四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

カテゴリ: 台湾

久しぶりに中華圏です。台湾のエレクトロポップ・バンド、The Girl And The Robots(女孩與機器人)。紅一点の女子は、Riinちゃん。ロボットの方は、Jungle君と蛋君。バンド名から推測している部分も多いにあるのですが、RoyksoppがRobynちゃんをフィーチャリングした曲に、「The Girl And The Robot」(2009年6月リリース)という曲があります。こちらのバンドのデビューは2008年なので、偶然に近い名前になったのでしょう。中国語のサイトでは、Daft Punk的という形容もされています。

こちらは彼らの最新の曲「平行宇宙」。エレクトロニカ寄りのエレクトロポップ、ポップエレクトロニカとかいう言い方をしている人がいましたが、そんな感じ。



Phoenixの「Too Young」のカヴァーなんかもしているところ、なかなかいいセンスをしています。



実は、来日も決まっています。2月の旧正月月間に青山の「月見ル君想フ」では、台湾・沖縄系のアーティストをゲストに日台交流イベント「ROMANTIC TAIWAN」が開催されます。2月13日、14日には、The Girl And The Robotも登場します。

アルバム『平行宇宙』(2012年)
heikouchu


平行宇宙 - The Girl and the Robots

30周年を迎えた野宮真貴さんが、1月20日のNHK BS 1「エルムンド」に出演されていました。Facebookでそれを知り、見ていたのですが、ブラジルのPato Fuとともに台湾の渋谷系として紹介していたWon Fu(旺福)。なんか、名前も似ていますね。

結構息の長いバンドで、結成されたのは1998年。現在までに5枚のアルバムを台湾でリリースしています。現在のメンバーは、小民、 推機(Twiggy)、 瑪靡(Mami)、肚皮の4人。日本盤(日本語ヴァージョンもあり)もリリースされており、2010年にはJAPAN TOURもしています。

青春舞曲~モダーン・モンスーン・グルーヴィン!!~青春舞曲~モダーン・モンスーン・グルーヴィン!!~
アーティスト:旺福
販売元:YOUTH
(2007-09-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


愛がいっぱい(Won fu Loves You)
アーティスト:WON FU
販売元:YOUTH INC.
(2010-02-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


Won Fu、ファッション的にはモッズ系および60’sです。サウンド的にもイギリスのモッズというよりも日本のGS的な部分と渋谷系がうまく折衷されています。やはり代表曲として見てほしいのは、「天天天天(エブリデイ・ワウ・ワウ)」。



日本のモッズ系バンドの代表とも言えるTHE COLLECTORSの加藤ひさしさんが、こちらで詳しく書かれています。2011年には、加藤さんもメンバーであるKotaro and The Bizarre MenとWon Fuがタッグを組んで、スプリット・アルバム『TEISCO GRAND BIZARRE!』をリリースしています。こちらはその中の1曲、加藤さんが日本語訳詞をした「珈琲戀曲〜コーヒーラブソング〜」。 渋谷系だけでなく、ネオGSが好きな人にもオススメ!



TEISCO GRAND BIZARRE!(テスコ・グランド・ビザール!)TEISCO GRAND BIZARRE!(テスコ・グランド・ビザール!)
アーティスト:Kotaro and The Bizarre Men(コータロー・アンド・ザ・ビザールメン)
販売元:WONDER GIRL RECORDS
(2011-10-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

↑このページのトップヘ