四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

カテゴリ: 日本

前回のSandiiと同じパターンですが、高橋幸宏のソロアルバム『音楽殺人』もレコードがすり切れるほどというか、すり切れるまで聴きました。

音楽殺人音楽殺人
アーティスト:高橋ユキヒロ
販売元:キングレコード
(2009-03-25)
販売元:Amazon.co.jp
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テクノポップでありつつも、60年代的黄金ポップスの風格のある作品です。その風格を作り出している曲と言っても良いのが、「Stop In The Name Of Love」。



オリジナルは、Diana Rossがリードヴォーカルを務めるThe Supremes。そして、「Jimmy Mack」と同じMotownの制作チームHolland-Dozier-Hollandによる作品。1965年に発表されたこの曲は見事に全米1位となります。



アルティメイト・コレクションアルティメイト・コレクション
アーティスト:ダイアナ・ロス&シュープリームス
販売元:ユニバーサル インターナショナル
(2006-01-25)
販売元:Amazon.co.jp
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リミックス集もあります。

DIANA ROSS&THE SUPREMES REMIXESDIANA ROSS&THE SUPREMES REMIXES
アーティスト:オムニバス
販売元:ユニバーサル シグマ
(2007-06-27)
販売元:Amazon.co.jp
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この曲のカヴァーは海外にも数多く存在しますが、日本ではglobeもカヴァーしていますね。

以前、Tracy UllmanやMari Wilsonの時に、60年代リヴァイヴァル的80年代ポップについて書きましたが、今回はその続きのようなもので、オリジナルも含めて紹介していきます。

YMOがブレイクして間もない1980年、Sandiiの『Eating Pleasure』は、僕がYMOと共にすり切れるほど聴いたアルバム。細野晴臣プロデュースのこのアルバム、テクノでありながらも、エスニックでかつファンキー。オープニングの「Idol Era」にはガッツーンとやられました。それ以外にも、高橋幸宏作の「Drip Dry Eyes」など名曲ぞろい。そして、この「Jimmy Mack」の秀逸すぎるカヴァー。



EATING PLEASUREEATING PLEASURE
アーティスト:サンディー
販売元:Sony Music Direct
(2006-09-13)
販売元:Amazon.co.jp
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Martha and the Vandellasによるオリジナルは、が1967年にモータウンから発表され、全米10位となりました。この曲は1964年にAnnette Beardが歌いレコーディングされましたが、ヴェトナム戦争のさなか、相応しくないとの配慮でモータウンはお蔵入りさせました。Jimmy Mackとは、ボーイフレンドの名前で、「Jimmy早く帰ってきて」と歌う恋いこがれる歌。



ClassicClassic
アーティスト:Martha Reeves & Vandellas
販売元:Spectrum Audio UK
(2009-04-07)
販売元:Amazon.co.jp
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なお、Sandiiがカヴァーした後にも、Sheena Easton、Laura Nyroなどがカヴァーしていますが、SandiiのカヴァーがR&Bの魂を失わず、昇華したという意味では一番評価できます。

Perfumeの4月11日発売のニューシングル『Spring Of Life』・・・最初タイトルだけを知った時、「季節に合わせた爽やかな春の歌ね。平成のキャンディーズの「春一番」のイメージ?」くらいの印象しか持ちませんでした。

Spring of Life (初回限定盤)(DVD付)Spring of Life (初回限定盤)(DVD付)
アーティスト:Perfume
販売元:ユニバーサルJ
(2012-04-11)
販売元:Amazon.co.jp
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Spring of LifeSpring of Life
アーティスト:Perfume
販売元:ユニバーサルJ
(2012-04-11)
販売元:Amazon.co.jp
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KIRIN氷結のCMに使用されているこの曲、CMを見ても・・・うん、良いんだけど、普通に良いという印象。



しかしながら、このTeaserを見て、「何これ?」・・・CMの曲とは全然違う!みんなマンマシーン(ガールマシーンかな)。近未来型テクノポップのPerfumeが戻ってきた!と年甲斐も無く興奮しました。あ〜ちゃんの動きなんかKraftwerkの孫娘。



昨日、何時頃か知らないけど、ついにショートヴァージョンのPVが公開されました。イントロは本音を言えば、Teaserのエレクトロなサウンドから繋げて欲しかったですが、今回PVの完成度が高い。単純に僕の趣味というのも歪めませんが、近未来的テクノロジカルなモチーフで弾けています。電気仕掛けのマリオネットのように踊るPerfume・・・ヤラレタ! PerfumeのGlobal Siteも路線的に近いですね。



このコスを自作して挑戦する女子が現れるのでしょうか?(希望) もし、する人がいたら、ぜひ取材させてください。

では、引き続きフレンチロリータ特集です。00年代のフレンチロリータと言えば、アリゼ(Alizee)、80年代後半ではヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)が代表的。

ロリータ系の場合、じんわりと人気が出るというよりも、ロリータ度マックスのデビュー曲で一気に人気が出るパターンが普通です。アリゼもそうでしたが、ヴァネッサも。1987年、ヴァネッサのデビュー曲「夢見るジョー(Joe Le Taxi)」は、フランスで11週連続1位を記録しました。この曲は、基本レゲエですが、見事にシャンソン化され、イントロから鳥肌が立ちます。



Joe le taxi (1987) / Vinyl Maxi Single [Vinyl 12'']Joe le taxi (1987) / Vinyl Maxi Single [Vinyl 12'']
アーティスト:Vanessa Paradis
販売元:Import
(2000-01-01)
販売元:Amazon.co.jp
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そんな名曲ですから、フランス語圏以外でも当然カヴァー曲が存在します。日本人では、戸川純、元芸者さんの花代(Hanayo)、immiがカヴァーしています。Hanayoのカヴァーは、00年代のエレクトロクラッシュ系のコンピなんかにも入っており、ドイツなどでリリースされました。ジャケも攻撃的。



hanayo-joeletaxi

久しぶりにPerfumeについて書きます。11月30日に発売のアルバム『JPN』発売後、書こう書こうと思いつつ、機を逃してしまいました。1月14日(土)から僕の地元、神戸から始まったJPNツアー(もちろん、行きました)で気持ちが再燃してきたので、やっぱり書きます。

JPNツアーはまだ終了していないので、ネタバレになるような内容は書けないのですが、僕が行った初日はワールド記念ホールは満席でした。

アルバム『JPN』は、14曲中9曲は既に5枚のシングルに収録されていたという事もあり、大きなサプライズはない印象だったのですが、今回ツアー前に再度、予習をしてみて、作品のクオリティーはやはり高いといのが結論です。

JPN(初回限定盤)(DVD付)JPN(初回限定盤)(DVD付)
アーティスト:Perfume
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
(2011-11-30)
販売元:Amazon.co.jp
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JPN(通常盤)JPN(通常盤)
アーティスト:Perfume
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
(2011-11-30)
販売元:Amazon.co.jp
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特にひかっかった3曲選んでみます。

「微かなカオリ」・・・シングル『レーザービーム』が出た時にも書きましたが、古典的に泣ける曲。最近、依頼で「涙する歌BEST5」という記事(また告知します)を書いたのですが、もちろん入れました。ボーカリスト、Perfumeとしても成り立っている曲。



「MY COLOR」・・・普通シングルのリード曲以外は、アルバムの曲数を埋め合わせるような曲が入ったりするもんなんですが、今回のアルバムに限らず、Perfumeのアルバム新曲は手抜きがないというのを実証しているような曲。耳残りがいいキャッチーさは流石。アルバム曲でもちゃんとCM曲だと思ったのですが、これはMAD(掲載後ご指摘を頂きましたので、ここで訂正します)。Perfume曲はCMとの親和性がいいんですね。

どちらにしてもPerfumeはやたらにCM曲が多いです。これって、けっこうPerfumeビジネスの収入源なのかなぁ。



「GLITTER」・・・今回、「GLITTER」と「レーザービーム」はシングルとは違うAlbum-mixという配慮があります。特にアルバム収録の「GLITTER」の方は、クラブミュージック入門としてのPerfumeの意義があります。PVはシングルver.です。

久しぶりにJAPANの話題を。

先日、某大学にゲスト講師として招かれて行きました。ご丁寧に、僕の本職以外にも“テクノポップの人”みたいな紹介をしていただき、その時、学生さんから「Perfume以外、何がきそうですか?」という質問を受け、「うーん、きゃりーぱみゅぱみゅ」と答えました。やっぱり、舌を噛みそうになりましたけど。

唐突に質問されて答えた訳ですが、これはあながち間違っていないです。彼女のセカンド・リリース『つけまつける』は初日オリコンで8位だし、英語のWikipediaでもKyary Pamyu Pamyuが作られています。職業として、シンガー、モデル、ブロガー、ビジネスウーマンと格好良く紹介されています。
つけまつける (初回限定盤 フォトブック仕様パッケージ)つけまつける (初回限定盤 フォトブック仕様パッケージ)
アーティスト:きゃりーぱみゅぱみゅ
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
(2012-01-11)
販売元:Amazon.co.jp
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つけまつける (通常盤)つけまつける (通常盤)
アーティスト:きゃりーぱみゅぱみゅ
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
(2012-01-11)
販売元:Amazon.co.jp
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この曲とも関係しますが、EYEMAZING「原宿dollシリーズ」は、きゃりーが完全プロデュースしたという触れ込みです。確かに18歳で立派なビジネスウーマン。

海外からの反応も相変わらず好評みたいで、今にCOOL JAPANのアイコンになるのではないかと思わせます。Lady Gagaも好きなんじゃないかと推測します。Gagaの日本公演の時、前座が面白くなかったんですが、いっそきゃりーにしたらいい。中田ヤスタカのきゃりーの素材を生かした楽曲にも感心しますが、PVの完成度も高いです。監督は田向潤、美術装飾は増田セバスチャン。今後の作品にも期待したいです。

「戦国鍋TV」から、ももいろゴタイローに続いて、告知通りホトきんトリオを紹介します。ホトきんトリオ、名前からしてもイモ欽トリオのパロディーですが、メンバーが凄い。織田信長(長江健次=フツオ風)、豊臣秀吉(山口良一=ヨシオ風)、徳川家康(西山浩二=ワルオ風)の三大戦国武将。よく考えてみると、イモ欽トリオ自体が、たのきんトリオ(田原俊彦、近藤真彦、野村義男)のパロディーですから、パロディーのパロディー。パロディーの割には、ホトきんトリオのルックスは、イモ欽トリオよりいいのではないかと(笑)。

デビュー曲(いや、2曲出しているので知っているのは浅井三姉妹ぐらいで、ほとんどのグループはそうなんですけど)は、「ボクに取られてみまTENCA?」。


「TENCA」って、「天下」の意味ですが、分かる人に分かるダブルミーニングっぽいです。ここに登場するグループ、前回のももいろゴタイローも歌詞に「スカイ中分解」とか言葉遊びが多いです(作詞は放送作家でもある安部裕之)。

イントロは、原曲を知っている人なら明らかにニタリとする忠実なテクノ歌謡パロディー。でも、全体としては最初から最後まで似ている訳ではなく、全体として普通に良い曲という印象が残ります。

こちらは、元ネタのイモ欽トリオの「ハイスクール・ララバイ」(作詞:松本隆、作曲・編曲:細野晴臣)。

ちょっと日本ネタを差し込みます。超ローカル局が本当に頑張って製作しているTV番組「戦国鍋TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜」については、Perfumeパロディーの浅井三姉妹を以前、紹介しました。今まで番組の人気コーナー「MUSIC TONIGHT」では浅井三姉妹、兵衛'z(B’zのパロディー)以外は戦国時代という背景からも男性中心でジャニーズ・ネタ中心でしたが、男性ユニットなのに女性アイドルをパロディーした“ももいろゴタイロー”が登場していました(既にホトきんトリオに交代)。名前からしても、ももいろクローバー! でも、本家はももいろクローバーZに改名したけど、Zは付いていません。ゴタイローとは、豊臣政権末期の五大老(前田利家、徳川家康、宇喜多秀家、毛利輝元、上杉景勝)という大名たちを指します。曲は「ガギグゲゴタイロー」!


ももクロについては、僕の周りの人達にファンが多いのですが、僕自身はそれほど知りません。先月、ももクロ大好きな主催者のイベントにまわしてほしいと頼まれて、そこでいっぱいPVは見せてもらいましたけど。どうやら、「ゴゴゴゴゴゴ・・・タイロー」サビはももクロの「ココ☆ナツ」のサビ「ココココココ・・・ナツ」をパロったよう。この曲、ももクロの中では気になっていました。「マスカットココナッツバナナメロン」みたいなフルーツの名前が出てくる曲が好きなんです(笑)。


【アマゾンオリジナルブロマイド付き】バトル アンド ロマンス(初回限定盤A)【アマゾンオリジナルブロマイド付き】バトル アンド ロマンス(初回限定盤A)
アーティスト:ももいろクローバーZ
販売元:キングレコード
(2011-07-27)
販売元:Amazon.co.jp
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次は、ホトきんトリオ。

テクノな文脈でジェニーと言えば、Perfume、いやジューシィ・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」ですが、スプツニ子(Sputniko!)ちゃんのジェニーは、「カラスポット☆ジェニー」。

スプツニ子ちゃんには以前「スプツニ子さん〜彼女はサイエンス」でインタヴュー記事を掲載させてもらいましたが、理系女子とアートが繋がるとこんなに凄い事になるんだとニンマリさせてもらいました。
sputniko1


生理マシーン、寿司ボーグ、チンボーグなどと独創的過ぎるガジェットを作りだす彼女の発想には脱帽します。そして、今回はカラスボット。ボットはロボットですから、カラスロボット。これさえあれば、人とうまく交流できない理系女子だって、カラスと交信できます。


カラスボットは先にこのようなヴィジュアルが製作され、今回の動画作品となった訳ですが、次はチンボーグでよろしく☆スプ子ちゃん!
jenny


スプ子ちゃんのコメントは彼女のBlogで。
iTunesでも配信中!

久しぶりに日本の話題を。きゃりーぱみゅぱみゅが中田ヤスタカ・プロデュースで『PONPONPON』をリリースというニュースを聴いた時、正直新鮮味はありませんでした。青文字系雑誌(脱コンサバ、原宿っぽいやつらしい)を読むわけもない僕はきゃりーぱみゅぱみゅ自体知らなかったせいもあって、なんとなくオシャレ系女子の仕事をしたのかなぁ程度の記憶でした。


でも、「PONPONPON」のPVを見て、第一印象は覆りました。サウンド的には中田プロデュースのMEGっぽくもあるんですが、どPOP的完成度を感じます。それ以上に彼女のキャラを120%活用した映像の秀逸さに拍手したい。今や日本人のステレオタイプである“かわいさ”を強調しつつ、さりげなく不気味で混沌とした世界を作り上げています。

YouTubeのコメント欄を見てみると、やたらに英語のコメントが多い。海外のiTunesチャートでも健闘しているようですが、やはりこのあたりが世界が期待しているCOOLいやCRAZY(いい意味で)JAPANなんだと。

8月17日にはミニアルバム『もしもし原宿』も発売!
もしもし原宿(初回限定フォトブック仕様)もしもし原宿(初回限定フォトブック仕様)
アーティスト:きゃりーぱみゅぱみゅ
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
(2011-08-17)
販売元:Amazon.co.jp
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Saori@destinyの前作『WORLD WILD 2010』から14ヶ月ぶり、ミニアルバム『Domestic domain』が6月15日にリリースされます。前作は沈滞気味のJ-POP界において、僕が希望を感じた作品です。バイレファンキやファンキーコタを取り入れた辺境ポップで孤軍奮闘。10年代のJ-POPを振り返るといった特集をすれば、僕はこの作品をきっと入れるでしょう。
WORLD WILD 2010WORLD WILD 2010
アーティスト:Saori@destiny
販売元:D-topia Entertainment
(2010-04-14)
販売元:Amazon.co.jp
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新作『Domestic domain』も、期待を裏切らない作品になっています。全ての曲はSaoriちゃんが作詞。
Domestic domainDomestic domain
アーティスト:Saori@destiny
販売元:D-TOPIA UNIVERSE
(2011-06-15)
販売元:Amazon.co.jp
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オープニングを飾る黒いファンク(あえてヒップホップとは言わない)「BEATBOP」は、Saoriちゃんが歌う事によって(いい意味で)変てこな化学変化が起こっています。


震災後の日本への応援歌ととれる「GAMBA JAPAN」は、サンバ風エレクトロ。しみじみとした歌になりがちな応援歌ですが、僕はこっちが好み。だって、元気出ますから。


「OFF THE WALL」はタイトルからしてマイケル・ジャクソンしていますが、歌詞の中にも思い切りマイケル曲が散りばめられた、MJ風ソウル・ナンバー。

ラストの「Klaxon」は、僕が大好きなG.RINAが作曲・プロデュースをしています。G.RINAが好きな理由を考えた時、彼女も辺境ポップなんですよね。だから、この人選は大正解。

四方:ニュー・シングル『レーザービーム/微かなカオリ』について対談しましょう。先ずは中途半端な1分52秒の「レーザービーム」のPVについて。


博士:足が・足が・・足が・・・

四方:何が言いたいんですか? 足がつるんですか?

博士:のっちが、大人になってる・・・
(おもわずパニック状態)

四方:そりゃ、まぁ、氷結飲んでいるぐらいですから。
確かにPVのアングルはいいです。

博士:というか三人が急に“女”になってます〜かしゆかちょっとパッツンも前髪をアレンジしてきてるし。

四方:確かにかしゆかのパッツンは微妙にラヴリーで、小悪魔度が上がっています。

博士:しかし、特にオチなしで後半スパっと終わっちゃうPVですよね。 結局、何をしたかったのかがわかりにくかった・・・。

四方:諸事情があってこうなったのでしょうが、近未来的な部分は好きです。

博士:YMOの「Camouflage」に似ているような気がするのですが・・・いかがでしょう?

四方:「レーザービーム」は明るく、「Camouflage」は暗い(全体に『BGM』 は)ですが・・・似ていると言われれば、そうかなぁ〜程度。

博士:「微かなカオリ」はユーミンが作曲して、久石譲がアレンジして、声優役のアイドルが歌ってるジブリのテーマソングみたいな曲。


四方:えらく具体的ですね。僕、結構、この手の曲が好きなんです。実際、「レーザー」よりも個人的にはこっち。古典的なんだけれど、ほろっと来てしまう感じのメロディーが小気味いい。僕の中では、過去の作品としては「wonder2」なんかにも繋がります。

博士:すでにWeb上で「40〜50歳代のメインターゲットを狙ったのか?」とコメントした書き込みもちらほらあります。歌謡曲の影響をまだ多少引きずっていた90年代初頭のガールポップ・ブームの頃のあのメロディアスでお嬢さんっぽい感じ。

四方:そうか、僕たちがターゲット世代なんだ・・・まぁ、そこまで狙ったものかは判りませんが、“お嬢さんのノスタルジア”が実は好きなんだと確認できました。

博士:第一印象で「ユーミンっぽい」と感じたのもルーツが結構古いところにある印象だったのかもしれません。遊佐未森の「夏草の線路」を長調にしたようでもあります。

四方:アレンジは隔世の感がありますが、先ほどのお嬢さんっぽい感じは共通しますね。

博士:しかし、少なくともテクノ系の中田ヤスタカからこんな珠玉のメロディーが生まれてくるとは驚きです。

四方:でも、初期capsuleの曲調を振り返ると、決して意外ではないと思います。あ〜早くアルバムを出して欲しい。
レーザービーム/微かなカオリ(通常盤)レーザービーム/微かなカオリ(通常盤)
アーティスト:Perfume
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
(2011-05-18)
販売元:Amazon.co.jp
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レーザービーム/微かなカオリ(初回限定盤)(DVD付)
アーティスト:Perfume
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
(2011-05-18)
販売元:Amazon.co.jp
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四方:かなりブランクが空きましたが、久しぶりにPerfumeについて対談しましょう。新譜の話をする前にやはりPerfumeの「ポリリズム」が、ディズニー映画『Cars 2』の挿入歌に選ばれたというのは素直に嬉しいですね。

博士:このタイミングで「ポリリズム」というのは、以前提唱した「どんなスタイリッシュで日本人離れしたモデルも海外進出でゲイシャ・ガール的なアプローチを試みようとする」、つまり「海外進出の際はベタになる・・・」という法則にも合致しますね。

四方:PIXARにPerfumeファンがいた事から、日本のシーンで使われたとの報道もありますが、ディズニーは『TRON: Legacy』のDaft Punkといいテクノ贔屓です。Perfumeをテクノとして採用したかは、判りませんけど。

博士:『Cars 2』の予告編を見るとどうやら設定が「日本」みたいな感じですね。確かにゲイシャ、スモウレスラー的なステレオタイプは否めないのですが、最近はアキバや萌えが新たなるイメージとして定着しつつあるようで、擬人化したカーズ達が暮らす不思議なアキバが登場します。そんな日本のステレオタイプ的エレクトロ二クスと萌えの融合というのは、Perfumeはうってつけですよね。 特にアイドルの場合、日本人にとっては当たり前でも結構知らないうちに外国人にはわかりにくいお約束を作ってしまっている場合もあったりします。


四方:なかなかいい事を言いますね。日本のアイドルというのは日本だけの文脈、博士の言う所のお約束で成り立っている部分が大きいですから、これならグローバルに判りやすい。

『Cars 2』のサントラにもちゃんと5曲目に収録されています。1曲目は、あのCarsの「You Might Think」をWeezerがカヴァーしていますね。
Cars 2Cars 2
アーティスト:Soundtrack
販売元:Walt Disney Records
(2011-06-14)
販売元:Amazon.co.jp
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01. You Might Think Performed by Weezer
02. Collision Of Worlds Performed by Brad Paisley and Robbie Williams
03. Mon Caeur Fait Vroum (My Heart Goes Vroom) Performed by Benabar
04. Nobody’s Fool Performed by Brad Paisley
05. Polyrhythm Performed by Perfume
06. Turbo Transmission Score
07. It’s Finn McMissile! Score
08. Mater The Waiter Score
09. Radiator Reunion Score
10. Cranking Up The Heat Score
11. Towkyo Takeout Score
12. Tarmac The Magnificent Score
13. Whose Engine Is This? Score
14. History’s Biggest Loser Cars Score
15. Mater Of Disguise Score
16. Porto Corsa Score
17. The Lemon Pledge Score
18. Mater’s Getaway Score
19. Mater Warns McQueen Score
20. Going To The Backup Plan Score
21. Mater’s The Bomb Score
22. Blunder And Lightning Score
23. The Other Shoot Score
24. Axlerod Exposed Score
25. The Radiator Springs Gran Prix Score
26. The Turbomater Score

博士:おお、こんなのが出てるんですか?
でも、あのPuffyもジャン・レノ主演の「ワザビ」のエンディングで「これが私の生きる道」が使われていましたからね。音楽としてちゃんと何かストーリーに関与して来るのか、単に日本をイメージする効果音的に使われるのか・・・気になりますね。

四方:以前、「Perfume対談〜グラミー賞への道」という表題で博士とPerfumeの世界進出への提言をしましたが、もしかするとこれを機に本格的に世界進出って期待してしまいますね。

博士:我々の予言が当たる可能性も無きにしも非ずですね。

四方:まあ、予言と言うよりもあの時点では妄想ですけど。正直、Perfumeが日本の消費されるチャートでどうなるかというのは別にワクワクしないのですよね。アミューズや徳間にとっては重要な事でしょうけど。だから、あ〜ちゃんにぜひ、「次は世界」と言ってほしいですね。

戦国鍋TVは限られた予算と全然有名でない出演者だけでもこんなに面白い番組が作れるのだと実証してくれました。

この番組を熱烈に僕に推薦してくれたけろっぐ博士とのメールのやりとりを紹介します・・・

博士:浅井三姉妹の新曲いよいよ発売「アザイドロップ」です。

先生:「AZAISM」に続くは、「アザイドロップ」とは意表を突かれました。流れからすると「アザイファイター」とかに行きそうなのですが、初期Perfumeの「ビタミンドロップ」へと回帰するとは!

博士:だって戦国ですものね!!
ファイターでぴったりだったのに!!


1作目は中田ヤスタカっぽく感じましたが、2曲続くと作曲者の個性みたいなのが見えて来ました。

先生:浅井三姉妹だけではないですが、戦国鍋TVの「ミュージック・トゥナイト」では、奥村愛子さんの作曲クレジットを良く見ます。実は、彼女アルバムは3枚ほど持っており、僕は隠れファンだったりします。 別にテクノポップの人でもないのですが、ポップが判っているとても器用な人なのでしょう。


前作の「AZAISM」(しかも、3 versions)を収録した『戦国鍋TV ミュージック・トゥナイト ~なんとなく歴史が学べるCD』も発売されています。
戦国鍋TV ミュージック・トゥナイト ~なんとなく歴史が学べるCD~(DVD付)戦国鍋TV ミュージック・トゥナイト ~なんとなく歴史が学べるCD~(DVD付)
アーティスト:(V.A.)
販売元:キングレコード
(2011-03-23)
販売元:Amazon.co.jp
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『戦国鍋TV辞典』も発売中!
なんとなく歴史が学べる 戦国鍋TV辞典なんとなく歴史が学べる 戦国鍋TV辞典
販売元:武田ランダムハウスジャパン
(2011-04-26)
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「裏テーマは琉球Perfume」という謳い文句に惹かれて買ってしまったのが、サンサナー(Sansanar)。サンサナーとは聞き慣れない言葉ですが、沖縄方言でセミの意味。かしまし娘という意味をもあるそうです。

僕のBlogは国別に分類しています。沖縄だから当然、日本なのですが、同時に沖縄音楽、いや琉球音楽と言った方がいいのでしょうが、沖縄は音楽的には一つの文化圏を形成しています。沖縄はアクターズスタジオを始め、SPEEDなど多くのアイドルも輩出している地域ですが、意外と琉球音楽を基調したアイドルはいません。

サンサナーに話を戻しましょう。今年の2月に『サンサナー』というタイトルで6曲入りミニアルバムでデビュー。

サンサナーサンサナー
アーティスト:サンサナー
販売元:テイチクエンタテインメント
(2011-02-16)
販売元:Amazon.co.jp
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アイドルと言っていいのかは微妙ですが、ユリエ(金城優里英)、アーサ(西山朝子)、ミィキ(上地美妃)、三人合わせてサンサナーです(笑)。三人だから、Perfumeがキャッチフレーズに入るんだと思いますが、琉球舞踊や沖縄音楽のバックグラウンドを持つだけあって、サウンド的には琉球音楽を追求しています。リードトラック「待ちかんてぃ」は、伝統的でありながらも、NEO沖縄POPの名に相応しいポップな曲です。

西野カナちゃんの5月18日にリリースのシングル曲『Esperanza』には、ガツーンとやられました。

EsperanzaEsperanza
アーティスト:西野カナ
販売元:SME
(2011-05-18)
販売元:Amazon.co.jp
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もちろん、僕がBON BON BLANCOとか女性ヴォーカルのラテン歌謡に対する熱い想いを叶えてくれている事にも起因するのですが、やっぱり西野カナだと納得させられるこの曲を素直に称賛したいです。



どのような発想でこのスパニッシュ路線になったのか興味があります・・・
Madonnaの「La Isla Bonita」(Alizeeちゃんもカヴァーしていました)がオリジナルだとしたら、



Lady Gagaの「Alejandro」はその2.0 version(スペインというよりメキシコって歌詞に出てきますけど)と呼ばれ、



西野カナの「Esperanza」は2.5 日本版と言ったところでしょうか?

前回、「会いたくて 会いたくて 会えばいいじゃないか 西野カナ!」というタイトルで西野カナちゃんの会いたい症候群について書きました。「Esperanza」・・・タイトルからも想起できるように、スペインの情熱が伝わるフラメンコポップ。でも、歌詞から伝わるのは、情熱を超えた“情念”。希望(Esperanza)というタイトルには、「私がこんなに好きだから、貴方は私を好きになるべき」という絶対的意志を感じます。一見爽やかなサマーソングにこの情念をカモフラージュする西野カナは、頭脳派なのか、天然なのか?

前回の記事「メガネ女子好き必見CM!メガネシスターズ」、Zoffのメガネシスターズが登場するCMのエレクトロチューンの作者は現在不明と書きましたが、作者が判明しました。

その前に「Zoff TVCM メガネダンス振り付けビデオ」でもう一度復習しましょう。



この耳に残りがいいサウンドは中毒になります。映像・音響ともに完成度が高い、少なくとも僕の中では2011年度のベストCMです。

で、作者は?
戸田誠司さんです。


80年代よりShi-Shonen、Real Fish、Fairchildというバンド、そしてソロでも活動されてきた方です。戸田さんの作品は、プロデュースや他者への楽曲提供も含め、テクノポップ好きにファンが多いです。All Aboutでも「There She Goes Again〜戸田誠司さん」にてインタヴューさせて頂きました。

僕と同年代の戸田さんがこんなに元気のある曲を作られている事を知り、とても嬉しくなりました。

There She GoesThere She Goes
アーティスト:戸田誠司
販売元:aten recordings
(2004-06-16)
販売元:Amazon.co.jp
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このBlogにも時々登場するけろっぐ博士が今朝メールを送ってきた。

すっごく良いです!!
栗山千明かと思ったほど。
白いプレーンなレオタードもストライク!


彼が感銘を受けたCMは、Zoffの新しいCM。僕もZoffのメガネは安いけどデザインがいいのがあるので、持っています。



なるほど、これはいい! 栗山千明っぽい髪型の女性は、ファッションモデル・女優の水原希子ちゃん。名前は今回初めて知りましたが、確かに見覚えのある顔。

ヴィジュアルの構図も、Daft Punkの「Around The World」を思わせるし、もちろん楽曲もエレクトロ。



Yahoo! Musicの質問広場でさっそくこんな質問も・・・

ZOFFのCMで使われている楽曲名を教えてください!!
80年代のユーロビートやPerfumeの楽曲みたいな感じでした!!

CM用に書き下ろされたもののようですが、作者は現在不明。

Zoff(ゾフ) | 10th Anniversar 水原希子さんを起用した10周年キャンペーン

アイドル対談でも紹介した知らぬ間に2人から3人になっていたTomato n'Pine(トマパイ)ですが、3月9日にニュー・シングル『旅立ちトランスファー』をリリースします。

tabidachitransfer1旅立ちトランスファー(初回生産限定盤)(DVD付)
アーティスト:Tomato n’Pine
販売元:SMR
(2011-03-09)
販売元:Amazon.co.jp
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agehaspringsがプロデュースしているだけあって、楽曲のクオリティは高い。PVはGYAOで視聴できます。

トマパイは、YUI、HINA、WADAからなる“戦わないガールズ・ユニット”という触れ込みです。じゃ、“戦うガールズ・ユニット”って誰なんだと疑問に感じて、調べてみました。本当にいるんですね、歌って戦う“戦闘系女子”ユニット、その名もwipe out。下園愛弓、佃井皆美、人見早苗からなる「仮面ライダー」等にも出演するアクション系女優の3人組です。



Angel FighterAngel Fighter
アーティスト:wipe out
販売元:ウェーブマスター
(2010-12-22)
販売元:Amazon.co.jp
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ぜひ、対バンしてほしい。

初音ミクを使った楽曲は今までニコニコ動画などに多数投稿されてきましたが、現時点でもうすぐ視聴数140万回となる人気曲が、「1925」! 戸川純や平沢進の世界を感じさせる大陸的なレトロポップとなっており、作者の主張が感じられます。



2009年10月に投稿されたこの曲の作者は、T-POCKETこと冨田悠斗。2010年11月にアルバム『T-POCKET』がリリースされ、この「1925」も収録されています。

T-POCKETT-POCKET
アーティスト:T-POCKET feat.初音ミク
販売元:Celo Project
(2010-11-14)
販売元:Amazon.co.jp
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以前、紹介したpal@popのサポートでエレクトロに転向したMizcaちゃん、この「1925」をカヴァーしたシングル『1925』を3月9日にリリース!2タイプあり、Aタイプ盤ではオリジナルのアニメーションを使ったジャケ。

1925 (Aタイプ盤)1925 (Aタイプ盤)
アーティスト:Mizca
販売元:日本クラウン
(2011-03-09)
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Bタイプ盤は、コスを再現したMizcaちゃんの実写ヴァージョンとなっております。共通のカップリングはT-POCKETの曲にMizcaちゃんが詞を付けた「FLY FLY FLIGHT!!」。また、pal@popによる「星のつぶつぶ」(Aのみ収録) と「好きなの」(Bのみ収録) がそれぞれに収録されています。

1925 (Bタイプ盤)1925 (Bタイプ盤)
アーティスト:Mizca
販売元:日本クラウン
(2011-03-09)
販売元:Amazon.co.jp
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Mizcaヴァージョンは、トランス系・・・えっ、Mizcaちゃん、エレクトロやめちゃったの? CMヴァージョンで短いのが残念ですが、ミリタリー系の制服が好きなわたしとしてはもっと見たい。

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