2023年11月18日にDARKER WAVES FESに行ってきました。久しぶりの海外フェスということもあり、レポートをします。会場となったHuntington Beachは、ロサンゼルス空港から車で約1時間のサーファーの聖地です。
入場は午前10時。前日に入手したリストバンド、ID(免許証がないのでパスポート)が必要。小さなバッグ以外は、バッグは透明でないとダメです。VIPチケット+ホテル+バッグがセットになったパッケージを購入したので、DARKER WAVESと書かれた透明バッグを持っていきました。持ち込み禁止のリストが数え切れないくらい書いてありましたが、意外とセキュリティチェックは緩かった印象です。
最初のステージは12時ごろなので、それまでグッズ売り場でお買い物と野外ブースでランチ。買ったのは、DARKER WAVES FESの長袖TシャツとNew Orderの半袖Tシャツ。会場内の支払いは全てクレジットカードによるキャッシュレス。Tシャツを買う時も15%以上のチップ(何に対してかは謎)を任意ですが要求されます。ここに限ったことではありせんが、アメリカでの外食は物価高、円安、チップ加算となり、日本の2~3倍。会場での飲食も飲み物込みで、30ドル(4,500円)くらいになります。
DARKER WAVESという名前のフェスですが、ライナップはどちらかというと、80年代ニューウェイヴおよび現在進行形のシンセウェイヴ系で、それほどダークウェイヴ色が強いわけでありません。会場を見渡すと、10代から60代まで幅広く、ティーンエイジャーを連れた親子らしきグループも見かけました。日本人らしき人には出会いませんでしたが、地域性やラインアップの影響もあり、全体に白人率が高いです(白人系>ヒスパニック系>アジア系>黒人系)。自分も含めて割と普通のおじさん・おばさんが多かったですが、比較的主張が感じられる人の構成比(重複あり)を推察すると以下のようになります。
タトゥー率:3割
ロックT率:2割(Depeche Modeは出ないのにTシャツ着てる人を散見)
ゴス率:1割(Siouxsie And The BansheesやStrawberry Switchbladeを思い浮かべてください)
原色ヘアカラー率:3%
エナジードーム率:0.1%(会場で売っていました)
スパイクヘア率:0.01%
今回の悩みどころは、観たいバンドが結構重なっていること。しかも、会場にDARKER、TIKI、WAVESの3つのステージがあり、それぞれが結構離れている。
特にこの辺りが衝突しています。
OMD vs X
The Psychedelic Furs vs Echo & The Bunnymen
The B-52’s vs The Human League
では、観た順番にレポートします。ちなみにVIPチケットは、専用のステージ観覧の入り口があり、めちゃ混んでいない限りは結構近くで見れます。
11:55-12:25 Glass Spells (DARKER)
フェスの最初の2時間くらいは、比較的新しいバンドで固めています。Glass Spellsは、サンディエゴ出身のちょっとダークなシンセウェイヴ二人組ユニット。ヒスパニック系のようで、スペイン語でも歌っていました。
12:30-1:00 Mareux (DARKER)
地元ロサンゼルス出身のNew OrderやThe Cureに影響されたようなダークウェイブ。多少、エレクトロ的なクラブよりの音。
1:05-1:35 Cold Cave (DARKER)
こちらもロサンゼルス出身。夫婦ユニットですが、名前から想像できるようなダークウェイヴ、コールドウェイヴ系。
1:40-2:10 The Chameleons (DARKER)
マンチェスター出身のポストパンク系バンド。80年代に活動し、解散後再結成を2度している。Lori & The Chameleonsの方が知っているが、The Chameleonsは別バンドでほとんど聴いたことなし。ここまでは、もともと知らないバンドばかりで、1週間経ったということもありますが、それほど強い印象がありません(ごめん)。
2:05-2:35 The English Beat (WAVES)
The Beatを観るために、ステージを移動。The English Beatは北米でのThe Beatの名前ですが、The Beatの系譜はややこしい。ここで登場したのは、The Beat starring Dave Wakeling。ツートーンのムーブメントから出てきたThe Beatは、Fine Young CannibalsとGeneral Publicに分裂。今回のThe Beatの唯一のオリジナルメンバーはDave Wakelingで、彼がいたのは、General Public。また、その後、別のメンバーはInternational BeatやSpecial Beatとしても活動。近年は、Dave Wakelingを中心にThe Beat starring Dave Wakelingとしてツアーをしていますが、別のオリジナルメンバーのRanking Rogerも2019年に亡くなるまでThe Beat with Ranking Rogerとして活動していました。Dave Wakelingはカリフォルニア在住で、現在はイギリスのバンドというよりもアメリカのバンドです。スカ系の需要は北米にもあるんでしょう。「Mirror in the Bathroom」「Save It for Later」などの往年のThe Beatのトラックが中心でしたが、General Publicの「Tenderness」もやってくれました。楽しめましたが、出だしにマイクトラブルがあったのがちょっと惜しかった。
2:40-3:20 OMD (WAVES)
タイムテーブルが被っているXにも行きたかったのですが、移動も考慮して、OMDのWAVESステージにステイしました。OMDは2010年の復活作『History of Modern』もリリースを続けていますが、フェスということもあり、「History of Modern (Part I)」以外は80年代のヒット曲で以下10曲をやってくれました。マニアックな選曲も好きですが、やはり、身体が覚えている多くのヒット曲を持つバンドのライヴは素直に楽しめます。Andy McCluskeyが「If You Leave」を紹介する際に「次はJohn Hughes映画からの曲をやる」みたいな紹介していたのが印象的でした。同世代のアメリカ人の多くも『Pretty in Pink』などの青春コメディ映画を観ていたのでしょう。最後は日本でも有名な「エノラ・ゲイの悲劇(Enola Gay)」。当時そこまで意識してませんでしたが、この曲はキャッチーですが、広島に原爆を投下したB-29の機名「エノラ・ゲイ」を擬人化した歌詞。原爆投下に対してイギリス人らしくシニカルな批判しています。アメリカ人はどれほど歌詞の内容を理解して聴いていたのでしょうね。
Electricity
Secret
Tesla Girls
History of Modern (Part I)
(Forever) Live and Die
If You Leave
So in Love
Dreaming
Locomotion
Enola Gay
3:25-4:05 Violent Femmes (WAVES)
本当はベラルーシのMolchat Domaの方を観たかったのですが、次はこのステージでDevoなので、居残ることに。全然予備知識がなかったバンドですが、Violent Femmesは80年代初期から活動しているフォークパンク・バンド。フォークパンクと言えば、イギリスならthe Pogues、アメリカならViolent Femmesと言われる存在らしい。
4:10-4:55 Devo (WAVES)
このフェスの1週間ほど前にStrange LoungeというイベントでDevo三昧をしました。マニアックすぎる選曲で今回のフェスとは被りませんが、Devoに向けての高揚感が上がっていました。お待ちかねのDevoの登場です。エナジードームを被った人もちらほら見かけます。パンクの系のモヒカンでツンツンに髪を立てている人がいましたが、Devoとペイントされていました。当時のビデオも交えて、衣装も3種類(最後の衣装の写真がない!)、ビジュアル的にもDevoはステージングが楽しい。「Satisfaction」はやってくれませんでしたが(ワンマン・ライヴのフルセットではやっています)、こちらがセットリスト。
Don't Shoot (I'm a Man)
Peek-A-Boo!
Going Under
That's Good
Whip It
Planet Earth
Uncontrollable Urge
Mongoloid
Jocko Homo
Smart Patrol/Mr. DNA
Gates of Steel
5:45-6:20 The Psychedelic Furs (DARKER)
長丁場でちょっと息切れして、Soft Cellは耳だけで、休憩後にThe Psychedelic FursのDARKERステージに移動。OMDと同じく、ほとんどの曲には聴き覚えがある。彼らの代表曲としてのイメージがあるのは、OMDのところでも書いたJohn Hughes監督の同名映画のモチーフとなった「Pretty in Pink」。原曲は1981年のアルバム『Talk Talk Talk』に収録されており、ヒットしたのは映画公開と合わせてリリースされた再録バージョンです。ボーカルのRichard Butlerは歳をとっても、貴公子然としておりました。
Heaven
Mr. Jones
The Ghost in You
Wrong Train
Pretty in Pink
Love My Way
Heartbreak Beat
6:25-7:25 The B-52’s (DARKER)
The B-52’sは最後まで見たかったのですが、DARKERステージが遅れ気味で、Human Leagueも観たいし、New Orderにも遅れたくないという三重苦状態になり、「Cosmic Thing」まで聴いて、通り道のHuman Leagueを少し観て、New Orderを初めから観るという折衷案にしました。Cindy Wilsonの2017年のSXSWでのソロライヴは観ましたが、The B-52’sをライブで見るのは初めてです。Kate PiersonもFred Schneiderも70代とは思えないステージングで、Cindy Wilsonもシャウトしていました。ちなみにWAVESステージに移動した頃、New Orderが始まるまで、中継で終盤部分だけはモニター越しに楽しめました。
Planet Claire
Party Out of Bounds
Mesopotamia
Give Me Back My Man
Cosmic Thing
52 Girls*
Roam*
Whammy Kiss*
Dance This Mess Around
Private Idaho
Love Shack
Rock Lobster*
*聴き逃した
6:25-7:25 The Human League (TIKI)
通りすがりなので、それほど近くで見れなかったですが、「(Keep Feeling) Fascination」と「Don't You Want Me」だけは、観れました。この辺りの曲は、合唱できる人が多い。フルのセットリストを見ると、余計に悔しくなる。
Mirror Man
Heart Like a Wheel
The Sound of the Crowd
Open Your Heart
Seconds
The Lebanon
Human
Love Action (I Believe in Love)
Tell Me When
(Keep Feeling) Fascination
Don't You Want Me
Being Boiled
(Together in) Electric Dreams
7:25-8:40 New Order (WAVES)
本イベントのメインアクトとなるNew Orderです。2020年、2022年(振替)に予定されていたJapan Tourはコロナのせいで中止となってしましたが、やっと観れます。ベースボールキャップを被ったバーニー登場! オープニングの「Regret」で既にジーンと来てしまいます。やはりNew Orderの曲は心の琴線に触れます。「Bizarre Love Triangle」…「True Faith」…「Blue Monday」…あたりで高揚感に浸っておりました。ラストの「Love Will Tear Us Apart」は、DARKER WAVESには相応しい名曲。早く来日してほしい。
Regret
Age of Consent
Ceremony
Your Silent Face
Be a Rebel
Sub-Culture
Bizarre Love Triangle
Plastic
True Faith
Blue Monday
Temptation
Love Will Tear Us Apart
8:45-10:00 Tears for Fears (DARKER)
本来ならDARKERステージに移動すべきなのですが、モニターで比較的前で観れるので、そのままWAVESステージに残りました。Tears for Fearsの大ファンというレベルではないですが、彼らのアルバム『Songs From The Big Chair(邦題:シャウト)』が大ヒットした1985年頃はちょうどアメリカに居たので、よく聴いた覚えがあります。アルバムも買ったはずなのですが、なぜか手元にありません。80年代いやほど流れてきた感もありますが、改めて聴いてみると、「Sowing the Seeds of Love」「Head Over Heels」あたりはグッときます。ちなみにCurt SmithとRoland Orzabalの二人はもともとGraduate(オススメ!)というスカリバイバル系バンドにいました。
No Small Thing
Everybody Wants to Rule the World
Sowing the Seeds of Love
Long, Long, Long Time
Break the Man
My Demons
Rivers of Mercy
Mad World
Memories Fade
Suffer the Children
Pale Shelter
Break It Down Again
Head Over Heels / Broken
Shout
以上、DARKER WAVESについてのレポートでした。少しでも現地の雰囲気が伝われば幸いです。
入場は午前10時。前日に入手したリストバンド、ID(免許証がないのでパスポート)が必要。小さなバッグ以外は、バッグは透明でないとダメです。VIPチケット+ホテル+バッグがセットになったパッケージを購入したので、DARKER WAVESと書かれた透明バッグを持っていきました。持ち込み禁止のリストが数え切れないくらい書いてありましたが、意外とセキュリティチェックは緩かった印象です。
最初のステージは12時ごろなので、それまでグッズ売り場でお買い物と野外ブースでランチ。買ったのは、DARKER WAVES FESの長袖TシャツとNew Orderの半袖Tシャツ。会場内の支払いは全てクレジットカードによるキャッシュレス。Tシャツを買う時も15%以上のチップ(何に対してかは謎)を任意ですが要求されます。ここに限ったことではありせんが、アメリカでの外食は物価高、円安、チップ加算となり、日本の2~3倍。会場での飲食も飲み物込みで、30ドル(4,500円)くらいになります。
DARKER WAVESという名前のフェスですが、ライナップはどちらかというと、80年代ニューウェイヴおよび現在進行形のシンセウェイヴ系で、それほどダークウェイヴ色が強いわけでありません。会場を見渡すと、10代から60代まで幅広く、ティーンエイジャーを連れた親子らしきグループも見かけました。日本人らしき人には出会いませんでしたが、地域性やラインアップの影響もあり、全体に白人率が高いです(白人系>ヒスパニック系>アジア系>黒人系)。自分も含めて割と普通のおじさん・おばさんが多かったですが、比較的主張が感じられる人の構成比(重複あり)を推察すると以下のようになります。
タトゥー率:3割
ロックT率:2割(Depeche Modeは出ないのにTシャツ着てる人を散見)
ゴス率:1割(Siouxsie And The BansheesやStrawberry Switchbladeを思い浮かべてください)
原色ヘアカラー率:3%
エナジードーム率:0.1%(会場で売っていました)
スパイクヘア率:0.01%
今回の悩みどころは、観たいバンドが結構重なっていること。しかも、会場にDARKER、TIKI、WAVESの3つのステージがあり、それぞれが結構離れている。
特にこの辺りが衝突しています。
OMD vs X
The Psychedelic Furs vs Echo & The Bunnymen
The B-52’s vs The Human League
では、観た順番にレポートします。ちなみにVIPチケットは、専用のステージ観覧の入り口があり、めちゃ混んでいない限りは結構近くで見れます。
11:55-12:25 Glass Spells (DARKER)
フェスの最初の2時間くらいは、比較的新しいバンドで固めています。Glass Spellsは、サンディエゴ出身のちょっとダークなシンセウェイヴ二人組ユニット。ヒスパニック系のようで、スペイン語でも歌っていました。
12:30-1:00 Mareux (DARKER)
地元ロサンゼルス出身のNew OrderやThe Cureに影響されたようなダークウェイブ。多少、エレクトロ的なクラブよりの音。
1:05-1:35 Cold Cave (DARKER)
こちらもロサンゼルス出身。夫婦ユニットですが、名前から想像できるようなダークウェイヴ、コールドウェイヴ系。
1:40-2:10 The Chameleons (DARKER)
マンチェスター出身のポストパンク系バンド。80年代に活動し、解散後再結成を2度している。Lori & The Chameleonsの方が知っているが、The Chameleonsは別バンドでほとんど聴いたことなし。ここまでは、もともと知らないバンドばかりで、1週間経ったということもありますが、それほど強い印象がありません(ごめん)。
2:05-2:35 The English Beat (WAVES)
The Beatを観るために、ステージを移動。The English Beatは北米でのThe Beatの名前ですが、The Beatの系譜はややこしい。ここで登場したのは、The Beat starring Dave Wakeling。ツートーンのムーブメントから出てきたThe Beatは、Fine Young CannibalsとGeneral Publicに分裂。今回のThe Beatの唯一のオリジナルメンバーはDave Wakelingで、彼がいたのは、General Public。また、その後、別のメンバーはInternational BeatやSpecial Beatとしても活動。近年は、Dave Wakelingを中心にThe Beat starring Dave Wakelingとしてツアーをしていますが、別のオリジナルメンバーのRanking Rogerも2019年に亡くなるまでThe Beat with Ranking Rogerとして活動していました。Dave Wakelingはカリフォルニア在住で、現在はイギリスのバンドというよりもアメリカのバンドです。スカ系の需要は北米にもあるんでしょう。「Mirror in the Bathroom」「Save It for Later」などの往年のThe Beatのトラックが中心でしたが、General Publicの「Tenderness」もやってくれました。楽しめましたが、出だしにマイクトラブルがあったのがちょっと惜しかった。
2:40-3:20 OMD (WAVES)
タイムテーブルが被っているXにも行きたかったのですが、移動も考慮して、OMDのWAVESステージにステイしました。OMDは2010年の復活作『History of Modern』もリリースを続けていますが、フェスということもあり、「History of Modern (Part I)」以外は80年代のヒット曲で以下10曲をやってくれました。マニアックな選曲も好きですが、やはり、身体が覚えている多くのヒット曲を持つバンドのライヴは素直に楽しめます。Andy McCluskeyが「If You Leave」を紹介する際に「次はJohn Hughes映画からの曲をやる」みたいな紹介していたのが印象的でした。同世代のアメリカ人の多くも『Pretty in Pink』などの青春コメディ映画を観ていたのでしょう。最後は日本でも有名な「エノラ・ゲイの悲劇(Enola Gay)」。当時そこまで意識してませんでしたが、この曲はキャッチーですが、広島に原爆を投下したB-29の機名「エノラ・ゲイ」を擬人化した歌詞。原爆投下に対してイギリス人らしくシニカルな批判しています。アメリカ人はどれほど歌詞の内容を理解して聴いていたのでしょうね。
Electricity
Secret
Tesla Girls
History of Modern (Part I)
(Forever) Live and Die
If You Leave
So in Love
Dreaming
Locomotion
Enola Gay
3:25-4:05 Violent Femmes (WAVES)
本当はベラルーシのMolchat Domaの方を観たかったのですが、次はこのステージでDevoなので、居残ることに。全然予備知識がなかったバンドですが、Violent Femmesは80年代初期から活動しているフォークパンク・バンド。フォークパンクと言えば、イギリスならthe Pogues、アメリカならViolent Femmesと言われる存在らしい。
4:10-4:55 Devo (WAVES)
このフェスの1週間ほど前にStrange LoungeというイベントでDevo三昧をしました。マニアックすぎる選曲で今回のフェスとは被りませんが、Devoに向けての高揚感が上がっていました。お待ちかねのDevoの登場です。エナジードームを被った人もちらほら見かけます。パンクの系のモヒカンでツンツンに髪を立てている人がいましたが、Devoとペイントされていました。当時のビデオも交えて、衣装も3種類(最後の衣装の写真がない!)、ビジュアル的にもDevoはステージングが楽しい。「Satisfaction」はやってくれませんでしたが(ワンマン・ライヴのフルセットではやっています)、こちらがセットリスト。
Don't Shoot (I'm a Man)
Peek-A-Boo!
Going Under
That's Good
Whip It
Planet Earth
Uncontrollable Urge
Mongoloid
Jocko Homo
Smart Patrol/Mr. DNA
Gates of Steel
5:45-6:20 The Psychedelic Furs (DARKER)
長丁場でちょっと息切れして、Soft Cellは耳だけで、休憩後にThe Psychedelic FursのDARKERステージに移動。OMDと同じく、ほとんどの曲には聴き覚えがある。彼らの代表曲としてのイメージがあるのは、OMDのところでも書いたJohn Hughes監督の同名映画のモチーフとなった「Pretty in Pink」。原曲は1981年のアルバム『Talk Talk Talk』に収録されており、ヒットしたのは映画公開と合わせてリリースされた再録バージョンです。ボーカルのRichard Butlerは歳をとっても、貴公子然としておりました。
Heaven
Mr. Jones
The Ghost in You
Wrong Train
Pretty in Pink
Love My Way
Heartbreak Beat
6:25-7:25 The B-52’s (DARKER)
The B-52’sは最後まで見たかったのですが、DARKERステージが遅れ気味で、Human Leagueも観たいし、New Orderにも遅れたくないという三重苦状態になり、「Cosmic Thing」まで聴いて、通り道のHuman Leagueを少し観て、New Orderを初めから観るという折衷案にしました。Cindy Wilsonの2017年のSXSWでのソロライヴは観ましたが、The B-52’sをライブで見るのは初めてです。Kate PiersonもFred Schneiderも70代とは思えないステージングで、Cindy Wilsonもシャウトしていました。ちなみにWAVESステージに移動した頃、New Orderが始まるまで、中継で終盤部分だけはモニター越しに楽しめました。
Planet Claire
Party Out of Bounds
Mesopotamia
Give Me Back My Man
Cosmic Thing
52 Girls*
Roam*
Whammy Kiss*
Dance This Mess Around
Private Idaho
Love Shack
Rock Lobster*
*聴き逃した
6:25-7:25 The Human League (TIKI)
通りすがりなので、それほど近くで見れなかったですが、「(Keep Feeling) Fascination」と「Don't You Want Me」だけは、観れました。この辺りの曲は、合唱できる人が多い。フルのセットリストを見ると、余計に悔しくなる。
Mirror Man
Heart Like a Wheel
The Sound of the Crowd
Open Your Heart
Seconds
The Lebanon
Human
Love Action (I Believe in Love)
Tell Me When
(Keep Feeling) Fascination
Don't You Want Me
Being Boiled
(Together in) Electric Dreams
7:25-8:40 New Order (WAVES)
本イベントのメインアクトとなるNew Orderです。2020年、2022年(振替)に予定されていたJapan Tourはコロナのせいで中止となってしましたが、やっと観れます。ベースボールキャップを被ったバーニー登場! オープニングの「Regret」で既にジーンと来てしまいます。やはりNew Orderの曲は心の琴線に触れます。「Bizarre Love Triangle」…「True Faith」…「Blue Monday」…あたりで高揚感に浸っておりました。ラストの「Love Will Tear Us Apart」は、DARKER WAVESには相応しい名曲。早く来日してほしい。
Regret
Age of Consent
Ceremony
Your Silent Face
Be a Rebel
Sub-Culture
Bizarre Love Triangle
Plastic
True Faith
Blue Monday
Temptation
Love Will Tear Us Apart
8:45-10:00 Tears for Fears (DARKER)
本来ならDARKERステージに移動すべきなのですが、モニターで比較的前で観れるので、そのままWAVESステージに残りました。Tears for Fearsの大ファンというレベルではないですが、彼らのアルバム『Songs From The Big Chair(邦題:シャウト)』が大ヒットした1985年頃はちょうどアメリカに居たので、よく聴いた覚えがあります。アルバムも買ったはずなのですが、なぜか手元にありません。80年代いやほど流れてきた感もありますが、改めて聴いてみると、「Sowing the Seeds of Love」「Head Over Heels」あたりはグッときます。ちなみにCurt SmithとRoland Orzabalの二人はもともとGraduate(オススメ!)というスカリバイバル系バンドにいました。
No Small Thing
Everybody Wants to Rule the World
Sowing the Seeds of Love
Long, Long, Long Time
Break the Man
My Demons
Rivers of Mercy
Mad World
Memories Fade
Suffer the Children
Pale Shelter
Break It Down Again
Head Over Heels / Broken
Shout
以上、DARKER WAVESについてのレポートでした。少しでも現地の雰囲気が伝われば幸いです。