四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

カテゴリ: 日本

エレクトロガール命名の法則というのがあります。MEG、Aira Mitsuki、Saori@destiny、SAWA、MiChi、immi、AMWE、TIGARAH、Mizca・・・名前は英語表記。多くの場合、ファーストネームだけ。そんな法則に逆らう、漢字も読みにくい壱岐尾彩花(いきおあやか)ちゃんです。彼女、『Crew』や『S Cawaii!』などの雑誌(読んだことないから知らないけど、いや、よく読んでいたら気持ち悪いけど・・・ギャル系らしい)のモデルをしており、モデルとしてはあやか名義を使っている。このエレクトロガールの法則に沿って、AyAkAとかそんな表記にしそうなんですが、あえて壱岐尾彩花です。

モデルというと背が高いイメージがあり、確かに有名コレクションに出るようなモデルはそうなのですが、彼女のような152cmクラスのモデルは、雑誌特に若い子向けにはあるようですね。確かに、読者も自分に近い身丈のモデルの着こなしを参考にしたいでしょうしね。

あくまでも妄想ですが、彼女にはテクノポップが好きに違いないと思わせる逸話があります。フジテレビの競馬番組「うまプロ」で、彼女はアシスタントを務めていますが、有馬記念を予想し、「イコピコ」という馬を名前の響きで指名。由来はハワイ語ですが、響きはテクノです。でも、残念ながら、8着でした。

reacidqueenまあ、そんな話はさておき、2009年1月のファーストのミニアルバム『RE:Acid Queen』をリリース。PVも制作された「Spin Me Round」は、バキバキ感を意識したエレクトロチューン。同じくモデル出身の片瀬那奈姐さんが師匠だったらいいのになぁ・・・Dead Or Aliveの「You Spin Me Round」とマッシュアップしてほしい。




gossip続いて、7月にはアルバム『GOSSIP』をリリース。僕が注目したのは、セックス・ピストルズの「Anarchy In the UK」のエレクトロでぐにゃぐにゃのカヴァー。土屋アンナも歌っていましたが、これはライヴで観たい。エレクトロ・ヒップホップの「Plastic Baby」も変態度が高くてお薦め。




このアルバム、最近、台湾でもリリースされたようです。中国語表記では「壱」は「壹」となります。紹介文には「小悪魔新星」なんてあります(笑)。KKBOXという音楽配信サイトを見てみると、洋楽も含めたElectronic(電子舞曲)チャートでなかなか健闘しています。アルバムは最高位2位! ちなみにcapsuleの『Player』は1位になっています。

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相対性理論の『シンクロニシィテーン』は予想通りに売れています。前作『ハイファイ白書』がオリコン7位だったのに対し、今回は3位。それ以上に驚くのが、相対性理論、特にやくしまるえつこのモテぶり。

『ハイファイ新書』以降、相対性理論の課外活動は、時系列にざっとこんな感じ・・・

oyasumiparadoxやくしまるえつこ『おやすみパラドックス』

ourmusic相対性理論+渋谷慶一郎『アワー ミュージック』

blu-dayやくしまるえつことd.v.d『Blu-Day』


今後のリリースは・・・
kamisamanoiutooriいしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ『神様のいうとおり』

やくしまるえつこ『ヴィーナスとジーザス』
kokuhakuやくしまるえつこ&永井聖一「The Meeting Place」(サントラ『告白』)

相対性理論と大谷能生 映画「乱暴と待機」の主題歌(リリース未定)

この現象は、売れるバンドになった事もあるでしょうが、やはり他のミュージシャンが一緒にやりたくなる何かがあるんでしょう。課外活動も悪くないのですが、やはり相対性理論を聴きたいと思っていた人達も多いでしょう。やくしまるえつこのウィスパー・ヴォイスは確かにどれもアンニュイで魅力的です。でも、純粋に相対性理論にならないと、あの脱力感は感じられない。

synchroniciteen『シンクロニシィテーン』には初期衝動的な驚きはないのですが、聴いている内にジンワリと中毒症状が起こってきます。どの曲にも存在感があります。PVも制作されている「ミス・パラレルワールド」は、「バーモント・キッス」などにも繋がる壮大な世界と矮小な日常が交差する世界観がありますね。しかし、それ以上に脳内ループしてしまうのが、“あかさたな”攻めの「マイハートハードピンチ」。




以前のAll Aboutの記事で12ページにわたって、4人で相対性理論について語りましたが、言葉とサウンドの両方から伝わる“やる気のなさそうな萌え”の要素って大事じゃないかと思うんです。萌えっていう言葉、固定したイメージが出来ちゃっていて、僕もどちらかというと抵抗があるので、敢えて翻訳すれば、“熱くならないロマンチシズム”。

タワレコ特典として付いてきたマリーゴールドの種を植えましたが、ちゃんと咲くのかな?

4月23日(土)の「MUSIC FAIR」にPerfume等と出演していたMiChiです。女子にはちゃん付けする癖があるんですが、MiChiの場合、MiChiちゃんというのは、語呂として違和感がいっぱいなので、MiChiって書きます。でも、Lady Gagaちゃんは無かっただろうと反省しています。やはりGaga様と言うべきだったのでしょう。

uptoyou2009年には、シングルを3連発『ChaNge the WoRLd』『KiSS KiSS xxx』『YOU』でリリース。TVドラマ主題歌やCMタイアップもあって、すべてオリコン30位以内に入っています。その後、9月にリリースされたセカンド・アルバム『UP TO YOU』は、ウィークリー4位とまずまずの健闘をしています。


odorurockタワレコでは、J-CLUBコナーや「踊るロック」特集に取り上げられるMiChiですが、ロッキンエレクトロ一辺倒ではないです。オープニングの「MadNesS Vol. 1」(「Vol.2」は既に前作に収録)など今流行りのヒップホップ味のエレクトロですが、シングル曲でもあるなんとなくSavage Gardenみたいなバラード「YOU」、アコースティックなアメリカン味(1/2イギリス人なのにね)の「RaiN」「Oh Oh...」・・・その中ので異彩をある意味放っている曲が「Why oh Why」。食欲との戦いを歌にしたcapsuleの「do do pi do」と双璧となる、食べ物系エレクトロです。


allaboutthegirlsそんな中、突然、4月21日リリースされたのが、『All about the Girls〜いいじゃんか Party People〜』。通常盤のCDとどちらにしようかとちょっと悩んだのですが、やはりワンマンツアー「MiChi 2009 UP TO YOU TOUR」から10曲の映像が収録されたDVD入り初回盤を購入いたしました。このタイトル曲、Scatman Johnの「SCATMAN (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)」のサンプリングというか下敷きにしたカヴァー曲になっています。この曲の構想は、DJ OZMAから来たもんだと勝手に思っていたら、BARKSのインタヴューを読んでみると違いました。MiChi自身の構想で作詞作業に行き詰った結果、DJ OZMAに依頼して、歌詞がリライトされた結果、エロい歌詞になったようです。




インタヴューでも触れられていますが、予想通りというか・・・この曲はネット上で物議を醸しました。僕の意見を言わせてもらえば、全然、いいんじゃないと思います。確かにScatmanの原曲は深い意味をもった歌詞でしたが、別に原曲と同じ意味を持たせてやる必要もないし、ともすればスカした感じに思われてしまう美形のMiChiがぶっちゃけた感じでやっちゃうのに、人間味を感じます。PVでのくずれたセンスも良しとします。それ以上に、批判を覚悟して“自分のしたい事”をやっていく気持ちを肯定的にとらえたいですね。

SAWAちゃんはミニアルバム攻勢。デビューの2008年も『COLORS』と『TIME&SPACE』という2枚のミニアルバムでしたが、現在までEpicからメジャー・リリースをした3枚もミニアルバム。ミニアルバムというのは、厳密な定義はないようですが、ポップスの場合は通常4曲未満をシングル、8曲を超えるものをアルバムとしているみたいです。ただ、リミックスとかヴァージョン違いで曲数を稼いでいる場合は、4曲以上でもシングルとされる事が多いようです(例:Aira Mitsukiのシングル)。また、クラシックなど1曲が長い場合は、その定義は必ずしも当てはまらないし(まぁ、クラシックのシングルはまずありませんが)、また短い場合も同様となるでしょう。EXILEのニュー・シングル『FANTASY』は、8曲入りシングルとして、ダブルマキシシングルと銘打っているらしいですが、ここまで来ると意味不明です。

話が逸れてしまいました。配信も増えていき、元来シングルはチャートでの人気のバロメーターとなる作品形態となっていましたが、現在昔ほど重みを持たないという状況。また、アルバムと比べると、コンスタントにリリースできるというメリットもあって、その中間となるミニアルバムを出す人達も増えているのでしょう。

icanfly『I Can Fly』の方は、『Everything With You』でSAWAちゃんがゲストヴォーカルで参加しているSound Aroundらしいハウス・チューン。Extend Club Mixも含めて4曲収録されているのが、福富幸宏がプロデュースした「Send It Back」・・・これどっかで聴いた事があるなと思ったら、Molokoのカヴァーですね。マジかっこいいブラジリアンハウス。ジャケがゴルフウェアというのも素敵。MARK & LONAとかも似合いそうですね、SAWAちゃん。


swimmingdancing『Swimming Dancing』の方も、ジャケはスポーツ・シリーズ。まぁ、タイトルからしてそうですから。いい趣味しているなぁと思ったら、両方とものアート・ディレクションは、groovisionsですね〜。


naomikawashimaこのジャケに限っては、清純な川島直なお美のような感じ(川島なお美さんが清純でないという意味ではない)。ルックスが80年代なのかなぁ〜。割とハウス寄りの曲が多かったSAWAちゃんですが、「Swimming Dancing」は。Taku Takahashiがプロデュースしたエレクトロ寄りナンバー(特にExtend Club Mix)。


ainiikuyo最新のミニアルバム『あいにいくよ』では、ハスラー。ちなみに『あいに行こう』はSweet Vacation。正確に言っておきたいんで! タイトル曲は、エレクトロ押さえ目にJ-POP寄りのポップナンバー。




aventure初回生産限定盤にだけ収録されているのは、大貫妙子「Samba de Mar」(1981年のアルバム『Aventure』に収録)のカヴァーの中塚武REMIX。


seasidetownリミックスじゃない方は、2009年8月にリリースされた夏向けコンピ『Seaside Town』に収録されています。「メトロポリタン美術館」もそうでしたが、大貫妙子と相性いいみたいですね。


SAWAちゃんの声って好きな人多いと思います。ちょっと危ういんだけど・・・癖がない、すっと気持ちよく入ってくる声。だから、カヴァーもののコンピレーション(『Juicy Fruits』『JUDY AND MARY 15th Anniversary Tribute Album』『GUNDAM 30th CUSTOM』)やゲストヴォーカルとしてのアルバム参加(Sound Around、RYUKYUDISKO、瀧澤賢太郎)が多いのでしょう。

fujizennagirl1fujizennagirl2最近、Perfumeに関して暫く書いていなかったので、ニュー・シングル『不自然なガール/ナチュラルに恋して』について語ります。ガールと言えば、「リニアモーターガール」「セラミックガール」に続く、永遠のテーマとも言えるガールものですね。チャートの方は、オリコンでデイリー1位登場、ウィークリーでは残念ながら2位となりましたが、そんな事はどうでもいいのです。 僕の興味を惹いたのは彼女達の衣装。とてもアンビバレントな両A面タイトルなんですが、衣装も対比されていましたね。「ナチュラルに恋して」は、NATURAL BEAUTY BASICとのタイアップなんで、森ガールかどうかは分かんないけど、コスしても普段着みたいな装いです。お値段も売れてから着ていた衣装よりもお手ごろ感があります。曲の方は普通っぽい第一印象でしたが、意外とファンキー。

 

一方の「不自然なガール」の方の衣装。3人ともいかり肩(笑)。あ〜ちゃんに至っては、えりまき怪獣ジラース(例えが古くてすいません)みたい! 楽曲以上に衣装も「不自然」の方が僕には断然ポイントが高い。「リニアモーターガール」の衣装がちょっと変だったように、いい具合に変。このいかり肩コス、まだやっている人を見ていませんが、自分で裁断ができる人ならやりがいがあるんでは?

 

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