ブラジルを続けましょう。ペルラちゃんに続いて、ケリーちゃん。当時若干17歳だったケリー・キー(Kelly Key)は、2001年にアルバム『Kelly Key』でデビュー。アルバムはブラジル国内だけでミリオンセラー(当然チャート1位)となりました。

Kelly KeyKelly Key
アーティスト:Kelly Key
(2007-10-16)
販売元:Amazon.co.jp
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国内だけでなく、同じポルトガル語圏のポルトガル、スペイン語ヴァージョン(『Kelly Key en Espanol』)は翌年にリリースされ、アルゼンチンやチリでも成功を収めます。シングル「Baba」のPVでは、学校の先生を誘惑する魔性の女子高生を演じ、ブラジルのセックスアイコンとして登場しました。年齢的にはロリータと言ってもいいのかもしれませんが、十分大人の色気を感じます。



モデル出身のケリーちゃん、私生活でもセレブらしくゴシップも提供してくれています。プレイボーイ誌の表紙も飾りました。2度の結婚を経て、現在2児の母。最初の結婚相手は、ファンキ歌謡でデビューしたLatino。彼は「恋のマイアヒ」のポルトガル語カヴァーとかもやっていた人。

ケリーグッズなども販売されていたようですが、2005年のアルバム『Kelly Key』(どうして、デビュー・アルバムと同じタイトルなのでしょう?紛らわしい!)に収録の「Barbie Girl」・・・そう、北欧のユーロダンス・ユニット、Aquaの1997年のヒット曲カヴァーです。割と忠実なカヴァーですが、北欧のバブルガムに陽気なラテン系が入って、これがなかなかいいんです。





現在まで、6枚のスタジオ・アルバム(2011年に新作がリリース予定)、4枚のコンピレーション(確認した分だけですが・・・)、1枚のライヴ・アルバムとブラジルでは結構な人気アイドルのケリーちゃんですが、音楽的にはR&Bっぽいポップからバブルガムなダンスポップ。でも、どこかブラジリアン・ガールの力強さを感じる日本にはいないタイプですね。