YMKの公式サイトから試聴もできます。
YMK1号さんとのショートインタヴューを交えて、YMKの紹介をしたいと思います。
YMK1号と2号が出会ったきっかけは?
とあるパーティーに出演した際に知り合い、友人になったDJから紹介されました。彼らは「のんこのしゃあ」というヒップホップユニットのメンバーだったのですが、YMK2号は音楽のルーツが私と同じくYMOだったこともあり意気投合し、YMKを始めました。なお、「のんこのしゃあ」は今年の元旦に我がレーベル!-TAKから作品をリリースしたばかりです。
「心温まるエレクトロポップユニット」とYMKを自己紹介されていますが、たしかYMKの音には80年代テクノポップのほんわかした感じがありますね。テクノポップは無機質だとか言われる事が多いですが、実際そうではないと。
当時のテクノポップが無機質と言われていたのは汗を美化していたロックシーンへのアンチテーゼ的な要素が多分にあったのだと思います。実は当時の楽曲も実はシンセの音色はかわいかったりしますし、すべての楽曲が平坦だったわけではありません。むしろ汗の匂いを感じさせないように汗をかいていたのではないでしょうか(笑)?
テクノポップの「ポップ」な部分は無機質なだけでは成立しないと思います。ですから我々はあえて無機質と感じられないように心がける意味もあり、あえて「心温まる」としています。
YMKというのはやはりYMOへのリスペクトの表れかと思いますが、YMOのカヴァーをするのではなく、「音霊 - OTOTAMA -」や「Secession」とかを聴いていると自作の曲にYMO的特徴をもったサウンドを隠し味的に入れていますね。YMOサウンドとして特に意識が強かった音は?
YMKという名前はもちろんYMOからきています。我々のイニシャルを合成したら「YMK」になったんです。実は「Youth Mind Key」という意味だと答えているんですが、完全に後付けです(笑)。聴き込んでくださってありがとうございますっ。
楽曲にYMO的な要素を取り入れることについては意識してやっている時と無自覚な時があります。実は「YMOの正統な継承者」を目指していますので、「YMOが散開せずに現在のようなフィジカル路線でない場合にどんな音を作っただろう?」なんて話し合いはしたことがあります。
ですのでYMOサウンドで特に意識した、ということよりも今作では「YMOの中期を明るくポップに」みたいなことはお互いになんとなく思っていたことですね。
YMKは現在3部作と考えて制作しているので次回作が「YMK-3」ってタイトルになることまでは決まっています。それから年内に必ず一度はライヴを実施する予定です。