テイスティス・マカチナス(Teisutis Makačinas)は、リトアニア音楽院(現在はリトアニア音楽演劇アカデミー)を卒業後、音楽理論と作曲を教える教授となりました。1972 年にリリースされた『T. Makačino Estradiniai Kūriniai (T. マカチナスの色々な作品)』のジャケットからは、いかにも教授という風貌が窺えます。

T. Makačino Estradiniai Kūriniai


クラッシック畑の彼が1982年に突然放った共産テクノ・アルバムが、『Disko Muzika(ディスコミュージック)』オープンリールをモチーフにしたジャケットも、メカニカルでかっこいい。多分、ラトビアのZodiac(Зодиак )にインスパイアされた(実際に彼のインタヴューでそのことにも触れています)スペースディスコ。

Disko Muzika




彼は現在77歳でご健在のようで、2015年の取材記事で『Disko Muzika』への再評価に対し「若者たちが私の音楽に興味を持ってくれて、嬉しい」と答えています。