Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)のニュー・アルバム『Bionic』からの先行シングル「Not Myself Tonight」のPVを先ず見てみましょう。
アギレラちゃんと言えば、僕的にはマッシュアップのネタにもなった「Genie In A Bottle」(観月ありさが「Love Potion」というタイトルでカヴァーもしていました)やセクシー路線全開の「Dirrty」などが印象に残っていますが、どちらかというとR&B路線のポップでした。
やはり、このPVを見て、多くの人が思ってしまうのが、「Lady Gagaを意識したのでは?」という点。実際のところ、このPVの監督はBeyonce feat Gagaの「Video Phone」(最初「Telephone」を書きましたが、訂正します)と同じ、Hype Williams。
アギレラがGagaを意識しているのではないかという点については、まだGagaが今ほど売れる前の2008年末に話題になりました。以下、Wikipediaから引用します。
2008年末頃に歌手のクリスティーナ・アギレラとの類似が指摘され始めた。指摘されたのは主にスタイル、ヘアーやメイクアップの類似であるが、これを聞いたアギレラは「ガガを知らない」「ガガが男性か女性かも知らない」と述べている。この発言を受けてガガは「彼女はビッグスター。そして、類似が指摘されるまで多くの人は私を知らなかったから、何かあるとすれば私は彼女に花を送らなくちゃいけない」というコメントを発表した。その後、ガガは「私はこのスキャンダルで記憶されたくない」と付け加えた。
こちらは同様の内容について書いた英語記事。
事の真偽はさておき、気のきいたコメントを返すGagaってなかなか頭がいいと感心します。
同時にGagaこそがアギレラを意識しているのだという反論も数多くされています。YouTubeをチェックしてみると・・・
「Lady Gaga Copies Christina Aguilera」
「Christina Aguilera DID NOT copy Lady Gaga at the VMA's 2008!!」
「Not Myself Tonight - Christina Aguilera inspired by Gaga?」
これらの多くは、証拠イメージを提示する事によってアギレラ側を擁護しています。説得力のある証拠もあります。
でも、正直、僕はどちらが先でもいいのです。セクシーアイコンとしては、古くはMadonna、そしてKylie Minogueなどのお手本がありました。また、全てのディテイルを本人が決めたわけとも限らないし。何もない所から新しいものも生まれないわけですから、Gagaもアギレラもお手本を上手く消化して、それを超え、お互いに刺激し合って・・・時には確信犯的に、特にセクシー度を競っていけばいい(あくまでも僕の勝手な要望)のではと思っております。
ちなみに、『Bionic』は、日本盤(期間限定盤)なら23曲入り。Ladytron(「Birds Of Prey」)やPeaches(「My Girls」)などその昔エレクトロクラッシュと括られていたアーティスト達も参加して、特に前半と終盤はエレクトロ度が高いです(中盤は割と普通の展開の曲もあり)。
バイオニック(期間限定盤)
アーティスト:クリスティーナ・アギレラ
販売元:SMJ
発売日:2010-06-09
おすすめ度:
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