに恋して」は、NATURAL BEAUTY BASICとのタイアップなんで、森ガールかどうかは分かんないけど、コスしても普段着みたいな装いです。お値段も売れてから着ていた衣装よりもお手ごろ感があります。曲の方は普通っぽい第一印象でしたが、意外とファンキー。

 

一方の「不自然なガール」の方の衣装。3人ともいかり肩(笑)。あ〜ちゃんに至っては、えりまき怪獣ジラース(例えが古くてすいません)みたい! 楽曲以上に衣装も「不自然」の方が僕には断然ポイントが高い。「リニアモーターガール」の衣装がちょっと変だったように、いい具合に変。このいかり肩コス、まだやっている人を見ていませんが、自分で裁断ができる人ならやりがいがあるんでは?

 

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