四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

タグ:パロディー

戦国鍋TVは限られた予算と全然有名でない出演者だけでもこんなに面白い番組が作れるのだと実証してくれました。

この番組を熱烈に僕に推薦してくれたけろっぐ博士とのメールのやりとりを紹介します・・・

博士:浅井三姉妹の新曲いよいよ発売「アザイドロップ」です。

先生:「AZAISM」に続くは、「アザイドロップ」とは意表を突かれました。流れからすると「アザイファイター」とかに行きそうなのですが、初期Perfumeの「ビタミンドロップ」へと回帰するとは!

博士:だって戦国ですものね!!
ファイターでぴったりだったのに!!


1作目は中田ヤスタカっぽく感じましたが、2曲続くと作曲者の個性みたいなのが見えて来ました。

先生:浅井三姉妹だけではないですが、戦国鍋TVの「ミュージック・トゥナイト」では、奥村愛子さんの作曲クレジットを良く見ます。実は、彼女アルバムは3枚ほど持っており、僕は隠れファンだったりします。 別にテクノポップの人でもないのですが、ポップが判っているとても器用な人なのでしょう。


前作の「AZAISM」(しかも、3 versions)を収録した『戦国鍋TV ミュージック・トゥナイト ~なんとなく歴史が学べるCD』も発売されています。
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マッパで闊歩シリーズ第3弾です(苦笑)。これはウクライナのTVショー「Porobleno in Ukraine」での企画。NikitAをゲストに呼んで、先日紹介したNikitAの「Verevki (Ropes)」パロディーを発表しています。



最初、単なるNikitAの男性ヴァージョンだと思いきや、どんどん増殖していき、老若男女、全ての人たちがスーパーマーケットでマッパになっていきます。もう、スーパーで服を着ている事自体が非常識に思えてきます。

NikitAのい・け・な・いお姐さん達も大爆笑。アホ過ぎてコメントしずらいですが、パロディーとしてのツボはちゃんとおさえていますね。

以上、陽気なウクライナ人の一面をのぞかせる微笑ましいクリップでした。

博士:今年の大河ドラマは「江〜姫たちの戦国〜」ですが、お勧めユニットを一つ紹介します。

先生:何ですか? 大河ドラマとユニットってあんまり繋がらないのですが・・・

博士:浅井三姉妹「AZAISM」です。これを見てください!



先生:・・・これはロゴからしても、Perfumeの「GAME」っぽい。

博士:実はコレ、「戦国鍋TV」という歴史パロディー番組の中の企画ユニットなんです。 他にもジャニーズ系を模した「GO!天正遣欧少年使節」「シズガタケの七本槍」、なんていうユニットがあり、どれも安易なパロディーのレベルではない完成度だったのですが、いよいよ登場した女性ユニットの第一弾が「浅井三姉妹〜AZAISM」なんです。 B'zのような「兵衛'z」なんていうのもあります。

先生:フリも「ポリリズム」と「チョコレイトディスコ」っぽい。

博士:フォーメーションチェンジもちゃんと踏襲されていて、かなりしっかりしています。 サウンド的には割りとあっさりしいて、少しユーロビート風なのですが、全体に程よくテクノポップっぽさを残していて、思わずウレシくなりますね。

先生:これを見れば、歴史の勉強も出来る、一石二鳥ですな。

博士:AKB48を選ばず“こっち”を選んでくれたセンスは抜群ですね。まさに大河ドラマともリンクしてあらゆる意味で完璧な・・・まじジャストミートなユニットですね。

先生:チームA以外にもチームがあるみたいですね。でも、1曲だけなのかな。

博士:他にもチームZ、チームIが有るそうです。このあたりは今のアイドルのトレンドを上手く取り入れていてニクい演出です。

先生:テレビ神奈川、チバテレ、テレ玉、サンテレビの4局による共同制作番組ですが、サンテレビでも見れるようなので、僕も今度見てみます。

博士:〜柴田勝YEAH!!!!〜

Lady Gagaに続いて、Ke$haです。この所のアメリカのセレブな音楽界では、Lady Gaga以降、エレクトロ路線が増えています。ポストGagaとして現在躍進しているのが、Ke$haちゃん。現在、23歳と24歳のLady Gagaともほぼ同年代。Ke$haの場合、Gagaと比較すると、エレクトロポップの要素を持ちつつも、Beastie Boys的ヒップホップ的要素というのが一つの差別化となっています。

エレクトロとヒップホップというのは、元々80年代のエレクトロファンクまで遡ると近い関係にありますが、現在のエレクトロもシーンとしてヒップホップを取り込んでいます。中には、これはエレクトロというよりも、純粋にヒップホップじゃない(?)と言いたくなるのもありますが・・・

アメリカのセレブな音楽界では、他にも、Katy Perryや最近のChristina Aguileraなどもエレクトロ寄り。フランスで活動するものの(Justiceの「The Party」のヴォーカル担当)、アメリカ出身という事で、書いておきたいのが、Ed Bangerのポップアイコン、Uffieちゃん。22歳にして2児の母。脱ぎっぷりもいいフレンチ・ラッパー。待望のアルバム『Sex, Dreams & Denim Jeans』も6月9日にリリース。彼女についてはまた書きたいと思いますが、エレクトロ+オートチューン系ラップと言う意味では、先駆者と言えましょう。また、白人のアメリカ女子がラップをするという意味では、Blondieの「Rapture」が先駆と言えるでしょう。

animalKe$haに話をまた戻します。彼女のデビュー・シングル『Tik Tok』とアルバム『Animal』(同名のAnnieちゃんのデビュー・アルバムもお勧め)は両者とも全米1位を記録。確かにこの「Tik Tok」という曲、ラップはしていますが、ポップソングとして非常によく出来ていて、1回聴いたら耳に残ります。また、Ke$haの場合、セレブなオーラはそれほどなく、アメリカのどこの州にもいそうなパーティー好きの陽気なブロンドのお姉さんって感じで、全米女子に親近感が湧くのではないのでしょうか?




オリジナルのPVを見ていないと面白さは伝わらないので、まず見てください。Lady Gagaの記事でも紹介したKey Of Awesome(Ke$haにちなんで「Key Of Awe$ome」と表記)によるパロディーPVが大変よく出来ていますので、ぜひご覧ください。ブロンドの女子(Andreaという人)がKe$haにそっくり! 不良化したKe$haを家族が嘆くという設定ですが、このKe$haそっくりさん「オゥーオゥーオゥー」でゲロっています。僕はKe$ha以上に、Andreaに興味が湧いてしまいました(笑)。



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再びLady Gaga特集です(笑)。アーティストの勢いというのを測る上で、一つの指針となるのは、そのアーティストを題材にした作品の自然発生です。それは誰が頼んだわけでもなく、やりたいから、見せたいから、やってしまう無銭の行為です。

先ずは、2010年のグラミー賞も受賞したLady Gagaの「Poker Face」を見てください。



最近、日本でもK-POPブームで盛り上がる韓国ですが、韓国にApplegirlという女子がいます。先ずは、韓国語、日本語、英語で自己紹介。そして、iPhoneの説明を行い、Lady Gagaの「Poker Face」を4台のiPhoneを駆使してLady Gagaの「Poker Face」を演奏。iPhoneを4台使うというアイデアにも拍手したいですが、なんといってもApplegirlは可愛い。素直に可愛い。しつこいけど、可愛い。まもなく200万ヴュー!



Lady Gagaのコスプレイヤーを先日の来日ライヴでも見かけましたが、世界中にGagaコスをする人はいるようです。コスプレCureというサイトでは、60を超えるGagaコス写真が掲載されています。やはり、メイクにもこだわりたいですよね。Michelle Phanというベトナム系アメリカ人の女の子が、Lady Gaga Poker Faceメイク入門として使っている化粧品やテクニックなどを伝授してくれます。



「Poker Face」だけでなく「Bad Romance」風メイクにも挑戦しています。



PVでもやっている、あのプリクラのエフェクトのような目が異常に大きく見えるやつです。ちょっと怖いけど・・・



彼女はLady Gagaの大ファンらしいのですが、元々メイク講座の動画をYouTubeに投稿しており、「ナチュラルメイク」「クラブに行くためのメイク」「プロム用メイク」「メガネ女子のためのメイク」「Tim Burton風ゴスメイク(Tim Burtonのようになるのではなく、アリスのイメージですよ)」「ハロウィーン用芸者メイク」など想像力あふれるメイク講座をやっています。Mechelleちゃんのお陰で、メイクって奥が深い事を再認識いたしました。

Lady GagaのパロディーPVも数多くあります。たぶんアメリカ産が多いと思います。なんたって、アメリカ人って、Weird Al Yankovicを生み出した国ですから。

先ずは、オリジナルのBeyonceとのコラボ曲「Telephone」です。セクシーショット満載のGagaちゃん。しかし、Gagaちゃん犯罪者役が好きです。



あまり多くて、選ぶのに困るのですが、パロディーのシリーズとして製作しているKey Of Awesomeによる「Telephone」がなかなかよく出来ています。高圧的なGagaに対し、Beyonceが歌うのを嫌がっているとう替え歌になっています。



今日はここまで。Lady Gagaに続くスーパースターを観測していきたいと思います。

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