11月の新譜情報でも紹介した『ラップ歌謡』を掘り下げてみます。全ての“歌謡”について言える事ですが、○○○歌謡というのは日本で独自に進化したジャンル。日本のガラパゴス化を憂う今日この頃ですが、このガラパゴス化は歓迎したいです。
テクノ歌謡の時にも、どこからどこまでがテクノで、テクノ歌謡とテクノポップの境界線は・・・という微笑ましい論点がありました。ラップ歌謡の場合、ラップという割とはっきりした歌唱法で判断ができます。問題は、ラップ歌謡なのか、日本のヒップホップ(J-HIP HOP)なのか、このあたりには多少のグレイゾーンはありそうです。J-RAPという呼称もありますね。
一通り、検証してから結論付けたいと思いますが、3つくらいの傾向が見えてきます。
1)ラップ歌謡にはノヴェルティーソングが多い
2)コメディアンが歌うラップ歌謡が多い
3)子供が歌うラップ歌謡が結構ある
では、シリーズ第1弾『ラップ歌謡 フォローしてちょうだい』(2010年)について話を進めましょう。
ラップ歌謡 [第1弾] フォローしてちょうだい
アーティスト:オムニバス
販売元:Pヴァイン・レコード
(2010-11-03)
販売元:Amazon.co.jp
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01. M.C.コミヤ「ケンタイキ」(1991年)
02. 安達祐実「どーした!安達」(1994年)
03. diEZEl from JPS「たまごっちフリーク」(1997年)
04. たんたろう「牛タン・ラップ」(2003年)
05. 若松市政&アフリカ「ストロングマシーンWe are No.1」(1985年)
06. YLA-MAGO「T YO ROCK」(1984年)
07. 砂東由香利「わい わい わい・・・」(1982年)
08. ザ・ナンバーワン・バンド「うわさのカム・トゥ・ハワイ」(1982年)
09. メッケ隊「STYLIST A GO-GO!! 」(1996年)
10. 桂ざこば「尽くさんかい」(1999年)
11. L.L.COOL J太郎「J.Said Kock You Out」(2003年)
12. ジャドーズ「IKASUMAN」(1986年)
13. minako「プラネット・オブ・ジ・エイプ」(1995年)
14. 五十嵐寿也「ぶっちぎりバトルハッカーズ」(1987年)
15. ユリオカ超特Q「HAGE=RAP〜ハゲ革命★始まりの合図」(2005年)
16. 深津絵里と中上雅巳「NIGHT-CLUBBING」(1991年)
ラップ歌謡というと90年代というイメージが強いのですが、80年代のトラックが6曲も収録されています。初めて知るラップ歌謡、CDを持っていたけれど再発見したラップ歌謡など、選曲者のこだわりと愛情を感じる内容となっています。
オープニングは、M.C.コミヤによるM.C. Hammerの「U Can't Touch This」の日本語カヴァー。この曲はラップ歌謡にコメディアンが多いという代表的なパターンで、M.C.コミヤはコント赤信号の小宮孝泰。シングルになった「遣唐使です〜ちょっと目立たない〜」もありますが、ミニアルバム『プリーズ・コミヤ・ドント・ハーテム』(1991年)に収録の「ケンタイキ」の方を収録。ちなみにこのアルバム・タイトルも本家の『プリーズ・ハマー・ドント・ハーテム』(1991年)から頂いていますが、ジャケも忠実にコピー。これは、単にコメディアンが流行りネタに便乗したという域を超えています。赤信号では一番目立たない存在の小宮さんが、突然輝いた記念盤でもあります。
M.C.コミヤ/プリーズ・コミヤ・ドント・ハーテム
販売元:株式会社EMIミュージック・ジャパン
(1991-07-05)
販売元:Amazon.co.jp
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プリーズ・ハマー・ドント・ハーテム
アーティスト:M.C.ハマー
販売元:EMIミュージック・ジャパン
(2007-10-03)
販売元:Amazon.co.jp
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長くなってしまったので、続く・・・
テクノ歌謡の時にも、どこからどこまでがテクノで、テクノ歌謡とテクノポップの境界線は・・・という微笑ましい論点がありました。ラップ歌謡の場合、ラップという割とはっきりした歌唱法で判断ができます。問題は、ラップ歌謡なのか、日本のヒップホップ(J-HIP HOP)なのか、このあたりには多少のグレイゾーンはありそうです。J-RAPという呼称もありますね。
一通り、検証してから結論付けたいと思いますが、3つくらいの傾向が見えてきます。
1)ラップ歌謡にはノヴェルティーソングが多い
2)コメディアンが歌うラップ歌謡が多い
3)子供が歌うラップ歌謡が結構ある
では、シリーズ第1弾『ラップ歌謡 フォローしてちょうだい』(2010年)について話を進めましょう。
ラップ歌謡 [第1弾] フォローしてちょうだい
アーティスト:オムニバス
販売元:Pヴァイン・レコード
(2010-11-03)
販売元:Amazon.co.jp
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01. M.C.コミヤ「ケンタイキ」(1991年)
02. 安達祐実「どーした!安達」(1994年)
03. diEZEl from JPS「たまごっちフリーク」(1997年)
04. たんたろう「牛タン・ラップ」(2003年)
05. 若松市政&アフリカ「ストロングマシーンWe are No.1」(1985年)
06. YLA-MAGO「T YO ROCK」(1984年)
07. 砂東由香利「わい わい わい・・・」(1982年)
08. ザ・ナンバーワン・バンド「うわさのカム・トゥ・ハワイ」(1982年)
09. メッケ隊「STYLIST A GO-GO!! 」(1996年)
10. 桂ざこば「尽くさんかい」(1999年)
11. L.L.COOL J太郎「J.Said Kock You Out」(2003年)
12. ジャドーズ「IKASUMAN」(1986年)
13. minako「プラネット・オブ・ジ・エイプ」(1995年)
14. 五十嵐寿也「ぶっちぎりバトルハッカーズ」(1987年)
15. ユリオカ超特Q「HAGE=RAP〜ハゲ革命★始まりの合図」(2005年)
16. 深津絵里と中上雅巳「NIGHT-CLUBBING」(1991年)
ラップ歌謡というと90年代というイメージが強いのですが、80年代のトラックが6曲も収録されています。初めて知るラップ歌謡、CDを持っていたけれど再発見したラップ歌謡など、選曲者のこだわりと愛情を感じる内容となっています。
オープニングは、M.C.コミヤによるM.C. Hammerの「U Can't Touch This」の日本語カヴァー。この曲はラップ歌謡にコメディアンが多いという代表的なパターンで、M.C.コミヤはコント赤信号の小宮孝泰。シングルになった「遣唐使です〜ちょっと目立たない〜」もありますが、ミニアルバム『プリーズ・コミヤ・ドント・ハーテム』(1991年)に収録の「ケンタイキ」の方を収録。ちなみにこのアルバム・タイトルも本家の『プリーズ・ハマー・ドント・ハーテム』(1991年)から頂いていますが、ジャケも忠実にコピー。これは、単にコメディアンが流行りネタに便乗したという域を超えています。赤信号では一番目立たない存在の小宮さんが、突然輝いた記念盤でもあります。
M.C.コミヤ/プリーズ・コミヤ・ドント・ハーテム
販売元:株式会社EMIミュージック・ジャパン
(1991-07-05)
販売元:Amazon.co.jp
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プリーズ・ハマー・ドント・ハーテム
アーティスト:M.C.ハマー
販売元:EMIミュージック・ジャパン
(2007-10-03)
販売元:Amazon.co.jp
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長くなってしまったので、続く・・・